あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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都市の資本主義難民→緑の雇用

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 何かと忙しく、結局今日も部屋の掃除ができなかった。 
 昼から田んぼに出た。隔離していたニワトリは、今日も止まり木の上が多かった。ただ、昼にエサやりに入った時は他のニワトリと同じように食べた。
 その後、墓に供える榊(さかき)を池の上の山に取りに行った。仏教(仏様)だとシキビだが、我が家は金光教(神様)なので榊を供える。

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 上がったついでに見たら、またシイタケが大きくなっていたので、入れ物を取ってきた

 

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 先日、出荷の帰りに、玄関先に飾る「お飾り」を買った。農家なのに「お飾り」を作っていない。
  昨日はお餅も1キロ買った。

 お飾りやお餅は稲作農家でないと作れない。稲作農家でも最近はお餅をついていない家が多いようである。

 
 稲作農家は米が安いから大変だと思う。生産者米価は今、1俵(60キロ)が12500円ほど。10アールあたり、たくさん収穫できても10俵。だから10アールで125000円。仮に3ヘクタール(300アール)作るとすると、125000×30=3750000円。これは総収入なので、これから、肥料代や機械の減価償却費を引くと、差し引き収入は100万を切ってしまう。
 実際、10アールあたりの差し引き収入は3万円ほどと言われているので、3ヘクタール作っても90万ほどの収入にしかならない。10ヘクタール作っても300万円ほど。10ヘクタールはどれくらいの広さか、イメージできますか。
 こんなに安くては、稲作の継続が難しくなる。


 都市の資本主義難民を、第一次産業で雇用創出する必要がある。「公共事業」ではなく「緑の雇用」で景気対策を考えた方がよい。それが二酸化炭素排出量の削減にもつながる。

(1)限界集落の元気なお年寄りを講師にして「山里暮らし塾」を開く。
(2)高齢化でできなくなった草刈やみぞ掃除をする、半土木作業員として半日分の手当てを支給する。
(3)遊休地の定期的な耕運を請け負う。
(4)シルバー人材ではなくヤング人材として、高齢者の庭の手入れ、草刈補助、家庭菜園ヘルパー、運転補助、買い物補助等に、集落に1人~2人を配置するのもよい。
(5)イノシシ、シカ、サルの獣害対策のエキスパートになり、定期的に見回ったり、柵の設置を手伝う。
(6)限界集落の「便利屋」のような人を「青年集落協力隊(原和男さんの造語)」として配置する。
(7)山里暮らし塾で、簡易な鳥小屋作りを学び、45年前までのような20~30羽養鶏を復活させる。
 

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 夜食の定番はユズ茶とふかしイモ。12月中旬頃から、麻袋に籾殻を入れ、その中にサツマイモを保存している。いつまで保存できるかどうかわからない。

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(今日の夕飯)
八宝菜・・・ニンジン、ハクサイ、ブロッコリー、カマボコ、豚肉


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緑のニューディール政策

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 午後4時15分の田んぼ


 今日の朝日新聞に、民主党の案で「緑の雇用」構想が出ていた。それによると、エネルギー転換や農林漁業再生により、250万人の新たな雇用創出をめざすとあった。

 オバマ次期大統領も訴えて話題になった「グリーン・ニューディール(緑の内需)」構想の日本版である。

 これ、いいと思う。

 1929年に始まった世界恐慌では、ニューディール政策が経済を復活させ、

 2008年に始まった世界恐慌では、緑のニューディール政策が経済のあり方を変える。

 公共事業を中心にした財政支出で経済を復興させるというやり方は、過去の方法であり、国の借金だけが増える。

 二酸化炭素の削減、自然エネルギーへの変更により、経済の有り方を変える必要があると思う。

 ただ、「緑の雇用」構想は、総務省が進めている「集落支援員制度」と同じようなものだろう。

 雇用事業という考え方ではなく、田舎移住支援事業という考え方がいいと思う。

 その後「田舎暮らし術」のような講習を数ヶ月受けて、自給自足型の農業を始めてもらう。

 森林の枝打ちとか植林、田舎の道作りとかの「雇用事業」ではなく、とにかく田舎にとどまって、小規模な農業をしながら、自給自足的な生活がまわっていくような「緑に携わる支援金(補助金)」でいいと思う。

