あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

農業形態の見直しをすべき時代

 農業は、

肥料もできるだけ自給し
飼料も
できるだけ自給し
化学資材もできるだけ使わず
機械もできるだけ使わず
機械を使わなければ燃料(原油)もいらない 

 それが資本主義的大規模農業になると、

輸入品の肥料をたくさん購入し
輸入品の飼料をたくさん購入し
石油が原料の化学資材をたくさん利用し
機械に依存した農業なので油代がたくさんかかり
大型機械の買い替え買い替えを迫られる

 農産物の価格はアップしないので、

肥料の値上がり分だけ、儲けが減り
飼料の値上がり分だけ、儲けが減り
資材の値上がり分だけ、儲けが減り
原油の値上がり分だけ、儲けが減り
機械も値上げが続いて、儲けが減り 

価格差補てん・・・
政策支援・・・
農産物への価格転嫁・・・
と騒いでいる。

 それは資本主義的「規模拡大」路線という形態に誤りがあったのではなかろうか。

大規模農家であっても
一流農家であっても
有名農家であっても
収益の高い農家であっても
現在の世界情勢に対応できないなら、農業界から撤退を迫られる。

30年後の時代を
30年後の環境を
30年後の農業を見越して
有機農業を選択してきた人は、今回の状況変化に対して、誰もほとんど困っていない。もちろん、自分の場合も、ほとんど影響を受けていない。

 従来の農業形態の見直しをすべき時代になっているのではなかろうか。

 

 2008_06302008年06月30日00112008_06302008年06月30日0002
 
 当地の稲田。3週間前に田植えが始まったばかりだったのに、すでに青々としている。ここは圃場整備された田んぼだから1区画の面積が広い。近くに農地整備事業の「竣工記念碑」があり、次のように書かれていた。

『本地区は今を去る300年の昔、備前藩主池田家の領地で、牛文、大塚、西岡の三沖が広がるこの一帯は、クリークの多い低湿地であり、クリークは道路替わりとして小船が往来していた歴史を持ち、このため大雨や台風による被害が絶えず、安定した農業の経営は難しい状況にあり、この為、昭和56年に○○土地改良区を設立して、整備に向けた事業の推進に尽力し、同年、干拓地等農地整備事業として国の採択を受け、事業に着手した。以来、幾多の難問も官民一体となってこれを克服し、15年の歳月と19億5300万円の巨費を投じて、113ヘクタール余りの農地が整備され、平成8年度に事業の竣工をみるに至り、ここに記念碑を建立して、これを後世に伝えるものである』

 そして今は減反の大合唱。「米を作るな」と言うなら、なぜ圃場整備などが必要だったのだろう。
 全国津々浦々で、圃場整備と減反が並行して行われた。

2008_06302008年06月30日00652008_06302008年06月30日0064

 ナスビの葉が早くも害虫にやられだした。害虫の名前はニジュウヤホシテントウと言い、テントウムシダマシとも呼ばれる。益虫のナナホシテントウはきれいであるが、これはあまり目立たない色をしている。
 3週間後の7月20日過ぎには、毎年、葉も実もぼろぼろになる。
 この害虫を農薬で殺そうなどと考えたことは一度もない。ひたすら時期を待つ。つまり7月下旬には、葉も実も全部落として丸裸にして太い幹だけ残す。そうすれば40日後の9月の頭には、ピッカピかの秋ナスが収穫できるようになる。



  何をやっても3日坊主で続かず、長く続いた経験がほとんどないのに、ブログだけは奇跡的に続いている。
 正気と狂気は紙一重。ネットやブログは大人でも中毒になりやすく、精神衛生上よくないと言われることもあるが、ブログに出会えなかったら、とっくに「書くことに挫折」していた。
 ブログと本は農業形態の違いに似ている。

 そのブログであるが、ホームコタツを机にして座ってしていたが、腰の痛みを感じて、5月中頃から椅子に座ってするようになった。ただこの椅子と机はちょっと使い勝手が悪く、椅子と机を買いに行った。しかし、価格を見て買えなかった。特に椅子は安物を買うと疲れが倍増する。
 
 

 小作料として頂いた玄米は、コイン精米(30キロで300円)で、玄米を白米にしているが、いつも「標準」のボタンを押していた。精米には「五分づき」、「7分づき」、「標準」、「白米」とあるが、先日始めて「7分づき」を選択してみた。見た感じは「標準」も「七分づき」もほとんど変わらない。食べた感じも変わらなかった。それなら少しでもヌカの付着が多く栄養価の高い「七分づき」の方がいいのではと考えた。
 スーパー等で売っている精米は「標準」なのだろうか「白米」なのだろうか、それとも「七分づき」なのだろうか。



 食糧自給率に関して『自給率を高めるには「食べ残し」も問題となる。食糧関係のゴミの量は年間1千万トンを超えるが、再利用されるのは半分程度。家畜のエサにすれば飼料作物の輸入が抑えられ、自給率は高まる。ただ、ゴミは埋めたり焼却したりする方が安上がり。再利用のコストを下げられるかが課題だ』という記事が新聞に出ていた。

 地べたで飼っている養鶏家の中には、学校給食の食べ残しをもらって、それをエサの中心に据えている人もあるようである。良い方法だなあと単純に考えていたが、この記事を読んでから、
(1)学校給食の食べ残しは、決まった時間にもらいに行き、その容器を洗って返却する必要がある。雨の日でも休めない。
(2)純粋に食べ残りだけもらい、調理後の生ゴミは洗剤の付着等も考えられるので、生ゴミの全てをもらうわけにはいかない。
(3)食べ残りをもらうとすると、午後2時頃になる。ニワトリのエサは通常朝与えるが、その時間帯にもう一度エサやりという手間がかかる。つまり2回に分けて与えることになる。翌朝まで保存はできない。
(4)学校の休みの日はどうするか。夏休みなどエサの質の激変にニワトリはどう反応するだろうか
 等を考えた。新しいことを導入するにも、いろいろな問題が生じる。

 
2008_06302008年06月30日0083

(今日の夕飯)
イカフライ・・・市販の惣菜
レタス、キュウリ
インゲンと豚肉の煮物
トーフ・・・青シソ

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

 


スポンサーサイト
このページのトップへ

明日の出荷

明日の出荷予定(個人客)

1類   タマネギ(1キロ)250円  在庫野菜
      ジャガイモ(1キロ)200円  在庫野菜

2類   キュウリ(7本ほど)300円
     ナスビ(700g)250円×2倍=500円
     ピーマン(350グラム)200円
     オクラ(まだできない)

3類   ナンキン(まだできない)
     ニガウリ(まだできない)
      トウガン(まだできない)

4類   エンサイ(400g)150円
     ツルムラサキ(550g)200円

その他 インゲン(250g)200円×2倍=400円
      ニンジン(適当)200円

サービス品  青シソ、ニンニク、
         バジル、ラベンダー
         ミント類、セイジ(ハーブティ用)

送料800円、総計3200円

 単価積み上げ方式の合計値段にしているが、総計3200円を超えないようにしている。月に2回送付だと6400円になる。野菜だけなので、価格的にはこれくらいが限度と思う。
 3類がまだできないが、ナスビ、インゲンが盛りなので、これを×2倍入れるつもり。エンサイやツルムラサキの葉野菜を×2倍は入れづらいが、果菜類ならいいと思う。 
 
 インゲンの収穫期間は2~3週間であり、ニンジンも春夏作は40日ほどしか出荷できないので、1類、2類、3類、4類には組み入れず、補足的野菜と考えている。

 サービス品としてハーブティ用ハーブは必ず入れ、その他1~2品入れる。合計13種類ほどは常時入れている。

  個人客も業務用客も一元の客ではないので、
(1)届いた時の鮮度
(2)料理した時の味、包丁の入り具合
(3)トータルの価格
(4)野菜とハーブの安全性
 どの項目も平均的に重要である。


「漁師になろう」水産庁が担い手募る(6月29日、農業新聞)
 減少の一途をたどる漁業者を増やそうと、水産関係団体や水産庁は担い手確保に懸命だ。
 全国漁業就業者確保育成センター(東京)は5月末、漁業メッセンジャー(リョウシーズ)を結成させ、東京,名古屋市など大都市を中心に開催している漁業就業支援フェアで、漁業の楽しさを熱く訴えている。

 農業と同じく漁師も跡継ぎがいないようである。他産業に比べて収入があまりに低すぎる。一人前になるまでに数年かかる。


「猿追い払い犬」  「アライグマ探索犬」
 
農家の悩み、農作物の獣害防除に「犬力」が注目されている。有効策がなかなか見つからない猿退治に、追い払い犬を育成する兵庫県は、防止効果が高いとの調査結果をまとめた。一方、鳥取県はアライグマの居場所を見つける探索犬の養成に乗り出した。

 害獣は自分の能力の最も弱い所をついてくる。これが18年前だったら本当に困るが、すでに自分の農業(出荷農業)はカウントダウンが始まっている。
 問題はこれからスタートしようとする人たち。
(1)害獣防御に多くの手間隙がかかるようになる
(2)鉄柵や電柵にかなりの費用がかかる
(3)それでも防ぎきれるかどうかわからない
 害獣一つとってみても、農業の置かれている状況は深刻である。農業新聞にも週に2~3回は害獣のことが取り上げられている。

 
2008_06292008年06月29日00012008_06292008年06月29日0005
 からっとした晴れ間がないので、鶏舎の床が湿っている。湿った状態が長く続くと好ましくない。
 今日のご馳走はジャガイモ。近所の人がジャガイモの「くず」をたくさんくれた。 他に、芋づる、末期でしわくなったレタス。

 
2008_06292008年06月29日0015

 キーウイの棚。こういう作業は特に苦手なので、必要最低限のことは有料で依頼した。
 キーウイの棚とかブドウの棚、ハウス、鳥小屋・・・こんな工作仕事が不得意であると、その方面には進めない。
 
 春夏作は立体的な作物が多く、秋冬作では平面的な作物が多い。立体的な作物とは、キュウリ、ナスビ、ピーマン、トマト、ニガウリ、つるありインゲン。これらはきちんとした棚や支柱、誘引などをすれば収量が上がる。自分はこんな技術側面が弱い。



2008_06292008年06月29日0029

(今日の夕飯)
卵焼き
インゲンの煮物
ライスサラダ・・・米、鶏肉、タマネギ、キュウリ、レタス等。



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

肥料について

2008_06282008年06月28日00142008_06282008年06月28日0027 

  夏野菜を代表するナスビとピーマン。名前くらいは知っていても、実際に成っている格好を知っている人は3%もいるだろうか。
 ボクも農家出身で田舎に住んでいながら、農業がひらめく前まで、ナスビやピーマンがどんな格好で成っているか全く知らなかった。だから農業がとても新鮮に感じた。

 
2008_06282008年06月28日0001

 スイートバジルの通路に生えている草。草はこれだけ勢いよく伸びる。
 持続可能な農業とは、黒マルチのような化学資材を全く使わないことではなく、
(1)肉体的に重労働でなく
(2)ある程度採算が取れる
 ことが必要だと思う。


2008_06282008年06月28日0041

 一昨日紹介したアピオス(ホド芋)の花。芋は1回しか食べたことはないが、ふかし芋にして食べた。味の良さ以上に驚いたことは、ふかし芋にした鍋に、アピオスの「ぬめり」がこびりついて、なかなか取れなかったこと。この「ぬめり」に栄養の宝庫を感じた。
(1)ホームセンターや種苗店で苗を売っている。
(2)出荷は難しいので家庭菜園向き。黒マルチより敷き藁がよいと思う。
(3)種芋は深植えがよいらしい。
(4)前年の親芋を種芋に使うと収量が多いらしい。
(5)1度植えれば、芋の堀残しができ、翌年、たいていアピオスの芽が出てくる。
 その他、くわしいことは「アピオス」と検索してみて下さい。

 

 今日のコメントに書いてくださった「バイオダルマ」について。

 バイオダルマは値段がちょっと高くないですか。他にHB-101とかEM菌なども有名ですが、どれもお金を出して買う必要があります。それも毎年繰り返して。
 肥料に関しては、
(1)300アールの農家であるか
(2)100アールの農家であるか
(3)自分のように30アールの農家であるか
(4)あるいは4アールほどの家庭菜園であるか
(5)あるいは3坪ほどの庭先菜園であるか
 によって、大いに違ってくるように思います。規模やその人の個性や考え方によって、いろんな肥料を使われているようです。

 そして、
 ハウス栽培で使う肥料か
 露地栽培で使う肥料か

 もしくは、
 果樹農家が使う肥料か
 野菜農家が使う肥料か

 あるいは、
 トマト専用に使う肥料か
 キュウリ専用に使う肥料か

 それぞれに適した肥料があるように思います。農業では「これしかない」とか「カリスマ農業者」などはいなくて、それぞれ百花繚乱、個々人の独善と偏見の塊のような仕事と思います。

 自分に適した肥料に出会えた時、農業が楽しくなると思います。自分の場合も
(1)近所で牛糞をもらって堆肥を作ったり
(2)市販の鶏糞を購入したり
(3)酪農家から、2トン車一杯で7千円ほどの堆肥を購入したり
(4)EM菌ボカシを作ったり
(5)遠方の友人の鶏糞をもらいに行ったり
 等の変遷を経てメタン菌液肥に出会いました。ただ、全てを有機質肥料でと思うと、肉体的な疲労を感じることもあります。
 全肥料の内、化学肥料に5~10%ほど依存することによって、随分と楽になるように思います。

  市販の鶏糞のほとんどはケージ飼いの鶏糞であり、防虫剤、防臭剤、各種抗菌剤等の化学物質の残留が考えられます。自分の独断的な考えですが、市販の鶏糞より、少量なら化学肥料の方が安全と思います。 
 
