あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ブログの書き方

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 紅白歌合戦よりブログ。酒よりあんぱん。

 今年の締めの画像はアブラナ科四天王。ただ、カブは害虫にやられて跡形もない。ハクサイもひどい状態で、もう出荷はできない。
 ハクサイにまぶれているダイコンサルハムシという害虫をどうしようかと考えたが、この虫を地面に落とさないように、根元から切り、トリ小屋に持ち込むことにした。ニワトリの栄養源(カルシウム補給)にした。


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 今日も、止まり木にいることが多かった隔離していたニワトリ。元気がなさそうに見えるが、エサやりに入ったときは元気に食べたので大丈夫。

 
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 年の瀬なので、お墓に上がった。ここから見ると、集落のいにしえの人たちが、みんなして、田んぼを見てくれている。

 
 
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(今日の夕飯)
年越しそば
ブリの照り焼き
サトイモとニンジンとキクイモの煮物



ブログの書き方

  毎日、新聞を読んで勉強しないと、ブログに書くことがない。その日に勉強したことをまとめる意味でブログを活用すれば、時間が無駄にならないと思う。でも、勉強したことを自分なりに「消化」できなければ、うまくまとめれないので、結構、必死で新聞を読んでいる。

 必要と思える数値はできるだけ暗記して、大事な記事は切抜きして、繰り返し読む。

 3紙で8564円だから、そんなに高くはない。この3紙をきっちり消化できればブログが書けるのだから、考えようによっては安い。

 今は3紙を読むのが精一杯で、他に本を読む時間はない。必死に読んで、自分なりに消化して、それをうまくまとめて、ブログに書き表すには、合計で6~7時間かかっている。

 でもこれは、夢の「半農半X」の実現である。

 そんなのん気にやっていて、よく生活ができるなと思われるでしょう。

 しかし、テレビは見ないし、新聞代とパソコン教室代と散髪代以外はほとんどカネを使わないし、酒代もタバコ代もゼロ。

 出歩くのは「田んぼ訪問」だけであり、それもせいぜい月に1~2回。手土産1000円、コンビニの昼飯代500円、ガソリン代少々。

 しかし、肝心の農業売上が少なかったら収入にならない。自分の場合、今はライフラインを追っかけているだけで、大きな出費はマルミさんが出す。

 ただ、稼ぎをドンブリ勘定にはしていない。それぞれが稼いだものはそれぞれの人のものである。

 「言いごとは米びつから」と昔の人はよく言ったが、そうだと思う。しかし、ない袖はふれない。知らぬ存ぜぬでここ10年ほどやってきた。

 今は家族4人とも働いているので、自分は、目の前のハエを追い払うだけでよくなった。それでも自分の生活費と月々のライフラインだけは稼がなければならない。だから、半農半Xといっても、ぎりぎりの攻防になっている。

 何をやっても続かなかったから、ブログだけは続かそうと思う。作家の桜庭一樹さんが、「毎晩少なくとも1冊は読む。一読者として本を楽しむと同時に、書くためには読まないといけない。だから書いて読む、書いて読むです」と書かれていたが、ブログもいっしょだと思う。

 その日に勉強したこと(新聞で学んだこと)を、その日のブログにまとめれば、時間の無駄にならないし、自分のしてきたことを残すこともできる。

 なんか尻切れトンボになったが、今日はこれで終わり。


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09年度、農林関係予算決着

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 削り節の出汁かす。こんな少量でも捨てずに、ニワトリに持っていく。普通なら30羽の方にあげるが、今日はこの1羽にあげた。

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 冬の朝は霜がとけ始める9時半頃から収穫開始となる。

  

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(今日の夕飯)
鶏肉のから揚げ、キャベツ
シチュー・・・ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、ベーコン
手作りケーキ



カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)

 温室効果ガスの排出量や削減目標を、
自分の農業でチェックした。1項目10点、100点満点で採点してみた。

農薬・・・・・・・・8点(秋のアブラナ科野菜に使用)
化学肥料・・・9点(液肥が使いづらい時、少量使う)
除草剤・・・・・10点(田畑や畦、農道には全く使わない)
農業資材・・・・4点(黒マルチをよく使う)
水・・・・・・・・・・9点(井戸があるが、水路から池の水が多少入る)
旬・・・・・・・・・10点(旬のものしか作らない。ハウスなし)
将来性・・・・・・5点(各作物の単価のアップができない)
燃料・・・・・・・10点(宅配も地元配達も燃料は同じくらい)
生物多様性・・10点(ハーブを含む多種類作付)
経済性・・・・・・・3点(売上の上限が固定してしまう)