 「緑の雇用事業」で、ロストジェネレーションの世代(30代)に最大限のバっクアップをする必要がある。

 戦時中の疎開よりも、もっと大がかりな、日本版、2010年民族大移動こそが、経済のあり方を変える原動力になる。

 
 もう一つ民主党が提案している「戸別所得補償制度」は、誰に対して、どれくらいという極めて難しい問題がある。

 現在の政権では、認定農業者、集落営農法人、企業営農法人に、支援(補助金)を集中させようとしている。

 ニワトリでいえば、1万羽以上飼っている人だけ支援しようというのと同じである。

 ニワトリに関しては、そんな飼い方はリスクが大きすぎる。
(1)鳥インフルエンザが発生すれば、全羽処分される。
(2)だから余計に、各種抗生物質や防虫剤の多用になる。
(3)飼料が高騰した時、羽数が多いほど影響を受ける。
(4)飼い方に対する家畜虐待が問題になってきている。
(5)こういう飼い方では癒しも喜びもない。採算のみ。

 要するに、10%に満たない認定農業者(法人)や大規模養鶏家だけに支援するか、その他大勢にも支援を広げるかという問題は、国民世論がどうかによる。

 確かに、「自給率」に影響を及ぼすのは、大規模農業者である。
 
 しかし、
(1)大規模系の人たちに生物多様性が守れるか
(2)里山の景観を保持できるか
(3)農地やため池等の国土保全ができるか

 第一次産業をビジネスの視点だけで捉えていいか

 第一産業を癒しや喜びと考える、残り9割の人たちの存在意義をどう考えるか。

 日本の農業を支えていくのは、残り9割の人たちだと思う。

 生物多様性や里山の景観を保持しているのは、自給自足型(家庭菜園型)の農業者たちである。
 
 日本での大規模農業は反環境的(反自然的)と思う。

 1929年から始まった世界恐慌がニューディール政策で復興できたのなら、2008年から始まった世界恐慌は、緑のニューディール政策こそが、経済のあり方や生活を変え、地球温暖化を考えるターニングポイントになる。

 生き方を変え

 環境を考え

 公共事業というハコモノに財政支出をして、将来世代に今以上の借金を背負わすことのないようにするには

 次の選挙で「チェンジ」する必要がある。


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「クド」の記憶

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 ダイコンとカブの現在。ディプテレックスという農薬の効果があったのかも知れない。その後、被害が広がっていない。カブは2次成長を始めているのもある。
 ダイコンは2本で去年の1本の重さくらいにはなると思うが、まだ定かではない。
 
   
   

 事業主の皆様へ

次代を担う若者に正規雇用の場を!

若者の持つ無限の可能性に目を向け、正社員としての採用をお願いします。多くの若者が正社員求人を待っています。

社団法人 岡山県雇用開発協会 
岡山若者就職支援センター

 こんな広告が新聞に出ていた。これを見て、労働者は企業の下僕か、それとも下足番かと思った。なぜか「企業様」「お殿様」という感じがした。
 企業しか、この国には働く場がないのだろうか。自分も若い頃、働く場所は企業しか思い浮かばなかった。

 

36という数字

 ノーベル物理学賞の益川さんは、「36」という数字に奇妙なこだわり・・・と10月13日の山陽新聞に出ていた。
 
 36という数字は、自分にとっても、人生を劇的に変えてくれた数字(年齢)だから、しばしばふり返ることが多い。そして36という数字以上にこだわりがあるのが、末尾に6がつく年回り。
16才・・・
26才・・・
36才・・・
56才・・・
 来年はその56才になり、農業歴も20年目に入る。転機の年にしたいと思う。そして人生のバニシングポイントは76才(希望的観測)・・・その年からまた逆算して人生の残り年数を計算している。

 

「クド」や「マツタケ引き」の記憶

 田んぼの西側にある背の低い山には、45年ほど前までの今頃はマツタケがたくさん生えた。一人で山に入るのは怖かったので、近所の同年齢の子供を誘って取りに行った。マツタケ引きは大人も子どもも楽しみにしていたと思う。小学校高学年くらいでも、去年はこの場所で取ったから、今年もこの場所に生えてくると探す。大きなマツタケは引けず、いつも大人の親指ほどのマツタケが数本見つかるだけだったが、わくわくするほど楽しかった。
 
 山の中に一歩足を踏み入れると、急に空気が違ってくる。それは森林が吐き出す独特の息吹のような気がした。
 山の中で暮らした古の時代のDNAが騒ぎ始めるのかもしれない。