 

  2008_06282008年06月28日0003 2008_06282008年06月28日0006

  昨日の夕方に挿し木をしたのは、晩生品種の「高系14号」。右の画像のように、6月2日に挿し木をした紫芋の早生品種はすでにこんなに伸びている。たった25日の違い。



 2008_06282008年06月28日0007 2008_06282008年06月28日0044 2008_06282008年06月28日0050

 オクラの育苗を失敗し続けたことは何回も書いたが、5月20日頃を過ぎると、直播でも確実に芽が出てくる。最後の方に蒔き直した分はどれもきちんと発芽したが、無駄にするのが惜しくて全部定植した。だから、定植予定数の2.5倍ほどになった。出荷の需要は限られているので、いずれ半分は放棄することになるだろう。

 オクラに今日始めて花が咲いていた。オクラという作物を作ったのは、自分が農業を始めてからである。それまで我が家ではオクラという野菜を一度も食べたことがなかった。家庭菜園でもあまり作られていない野菜である。多分、キュウリ、ナスビ、ピーマン、ナンキンの4種類があれば十分間に合うのだと思う。


2008_06282008年06月28日00132008_06282008年06月28日0023

 エンサイ、ツルムラサキも家庭菜園ではほとんど見かけない。あまり知られていないのだろう。病害虫はほとんどなく、5ヶ月ほど連続して収穫できる驚異の野菜である。
 農業を始める前に読んだ徳野雅仁さんの「自然流野菜づくり」を読んだ時にこの野菜の存在を知った。そして、農業を始めた初年度から作り続けているが、害虫がなぜこの2種類にはこないのか、今でも不思議である。


2008_06282008年06月28日0035

 ピーマンも5ヶ月ほど連続して収穫できる。ナスビは7月下旬~8月に40日ほど休ませるが、ピーマンと同じ期間収穫できる。
 元肥に、メタン菌液肥とクン炭を入れるだけで、追肥は全くしてこなかった。

 元肥に入れるメタン菌液肥の基準は、150センチ幅で16メートルの畝に、タゴで2荷。1荷は18リットル×2=36リットルほど担いでいる(それ以上になると重くて担げない)ので、2荷で72リットル。


 
2008_06282008年06月28日0061

(今日の夕飯)
マナガツオの付け焼き
ナスビの鉄板焼き
ツルムラサキのおひたし

 

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

このページのトップへ

失われた故郷

2008_06272008年06月27日0005

  収穫した野菜は、そのつど、竹薮の下の日陰に持ってくる。全部収穫が終わるとすぐに、軽四の荷台に量りを置いて仕分をする。
(1)野菜もハーブも洗ったりすることはない(雨で根菜類が泥だらけになった場合だけは洗うこともある)。
(2)収穫後か仕分前に、さっとジョロで打ち水をする。
(3)仕分したらすぐに新聞紙(新聞店に行けば新品がもらえる)で包む。

 この場所は11時頃まで日陰であり、絶好の仕分場である。
 夏は竹薮の方向から朝陽がのぼってくるので、山際は長く日陰になる。だから、少々寝過ごしても、7時頃はまだ日陰の田んぼが半分ほどある。そんな場合はまず、太陽があたっている場所の野菜を大急ぎで収穫して、その後順次、日陰のハーブや野菜を収穫する。
 ただ、今の時期でも8時半を回って収穫すると、届いた時の鮮度や、その後の日持ちが劣ると思う。



2008_06272008年06月27日00112008_06272008年06月27日0014

 夕方、サツマイモの最後の挿し木をした。きょうは6月27日であり、これ以上遅らせない方がいいと思った。7月3日頃までなら、当地では間に合うが、その場合、梅雨の雨が遅くまで降ることが条件になる。
 明日、明後日は雨のマークなので、今日植えることにした。70本ほど植える予定の苗が20本ほどしか切り取れず、芋を掘り出して、芋から直接に苗を取り、それを植えた。芋はニワトリにやった。


2008_06272008年06月27日00282008_06272008年06月27日0020

 日頃は鎌で草を刈るので、たくさんの草はやれないが、草刈機を使った時は、たくさんの草を与える。鶏舎の下敷きには、あれば籾殻を使うが、籾殻の在庫はなくなったので、食べ残した草が下敷きになる。ごくたまに、山の腐葉土や落ち葉を入れる。腐葉土を入れると喜ぶが面倒くさい。

 昨日のラッキョ、今朝はもう茎もラッキョも「かけら」もなかった。ニワトリはほとんど何でも食べる。サトイモは食べないだろうと、くずのサトイモはやらなかったが、他に食べるものがなければ、サトイモも食べる。
 
  
2008_06272008年06月27日00362008_06272008年06月27日0041

 出荷が終わった夕方、ナンキンの草刈をした。普通なら、きちんと敷き藁をして、今頃なら、全面をナンキンが覆いつくしているが、4月中旬の大雨で根腐れを起こしたかも知れない。
 ブログに入れ上げてしまい、12月に稲ワラをもらうタイミング(よく乾いているタイミング)を失してしまい、今年は敷き藁でなく敷き草。

 右の画像のように、一部ですでに「うどんこ病」が発生している。ナンキンは葉もごつく、一見、病気に強いように見えるが、かなりか弱い作物である。当地では毎年必ず、梅雨の今時分に「うどんこ病」が発生する。放任しているのは、病気がきても、何とか予定通りの収穫ができるからである。
 なお、エンドウ類は「うどんこ病」がきて終わるので、エンドウ類を片付けた後の枯れた茎葉をナンキンの下敷きにするとよくないように思う。エンドウ類の茎葉は焼いて片付けている。
 雑草にも「ホトケノザ」や「オオバコ」のように、ウドンコ病が発生している雑草がかなりあるので、雑草からうつっている可能性もある。

 同じウリ科でも、トウガンにはウドンコ病は少なく、キュウリはウドンコ病よりベト病が多いように思う。



2008_06272008年06月27日0056 

 キュウリの2番蒔き。液肥を施す時、黒マルチをキュウリの根元にたぐり寄せるのは、ちょっと面倒だったので、黒マルチを取り除いて、液肥を施し、枯れ草マルチをした。14本しか定植していないので、枯れ草で十分足りた。

 

2008_06272008年06月27日00612008_06272008年06月27日0045

 「グイチゴ」、食べたことありますか。田んぼのそばの石垣などにたくさん生えている。当地では6月20~25日頃が最盛期。今日はすでに過熟気味だった。
 昔の子供は、今の時期は何が取れるか、よく知っていた。
 イタドリ・・・当地ではセイセンゴと言う。4月
 アケビ・・・9月下旬
 マツタケ・・・10月中旬
 山ナスビ・・・10月中旬
 山リンゴ・・・思い出せない

 田んぼの西側の山には45年ほど前まではマツタケがたくさん生えたが、現在は「ごそ」で山の中に入れなくなった。
 山ナスビは、現在のブルーベリーのような実。マツタケを取りに行った時によく食べていたが、これも現在全くみかけなくなった。
 山リンゴはごく小さな赤い金平糖のような実。これも現在は全く見かけなくなった。

 山の利用価値がなくなり放棄されてしまってから、山の生態系が変わってしまった。
 子供の頃の風景と大人になってからの風景が、「川」も「山」も「池」も「道」も「野山の果実」も 「田んぼ風景」も激変してしまった故郷。日本史の歴史上、こんなことはかつてなかった。
 
 失われた風景
 失われた山河
 失われた故郷

 失われた人心
 


2008_06272008年06月27日0053

 夕暮れの田んぼ。
 画像の右下はヤーコン。昨日、液肥を施した。


 
2008_06272008年06月27日0075

(今日の夕飯)
タマネギとピーマンの炒め物・・・ハム
チーズコロッケ・・・市販の惣菜
シシャモ
豆腐・・・青シソ
ツルムラサキのおひたし

 
あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking



 



このページのトップへ

山村農業者のワーキングプア

 映画監督の北野武さんがモスクワ国際映画祭で特別功労賞を受け、そのコメントで「才能のあるなしにかかわらず、芸術にかかわった喜びだけあればよい。当たる当たらないは関係なく、続けていくべきだ、というのが結論だ」と新聞に出ていた。
 芸術をブログに、当たる当たらないを順位に置き換えて読んだ。実績のある人のこんな言葉は励みになる。


 ワーキングプアや使い捨ての派遣労働が問題になっているが、これが資本主義の赤裸々な現実なんだと思う。
 
 高度成長の時代、日本の経済力が国際的に強かった時代には目立たなかったが、国際的な競争力で劣勢になればなるほど、労働者を単なる道具扱いにする傾向がますます強くなった。
 
 こんな労働現場に留まってはいけない。しかし逃げ場がない。道は全てふさがれている。
 こんな時に農業がひらめいた自分のように、農業という逃げ場が、いつでも用意されていたらよいのにと思う。
 
 山村に逃亡して「仙人暮らし」が可能なら、現役世代の多くの人が救われると思うが、
(1)イノシシ、シカ、サルの激しい進出。
(2)国民年金、国民健康保険料、電気代、電話代、ガソリン代、新聞代、田舎の冠婚葬祭費等の必要最低限の支出があまりに高過ぎる。
(3)気候がおかしくなった。梅雨と秋雨前線が不安定。
(4)作物は最短でも種を蒔いてから2ヶ月かかる。そして、
 種代
 苗代
 肥料代
 農具代
 作業着代
 消耗品、雑費代
 電柵、トタン板、鉄柵代
 等を考慮したら、野菜は買った方がはるかに安くつくという悲しい現実。しかも、米は機械がないと決して作れない。野菜は作れても、米は買わなければならないという現実。

 山村で仙人暮らしをしようと思っても、50年ほど前のような「自給自足的生活」は夢のまた夢なのである。

 山村ではアルバイトの口も少ないし、あっても遠方。ガソリン代が高くついてしまう。

 できた野菜を売ろうと思っても、売ることは作ることに比べて、桁違いの難しさがある。売るためには多くのハードルを越える必要がある。
(1)近くの消費地で「引き売り」する・・・ガソリン代がかかる。売れ残りが出る。売るための時間が長くかかる。雨の日はできない。
(2)地域の農産物直売場で売ってもらう・・・売上の手数料を15~20%取られる。売れ残ったら持ち帰るしかない。同業者と価格競争になる。
(3)都会へワンパック宅配をする・・・宅配便と送料の交渉、ダンボール会社とケースの交渉

 作ることより売ることの方がはるかに難しいと書いたが、都会の非農家出身なら、作ることも初歩だから、売れるような作物ができるようになるまで1~2年かかるかも知れない。

 結局、山村の仙人暮らしも不可能に近い。これが高度資本主義が到達した現実。
 生きるための最低限のライフラインの支払いや社会保険料の支払いのために、山村に住んでも、結局アルバイト等に出かけなければならないなら、企業の思惑通りに消費のサイクルから抜け出せない。

 どこに住めば心の安まる場所があるのだろう。都市のスラム街も、山村の仙人暮らしも、どちらにも絶望しか見えないという、この国の現実。

 派遣労働者のワーキングプアより、山村農業者のワーキングプアの方がより厳しい。限界集落になるべくしてなった。

 資本主義は、一見、自由な選択肢が多いように見えるが、人間の生きる選択肢を限りなく狭くしている。
 

2008_06262008年06月26日0038

  昨日、鶏舎の床の有機物をほとんど持ち出したので、今日、カキガラと籾殻クン炭を入れた。カキガラは3週間に1回くらいの割合で適当にばらまき、籾殻クン炭は有機物をほとんど持ち出した時に少量入れている。
 ニワトリが欲しければ食べるし、欲しくなければ食べない。夕方、種用に保存した後の残ったラッキョも投げ込んだ。ニンニクをよく食べるから、ラッキョも食べるはず。


2008_06262008年06月26日0019
 
 つるなしインゲン

 

2008_06262008年06月26日0024

 イタリアンパセリは高温になると青枯病(立ち枯れ)が多いが、今年はまだ出ていない。
 なお種を蒔くのは春夏作では、イタリアンパセリとスイートバジルの2種類だけ。後のハーブは多年草だから株分け。
 秋冬作の種蒔きは、ロケット、ディル、チャービルの3種類だけ。


2008_06262008年06月26日00162008_06262008年06月26日0041

 レタスの後方にあるのがニガウリ。右はニガウリの花。ニガウリは5本もあれば足りる。ニガウリはキュウリと違って収穫期間が長く、当地では10月10日頃まで収穫ができる。

2008_06262008年06月26日0005

 今日、キュウリの3回目を蒔いた。1ヶ月おきに4回蒔いている。
1回目→4月上旬
2回目→5月中下旬
3回目→6月中下旬
4回目→7月中下旬
 1回の定植本数は12~14本であるが、1回目の終わりと2回目の成り始め、2回目の終わりと3回目の成り始め、3回目の終わりと4回目の成り始めは重なるので、12本定植でも24本定植しているのと同じ。

ピーマン→20本定植
ナスビ→40本定植
キュウリ→12本×4回=48本定植

 ピーマンとナスビは4月に1回定植すればそれで終わりなのに、キュウリは途切れずに出荷しようと思うと、4回蒔く必要がある。ピーマンやナスビに比べて4倍の手間がかかり、地這いキュウリなので収穫時間もかかり、収量的にもピーマンやナスビの方が多く、採算の悪い作物である。

2008_06262008年06月26日0012

 キクイモは雑草化するが、このアピオス(ホド芋)も雑草化する。雑草化するくらい強いのに、とても作りづらい。4年ほど作って、作るのを止めた。パイプ支柱に巻きついているのがアピオス。味の方はピカ一なのに。