 合計78点。



09年度、農林関係予算決着

 2009年度農林関係予算は22日、2兆5605億円で決着した。

(1)水田の有効活用による食料供給力向上対策
水田等有効活用促進交付金等・・・・・・・・・・・・・・・423億
水田・畑作経営所得安定対策のうち、
イ、生産条件不利補正対策・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1549億
ロ、収入減少影響緩和対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・757億 
産地確立交付金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1466億
地域担い手経営基盤強化総合対策実験事業・・・・・81億
農地確保・利用支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70億
農地確保・利用推進体制支援事業・・・・・・・・・・・・・・・4億

(2)耕作放棄地等再生利用緊急対策
耕作放棄地等再生利用緊急対策・・・・・・・・・・・・・230億

(3)農商工連携の推進
国産原材料供給力強化対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55億
食農連携促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8億
食品小売機能高度化促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3億
地産地消モデルタウン事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4億

(4)農産漁村の活性化の推進
中山間地域等直接支払・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234億
農地・水・環境保全向上対策・・・・・・・・・・・・・・・・・277億
子供農山漁村交流プロジェクト対策事業・・・・・・・・・・
6億

(5)森林資源の整備・活用と林業・山村の再生
条件不利地域における未整備森林の早期解消・・・85億
木材産業原料転換等構造改革緊急対策事業・・・・・・5億 

 
 憶以下の単位は切り捨てた。しかし、この合計で5257億円であり、残り2兆円ほどの明細が明らかでない。農業新聞を何回も読み直したが、よくわからない。上記は「2009年度農林関係予算の概要」だから、残りは省略したのだろうか。

 農林関係予算は前年度に比べ、2.9%減の2兆5605億円で決着。政府は24日の臨時閣議で、予算案を正式に決定する。

 いったい、この予算は誰がどのようにして決めるのだろう。

 過去30年間ほどの農業予算の推移が知りたい。しかし、そのような明細は農業新聞には全く出ていない。

 インターネットで調べれば出てくるのかも知れないが、探すのに手間がかかり過ぎる。「過去20年間の農業予算」とグーグルで検索したが、目的のものが見つからない。

 
 農林関係予算の非公共事業は前年度比2.3%増の1兆5653億円になり、1995年以来、14年ぶりの増額になった。(別な個所を見たら書いてあった)

 ということは、2009年度の農林予算2兆5605億円のうち、9952億円(2兆5605億円-1兆5653億円=9952億円)が、公共事業の農林予算なのか。これは農林予算ではなく、土木建設業予算ではないか。

  これでもまだ、残り1兆円(2兆5605億円-9952億円-上記明細の5257億円=約1兆円)の明細がわからない。

 農業新聞なのだから、もっと具体的に書いてほしい。 

 圃場整備事業、農道整備事業、広域農道事業・・・これらのハード事業(ハコモノ事業)は、これまで、農業の振興にほとんど役にたっていない。

 国土交通省と農林水産省のどちらの事業かまぎらわしい。

 農林関係予算に無関心ではいけないと思った。

 過去何十年間にわたる農業関係予算が、農業の振興にどれだけ役立っただろうか。役立ったのなら、何故これほど農業が衰退しているのか。

 農業をこれだけ衰退させている国家は世界的に見ても少ないのではなかろうか。

 今までに莫大な予算(補助金)が農業分野に投入されてきているのに、今でも、少ない少ないと言っている。

 本当に必要な箇所に投入されてきていない。だから、「費用対効果」の効果がほとんど見られない。

 予算獲得に対して、農協がしてきた役割はなんだろうか。
  従来と同じような農業予算が決まり、従来と代わり映えのしない個所に予算(補助金)が投入されるように見える。
 これでは、日本の農業に展望は見えない。

 淘汰されるべき農業形態が補助金で生き続けるような政策は反対である。

 たとえば「中山間地域等直接支払い」は、多分、高齢の農業者に支払われることが多いと思うが、その田んぼを都会の若い世代の新規参入者に作ってもらい、その若い世代に直接支払いをしてあげる方がはるかに展望がある。

 既存の農業者ではなく、ロストジェネレーションの世代に「農業予算」を集中的に投入することが、この国の農業を安楽死から救う道である。

 変えなければならない。それには次の選挙で1票を行使するしかない。 


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僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ

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  池の上の山へシイタケを取りに行った。シイタケがあると、ダイコンやサトイモを炊く時に重宝する。