 そういう感覚はその後25年ほど、すっかり忘れてしまっていた。他にも薄れかけた記憶がたくさんある。

牛耕の記憶・・・「ウシンガ」という農具で牛が田んぼを耕す
「くど」の記憶・・・ご飯焚き、おかず焚き

遠くの山に下刈りに行って飯ごう炊飯で昼を食べた記憶

稲刈りの記憶・・・鎌で刈っていた

稲のはざかけの記憶

稲の脱穀(脱穀する機械)の記憶

稲の天日乾燥の記憶・・・ムシロの上に広げて乾していた

田植えの記憶・・・大人数で手で植える

苗代の記憶・・・苗代の苗を抜く

苗代の苗を配る・・・あぜ岸から苗束を投げる 

葉タバコの苗床の記憶

葉タバコの植え付けの記憶

葉タバコの芽かぎの記憶

葉タバコの収穫の記憶

葉タバコの乾燥の記憶

葉タバコの葉よりの記憶 

 12才の頃までのこんな記憶は30代半ばに農業がひらめくまで、ほとんど忘れてしまっていた。これらのおぼろげな記憶と、農業という職業のひらめきは全く関係がない。
 
 父母もその後、農業を止めて日雇いの仕事に出るようになったし、地域の人たちも農業をどんどん止めていく時代だった。
 
 土や山や川や池と密着した子供時代だったにかかわらず、理科とか算数とか技術家庭とかが苦手だった。今でも、草の名前とか山の木の名前をほとんど知らない。近所の子供が得意だった木登りもできず、釣り糸に針をつけることもできなかった。

 ただ、45年ほど前の記憶である「クド」の記憶や「マツタケ引き」の記憶が残っている世代と、全く記憶にない世代では、農業や食や自然に対する感覚が少し違うかも知れない。

 自給自足という生活方法は、今から60年ほど前までは、日本全国津々浦々で普通になされていた経済生活だった。それをイメージできるのはすでに50才より上の年齢層に限られてくるのかも知れない。

 世代の断絶というより土と断絶の時代である。20年後の農業がどうなっているか、皆目、見当がつかない。

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 昨日、サツマイモのくずやサトイモのくずをたくさん投げ込んでおいたが、今日はかけらも見えなかった。
 今日は雨だったので、夕方、エサやりだけに行った。


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(今日の夕飯)
サンマ・・・市販の惣菜
サラダ・・・オクラ、キュウリ、レタス
サトイモの煮物・・・昨日の残り


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10年後、20年後の地域農業のあるべき姿

 「希望は大地(土)」なのに、その大地が一人一人の足元からあまりに遠くなっている。資本の興隆は一人一人の人間を土から離してしまうことにより成り立ってきた。
 
 文明は発展すればするほど、一人一人の人間を大地から引き離す。
 
 
土から離されすぎた人間は魂の拠り所を失い、ばかげたスピリチュアルや、ばかげた宗教に依存して、彷徨い始める。

 人間は、老若男女、カネの有る無しに関わらず、土から離され過ぎると、精神のバランスを崩してしまう。

 人間の最後の拠り所は大地(土)なのに、身辺に土がなくなっている。


全哺乳類の4分の1が絶滅のピンチ
 
 主な減少要因は
陸上では、熱帯雨林の伐採などによる生息地の消失等。
海洋では、漁業や沿岸海域の水質汚染。 

 

 岡山県が廃止、縮小を打ち出し、町村会が継続を求めた主な事業。

新規就農研修事業費・・・2391万円

野生鳥獣被害対策事業・・・1146万円

農作物鳥獣害防止対策事業費・・・4050万円

集落営農育成・強化サポート事業・・・3800万円

集落機能再編・強化事業・・・1000万円

中山間地域魅力づくり支援事業・・・6000万円

中山間地域等生活・交流基盤整備推進事業・・・9億円

認定農業者経営展開リース事業費・・・2445万円

松くい虫防除事業費(伐採駆除等対策)・・・2485万円

松くい虫防除事業費(予防対策)・・・4658万円

 

山村暮らし塾

 都会の非農家出身の若い人に、山村でも生きていけるライフスタイルを提示してあげることが、将来の自給率向上につながる。

 認定農家などの特定農家を支援しても、抜本的な対策にはほど遠い。

 農業、農業した農家ではなく、ライフスタイルとしての農業を提示、もしくは提案することが必要である。こういうことを「農協」がすべきだと思う。今まで農家からさんざん稼がせてもらったのだから、今後は、自給自足型農業を育てる仕事を恩返しのつもりでして欲しいと思う。

 

漁業再生へ(全漁連専務)