2008_06262008年06月26日0053

(今日の夕飯)
中華風和え物・・・卵、ハム、ちくわ、もやし、キュウリ、ソバ
タマネギ炒め・・・豚肉

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

なぜ「黒マルチ」か

 夜が「にだえる」ようにならないと、夏野菜は本格的に成らない。「にだえる」という言葉、日常使われませんか。今はまだ、夜が冷んやりしている。


2008_06252008年06月25日00602008_06252008年06月25日0062

 スイカがかなり大きくなった。カラスとタヌキが狙う5作物(スイカ、マクワウリ、イチゴ、トウモロコシ、トマト)の内、手間の関係で、マクワウリ、イチゴ、トウモロコシを作らなくなって、すでに10年ほどになる。


2008_06252008年06月25日00102008_06252008年06月25日0002
2008_06252008年06月25日00182008_06252008年06月25日0021 2008_06252008年06月25日0040
 今日、鳥小屋の鶏糞をサトイモとヤーコンに施した。18袋あった。出荷が終わった4時半頃から6時半頃まで2時間かかった。
 鶏糞は1年以上持ち出さなくても、別に問題はない。自分の場合、そのつど必要な時に、小刻みに利用している。
 
 45年前までは、玄関の横に牛小屋がある家が多かったが、その下肥を玄関先の門(かど)出すことを「前だし」と言っていた。 そしてそれを「前肥え(めえごえ)」と言っていた。田舎育ちで50才以上の方なら記憶に残っていませんか。

 右の画像のオンドリの足に注目してください。足から出ている「ケン」のようなものが、片方だけ取れている。これは、ボクと決闘になった時に取れたものです。数日間、血が止まらず痛々しくて、毎日自己批判していたが、最近またしばしば決闘になる。
 
 血が止まらなかった原因は、メンドリが血の出ているところを突付くからだった。その頃オンドリは、エサ以外の時は、メンドリを怖がって止まり木から下りようとしなかった。

 メンドリにはないのに、オンドリには5本目の足として「ケン」がある。これは闘鶏の時に使う最大の武器です。今は画像のようにケンが丸っこく曲がっていますが、もう1羽のオンドリがいた当時は、ケンが水平に伸びていて、見るからに「ケン」だった。今は片方しか残っていないし、丸っこくなっているので、ケンは怖くないが、口ばしも侮れない。

 
 

2008_06252008年06月25日0057

 人のやっている農業の真似をすることは難しい。早く自分に合った方法を見つけることである。
 この液肥に関しても、真似てする人は少ないように思う。理由は、
(1)施す時に担ぐので、しんどそう。
(2)臭うのは困る。
(3)近くに水がない。
(4)容器が高そう(1つが1万4千円ほど)
(5)効果がありそうに思えない。
(6)液肥だと、雨で流亡してしまうのではないか。
(7)作付面積が広いので、そんなことやってられない。

 25~30アールくらいまでの作付なら、500リットル容器が2つあれば間に合うと思う。これ以上の作付になると、担ぐという行為自体が重労働なので、液肥は適さない。

 
 肥料が常に手元にあるということは、気持ちが豊かになる。
(1)鶏糞がいつでも使える
(2)液肥がいつでも使える
(3)籾殻クン炭の在庫が物置にたくさんある。
 つまり、欲しい時に欲しい量だけ、いつでも使える状態というのは、とても安心である。
 肥料にはカネをかけないことが大切。


 自分の場合、
(1)少しの飼料代
(2)少しの肥料代
(3)少しの燃料代(乗用トラクタ・エンジンポンプ・草刈機)
(4)少しの資材費(ほとんど黒マルチだけ)
(5)少しの減価償却費(軽四・物置と鳥小屋・井戸)
(6)少しの作付(30アールまで)
(7)少しの収入(これは不本意)

 だから、
(1)飼料の高騰にも
(2)肥料の高騰にも
(3)燃料
の高騰にも
(4)資材の高騰にも
 ほとんど影響を受けない。



2008_06252008年06月25日0044

 黒マルチの利点は
(1)草が生えない。
(2)保湿力がある。
(3)地温が上がり、成り始めと成り終わりで前後1ヶ月収穫期間が延びる。
(4)1ヶ月以上も前から定植の準備ができる。
(5)後作に草が少ない。
(6)ナスビ→エンドウ類→今年の場合はオクラ・イタリアンパセリと、2年間に渡る不耕起の連続栽培が可能。
 
 数え上げればきりがないくらいメリットが多い。新聞でよく見かける子供のサツマイモ植え体験では、多くが「黒マルチ」に植えている。実際、サツマイモには黒マルチは必須だと思う。

 言い訳がましいが、30メートルハウスが1棟ある場合の塩化ビニールに比較したら、重量換算で、自分の黒マルチは4分の1以下だと思う。

 下を覆う黒マルチに比べて、上を覆う塩化ビニールは強度や厚さからして全然違う。
 
 黒マルチを多用していると言っても、作付面積が小さいのだから、黒マルチの量は知れている→開き直り。

 
 現実にはいろんなやり方がある。

(1)除草剤を使う→直接被害
(2)黒マルチを使う→焼却場で間接被害
(3)麦藁、稲藁、草をマルチ代わりに使う→重労働被害。
 麦藁、稲藁を作ったり、買ったりすることを考えると最も高くついてしまう。

 

2008_06252008年06月25日0070

(今日の夕飯)
野菜炒め・・・ピーマン、タマネギ、豚肉
マーボ豆腐
キュウリの塩もみ


 

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

 

このページのトップへ

ダンボールの購入

2008_06242008年06月23日0171

 今日、宅配のダンボールを買いに行った。120サイズ1枚120円だったのが、1枚144円で計算されていた。原油が高騰しているから、ダンボールも高くなっているかも知れないと予想はしていたが、24円も高くなると、ちょっと困る。
従来 120円×256枚=30720円×5%=1536円
    30720円+1536円=32256円

今回 144円×256枚=36864円×5%=1843円
    36864円+1843円=38707円

差額 38707円-32256円=6451円

 いくらなんでも6451円もアップしたら困る。事務員さんに交渉したら、担当者が夕方でないと帰らないと言われるので、振込先だけ聞き、担当者に電話してもらえるよう頼んで、払わずに帰った。

 夜、電話があり、今回は1枚130円でよいと言われた。帰るときお願いしておいた金額だった。
    130円×256枚=33280円×5%=1664円
    33280円+1664円=34944円
    34944円-32256円=2688円(差額)

 10月に改定があり、またアップする可能性があるらしい。
 ダンボール代が上昇しても、顧客に転嫁するわけにいかない。

(1)ダンボール代
(2)クロネコ運賃代(まだ何も言われていない)
(3)ポリ袋→納品書と振込用紙の水濡れを避けるため。
(4)ダンボールを閉めるガムテープ

 
 帰りにいつものスーパーで買い物をした。夕飯の豆腐を買いに寄ったが、もちろんそれだけでは済まない。

本つゆ(338円)・・・ソウメン用
美味納豆3P(88円)×2個・・・朝食用
薄皮つぶあん・・・120円だったのが現在は140円
きぬ豆腐(58円)×4個・・・以前は49円だった。9円アップ
米国産豚ロース(383円)・・・高いので牛肉は買わない
ポリ袋(128円)×3袋・・・以前は100円だったので28円もアップ
サランラップ(178円)・・・旭化成のラップ、微妙に薄くなった?
手あげ(2枚で110円)・・・今日は安売りをしていた
合計1941円。



2008_06242008年06月23日01452008_06242008年06月23日0149

 右の画像の茎を見て頂くとわかるが、黒ずんでいる茎がある。早くも病気発生。自給用に16本定植しているだけだから、売上に影響はしないが、トマトは露地では難しい。


2008_06242008年06月23日0135 

 自分も「葉っぱビジネス」が1種類だけある。それは月桂樹の葉。イタリア料理店から時々注文が入る。

2008_06242008年06月23日0136

 果樹の根元に、台所から出る生ゴミを捨てているが、ナンキンが自生している。種を蒔いて定植したナンキンよりかなり勢いがいい。

2008_06242008年06月23日0126

井戸の傍らに植えているラベンダー。サービス品としてワンパックに入れている。

2008_06242008年06月23日0001

 ツルムラサキが一部、伸び過ぎたので、収穫してニワトリにやった。過去の経験から絞り込んだ「定植数」であるが、こんなこともある。ニワトリが食べてくれるから、もったいなさも半減。
 全国で大流行の「就農支援塾」には「簡素なトリ小屋作り」も加えて欲しいと思う。

2008_06242008年06月23日0121

 今日、キュウリの3回目を蒔く予定だったが、蒔けなかった。画像は2回目のキュウリ。1ヶ月前にはタマネギが植わっていたのに、1ヵ月も経たないうちにこんな状態。タマネギの抜き後から、草がいくらでも伸びてくる。


2008_06242008年06月23日00382008_06242008年06月23日0116

 サトイモが草山になっていたが今日、草抜き(草刈り)をした。黒マルチをしていないと、ちょっとしたタイミングの違いで草山になる。
 こうなる前に、三角鍬で土の表面を動かすようにすれば、草退治ができるのに、出荷や雨が重なるとこうなってしまう。
 サトイモ1キロを400円で出荷するより、ツルムラサキ500gを200円で出荷した方がはるかに経済的である。


2008_06242008年06月23日0020

 不得意な農作業は、どうしても、後回し後回しになり、ぎりぎりにならないと身体が動いてくれない。早くサツマイモの電柵をしなければ。

 

2008_06242008年06月23日0138

 サツマイモの冷床の隣にあるのがキクイモ。9月のお彼岸頃に咲く菊の花を楽しんでから、お墓にも備える。11月に収穫できる芋は、ニワトリのエサ用だが、顧客にも出荷。

 
2008_06242008年06月23日0153

 ボクのいる方に寄ってくるニワトリ。



2008_06242008年06月23日0187

(今日の夕飯)
レタス
ジャガイモとタマネギと豚肉の煮物
ソウメン

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

化学肥料も使いたい理由

2008_06222008年06月22日00542008_06222008年06月22日00782008_06222008年06月22日0077
 
 先日、化成肥料を買った。化成肥料は右の画像のように小さな粒状になっている。
 化成肥料を使わなくても、十分まにあっているが、追肥をする場合に、液肥ではどうしても不便な作物がある。



2008_06222008年06月22日0007 2008_06222008年06月22日00182008_06222008年06月22日0083
 
 従来使っていた肥料は、
(1)メタン菌液肥・・・8割
(2)トリ小屋の鶏糞・・・1割
(3)籾殻クン炭・・・1割
 大半が液肥であり、トリ小屋の鶏糞は果樹などの根元におくことが多い。


2008_06222008年06月22日0024
 
 画像はスペアミントであるが、もう少しすると地肌が見えないくらい密集する。こうなると、液肥が使いづらい。

 

2008_06222008年06月22日00312008_06222008年06月22日0028
 
 画像はセイジである。右の画像のように株分けしたセイジは、鶏糞や液肥が施せるが、左の画像のように、大きくなると、鶏糞や液肥が施しづらい。
 菜食主義のニワトリにしているので、鶏糞の肥料効果は少ない。敷き草がわり。



2008_06222008年06月22日00252008_06222008年06月22日0012
 
 左の画像はコモンタイム。現在は刈り込んでいるから、中央部分を手で破り、そこに液肥を施した。
 右の画像はオクラ。まだ小さいので中央部分を手で破り、そこに液肥を施した。


2008_06222008年06月22日0071
 
 画像はスイートバジル。すでに茂って追肥は施しづらい。

 
2008_06222008年06月22日0035 
 
 画像はイタリアンパセリ。イタリアンパセリが小さい間は中央部分を手で破り液肥を施したが、すでに大きくなって、液肥は施しづらい。
 

 
 以上の作物は、茂ると(大きくなると)液肥が使いづらい。理由は、
(1)液肥が葉にふれるとよくない。
(2)根が伸びてきているので、液肥が「あたる」可能性がある。

 それを避けるには、
(1)液肥を5倍ほどに薄めて与える・・・手間が5倍。
(2)雨の降る前や降っている間にやれば、液肥が葉に触れても洗い流される・・・合羽を着てするのはしんどい。

 こういう場合には、化成肥料を使った方がかなり楽であり、液肥のように「あたる」可能性も少ないので心配がない。

 
 液肥を導入してからは化成肥料は全く使わなかった。
 上記の作物は液肥の追肥が施しづらいので、元肥だけで、追肥はしなかった。
 上記のような収穫期間の長い作物は、収穫末期の10月、11月上旬に肥切れ症状を起こすことが多い。それでも、そのまま放任してきた。でも、それはやはり惜しい。

 秋冬作では、春夏作のような長期取りの野菜やハーブはないので、「肥切れ」の心配はなく、元肥だけで十分である。

 
 以上のような理由で、化成肥料を2袋買った。1年間に1袋あれば足りると思ったが、1400円ほどの化成肥料がまもなく2000円近い価格になると聞き、腐る物ではないので2袋買うことにした。

 農薬に関してもそうであるが、肥料に関しても「パーフェクト」には考えていない。パーフェクトで行こうとすると、一部の作物にどうしても無理が生じてくる。
 言い訳がましいが、パーフェクトにしようとすると、かえって、トータルの安全性から遠ざかるように思う。

 安全性とは、
(1)水の問題
(2)慣行農法の周囲の田んぼの状況
(3)鶏糞等の有機質肥料のエサの質の問題
(4)動物糞では防虫剤、防臭剤の残留問題
 等のいろんな問題が絡んでくると思う。絶対的なものではなく、相対的なものと考えている。
 