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 田んぼの空気と山の中の空気は少し違う。DNAが騒ぐ感じ。
 たった50年ほど前まで、今頃の時期になると、集落の人は競争で山に入り、クドや風呂の焚き付け用の落ち葉をかいたり、下刈りをしたりした。まだプロパンガスがない時代だったので、下刈りの細い枝や薪(割り木)で炊いていた。
 クドの火は1000年の昔から、人の心を癒してきた。


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 山から下りる時に、池の土手から写した。


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 大きくなりすぎていたシイタケを一つ鳥小屋に投げ込んだ。瞬間、驚いたニワトリは向こうの隅に逃げたが、少し時間が経過すると、興味をもって近づいてきた。
 多分、明日にはなくなっていると思う。他に食べるエサがある時は、好きな物しか食べないが、腹が減って食べるものがないと、サトイモでも何でも食べる。


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  イタリアンパセリが肥切れしているような気がして液肥を施した。寒いので毛細根が肥料に反応してくれないかもしれないが、小春日和もあるから。
 6月に液肥を施した時に、株間を画像のように破っていたので、そこに施した。
(1)明日は雨らしいので薄めず、原液を少し施した。
(2)不耕起栽培だと青枯病(立枯病)が少ないように思う。イタリアンパセリの前作はスイートバジル。バジルを抜いた後に、黒マルチはそのままで、イタリアンパセリを定植した。
 

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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物
キャベツの炒め物・・・タマゴ

 

 朝食の前に新聞にさっと目を通すのが楽しみである。新聞が「ネット」にシェアーを奪われることはないと思う。自分のブログの6~7割は新聞記事を読んでの感想文であり、記事を読んでイメージが浮かんだり、今日はこれを書こうと思ったりする。

 今日のそれは、カネミ油症患者の「矢野トヨコさん」。矢野さんは11月25日の朝日新聞でも「追想」に載っており、10月30日には同じカネミ油症患者の「宿輪敏子さん(カネミ油症五島市の会事務局長)」のオピニオン「被害者の沈黙に甘えるな」が載っていた。
 
 この2人のことを書こうと思いながら、いまいち、言葉が出てこなかったが、今日の朝日新聞の「惜別」に矢野トヨコさんがまた登場していて、今日は指先が動いてくれそうな予感が朝からしていた。
 
 追想と惜別の両方に出る人は少ないのに、この人はすごい。享年86才の女性であるが、夫の忠義さんに「僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ」と言わしめたほどの熱情の持ち主。

 
 平穏な生活は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入したカネミ油を食べたことで一変した。矢野トヨコさん、46歳の時。

 油症の主因は油中のダイオキシン類と政府も認めているが、かつては少数派だった。独学で化学論文を読み、早くからダイオキシン説を主張。

 文章教室に通って、原稿用紙2千枚(約10冊分に相当)に闘病や運動の体験をつづり、87年、なけなしの200万円で自費出版した。

 10年以上たって坂口厚生労働相や環境団体の目にとまり、政治が動き出す。だが、そのころ、ガンが体をむしばんでいた。

 闘う人生の原点は、若いころ前夫とともに働いた福岡県の炭鉱にある。経営者側による暴力支配に抵抗し、100日続いたストライキを労働組合の婦人部長として支えた。

 ところが落盤事故で前夫を失い、子供4人と路頭に迷った。それを救った前夫の元同僚の忠義さんと再婚。

 妻を支え続けた忠義さんは「僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ」と謙遜するが、見事な二人三脚だった。(以上、朝日新聞12月20日)


 矢野トヨコさん語録・・・「戦わなければ、野たれ死にするだけ。何も生まれん。黙っていれば抹殺される」

 夫の忠義さん語録・・・「気合と行動力に付いていくのに必死だった。偉大な先輩でもあり恩師でもあった」

 被害者の一人の語録・・・「多くの人を機関車のように導いてくれた。彼女がいなかったらカネミ油症は風化して消えていた」

 
 カネミ油症事件は自分の記憶にもはっきり残っている。1968年だから15歳(高1)の時。

 米ぬか油が原因らしいが、今でも米ぬか油は出回っているのだろうか。見たことがない。確かに、米ぬかには油が多い。長く袋に入れておくと、袋が油で湿ってくる。

 どこの公害でも、こんなに頑張る人がいるから事件が風化せずに残る。

 朝日新聞の「追想」とか「惜別」には、自分の全く知らなかった人が多く登場し、その生き方のすさまじさが、とても参考になるし、励みにもなる。しかし、大企業の社長など成功者の記事はまず読まない。「惜別」は週に1回、土曜日の新聞に載っている。