(1)漁業者の手取りは、消費者価格の25%にすぎない。

(2)燃油のコストが企業のように、価格に反映できない。

(3)貿易自由化で輸入水産物は増えている。

(4)消費者に届けるまで最低でも6段階ある流通を簡素化しなければ生き残れない。

 魚のワンパック宅配は難しいのだろうか。
 
 45年ほど前、当集落から15キロほど離れた漁村から、自転車で山越えして魚売りにきていたおじさんがいた。今でも顔やしぐさが思い出せる。

 

10年後、20年後の地域農業のあるべき姿

 
全く想像ができない。当集落では農業が壊滅していると思う。
 
 自分より若い人は1人も農業(家庭菜園)などしていない。

 どこかの阿呆が農業をすればよい。

 その阿呆もだんだん少なくなった。

 いざとなったら、自分で食べ物を作る必要があるが、主食の米は機械なしでは作れない。

 だから、米は放棄する。

 米ほどおいしくなくても、主食は「芋」にせざるをえない。

 昔の人がいっていた。主食は芋飯。

 飢饉芋と言われるくらい、芋は災害に強い。

 サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ。

 ヤーコンや山芋は作りづらくても、キクイモはとびっきり作り安い。

 芋の他に重要度を増してくるのはナンキン。

 長期保存のできるナンキンを各種作る必要がある。

 いつまでもあると思うな親とカネ

 いつまでも買えると思うな米と野菜。

 無農薬だとか、安全とかは、野菜が豊富にあっての話であり、近い将来、そんなことを言っておれない状況が出現する。

 いざという時に、米や野菜を確保できる、もしくは自分で作ることができるようにしておくことの方が、耐震や災害対策より重要である。

 今の日本で、いざという時に食糧の調達先をイメージできる人が何人いるだろうか。

 農業者の老化

 農業者の少数化

 農業に関連する経費の増加

 農業に関連する気候の悪化

 農業に関連する害獣の増加

 農業に関連する状況の悪化

 農業という土台の上に咲いた企業組織という仇花

 

ワーキングプアとハウジングプア

 生活に困り、住まいを失った多くの人、彼ら、彼女らが寝起きするのは、ネットカフェや簡易旅館、友人宅やファーストフード店、住み込みの宿舎、路上など様々だ。就労先へのアクセスや懐具合にあわせ、宿泊先を変えている。(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)

 このような現実に対して、農業はいったい何ができるか。農業は人間が生きるための食べ物を作っているのに、農業では生きていけないという逆説。

仕事にあぶれる
失業する
正社員になれない

 いったん、資本主義というシステムの枠外に投げ出されると、元のシステムに復帰することは至難である。

 資本主義が必然的に生み出す大都会のスラム街。

 ワーキングプア、ハウジングプアという現実。

 都会ではその現実を回避できない。回避するには彼らの両親や祖父母の世代の出身地である農山村へ戻るしかない。

 その田舎でさえ、資本主義に組み込まれているがために、農山村集落内格差や、農山村ワーキングプアが現実となり、ハウジングプアだけは前世代の遺産でかろうじて回避できているというのが現実である。

 しかし、都会の貧困層が厳しい現実を脱出できる道は、農山村しかない。


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「農業研修施設」という職業支援を

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 9月23日に蒔いたタマネギが発芽した。

 
 
 
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 8月21日に蒔いたツルナシインゲンが収穫期に入った。まだ45日しか経過していないので、10日ほど早く成りだしたが、生育条件がよかったのだろう。
 
 9月7日に蒔いた右の画像のシュンギクは今週末に定植予定。

 

 同世代の人の立派な経歴を新聞で見ると、若い時から目的を持って勉強したんだろうと思う。
 
 ふり返って、自分は何をしてきたんだろうと思う。学生時代はただぼう~っとして過ごし、なんとなく就職し、そこで初めて、学生時代にもっと勉強をしておけばよかったと痛感した。しかしその時はすでに遅し。職場の仕事が終わってからの夜の勉強はしんどい。結局これが悪循環となり、その悪循環は十数年続いてしまった。
 
 その悪循環の最後の頃、農業がひらめいたが、今の30代の人だと、そんな悪循環の中では、ひたすら落ちていくしか道がないように見える。
 
 いったん、正社員でなくなると「最低限のつつましい生活」さえ維持していくのが難しいと思う。そんな時、親が経済的に豊かであれば援助してもらえるが、そうでない場合はどういう風に現状を打開したらいいのだろう。