 完全無農薬、完全無化学肥料というと、それだけで安全と判断しやすいが、現実は違うと思う。
 紙一重の所で、ほんの少し農薬や化学肥料を使えば随分身体的に楽になり、大きなリスクが回避できるなら、使った方がいいと思う。
 
 公的な認証マークをもらうには、こういうやり方は通じないかもしれないが、個人で直接売買するなら、単なる認証ではなく、
(1)鮮度
(2)味
(3)信頼関係
(4)価格
 等のトータルな問題で顧客との関係が成り立つだろう。

 完全無農薬、完全無化学肥料にこだわりすぎると、長い年月の間にどうしても無理が生じてくる。 

 執着していると、あっという間に3年、4年という期間が過ぎてしまう。
 若い農業者には、農業形態の思い切った変更も含め、もっと柔軟な取り組みをして欲しいと思う。
 

2008_06222008年06月22日0121 
(昨日の夕飯)
豚肉、ツルムラサキのおひたし、アゲ
メザシ
ソーメン

2008_06232008年06月23日0004
(今日の夕飯)
サラダ・・キュウリ、レタス、タマネギ、ピーマン、ハム
ちぢみ、たこ焼き・・・市販の惣菜
トーフ・・・ネギ

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 


このページのトップへ

コメント返し

名前:農高生
ホスト:ppp6156.hakata06.bbiq.jp
********************
こんにちは、
わたしは農業高校に通っています。
今3年なのですが
課題研究で牛の糞尿を使ったメタンガスの
簡単な実験を実際にやってみたい
のですが、
学校の先生たちには
出来るはずがないと馬鹿にされ
協力してもらえません。
私たちだけの力にも
限界があり困っています。
何かアドバイスをおねがいします。

 
 あなたのような高校生からコメントをもらえて、本当にうれしいです。そして、まことにすごいご質問です。
 ぜひ応援させてください。
 私の独善と偏見では、この「簡易方式、メタンガス発生装置」こそ、未来を切り開くシステムと思っています。現に、お隣の中国の田舎(農家)では爆発的に増えているシステムです。

 システムは簡単です。家から出る
(1)人糞尿
(2)お風呂の排水
(3)台所の排水
(4)洗濯排水
(5)飼っている動物糞
(6)あれば米ぬか(リン酸肥料)
(7)野菜の残渣
等を、メタンガス発生装置に投入し、台所でメタンガスを利用(つまりガスの自給自足)し、残った廃液は野菜の肥料にするという循環システムです。
 ベトナム方式と中国方式があるようです。
 
 私はこのシステムを現場で見ながら、何度説明してもらっても、理解できない「理工系音痴」なので、システムの説明はできません。
 システムの画像のアップも許されておりません。

 次の方に尋ねてみてください。より簡単なメタンガス発生装置を稼動されているはずです。
(大森昌也さん) 兵庫県 朝来市  和田山町 朝日767-2 あ~す農場
☎079-675-2959
著書である「自給自足の山里から(北斗出版)」には、バイオガス(メタンガス)発生装置の絵が出ていました。

 もう一人の方は埼玉県 比企郡 小川町の金子美登さんです。もしお近くなら、お近くでなくても、ぜひ訪問して見てください。あなたの人生を変える集落かも知れません。まさに有機農業のメッカともいうべき集落であり、著名な有機農業人がたくさんおられます。その中でも代表的な人が「霜里農場」の金子美登さんです。
 インターネットで「霜里農場」と検索してみてください。さっき検索したら、バイオガス発生装置が図解入りで説明されておりました。
 バイオガスだけでなく、有機農業の超実力派ですから、農高生のあなたにぜひ訪問してほしいと思います。宿泊して研修できる施設もあるはずです。私も第一線を退いたら、霜里農場で長期研修を受けたいと思っています。

 
 私が指導をしてもらったKさんは、我が家から40キロほど県北の方です。その方は独力でバイオガス発生装置を作りました。農業高校を出られた60代後半の方です。農閑期にはネパールで農業指導をされています。
 その方によると、子供の頃(60年ほど前)に、雑誌「家の光」にそのシステムの説明がのっていて、子供ながらに理解できたそうです。その後、ネパールで始めてその施設を見て、もっと改良点はないかと色々試行錯誤していた時、自分で作ってみようと思われたようです。
 
 豊かな才能の持ち主であり、加えて、昔の農業高校では、ニワトリの解体や燻製、実際に豚を殺してソーセージにしたりする授業があったようです。その時に誰も豚を殺す勇気がなくて、それならとKさんが屠殺されたそうですが、その後「豚殺し」というあだ名がついたそうです。私はその話を聞いた時、ますます尊敬するようになりました。

 私が田んぼで利用しているメタン菌液肥は、メタンガスは利用せずに、液肥だけを利用するやり方です。つまり、メタンガス発生装置の廃液をもらってきて、それを500リットル容器に入れ、人糞尿や家庭排水の代わりに、「米ぬか」と「ナタネカス」と「井戸水」を利用して液肥を作るやり方です。一度廃液をもらってきたら、後は半分使ったら、「米ぬか」と「なたねかす」と「井戸水」を繰り返し投入するというやり方です。メタン菌が活躍してくれて、良い液肥になっているのだと思います。

 これで回答になったでしょうか。でも、メタンガス発生装置のことをよく思いつかれましたね。
 メタンガス発生装置は、家から出る人糞尿や家庭排水を簡易な方式でリサイクル(循環させる)するシステムです。
 逆に下水道は、莫大な費用をかけて下水処理施設を作り、化学資材を使って浄化し、残渣は産業廃棄物になるというシステムです。
 住宅の密集した都会ならいざしらず、山村にまで下水道システムが来ておかしいと思います。
 下水道の問題点は、
(1)永久的なシステムではなく耐用年数がある。
(2)下水道使用料が高過ぎる。
(3)システムの改修や、やり直しが発生した時、使用料に転嫁される。
(4)下水道は他の全てのシステムを否定するシステムである。各家庭によって、単独合併浄化槽を設置する家があったり、メタンガス発生装置を設置する家があったり、業者に汲み取りを依頼する家があったり、自分で田畑に施す人がいたり、それぞれのやり方でいいと思うが、下水道が来ると、他の全ての方法は否定されてしまう。
(5)下水道のようなハードの事業ではなく、台所や洗濯で合成洗剤を使わないなどのソフトの事業でかなり改善できたはず。
(6)下水道ができて果たして、水路が排水路から用水路になるだろうか。魚がもどり、蛍が戻る川になるだろうか。
(7)河川には、家庭排水だけでなく、農薬、化学肥料、除草剤、施肥した鶏糞や牛糞等、多種多様のものが、雨と共に河川に流れ込んでいる。
(8)当地の農村集落排水施設は、計画人口1200人(333戸)で、総事業費は1492809000円でした。14億9千万。
(9)現在、岡山県の財政は危機的状況。今後もこの下水道事業は続くのだろうか。

 下水道に比べて、メタンガス発生装置の費用は14万9千円以下。つまり1万分の1くらいの費用ですむのではないでしょうか。加えて、メタンガス発生装置は毎月の使用料などかからない。そして、耐用年数などなく半永久的システムであり、下水道と違って、ガスというエネルギーと、液肥という肥料を発生させてくれる。まさに「循環のトリプルシステム」である。
 私は今世紀中頃までに、下水道は見直しを迫られるシステムと思います。
 現実には、メタンガス発生装置は都市では設置が難しいシステムかも知れません。しかし、都市の機能がこの先50年安泰でしょうか。
 メタンガス発生装置は、農業、環境、エネルギーの自給に関わる近未来型システムです。
 
 すごい質問をくれてありがとう。ぜひ、埼玉県 比企郡 小川町の金子美登(よしのり)さんの「霜里農場」をネットで検索してみてください。メタンガス発生装置だけでなく、農業全般に関して、大変参考になると思います。


 あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking


このページのトップへ

中途半端農法

2008_06212008年06月21日の20055
  昨日、ハーブの営業のことを書いたが、スイートバジルの出盛り期に1ヶ月ほど、毎年営業をしていただけで、1年中していたわけではありません。
 

2008_06212008年06月21日の20045
 スイカが茶碗ほどの大きさになったので防御をした。スイカの周囲に150センチ間隔ほどでクエを打ち、防御ネットを回し、上部にはカラス避けの網を張る。
 年に1回の作業であるが、10年以上同じパターンでやっていると、苦手作業でも、それほど負担にならなくなる。10年で10回の経験。


2008_06212008年06月21日の200432008_06212008年06月21日の20054
 左はカキ、右はキーウイ。秋に収穫できる果樹であるが、今の時期にすでにこのサイズ。
 カキは2年続けて害虫にやられて、ほとんど収穫できなかったが、農薬散布するにしても高木で巨木。
 今の時期に農薬散布すればよいらしいが、
(1)1ヶ月以上前から農薬を購入して準備し
(2)どういう様な器具で高い部分の農薬散布をするのか
 本で調べるなり、人に聞くなりして準備万端整えておかないと、今になって思いついても時間切れ。

2008_06212008年06月21日の20024
 ハーブのルバーブ。梅雨入りする頃には毎年成長が弱っていたが、今年は状態がよい。去年の10月末に株分けしてこの場所に植えたが、土地が合っているのかもしれない。
 タイム2種類、ミント3種類、セイジは、来年1月頃まで9ヶ月間連続して収穫が続くので、こまめに状況をチェック。足音が肥やし。


2008_06212008年06月21日の20013
 レモングラスは1株は残して、2株株分けしたが、株分けした20株は全部活着した。5月では温度が低い。梅雨入り後の株分けが良いと思う。

 
2008_06212008年06月21日の20017
 サツマイモの挿し木の3回目をした。水が足らなかったのか、この1週間の伸びが悪く、高系14号の挿し木苗が70本ほど足らなかった。最終は月末になりそう。当地では7月3日頃までの挿し木なら間に合う。それ以上遅れると太りが悪い。
 この後、苗床の芋づるはニワトリの青菜にする。何度も刈り取りができて便利。


2008_06212008年06月21日の20001
 チマサンチュという下葉から順次収穫するレタス。すでに2ヶ月近く収穫が続いている。毎日のように食べているが、まだ葉は硬くない。今年はキュウリが遅れたので、とても助かっている。
 収穫も仕訳も、見た目ほど手間ではない。結球レタスなら収穫適期幅は2週間しかない。これはタキイ種苗のチマサンチュという品種であるが、ホームセンター等に各社のが色々おいてある。ワンパックにも家庭菜園にもお勧め。


2008_06212008年06月21日の20023
 レタス→キュウリ
 インゲン→オクラ
 レタスが終わる頃、毎年、キュウリが成り始め、インゲンが終わる頃、毎年オクラが収穫できるという流れになる。
 インゲンはタキイ種苗の「初みどり2号」という品種を蒔いているが、1dl(約240粒、367円)蒔くと、収穫に時間がかかり過ぎる。1箇所に4粒蒔いているので、240粒だと60株。自分の場合は50株ほどが時間的に限度。
 手前はイタリアンパセリ。盛夏に生育が弱まるが、秋にまたよく伸びるようになる。これも8ヶ月間ほど連続して収穫できる。


2008_06212008年06月21日の20010
 ポット苗でない予備苗のイタリアンパセリを遅れて定植した。ポット苗は根に土がついているが、根に土のない苗を定植する時は、定植後1週間は寒冷紗をかぶせて日陰にしておく。寒冷紗がない場合は1週間、草をかぶせてイタリアンパセリが直射日光に当たらないようにする。


2008_06212008年06月21日の20033
 しとしとしと・・・、じめじめじめ・・・。こんな季節はニワトリに病気が出やすい。四面オール開放の金網鶏舎でも、太陽が鶏舎内に差し込まないと床が湿る。この先1週間は曇天、雨のマーク。こんな時こそ、たらふく青菜を与えて自然界の栄養補給をする。


2008_06202008年06月21日0007
(昨日の夕飯)
野菜サラダ・・・キュウリ、レタス、タマネギ、リンゴ、ハム
サケ


2008_06212008年06月21日の20060
(今日の夕飯)
野菜サラダ・・キュウリ、レタス、タマネギ、ピーマン、イカ天
焼き鳥
トーフ・・・青シソ

 
 コメントの返事を書こうとすると、何を書こうか、どういう風に書こうか、書く前にエネルギーを使い果たし、結局、コメントの返事はしないことがほとんどですが、今回は書かせて頂きました。
 コメント欄でと思いましたが、コメント欄の使い方をよく知らないのと、ちょっと長文になりそうだったので、今日の更新に加えました。
 
 田舎暮らしを始めて5年目でまだ37才なら、とても早い転身と思います。
スタートが1年でも早いということは、後々、大きな強み(励み)になると思います。ボクが32才の時はまだ、農業のノの字も脳裏にありませんでした。

 近県ではないのが非常に残念です・・・会えば幻滅します。全く持って、たいした農家ではないですから。
 ボクが県外の農家を訪問したのは、18年間で2回だけです。1回目はお隣の兵庫県の和田山町にお住まいの大森昌也さん。2回目は和歌山県那智勝浦町の色川集落。他は家から通える範囲の近くの農家です。同じような農業形態の、あまり稼ぎのよくない農家(友人)が多く、年に1~2回訪問させてもらっています。
 