 炭鉱は今の「ワーキングプア(働く貧困層)」に連綿とつながっていると思う。まさにそっくりである。労働者はポイ捨て、一つの部品、一つのモノ。

 炭鉱の興隆期だった50年前の労働状況も、現在の派遣労働も全く同じ。矢野さん曰く「戦わなければ、野たれ死にするだけ。何も生まれん。黙っていれば抹殺される」。

 当地から最も近い鉱山は「柵原鉱山」。今年の1月に資料館の見学に行き、鉱山の地下にも入った。
 足がすくみそうだった。まるでモグラ。こんな劣悪な状況下でも働かざるえなかった人が多かったのだろう。北から、夕張炭鉱、石狩炭鉱、南は筑豊炭鉱、三池炭鉱。テレビにしばしば爆発事故が映し出され、泣き叫ぶ家族が大写しされていたが、矢野トヨコさんもその一人だったのだ。

 炭鉱が興隆期だった時代に比べて、今は社会全体の経済が底上げされている。だから余計に、ワーキングプアの現実は悲惨である。一介の労働者(サラリーマン)になるしか、生きる道はほとんどない世の中なのだから、雇用に関する法整備がされないと、生きていけない。


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創作の流儀(桜庭一樹さん)

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  冬空の渋柿。もうじき熟して、カラスのご馳走になってしまう。ああもったいない。
 

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 今年のダイコンは去年の半分ほどの大きさ。それでも、虫害に負けず「形」になってくれたので大助かり。カブとハクサイはなくても、ダイコンのない冬のワンパックは考えられない。


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 朝、ニワトリをこの場所に出し、夕方には収穫容器に入れて物置に入れる。


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 夕方、ハッサクを収穫した。1ヶ月ほどこの状態で納屋に保存しておく(追熟する)と1月末頃には食べれるようになる。
 普通のミカンも、温暖化が原因で当地でも作れるようになったので、去年5本ほど植えた。
 柑橘類とキーウイはカラスが狙わないので作りがいがある。


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 5時20分のニワトリ。5時15分頃から止まり木に上がり始め、5時20分頃には全部のニワトリが上がった。
 1羽は巣箱の中に、3羽は巣箱の上が今日の寝床のようである。巣箱の中のは、少しいじめを受けているニワトリと思う。そうでないと、巣箱の中で寝ることはないから。


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(今日の夕飯)
うどん・・・ホウレンソウ、豚肉
キャベツのうま煮・・・豚肉
ニシンの昆布巻き・・・もらいもの



創作の流儀

 今日の山陽新聞に、去年の直木賞作家である桜庭一樹さんの「創作の流儀」が載っていた。それによると、

 「一日一冊」。色紙に何か一言と頼まれた時、桜庭さんはこう書くことにしている。
 
 日課のように近所の書店を回り、気になる本をまとめ買いし、毎晩少なくとも一冊は読む。一読者として本を楽しむと同時に「書くためには読まないといけないので」と言う。
 
 面白いものを読むと蓄積される。引き出しにたまっていく感じ。だから書いて読む、書いて読む、です。
 
 
 著名な作家の創作の流儀はとても参考になる。今の農業関連ブログを、読書感想文ブログに切り替えるなら、4時間かけて読み、感想文を1時間半で書けば、費やしている時間が同じくらい。
 農業関連ブログに行き詰ったら、読書感想文ブログもいいかなと思う。50代後半になって、いまさら読書などしても遅すぎるとは、全然思わない。1冊読んで10個の使いこなせる単語が増えれば、それだけでも次のブログの更新に役立つ。
 しかし、無理して読んだり、義務感で読んだりはしない。楽しむために読むのでなければ、身につかないと思う。
 
 大学生の「読書マラソンコメント大賞」の選考委員が、「コメントを書くことで、より深みのある読書になる。読書は感じたことを誰かに伝えることで完結するものではないでしょうか」と書いていた。



政府の規制改革会議の第3次答申案 
 
 政府の規制改革会議の第3次答申案が17日わかった。焦点になっていたJA監査のあり方では、「全中監査の一層の質向上」で決着した。
 
 7月の中間取りまとめで「公認会計士監査の導入」を提起し、農業関係者らの反発を招いていた。
 
 答申案の問題意識の中には「現在のJAの監査システムは業界志向そのものであり、組合員や貯金者を軽視している」などの不適切な表現が残っており、政府・与党内の調整が続いている。(以上、農業新聞12月18日)