 30代後半はまだ、次の世界に十分転身できる年令である。
 
 その30代で転身を目指した時、同じようなサラリーマンしかないというのが、現在の日本社会である。それでも、何回もサラリーマンで挫折しているなら、違った世界を考えた方がいいと思う。しかし、他の世界をイメージできなくなっている。
 
 22年前、農家出身でありながら、転身するにしてもサラリーマンしかないような気がした。田舎でも農業をする人は皆無だったので、そう考えるのも仕方がなかった。
 
 追い詰められたネズミのような心境になっていた時に、突然農業がひらめき、2年間の準備期間を経て転身した。準備期間を持たざるをえなかったのは、すでに貯金が底をついていたので、最低限の資金はためる必要があったから。

 住居が公園になってしまう前に、何とか手を打ってほしいと思う。限界集落への逃亡はできないだろうか。
 
 「3度の食事と寝る場所だけは確保できる」・・・そんな田舎施設が山村や限界集落にできたらいいのにと思う。給料も小遣いも出せなくて良いと思う。まず環境をがらりと変えてしまうことが出発点になる。

 こういうことを行政にして欲しいと思う。「農業研修施設」もしくは「職業研修施設」のような形で、農業を習得するための施設である。

 それは、本格的な農業者になる援助ではなく、ライフスタイルとしての農業を選択できるような施設の方がよい。

 少数の精鋭農家を育ててみても、日本農業の再生(自給率向上)は難しい。もっと底辺の農業人口を増やす必要がある。それが農山村の景観保持につながるし、次の世代に農業を伝えることにつながる

 農業を商工業と同じビジネスという感覚だけで捉えるのではなく、もっと長い眼で育てて欲しいと思う。

 個人でそれをやるのは難しい。

 例えば自分の場合、既存の宿泊施設(歩いて5分の所にある森の宿泊施設)を無料で貸してもらえるなら、受け入れることもできる。

 教えれることは、
(1)30種類ほどの野菜の簡単な育て方
(2)12種類のハーブの育て方
(3)営業の方法(業務用の電話営業など)
(4)ニワトリ20~30羽ほどの飼い方・・・これは自給自足農業の要である。肉と卵の自給。鶏糞という肥料ももらえる。台所と畑のくず野菜をニワトリの腹を通して循環。

 教えれない(得意でない)のは、
(1)草刈機の刃の研ぎ方
(2)チェーンソーの使い方、刃の研ぎ方
(3)簡易なニワトリ小屋の作り方
(4)簡易な炭焼き(ドラム缶炭焼き)の仕方
(5)簡易な水道の引き方
(6)トラクタの使い方
(7)トラクタの簡単な整備
(8)電柵の仕方
(9)簡易な物置の作り方
 教えれなくても、得意な人を何人か知っているので紹介できる。

 スペシャリスト農家ではなく、ライフスタイルとしての田舎暮らしには上記のようなことを習得する必要がある。
 
 こんな基礎的なことが学べる研修施設があればよいと思う。「自給率向上対策」として、第一次産業に莫大なカネをばらまくのだから、こういう施設が各市町村に一つできることが望ましい。
 
 そして、そこで2~3年学ぶ間に、地域で独立できる場所「空き家や借地」を探す。

 これは一つの職業支援だと思う。


 想像もしなかった対岸に橋ができ、それを渡ってから、自分の人生を変えることができた。今の若い人に、そういう場を提供する必要がある。
 
 いつのまにか20年が来る。頭より身体を動かしてきた。この職業は人から尊敬される職業ではないし、カネにはならないし、地位もない。それでも、最底辺の職業ではない。自分を気高く保持できるし、なによりも、自然の中に自分を位置付けることができる、最も人間らしい職業が農業である。 


 
 4時半頃にニワトリのエサやりに行った時はそれほど雨は強くなかったのに、その後、雨脚の強い雨が降り続いている。今の時期にこんなに降ると困る。それでも昨日耕運できたのはよかった。この雨だと晴れが続いても1週間は耕運できない。

 明日は出荷だが、サトイモはもう掘れない。サツマイモは昨日、明日の出荷分は掘った。

 ハーブは雨に弱いので、こんなに降ると、明日の出荷はしずらい。下の画像で左はイタリアンパセリ、右は宿根草のハーブ類。

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(今日のニワトリ)
 
 

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(今日の夕飯)
サケとエノキダケのフライパン焼き
オクラの味噌和え
シチュー・・・ジャガイモ、タマネギ、ソーセージ等


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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