  
 ほとんどが都会から田舎に来られた人たちですが、地域とうまく付き合っている人と、そうでない人とおられるようです。農業者それぞれの個性や性格によると思います。
 
 「ちょっと変わった農法」というのは「不耕起栽培」などを指すのでしょうか。
 ボクの場合は「中途半端農法」です。
(1)除草剤は使わないが、
(2)秋のアブラナ科野菜には生育初期に1~2回の農薬散布をし、
(3)草マルチや藁マルチだけでなく、土に戻らない反環境的な黒マルチを多用し、
(4)化学肥料はほとんど使ってこなかったが、追肥にメタン菌液肥が使いづらい作物があり、今後は年間1~2袋の化学肥料を使おうと考えている(後日詳述)。

 
 集落がまだ集落として機能している田舎なら、「よそ者」として、多少排他的に見られるのは、日本全国共通のようです。
 集落が崩壊しかけている集落(限界集落)では、逆に、歓迎される場合が多いようです。ただし、そんな村ではイノシシやシカ、サルの被害が大きく、農作物は本当に作りづらいと思います。
 一長一短です。
 
 農業は隣人と揉め事の多い職業だと思います。
(1)水を巡る問題
(2)土地の境界の問題
(3)農薬を使う使わないの問題
(4)除草剤を使う使わないの問題
(5)肥料が臭う等の問題

 田舎暮らしにもいろんな形態があり、農業をする目的で田舎に来られても、途中から方向転換して、農業以外の収入が生計の柱になっている人もだんだんおられます。それでもほとんどの人が都会にUターンすることなく、田舎に留まり続けています。
 岡山県が2回目の田舎移住の方も何人かおられます。

 
もう、元の社会には戻れない(戻りたくない)です。

  ・・・ちょっと尻切れトンボになりました。


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking



 

 
 
 

 

 


 

 

このページのトップへ

今日の出荷

 今、外は雨が降っている。今年の梅雨はまだあまり雨が降っていない。少しまとまった雨が欲しい。雨が降らないと、数日前に施した液肥の効果が出ない。
 今日は出荷日。夜が遅いので、朝起きるのがつらい。

2008_06202008年06月20日0002

2008_06202008年06月20日00102008_06202008年06月20日00062008_06202008年06月20日0011

 左から、ツルムラサキ、レタス、ピーマン

2008_06202008年06月20日00092008_06202008年06月20日00052008_06202008年06月20日0008

 左からラベンダー、青シソ、スペアミント

2008_06202008年06月20日00042008_06202008年06月20日0003

 左からイタリアンパセリ、スイートバジル。写したのはこれだけ。

 今日収穫したハーブと野菜は、
スイートバジル   31単位
イタリアンパセリ  15単位
スペアミント       5単位
ブラックミント     2単位+半ぱ
レモンタイム      3単位+半ぱ
セイジ          4単位
ローズマリー      2単位+半ぱ
ラベンダー       2単位
アップルミント      2単位

キュウリ        2単位
ナスビ         2単位
ピーマン        2単位
インゲン        2単位
ニンジン        2単位
レタス           2単位
エンサイ        2単位+半ぱ
ツルムラサキ     4単位+半ぱ
青シソ          3単位

 他に在庫野菜のタマネギ、ジャガイモ、ニンニクを出荷した。
 今日収穫したハーブは9種類、野菜は9種類、合計18種類。
1種類平均5分かかると、5分×18種類=90分(1時間半)。実際には2時間ほどかかった。

  ハーブの収穫適期幅は比較的長い。野菜の収穫適期幅は短いので、収穫適期になっていれば、出荷の有る無しに関わらず収穫する必要がある。 野菜でも成り物の適期幅は短いが葉物の適期幅は比較的長い。
 今日は個人客は2軒だったので、それを頭に入れながら収穫した。

 なお収穫ロスは、送料負担の見返りにサービス品として振り分ける。だから多種類収穫しても、自分の場合はあまり収穫ロスが出ない。多ければ野菜は自給用にまわす。

 ハーブは前もって注文の電話をこちらからすることの方が多い。IP電話にしているので、市外でも市内通話料金なので、電話代はあまり気にならない。
 1週間あるいは2週間おいて電話をするとたいてい注文がもらえる。面倒くさいように見えるが、逆に、やりがいになっている。野菜の個人客とは会話することはめったにないので、業務用のシェフと話をするのは楽しみでもある。顔は誰も知らない。

 こちらから電話を入れると、収穫を調整することができる。それと、個人客なら、ナスビやピーマンやキュウリが入らないワンパックはちょっと送りづらいが、業務用なら、「今はその野菜はない」で済ませれるし、たくさん収穫できそうであれば、「買ってもらえんでしょうか」と依頼もできる。

 とにかく、前もって電話を入れておくと、出荷軒数も野菜の収穫も調整できる。

 ハーブ歴はまだ11年である。スタートして7年間は野菜だけだったが、8年目に入った時にハーブの導入を思いついた。理由は、
(1)野菜の個人客が安定せず、顧客が減っていたこと。
(2)新しい顧客が必要だった。
(2)深めるのは不得意だから、より種類を増やそうと考えた。
 9年目、10年目、11年目の頃、職業別電話帳を見てイタリア料理店に電話をかけまくり、顧客を獲得できたから、細々とながら現在も農業を続けることができている。

 深めるのは不得意であるが、自分にも「得意作物」というのはある。以下の5品目のみ。
(1)エンサイ
(2)ツルムラサキ
(3)青シソ
(4)シュンギク
(5)不結球レタス
 この5品目だったらスペシャリスト農家になれる。地元の学校給食が、地元の食材を使うために農業者を募集するようなことが万が一あれば、上記5品目のスペシャリスト農家として、いち早く名乗りをあげたい。


 
 
  医学部入学の定員は1984年の8280人をピークに、2007年には7625人に減少しているらしい。しかし全国の毎年の新規就農者数より、明らかに多いはず。1県平均150人とすると×47都道府県=7050人。岡山県の新規就農者数は毎年150人には達していない。

 食の基本である農業者数がこんな状態だから、病人も増えて当然。

 

 牛窓町、邑久町、長船町の3町が合併されて、瀬戸内市になって、何もいいことはなかった。かえって行政がわかりづらくなった。
 反対しようにも最初から「合併ありき」だったので、反対もできない。このようにして、平成の大合併が岡山県下の大部分で行われた。ほとんどが合併の補助金目当てだったのだろう。
 本当に民意が反映されるなら、県下で半分ほどは合併、半分ほどは従来のままで残りそうだが、そうはならなかった。ほとんどが自民党系の首長なので、右へ倣えしたのだろう。
 そして今度は道州制が持ち上がっている。そんなことをしたら、ますます行政がわかりづらくなる。 
 
 選挙の時は「おらが村から議員を出す」という名目で「見えざる圧力」があり、合併されて市になると、おらが村が6~10団結して、この地域から1人は議員を出そうと、また見えざる圧力がかかる。 

 とにかくこの国の選挙は「地域でまとまって、地域の代表を1人は議会に送り出しておかないと地域に何一つもたらされない」という感覚である。

 

 
 今、畜産の現場は輸入飼料の高騰で危機的である。中央酪農会議の調べでは、飼料高で廃業が加速し、全国で年1000戸前後の酪農家が消えているという。
 それでは飼料の自給は可能だろうか。
(1)飼料稲となると、水の問題が発生する。田んぼに引く水は現在、無料の所は少ないと思う。
(2)飼料麦を作るには、秋に空いた田んぼが必要になる。
(3)飼料作物を作るにも、肥料と手間隙が当然かかる。
(4)飼料作物を作る機械類がいる。稲作の機械があれば問題ないが、畜産農家が新たに飼料米(麦)を作るとなると、機械の導入という問題が新たに発生する。
(5)収穫物を保管する冷蔵庫や倉庫が新たに必要になる。
(6)これまでの輸入飼料に取って代われるか採算が問題。作ると採算に合わないから購入していたのである。

 ニワトリ30羽でも、コゴメを保存しようとすると、梅雨入り頃から虫が湧く。保存するには冷蔵庫が必要である。


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 


 

 

 

 
 
 
このページのトップへ

都市のスラム街か、限界集落か

 職業が異なれば、収入金額に大きな差があっても、あまり気にならない。自分の価値観で農業を選択したのだから、稼ぎの差は仕方がない。
 
 しかし、同業者であれば、年令に関係なくライバル。同業者でも収入金額にはかなりの開きがある。収入は能力の差だからこれも仕方がない。負けてはならないと思うのは、徹底した「自分らしさ」を追求した農業。いかに自分特有の農業をベストな形で表現できているか、それに特にこだわっている。
 
 

 一歩間違えば、秋葉原事件の加害者のような立場になる可能性がある。絶望、谷底、這い上がれない壁。しかし、そんな時自分は、外の世界でなく、内なる自分に向かった。殺人の逆は自殺。
 
 絶望は感じたが、自殺までは考えなかった。絶望的な状況の中で、農業がひらめいたわけだが、多分、99%の人は農業などひらめかない。しかし他に選択肢もなく、絶望のままの状態が続く。
 
 農業がひらめいたのは35才の春。秋葉原の加害者は25才。10才の開きがある。自分の時代には、転職しても、選り好みしなければ、いくらでも正社員の道はあった。今は1~2度就職で失敗すれば正社員の道はなく、まだ25才でも、谷底から這い上がれそうにない絶壁しか見えなかったのだろう。
 
 自分に農業がひらめく背景(農家育ち)がなければ、他に自分はどんな独立自営業を選択できただろう。

 いい企業に入ることが、大部分の人の目標であるなら、その企業に自分の居場所を見出せなくなった人は、どう生きていったらよいのだろう。生きていく選択肢がない。

 企業(組織)に居場所を見出すことができるのは、せいぜい6~7割。3割の人は、企業勤め以外の生計の道を探さざるをえない。
 
 6月14日の朝日新聞に「歌舞伎町こそわが人生」という人・脈・記があり、名刺に「歌舞伎町案内人」と刷り、路上で配る。中国や台湾の観光客に声をかけ、案内したレストランや風俗店から料金の一部をもらう。やがて、月収100万円を超えた。李小牧(47才)は、東京・新宿の街角に立って20年になる「歌舞伎町案内人」だ。

 落ちていく先は、都市のスラム街か、それとも、山村の限界集落か。いずれを選択するにしろ、生きていくには食わねばならない。食うためには働いて稼がなければならない。

 

 
 一応○○は出たけれど、何もしない4年間だった。ほんとにあきれるくらい勉強しなかった。

 後悔しても仕方がないから、前だけを見て、過去は振り返らないようにしているが、今頃になって、少し勉強をしようという気になった。勉強といっても、何か専門書を読んで勉強するのではなく、新聞を読むのが自分の勉強である。
 去年の10月から、ブログの必要に迫られて農業新聞を、今年の1月から同じくブログの必要に迫られて朝日新聞を 購入し始めた。

 今は農業が忙しくて、田んぼ見学にほとんど出歩けないから
 
 生活のために、ただの少しでも稼ぎ続けなければならないから

 そんな理由で、毎日のように田んぼの往復だけ。

 そんな中で、自己啓発は唯一、新聞が頼り。

 経済記事は読まない。
 興味のない記事も読まない。
 それでも3紙読むのに1時間はかかる。

 本の紹介があったら、いつか読んでみたい本を切り抜き

 地域の紹介があったら、いつか訪ねたい地域を切り抜き

 旅行の紹介があったら、いつか旅行したい所を切り抜き

 農業者の紹介があったら、いつか訪ねたい人を切り抜き

  
 

2008_06182008年06月18日00332008_06182008年06月18日0044

 里の夕暮れ


2008_06192008年06月19日0006

(今日の夕飯)
ジャガイモとタマネギの煮物・・・豚肉少々
トーフ・・・薬味は青シソ
レタス

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

ニワトリ三昧

2008_06182008年06月18日00682008_06182008年06月18日0049
2008_06182008年06月18日00702008_06182008年06月18日0065

 ニワトリが水を飲む様子はユーモラスである。まず、口ばしに水を含み、のどを持ち上げて、水が胃袋の方に落ちていくような飲み方である。
 
 普通、牛や豚などの哺乳類は、口を飲み水に近づけると、そのままの状態でがぶがぶ飲むが、ニワトリは一旦、首を持ち上げて口ばしを天に向ける。
 
 自然界の鳥は、どんな水の飲み方をしているのだろう。同じ鳥だから、ニワトリと同じような飲み方なのだろうか。

 夕方はエサをやらず、フゴ一杯の雑草を与えるだけだが、今日は夕方、ヌカだけ床にばらまいた。ヌカを食べるとニワトリはよくのどが渇くようである。ヌカはコゴメと違って粉なので、のど越しが悪いのかも知れない。

 ニワトリの画像をしょっちゅうアップしているからといって、ニワトリのエサやりに時間をかけているわけではない。ニワトリは言うなれば空気のような存在であり、農作業中も家でも全く気にならない。ほとんど気にならなくて、時間もかからないから17年あまり飼い続けて来れたのだと思う。ネックは2泊3日以上留守にする時。これは農業を始めて1回のみ。リンクにある「ふるさと色川」を訪問した2004年の3月。この年の1月、国内で初めて「鳥インフルエンザ」が発生した。まだ4年ほどしか経過していない。
 
 この年の3月、各地に鳥インフルエンザが飛び火し、通報遅れから浅田農産の社長夫婦が自殺した。
 
 この頃は自分もパニックになりかけていた。親戚等、周囲の外野がうるさかったから。
 
 その時期を越えると開きなおったのか、ニワトリを飼うのを止めようと思ったことはない。
 
 こういう飼い方では、鳥インフルエンザの「発生源」にはまずならないという不確かな自信がある。「購入エサ」に問題がなければ・・・。

 日本全国津々浦々、自分が飼っているような30羽養鶏が広がっていったらいいのになあと思う。
 
 たった45年前まで、庭先で飼う30羽養鶏、玄関横の特等の「まや」で飼う1頭の牛、そして人糞尿は田畑の良い肥料だった。
 
 あの時代に戻す必要があると思う。二酸化炭素の排出量が戻せるなら、農業も戻せるはずである。
 
 1万羽~10万羽単位で飼うケージ養鶏は「動物虐待」である。動物愛護団体は野生動物の保護(農家に対する敵対行為)には熱心だが、家畜の飼い方には興味を示さない。

 
 