 JAに対する公認会計士監査の導入は時代の趨勢だと思うが、抵抗勢力が強く、政権が変わってもかなり難しいだろう。しかし、その一歩を進めなければ、日本の農業改革は進まない。とにかくチェンジ。

 

生産性向上へ農家結集(集落営農の設立着々)


 岡山JA阿新管内で今年、3つの集落営農組織が立ち上がった。ともに水稲経営が主体で、来春には大型農業機械の共同利用に乗り出す。
 
 県の農業機械整備補助を活用するには、国の水田経営所得安定対策の規模要件のおおむね半分を満たすのが条件。
 
 新組織は要件を満たす農地を利用集積し、今後、本格的な活動に向けて県と市からの補助事業を引き出したい考えだ。
 
 代表者は「経営を軌道に乗せるため、農家の参加を増やし、農地の利用集積を進めたい」と声をそろえる。
 
 中山間地の農業を維持するためには、集落営農の組織化が急務だ。(以上農業新聞12月18日)

 
 問題点と思えるものを箇条書きにしてみた。

(1)稲作を10ヘクタールほどしている友人が、手取り収入は300万円ほどと話していた。山間地の小さな田んぼを集積しただけで、果たして利益が出るだろうか。

(2)単なる補助金の受け皿として作るなら、補助金がなくなれば分解する。

(3)集積するにしても、より小さな田んぼは放棄されるのではなかろうか。

(4)集積しても、田んぼ自体が大きくなければ、大型機械は入らない。大型機械を入れるために、新たな圃場整備等にまで補助金が導入されるなら、これは問題。 

(5)稲作以外の集落営農でないと、利益は出ないように思う。 

(6)こういう集落営農の組織化に補助金が使われても、自給率の向上も新たな農業の発展も、自分は全くイメージできない。

(7)規模を大きくすることが日本農業の発展につながらないということは、先の40年ほどの経験(歴史)で身にしみて分かっていると思うが。

(8)こういうやり方では、代表者がこけたら、皆こける。新たな代表者はなかなか見つからないだろう。集落以外から呼んでくるつもりだろうか。

(9)集落営農組織になると、一人一人の老農は、田んぼを預けるだけで、労働はしなくてもよいのだろうか。それとも畦草刈等にかり出されるのだろうか。

(10)加入や脱退が自由でないと、集落の人間関係がギクシャクすると思う。

(11)集落営農の10年後の姿は全く想像ができない。年老いた人がだんだんとリタイアすると、集落においては、新たな加入は見込めないと思う。

(12)こういうことに補助金を使ってはいけないと思う。集落営農ではなく、小規模な個人の若い農業者を育てることに補助金が使われなければならない。
 癒される農業、面白い農業、楽しい農業でないと、若い農業者は参入しない。集落営農には、癒しも面白みも楽しさもイメージできない。採算だけ。


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年間化石賞、日本は4度目(温暖化会議)

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 上からカラスに狙われるような気がして、ネットをかぶせた。夕方には、いつもの容器に入れ物置に入れた。


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 小麦が発芽した。ビール麦はまだ。
 今年は「麦踏み」をするつもり。茎が折れても大丈夫なのかな・・・こんなことも知らない。


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 ニワトリ用に作ったのに人間用に出荷している。出荷できなくなったハクサイの代用にはならないが、価格的にはキクイモで代用できている。


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(今日の夕飯)
煮物・・・サトイモ、ニンジン、ネギ、豚肉
ホウレンソウのソテー・・・ハム

  


欧州農業団体連合会会長に聞く

 欧州連合(EU)は、農業補助金の透明性を高める方向です。なぜですか。

・・・納税者が農業補助金の使い道を知りたいのは当然だ。(組織の中に)いろいろと意見はあるが、情報を隠すべきではないと私は考えている。私たちもできるだけ安全な食料の提供や環境に配慮するなど、納税者の理解を得る努力が欠かせない。(情報公開した上で)必要なものは要求する。

 会長はどれだけEUの補助金をもらっているのですか。

・・・105ヘクタールの農地で小麦と酪農、肉牛を経営している。補助金は4万ユーロ(約450万円)を受け取っている。

 その補助金がなかったら、経営は成り立ちますか。

・・・農産物価格が上昇し、今年の経営は比較的良かった。それでも補助金がなければ全く経営はできない。
(以上、農業新聞12月11日)