2008_06182008年06月18日0022

 雨を待つアジサイ。

2008_06182008年06月18日0015

 梅雨の花がもう1点。クチナシ。
 ボクがこの花の名前を知ったのは随分と後年である。例の「クチナシの白い花・・・」という歌がはやった時も、クチナシがどんな花か知らなかった。
 この花のことをずっと「風車の花」と呼んでいた。花に草の茎を通して風車にしていたように思う。

 

2008_06182008年06月18日00772008_06182008年06月18日0073 

 梅雨の花、山野草の代表格であるドクダミも今が最盛期である。いくらでもあるが、顧客に送ったことは1度もない。

 
 「現代農業」という雑誌の7月号では「葉っぱビジネス」が特集されていて、「ただの葉っぱをお金に変える目のつけどころ」として新聞広告に出ていたのが、ビワの葉、サツマイモの葉、カキ、イチョウ、モミジ等だった。

 現実は、野生の物を収穫するより、田んぼで作った方がはるかに収穫が楽で手間もかからない。

 

2008_06182008年06月18日00872008_06182008年06月18日0098

 今日夕方、液肥を仕込んだ。米ぬかを1袋半ずつと、ナタネカスを適量。米ぬかとナタネカスの比率は5対1と何度か書いたが、この液肥を指導してくれたKさんは、きちんと4対1になるよう、量って入れるようにと言われた。
 
  米ぬかは国産、ナタネカスの大半は輸入品(そして遺伝子組替え作物の可能性が高い)なので、どうしてもナタネカスを減らしたい心境になるが、やはりナタネカスは一定量は投入する必要があると思う。

 右はタマネギの後地に植えたキュウリの2番蒔きであるが、黒マルチをはがすのが面倒だったので、黒マルチの上からまいた。明日の雨でタマネギ穴から吸収されるだろう。
 もう一度液肥を施すが、その時はきちんと黒マルチをキュウリの根元までたくりあげて施すつもり。  

  それにしても、この時期の草の勢いはすごい。タマネギは5月末に収穫してまだ20日間ほどしか経過していないのに、早くもタマネギ収穫後の草が画像のように伸びている。

 
2008_06182008年06月18日0082
 
  画像はスペアミント。ミントは主に飾りに使われるので、葉が大きくなったら商品価値ゼロ。大きくなったらハーブティ用として出す。
 
  ハーブは雨の「泥はね」を嫌う。野菜もハーブも洗ったりすることはなく、収穫後にジョロでさっと打ち水をするだけなので、自分の場合、「黒マルチ」は必須である。ただし、ミントのように横に伸びるハーブは黒マルチができない。密集すると「泥はね」は起きないが、それまでは鳥小屋の鶏糞を敷いている。


2008_06182008年06月18日0001

 インゲンが成り始めた。インゲンも「敷き藁」か「敷き草」か「黒マルチ」が必須である。前年のスイートバジルの跡地に不耕起で蒔いた。マメ科なので肥料はあまりいらないが、少し液肥を施した。
 収穫期間は短いが、
春夏作の収穫期→6月20日~7月10日(4月23日蒔き)
秋冬作の収穫期→10月20日~11月10日(8月中下旬蒔き)

2008_06182008年06月18日0104

(今日の夕飯)
トーフ・・・薬味はネギ
イワシの煮付け・・・市販の惣菜
キュウリの中華風炒め・・・キュウリはもらい物


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

春夏作と秋冬作の比較

2008_06172008年06月17日00322008_06172008年06月17日0001 

  田んぼ周辺では、右の画像の田んぼだけが田植えをされている。この田んぼの持ち主が田植えをしてくれるから、画像左の水路を水が走る。
 水路があるとカエルが喜ぶ。カエルには水が必要である。カエルが喜ぶ時、ボクも喜ぶ。カエルは一晩で1000匹以上の害虫を食べてくれるらしい。



2008_06172008年06月17日00062008_06172008年06月17日0050

 明日は昼から雨の予報なので、今日、液肥を担いだ。右の画像のように、先日植えたオクラの畝の中央に20センチ間隔ほどで穴を掘り、それに液肥を流し込む。オクラがまだ小さいうちに2回ほどする予定。


2008_06172008年06月17日00152008_06172008年06月17日0009 
 2008_06172008年06月17日00162008_06172008年06月17日00392008_06172008年06月17日0047

 この画像を見られて、ほとんど野菜を植えていないと思われませんか。実際、田んぼの半分ちょっとが更地である。


2008_06172008年06月17日00192008_06172008年06月17日00352008_06172008年06月17日0054 

 植わっているのは、
ナスビ、ピーマン、サトイモ、ツルムラサキ等・・・5アール
サツマイモ、ナンキン、トウガン・・・4アール
スイートバジル・・・1アール
ジャガイモ・・・1アール
レタス、ニンジン、ネギ、ニガウリ等・・・3アール
イタリアンパセリ、インゲン・・・1アール
キュウリ、トマト、スイカ・・・1アール
ハーブ類・・・2アール
 春夏作の正味作付は合計で18アールほど。

 秋冬作は、空いた田んぼに作付する。
ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ、ブロッコリ・・・3アール
インゲン、ニンジン、レタス、ネギ・・・2アール
シュンギク、ホウレンソウ・・・2アール
ロケット、ディル、チャービル・・・2アール
 秋冬作の正味作付は合計で9アールほど。

 物置、鳥小屋、果樹畑に8アールほど使っているので、秋冬作を植えると、そんなに更地はない。田んぼの合計面積約40a。
40a-18a(春夏作)-9a(秋冬作)-8a(果樹畑等)=5a
 計算上は5aほど未利用地として残る。

 春夏作と秋冬作の合計で27アールほど。他の農業者に比べて、作付量はかなり少ないのに、ゆっくりする時間がない。出荷の日は夕方1~2時間しか農作業はできないので、農作業は月、水、金以外の週に約4日間。一旦仕事が後手に回りだすと、なかなか追いつけない。

 秋冬作より春夏作の方がはるかに忙しい理由
(1)雨が多い。
(2)草の成長が著しいので草抜き作業がある。
(3)畦草の草刈作業がある。
(4)サトイモ、サツマイモ、ヤーコンは、秋冬の出荷であるが、実際の農作業は春夏作でする。
(5)秋冬作は同時スタート、春夏作は順次スタート。

 


2008_06172008年06月17日00752008_06172008年06月17日00652008_06172008年06月17日0058

 久しぶりに夜の画像。といっても7時半。まだそれほど暗くない。1年で最も夜が短い時期。


2008_06172008年06月17日0091

(今日の夕飯)
みりんぼし
トーフ・・・薬味に青シソ
ソーメン・・・薬味にネギ
レタスの味噌和え

 あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking


 



このページのトップへ

ニワトリのエサ

2008_06162008年06月16日00302008_06162008年06月16日0037

 土曜、日曜と朝が早かったので、花菖蒲を見る余裕もなかったが、今日はたくさん咲いていた。


2008_06162008年06月16日0011

 相変わらずオンドリは凶暴で油断がならない。仮に他の人にエサやりを頼む場合、オンドリがいると頼みづらい。


2008_06162008年06月16日00532008_06162008年06月16日00462008_06162008年06月16日0056

 宅急便の営業所の道路を隔てたすぐ前に、「コメリ」という農業資材を売る店が3月にできた。ニワトリのエサはいつも農協で買っていたが、今回はコメリにした。
 
  農協のエサより200円ほど安かったが、エサの内容の差異はわからない。ちょっと気になったのは、
(1)農協は冷蔵庫のような倉庫に保管しているが、コメリはそうではない。
(2)どちらも、「賞味期限」の表示がない。
(3)どちらも、牛、めん羊、ヤギには使用しないこと。使用した場合は処罰の対象となると書いてあった。

 人間の食べる食品にはすべて賞味期限が書かれているのに、ニワトリのエサにはなぜないのだろう。

 牛等にやるなと書いてある。処罰の対象・・・とまで書かれていると、ちょっと勘ぐりたくなる。BSEが発生した牛舎でいっしょに処分された牛等がニワトリのエサとして流布したりすることはないと思うが。

 

 
 土曜日の朝発生した東北の大地震を知ったのは、田植えの手伝いから帰り、夜、銀ちゃんラムちゃんのブログ(猫)を見てからだった。

 ペットは飼えなくても、ペットブログで十分楽しめるし、疑似体験できる。
 
 農業も、農業をすることはできないが、農業ブログで十分疑似体験できる。そんなブログに一歩でも近づきたい。


 

 パソコンを覚えるには、必要なこと以外は学ばないことだと思う。
 
 パソコン教室で「パワーポイント」の使い方を何回も何回も教えてもらったが、日頃使わない機能は、1ヶ月もすれば、きれいさっぱり忘れている。

 ペイントショッププロで、画像の編集方法を何回も教えてもらって覚えていたのに、これも1ヶ月使わなかったらきれいさっぱり忘れた。

 だから、ブログ以外のパソコン機能は全く使えない。でもブログをしていると、かなりのパソコン通に思われる。

 15年ほど前にワープロ教室に通って、そこで、10本の指のフォームポジションで200字ほどの短文を打つ練習を繰り返ししていたことが、今、ブログを打つ上で大いに役立っている。

 

 農業関係の専門書は、今はほとんど読んでいない。少しは読んだかなあと思うのは、スタートして3~4年の頃までと、ハーブを導入した当初の2年間ほどである。
 
 現在購入している農業関連の本は、

(1)種苗会社の本・・・種苗会社の友の会に入っていると、毎月月刊誌が送られてきて、年に2回、春夏作と秋冬作の種のカタログが送られてくる。購読料1年1980円。種代が1割引になる。

(2)土と健康・・・日本有機農業研究会の月刊誌 。購読料1年6000円

(3)日本農業新聞・・・JAの新聞 。購読料1ヶ月2550円。日本農業新聞など読んでも、何の役にも立たないと17年間ほど思い込んでいた。取り始めたのは去年の10月からだから、まだ1年にもならない。今では、この新聞はとても有益だと思うようになった。
 たとえ農業ジャンルや農業形態が違っても、日本や世界の農業の流れを知るには最適の情報源である。
 新規就農や定年帰農を考えられている人にとって、全国の情報が載っているこの新聞を購入して毎日読めば、多くのヒントがあるように思う。


2008_06162008年06月16日0062

(今日の夕飯)
ギョウザ
こふき芋
トンカツ

キュウリの酢の物・・・キュウリはもらい物

 

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

 


 

このページのトップへ

1人の認定農業者より5人の家庭菜園型農業者を

 全国新規就農相談センターは14日、東京都内で新・農業人フェアを開いた。受け入れを希望する自治体やJA、企業などが約100のブースを出展。新規就農に関心を持つ学生、家族連れ、中高年まで約1000人が会場を訪れた。会場では農業への熱い思いが広がっていた。

 この種の相談センターを見ると、また「騙される人が増えるのかなあ」と思う。騙される人が悪いのか、騙す方が悪いのか。

 この種の相談センターの案内役に現役の農業者はいないので、農業の現実を身体で感じていない

 最近はこんなブースに新規就農で成功した農業者も案内役と一緒に座っているようだが、農業においては、成功した新規就農者の事例が、これから新規就農を考えている人の参考になることは、ごく少ないように思う
。成功者は2割?

 この種のフェアは、農業のプロを目指す人のためであることがほとんど。農業を目指したいと思っている人には家庭菜園型農業をやりたい人も多い。

 そんな人たちのためのフェアーがない。

 多分、農業をカネにすることができるプロをめざす就農方法しか、行政や農協、企業の対象でないのであろうが、農業をしたい人の、おそらく「大部分」は家庭菜園型だと思う。

 つまり、こういうフェアーは本人の希望と「ミスマッチ」のことが多いのでなかろうか。家庭菜園型がないから、こんなフェアーにも顔をのぞけ、つい誘惑されるという危険性があるように思う。

 農業をやりたいということと、農業が好きだと思うことと、農業をカネにすることができる(プロ)ことは、いずれも異なると思う。

 プロ農家を1人育てることよりも、家庭菜園型農業者を5人育てた方が、この国の農業の底辺を広げることにつながる。いわゆるプロ農家が、農業志願者に及ぼす影響はごく少なく、家庭菜園型農業を楽しんでいる人の方が及ぼす影響ははるかに大きいと思う。

 自分の場合も、いわゆる「スペシャリスト型農家」を訪問したり、そういう農家の友人は少ない。そんな農業をしようと思っても、自分にはできなかったし、自分にできないことをやってのけている人を訪問しても、参考になる(真似ができる)ことが少ない。

 この国の自給率をアップさせ、農業の底上げをはかりたいなら、各県に100人のプロ農家を毎年育てても、ほとんど効果はない。家庭菜園型農業を広めるにはどうすればよいか。この点を追求しなければ近未来の食糧危機の現実を回避できない。

 ではなぜ、家庭菜園型農業の広がりに、農協も企業も自治体も力を注がないのか。それはひとえに、農協にも企業にも自治体にも何のメリットもないからである。

 結局この国の農業は、食糧パニックに遭遇して、食糧のために「田舎に疎開」せざるを得ないような現実に直面するまで、一人一人が自分の問題として捉えることはないだろう。

 高額なライフラインの支出から開放されて、したいと思えばいつでも自給自足的な生活が可能な社会を構築する必要がある。

 ライフラインの支払いが高い金額で固定化しているということが、多くの人の経済的自由を奪い、企業という組織に依存せざるをえない状況を作り出している。

 
 
 自分が農業をすることで、
(1)お墓周辺の田んぼの荒廃が止まっている。
(2)お墓に参ってくる人にとっても、田んぼが田んぼの状態を保っているのを見ることができる。
(3)農業を継続することで、周辺の動植物の生態系を保持している。
(4)里山の景観を維持している。

 ただ、有機農業やワンパック宅配の農業では収入は知れている。この農業形態でビジネスになっている人は少ないと思う。

 他の農業形態への変更が能力的に難しかったから、現在の農業形態をスタート時点からずっと続けてきた。
 
 農業収入は少なかったが、配偶者に定期収入があったので、農業界から淘汰されずに現在に至っている。

 定年帰農者の専売特許になっている家庭菜園型農業を、現役世代でも新規就農してすることができ、最低限の生活がまわっていくことが、この国の農業に最も大切なことだと思う。
 

 

2008_06152008年06月15日0005
 苗代の田植えも終わった。


2008_06152008年06月15日0032
 正味、まる1日使っただけの田植機を洗ってとろく(しまう)。

2008_06152008年06月15日0003 
 で、新たに登場したのがこの機械。機械を洗う機械。


2008_06152008年06月15日0023 
 乗用トラクタも洗ってとろく。この乗用トラクタは自分が使っているのより、ふたまわりほど大きかった。義父は農具をていねいに洗う。最も、乗用田植機は1年に1日だけしか使わないので、当然といえば当然である。
 
 隣にコンバインを出しているのは、今度は一番奥に乗用田植機をしまい、その次に乗用トラクタをしまい、最後にコンバインをしまうからである。
 つまり、次に使うのは秋のコンバインということ。乗用トラクタは秋の収穫が終わるまで使うことはないので、コンバインの後に置く。
 
 乗用田植機・・・1年に1日、多くて1日半。
 
 コンバイン・・・1年に5日ほど(乾燥や籾摺りの関係で順次使用するため5日間ほど使う)

 
 乗用トラクタ・・・よく聞かなかったが、稲秋後、次の田植えまでに3回ほど使うとしても3日間。田植え前の代掻きに1日で合計4日間ほどと思う。
 圃場整備された田んぼで1枚の田んぼの面積が30~40アールと大きく、田んぼは5枚で、今年の場合、直播30アール、田植え140アール。


2008_06152008年06月15日0034 

(今日の夕飯)
蒸しピーマン
キュウリの塩もみ
らっきょ、梅干し

 今日は田植えが終わった後、バーベキューで「代満(しろみて)」をよばれたので、夜は簡単に済ませた。
 代満とは、苗代(なわしろ)が満てる(満てるとは、当地では、終わる、なくなるという意味)と書いて代満。つまり田植えの苗代が片付いた後の疲れを取るためにご馳走をすることを代満(しろみて)という。

 

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

池の脾抜き


2008_06142008年06月14日00092008_06142008年06月14日00012008_06142008年06月14日0004

  今日は早朝から義父の田植えの手伝いに行った。7時~7時までの12時間。そして明日も。
 
 家に帰り、すぐ風呂に入り、夕飯を食べたら8時半。パソコンに向かっていたら睡魔におそわれ、横になったら寝てしまい、起きたら10時半。

 左の画像は苗代。160アール(1.6ヘクタール)ほど田植えをするらしかった。田植え機の運転は長男(妻の兄)。長男夫婦も近くに住んでいるが、手伝うのは、田植えや稲刈りぐらいのようだった。
 
 真ん中の画像は苗箱クリーナー。つまり苗箱を洗う機械。こんな機械まで必要なのだろうか。やっぱり、機械が機械を呼び込んでいる。

 自分の農業も他人の応援はないので、今の時期の1日半の応援は、ちょっときつい。しかし、田植えは機械化されているといっても人手がいるし、1年1年、義父の体力は衰ろえていて、機械の運転は難しくなっているようだった。



2008_06132008年06月13日00212008_06132008年06月13日00122008_06132008年06月13日0015

 明日15日は、当地でも「池の脾抜き」の日。沖の田植えはすでに始まっているが、おが(山に近い田んぼ)の田植えは、池の脾抜きが始まらないと、田んぼに水を入れることはできない。
 
 池の脾抜きの日は池の土手でお神酒など、田植えの安全と今年の豊作を願った簡単な神事が、土木や水の世話人、稲作農家によってなされる。

 ボクが子供の頃には、右の画像の、池に水が流れ込むあたりで泳いでいた。今から45年ほど前までは泳げたのである。その直後に、池の上流に牧場が誘致されることになり、広範囲に開発されてから、山の保水力はなくなった。それまでは、この池とその上のダム、さらにその上流の池の3つのため池で、このあたり一帯の田植えに必要な水は十分に満たされていたのである。
 
 池の上流の山を開発したりしたら、山の保水力はなくなり、田植えの水が足らなくなるくらいは、当時の農家なら誰でも直感的に理解したであろうが、誘致しようとした地域の一部の有力者や政治関係者の意向に反対はできなかったのだろう。こういうことには「根回し」が前もってなされ、「カネ」もからんでいただろう。地域の公会堂でこの話が議題になった時はすでに根回しも完了し、誘致も決まり、事後承認のような形で議論し、形式的な賛否だけに終わったであろう事は想像がつく。
 
 とにかく、集落のような小さな行政単位の公会堂で、きちんと自分の意見や反対意見を述べることは、かなり勇気がいる。学校のクラスで多勢とは違う自分の意見を述べることと同じである。
 
 憲法9条とかの大きな政治課題で戦うより、小さな足元で戦うことの方がはるかに勇気が必要であるし、集落の中の付き合いもあるので難しい。あってはならない場所から圧力があったりするものである。選挙等でも同じことが言える。
 
 とにかく常日頃から、公会堂等では、きちんと自分の意見を言う習慣を身につけておかないと、肝心な時に何も言えない。ただ、地域では60代、70代の人の発言力が最も強い。この国の政治状況と同じである。かくいう自分も少し発言を始めたのは40代後半からである。
 
 学校のクラスでも地域の公会堂でも大きな流れに掉さすことは難しい。しかしそれをして始めて見えてくるのが人間性である。利害や意見が対立して始めて、その人の人間性に触れる。

 

2008_06132008年06月13日0024

 これらの画像は昨日夕方写した。昨日あわてて水路周辺の草刈もしておいた。自分は稲を作っていないので、竹薮沿いの水路には水が流れない。画像の左の山すそを流れる。


2008_06142008年06月14日0012

(今日の夕飯)
サラダ・・・レタス、タマネギ、キュウリは今日もらって帰った
天ぷら、トンカツ・・・帰りにスーパーで買った惣菜
ソーメン


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

夜働く脳と昼働く脳は違う?

 ブログは今日の一日をドラマにしてくれる。

2008_06132008年06月13日0034

 今日のアジサイ

2008_06132008年06月13日0039

 今日の花菖蒲


2008_06132008年06月13日0043

 支柱を立てるのが苦手な人は「つるありインゲン」より、画像の「つるなしインゲン」の方がよい。収穫期間はつるありインゲンの半分だが、3週間ずらして2回めを蒔けばいっしょになる。
 
 農業は一つの方法に固執する必要はない。
 
 つるありインゲン→つるなしインゲン
 支柱キュウリ→地這いキュウリ
 ホウレンソウ直播→連結ポット育苗して定植

 ロケット直播→地床育苗して定植



2008_06132008年06月13日0035

 トリ小屋の前にはハーブを植えている。このトリ小屋は、中島正さんの著作「自然卵養鶏」に出ていたトリ小屋を真似て作った。「丸太柱にトタンの片屋根、四面オール開放の金網鶏舎」、いつのまにかこの言葉を暗記していた。もうちょっと付け加えるなら、周囲だけはブロックで固めないと、タヌキ等に地を掘って侵入される。それと、地上30センチくらいまでは金網でなく板切れにして、外から害獣に見えないようにする。


2008_06122008年06月12日00902008_06122008年06月12日0102

 ニワトリは草を好む。通常は朝夕にフゴ一杯の草を鎌で刈って与えるだけだが、草刈機で刈った時には大量の草があるので、トリ小屋一面に投げ込む。好きな草は食べ、嫌いな草は残って下敷きとなる。籾殻がない時は草の下敷きが便利。
 野生の鳥は昆虫や木の実、雑穀を食べるが、ニワトリのように草もたくさん食べているのだろうか。


2008_06122008年06月12日0072

 画像はハーブの「ルー」。以前は、タンジー、サントリーナ、ワームウッド等のハーブも作ったことがある。初心者の頃は、野菜でもハーブでも、とにかく多種類を、そして誰も作っていないような珍しい物を作ってみたいものだが、長年のうちに、
(1)一般的なもの
(2)顧客の需要の多いもの
(3)作りやすいもの
(4)目的を絞った野菜やハーブ
にいつのまにか集約される。
 ハーブも40種類を超えていたが、たった2~3本ずつコレクションとして保持し続けることも、忙しい時はかなり負担になる。趣味では続かない。


2008_06122008年06月12日00502008_06122008年06月12日0048

 左がエンサイ、右はツルムラサキ。家庭菜園ではあまり見かけないし、スーパーでもあまりみかけない。
 エンサイは陳列中にすぐに「ひなえて」しまい、見栄えが悪く、市場性に乏しいのだと思う。
 ツルムラサキはちょっと癖があり、市場性が劣るのかも知れない。
 家庭菜園では夏場のホウレンソウとして、もっと作られてもいいと思う。サツマイモの葉を出荷するなら、エンサイの方がはるかに出荷しやすいと思う。
 6月中旬以降、7月、8月、9月、10月中旬頃まで、レタスやホウレンソウは作りづらい。この時期がエンサイとツルムラサキの出番である。

 

 今、午前10時半。今日は出荷日。野菜の仕訳が終わり、帰って朝食を食べ、パソコンの前に座った所である。
 6月中旬は稲作農家だけでなく、野菜農家(ワンパック農家)も、1年で最も忙しい時期である。それなのに、平気でパソコンの前にいるのは、どうも夜間だけ打っていると、固い頭がもっと固くなっているような気がして、昼間に打てば、ちょっと違った作文ができるような気がしたから。
 実際、深夜働く脳と、昼間働く脳は違うような気がする。ただし、早朝は打てない。早朝という時間帯は自分に向かない。

 出荷のある月、水、金は、朝6時~6時半頃には田んぼに到着している必要がある。梅雨明けしてもっと暑くなれば、6時には到着する必要がある。
 寝るのは午前様でも、5時半~6時頃には一旦目が覚める。5時間ほどの睡眠で目が覚めるのは年のせい。若い時はこんなことはなかった。

 出荷のない日はまた寝てしまい、次に起きるのは7時前である。
 出荷の日は疲れていても起きる。ただすぐには動き出せなくて、台所の椅子で5分ほど、ぼう~っとしてから動き始める。すぐに野良着に着替え、軽四に収穫容器(黄色のコンテナ)を積み、13リットル容器に簡易水道(近くの山の湧き水を引いた集落の10軒ほどの共同の水)の水を入れ(収穫後の野菜の打ち水に使う)、ペットボトルにも飲み水を入れて、家から500メートルほどの田んぼに行く。

 地下足袋では朝露で「びしょ」になるので、動き辛いが長靴で収穫をする。今日は個人客はなく、イタリア料理店だけ5軒だったので、収穫は早く終わった。
 収穫が終わってから、物置のそばの竹薮の日陰で仕訳をする。軽くて量り辛いものは目分量で仕訳をする。

 収穫、仕訳が終わったら、ニワトリのエサやり、水の入れ替え、草をフゴに一杯与えて終了。

 9時半より早く終われば、ちょっと農作業をする。9時半でもすでに3時間ほど働いたことになる。

 田んぼから帰って朝食が終わった頃、衛生業者さんが「汲み取り」にきてくれた。当地でも今年2月から下水道が稼動し始めた。3年以内に下水道に接続するよう申し渡されている。単独合併浄化槽をすでに設置していた家でも下水道に接続することになる。
 この春、集落の多くの家でいっせいに下水道の工事がされたようであるが、我が家は来年にするつもり。「1年でも先送り」というわけではないが、今年は気分的にする気がしなかった。
(1)受益者分担金は1戸あたり19万5千円
(2)水洗便所改修費用(2箇所予定)・・・多分100万超。
(3)接続したら毎月の下水道料金

 自給自足という言葉がますます使えなくなる。固定的支出である月間のライフラインの金額がアップすることは、定期的収入のない農家には負担である。
 食を自給することは、スーパーで購入することに比べて3倍ほど高くつくし、ライフラインは、水以外は自給しずらい。
 
 昼間に1時間~1時間半ほど昼寝をする。横になるとたいてい寝れる。昼間の1時間の昼寝は夜の2時間半ほどの睡眠に匹敵するらしい。このことを考えていたら、昼の1時間~1時間半ほどの入力は、深夜の2時間半~3時間ほどの入力に匹敵すると考えた。 ただ、昼間の入力は昼寝もできないし、明らかに農作業に食い込んでしまう。