 日本でも農業補助金の情報公開をもっと高めるべきだと思う。情報公開していると言われても、もっと具体的でないと、農業者の自分にも全くわからない。

 日本では農業補助金は一部の農業者しか恩恵を受けていないと思う。

 そして農業補助金が日本農業に寄与しているとは思えない。

 誰がどのようにして補助金の額を決めるのかも定かでない。



温暖化対策会議閉幕


 会議全体を通じ、先進国の温室効果ガス排出の大幅削減を求める発展途上国側と、途上国にも一定の削減努力を求める先進国側との議論が平行線をたどった。特別作業部会で期待された、先進国の「25~40%減」との削減幅をめぐる記述の強化も、日本などの反対で従来と同じ表現にとどまった。(山陽新聞12月14日) 

年間化石賞、日本は4度目

 日本は上記会議で、地球温暖化対策に後ろ向きな国、地域に非政府組織(NGO)から贈られる「化石賞」の一位を受賞した。日本の一位受賞は4度目。さらに、会議全体を通じた「年間化石賞」では、カナダに次ぐ二位の”不名誉”を獲得した。
 日本はサミット議長国として意気込んで会議に臨んだが、会議中の発言などから賞を選定する各国のNGOに、温暖化への取り組みで「劣等国」の烙印を押された形だ。(山陽新聞12月14日)

 
 自分の農業で温暖化に悪影響を及ぼしているのは、
(1)黒マルチの使用
(2)宅急便を利用して都会に発送している(燃料の浪費)

 (1)に関しては、野菜のできばえ、草取りに費やす時間、収穫にかかる時間等を考慮して、黒マルチを使うかどうかを決めている。自分の場合、これ以上の収入の低下はできないので、経済的視点を優先せざるをえない。

 客観的には使用量はごく少ないと思う。理由は、規模が圧倒的に小さいので、半分の作物に使ったとしても量は知れている。

 下には敷くが上(ハウス)はない。

 
 (2)に関しては、これは仕方がない。地元にこだわっては、顧客を探すエリアが狭まってしまう。地元は「配達」になるから、結局、どちらが燃料の「浪費」になっているかわからない。


 マイバッグ(買い物)とかマイ箸(食事)の運動には、ばかばかしさを感じてしまう。農業現場がどれくらいの各種「被覆資材」を利用しているか、一度エコ活動家に調べて欲しいと思う。

 農業現場は、これまで以上に「保護されようとしている産業」だから、ポリや塩化ビニールの使用制限、ハウスの加温制限などのエコ運動が導入されることは少ないだろう。

 トウモロコシを原料にするバイオ燃料は、食料との競合になるという理由で反対もあるが、トウモロコシを原料にした「生分解性マルチ」の価格が、現在の「ポリマルチ」のせめて2倍まで低下したら、少々使い勝手が悪くても、自分は生分解性マルチを使う。今はまだ3~4倍の価格。



農業補助金をどう使うか、世論の喚起が必要
 
 一つの国の政権が戦後60年以上にわたって同一政権というのは、この国の民主主義に何か欠陥があるのではないかと思う。これでは変化は期待できない。

 風前のともし火となった農業であるが、満60年を迎えた「農業協同組合」はこの間、いったい何をしてきたのだろうか。農業分野には今まで、巨額の補助金が下り続けて来たはずである。

 自民党、農水省、農協は三位一体と言われるが、巨額の補助金が農業の振興に生かされてきていない。

 巨額の農業補助金を、農業のどの分野に使うか、国民世論を巻き起こす必要がある。
 
 特定大規模農家や農業法人、集落営農に補助金を集中させて、日本農業の新興につながるだろうか。生物多様性の保持や里山保全につながるだろうか。
 農業にも資本主義的(経済至上主義的)発想を推し進めているだけだと思う。

 今世紀は逆転の発想が必要である。資本主義的(経済至上主義的)農業に従来のような補助金をつぎ込むのではなく、自給自足主義的農業に、広く、浅く、補助金を導入することが必要だと思う。これが「緑の雇用(移住)」であり、ロストジェネレーションの世代に対する大規模なてこ入れ(1家族年間60万円を5年間継続)が望ましい。250万人の緑の雇用(移住)はこれを提案したい。

 農業者人口の激減と反比例するかのように、その農家を顧客にして、農協は、金融、保険、小売、墓石、旅行、薬、燃料、車両、農具等、田舎の集落の生活の隅々まで入り込んだ日本有数の巨大企業?と言える。



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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