2008_06132008年06月13日0052

(今日の夕飯)
サラダ・・・レタス、タマネギ、ジャガイモ、フライドチキン
ベイカの煮物
 

 あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

ある生産者親子

2008_06122008年06月12日0012

  今日、サツマイモの第2回目の挿し木を100本ほどした。合計400本ほど植えるので、残り100本。6月20日頃に最終の第3回目を予定。

 
2008_06122008年06月12日0015

 昨日、レモングラス(ハーブ)の株分けをした。1株で10分割ほどできる。レタスの跡地に植えた。


2008_06122008年06月12日0020

 何回か蒔き直した最後のオクラがきれいに生え揃ったので、定植予定数の2倍以上になったが、捨てるのはもったいなかったので植えた。
 スナップエンドウの跡地に植えた。
 黒マルチをしていれば、その後作に不耕起ですぐに定植できる。肥料は、中央部分(スナップエンドウの植え穴)に小さなスコップで穴を掘り、そこにメタン菌液肥を入れる。

 
2008_06122008年06月12日00102008_06122008年06月12日0056

 お粗末な地這いキュウリ。まだ収穫できない。今日、草を抜いた(刈った)。
 右は2番蒔きのキュウリをタマネギ跡地に定植した。肥料は、黒マルチをキュウリの根元までたぐりよせて液肥を施し、また元に戻す。ツルが伸び出したら、刈り草を置いて敷き藁代わりにする。


2008_06122008年06月12日0025

 昨日、セイジの株分けをした。セイジは突然の青枯病が多いので、定期的に株分けして増やしている。セイジは肥料をあまり欲しがらないが、湿気を嫌う。


2008_06122008年06月12日00642008_06122008年06月12日0063

 ナスビにアブラムシがたくさんついたので、下葉をかなり落とした。隣のピーマンにもアブラムシがうつったので、同じように下葉を剪定した。

 
2008_06122008年06月12日0071

 梅雨に咲くラベンダー。梅雨のない北海道がラベンダーの産地。

 

 フルーツコーン(生でもおいしく食べれる品種)の生産者親子が農業新聞に出ていた。
(1)農業新聞に出るくらいだから、かなりの規模で、地域では有名な農家なのだろう。
(2)父50才、息子22才。子供さんが農業を継がれている。これもすごい。
(3)1600本をハウスで栽培。
(4)友人などを通じて販売しているが、口コミで輪が広がっているらしい。どんな作物でもいえるが、立派なおいしい農作物は市場には出回らない。全て直接販売で売っている。
(5)技術力が下記のごとく別格のようだ。
 イ. しゃきしゃきの食感を保つため水やりには気を遣い、雄花の出る4月以降はたっぷりと水を与える。
 ロ. 実がジューシーになるよう、畑の表面を乾燥させずに常に湿った状態にしておく。
 ハ. 1株につき、収穫するのは1本だけに限定し、2番果は除去して高品質を保つ。
 ニ. 楽しみにしている人のためにも、栽培方をさらに磨きたい。

 
 こんな人を見ると、農業はやっぱりスペシャリスト型の世界と思う。自分の場合は、
(1)多種類作っているので、一つ一つの作物に注意している暇がない。
(2)どんな作物でも肥料の量は同一。
(3)肥料はたいてい元肥一発処理。それが最も楽だからという理由と、黒マルチをするので、必然的に元肥でないと、追肥は面倒。
(4)作物ごとに水やりの方法を代えるなどできない。雨が降らず、乾きすぎたらやるだけ。つまり、自分で水管理ではなく、お天道様の水管理におまかせ。
(5)安全性には一応こだわっているが、味の事は考えたことがない。味を考えるには、肥料の質、肥料構成などを考える必要がある。多種類作っているから、そんなことは無理。
(6)ハウスで作る人は野菜を「作る人」で、自分の場合は作るというより、作物の持っている力で「知らん間にできた」という作り方。
(7)ハウスは水管理、肥料管理、温度や湿度管理、どれ一つとっても大変だと思う。ここからして自分と根本的に異なる。自分の場合、そこまでして10収穫しなくても、放任しても3~5くらいは取れる。10取りたかったら2倍作ればよいと考える。
(8)上記のトウモロコシの人、息子が後を継ぐというのは、農業の世界ではすごいことだと思う。傍らで親のしていることをずっと見てきたわけだから、
 イ. かなりの収入になって
 ロ. そんなに忙しそうにせず
 ハ. 楽しそうに農業をして
 ニ. 直販の販路も安定していて、お客さんが喜んでいるのを見て
 ホ. 自分が食べてもおいしい

  こんな農業を見せないと、子供は農業など継がないと思う。
 
 
 それに引き換え、自分の場合はどうだろう。
イ. 子供はまず農業をしない
ロ. 田んぼがどこにあるか場所も知らない(自分の若い頃といっしょ)
ハ. 今、何が旬の野菜かまるで知らないし、
無関心
ニ. 野菜をあまり食べない 
ホ. 子供が後をついでくれるのは、うれしいだろうなあと思う。自分の場合は、後をついでもらおうにも、全く食えない農業をしている(そんな農業しかできなかった)ので、一人完結。


2008_06122008年06月12日0111

(今日の夕飯)
ハンバーグ
シシャモ
レタス


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

このページのトップへ

35才と55才の違い

2008_06112008年06月11日00212008_06112008年06月11日0008 

 アジサイと花菖蒲。昨日1つだった花菖蒲は今日4つ咲いた。


2008_06112008年06月11日0003

 ニンジンとチマサンチュ(下葉から順次収穫するレタス)。ニンジンは収穫まで後10日ほど。小さくても出荷を始める。


2008_06112008年06月11日00462008_06112008年06月11日00412008_06112008年06月11日0038

 果樹3種類。左から、ビワ、フェイジョア、ブラックベリー。

 ビワは袋掛けして、カラスの防除もする必要があるから、口に入ることはない。単に植えているだけ?。

 フェイジョアは花がきれい。去年は数個しか成らなかったが、一昨年はまあまあ成った。アケビのような形をしていて、味はパイナップル風。熟すと落下するので、それを拾い、10日ほど追熟して食べる。カラスが狙わないので、去年新たに4本購入して植えた。。

 ブラックベリーは雨に弱い。鳥も好む。今は鈴なりでも、自分の口に入るのはわずか。


2008_06112008年06月11日00722008_06112008年06月11日0062 

 エンドウを片付けてトリ小屋へ。取り遅れて豆になったエンドウも大好物。どんなささいな収穫物も捨てるのはしのびないが、後にニワトリが控えていてくれるので、無駄がない。

 

 35才の時、20年後の55才など想像もしなかったし、遠い未来のことと思っていた。それが20年経過してみると、35才はほんのちょっと前に思える。

 この先20年後の75才も、こんな調子で、あっという間にやって来るんだろう。

 でも、老いた自分をすんなり受容できるのではないかという気がする。ブログを続けている限り。

 ブログは続けるつもり。自分の生きた証しを残すには、今の所、ブログしか考えられない。

 書けなくなったら、書けるように、生活環境を変えるつもり。

 35才だったら「たかが、ブログなんか」と思って、途中で止めていく人が多いと思う。しかし55才の自分には、もう人生が残り少ない。残せる物といったら、今の自分にはブログしかない。だから「ブログが全て」という生き方をしている。ここが、35才と55才の決定的違いかも知れない。

 ワンパック宅配の必要に迫られて、発送日と、その月にお届けできる野菜と、短いメーセージを書いているうちに、メッセージがいつのまにか増えていった。野菜が上手にできない腹立たしさと、カネにならない腹立たしさが書かせたのだと思う。

 野菜だけでなく、作文を書き続けてきてよかったと今更ながら思う。野菜だけでは、自分の人生に何の展開もなかった。

 Kさんは40代の末から、冬の農閑期にネパールへ農業指導のボランティアに行き始め、69才の今は年に2回、合計で2ヶ月半も滞在し、それが大きな生きがいになっている。
 往復の旅費や滞在費も入れたら年間に40万ほど使われているのではなかろうか。その費用を稼ぐために現在も元気に野菜を出荷しておられる。
 ボランティアなどに行かず、野菜だけ作っていたら、今頃はとっくに農業から引退されていたと思う。

 
  たかがブログでも、続けようと思ったら、
(1)とにかく前だけを一心に見つめるようになるし
(2)日々の生活に緊張感を伴うし、
(3)更新のために、行動さえも変化していく

 昼間は生産労働に従事しても、夜には3~4時間の自由時間が取れるはずである。
 いくら苦しくても、いくら時間が取れなくても、農業だけやっていたのでは、自分の人生を変えることはできないと思う。



  4月頃からやたらと忙しいので、忙しいと思える原因を書き出してみた。
(1)親戚の葬儀が重なり、出て行くことが多かった。
(2)義父の稲作の手伝いに今年から行くようになった。
(3)ブログのために新聞3紙を読むのに1時間余りかかりだした。
(4)デジカメ撮影に毎日20分ほどかかりだした。
(5) 全作物の定植本数を微妙に減らしているが、数本ずつ減らしたぐらいでは効果が少ない。
(6)体力は1年ずつ多少落ちているかも知れない。
(7)たまに昼間からブログを打つことがある。
(8)ブログのためにあえて出かけることもある。

  

  野菜を作っていない大部分の人は「今日はあまり食欲がない」ということがしばしばあるのかも知れないが、自分のように作っていると、食べたいと思う野菜を食べるから、「今日はあまり食欲がない」ということは生じない。


2008_06112008年06月11日0080

(今日の夕飯)
タマネギの炒め物・・・ピーマン、干しエビ
市販の惣菜・・・ハムコロッケ、ウインナー
レタス



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

土からの拒絶

2008_06102008年06月10日0012

 梅雨の花、花菖蒲。昨日はまだ咲いていなかったが、今朝は咲いていた。


2008_06102008年06月10日00732008_06102008年06月10日0075

 ナンキンの花。左は雌花、右は雄花。蜂が交配してくれる。自分で交配したことはない。


2008_06102008年06月10日00662008_06102008年06月10日0042

 左はインゲン豆の花。右は栗の花。栗の花がこんな形をしているのが不思議。


2008_06102008年06月10日0039

 ミョウガの背丈はいっきに高くなる。7月上旬には、茂ったミョウガの茎葉で薄暗くなった地際に、ミョウガの子(花芽)が出る。


2008_06102008年06月10日00072008_06102008年06月10日00282008_06102008年06月10日0025

 今日のニワトリのご飯は、
☆米ぬか
☆味噌汁とご飯の残り
☆購入飼料+米くず(近所の親戚でもらった)

 ここ1週間は卵を1個も産まなかったり、産んでも1日2個。多分この状態が30日ほど続く。何年も飼うと、1年に1度、こんな「産み疲れ」がやってくるようである。


2008_06102008年06月10日0079

(今日の夕飯)
新ジャガイモの煮物・・・タマネギ、ソラマメ
スナップエンドウの炒め物
レタス
シシャモ

 

 音楽は聴かないので何も知らないが、エリック・クラプトンという名前だけは有名なので知っている。ヘロイン中毒、アルコール依存症に転落していった負の循環からどのようにして抜け出しかを赤裸々につづった自伝の紹介が新聞に載っていた。

 誰でもあると思う。パチンコ依存症・・・、ニコチン中毒・・・、転職の悪循環・・・。そしてこんな状態は、10年、15年という単位で続いてしまう。

 こんな状況を劇的に変えれたのは、農業がひらめいて、うまく転身できたから。

 誰でも農業がひらめくわけではない。逆に、ほとんどの人は農業などひらめくことはないと思う。

 30代の半ば頃、とにかく、何とかして現状を変えなければならないと考え続けていた。いつも、そんなことばかり考えていた。

 会社勤めは転職の悪循環になっていたので、何か独立してできる仕事はないか、そんなことばかり考えていた。いくら考え続けても独立してできるような仕事は思い浮かばなかった。

 そんな時、つまり、リンゴの木の下でぼう~っとしていた時に、突然、万有引力の法則を発見したニュートンと同じような脳状態だったと思う。

 「万事を尽くして天命を待つ」という感覚は、凡人でも偉人でも同じようにありえると思う。その万事とは、独立してできる仕事は何かないか考え続けることだった。

 5月の連休、家でぼう~っとしていた時、ふと目に入った「農協だより」をぱらぱらとめくっていた時に「農業」がひらめいた。

 自分の場合、すぐにそれを頭の中で消去する必要はなかった。それまで潜在意識下で「ほとんど食えない」と意識していたから農業という選択肢がひらめくことはなかったが、猫に追い詰められたネズミのような状況になって始めて、農業が潜在意識下から潜水艦のように急浮上してきた。

 ひらめいた瞬間、自分でも驚いた。農業はすぐそばにいつもあったのに、それに気付かなかった。気付いた瞬間、とても気持ちが高ぶった。

 都会暮らしで非農家なら、「農業」など脳裏に浮かぶことはなかったと思う。

 そういう点では、確かに自分は恵まれていた。それなら、都市在住者はどうしたらいいのだろう。凡人は都市に住もうと田舎に住もうと独立自営業ができるような仕事は今はない。田舎でも、一昔前は成り立っていた、大工さん、左官さん、自転車屋さん、文房具店、薬局、八百屋等の小さな個人商店の経営がほとんど成り立たなくなっている。都会だと尚更だろう。

 だから、都会人でも、独立自営業の選択肢として「農業」を考えなければ、他に独立自営業など到底考えられない。

 今は多くの都道府県で、いろんな支援政策ができているので、皆目無理と決め付けてしまわない方がいい。決め付けたら、その後の思考展開はない。

 一口に田舎暮らしといっても、多種多様の形態がある。
 (1)自給自足型
 (2)スペシャリスト型(果樹、野菜)
 (3)アルバイトもしながらの田舎暮らし
 (4)定年帰農型
 (5)棚田ボランティ等のイベントに行ってみる
 (6)田舎の農業イベントにいろいろ参加する
 (7)田舎の友人や知人を何とかして作る
 (8)その他

 思いついたら、2年間ほどかけて、いろんな情報を探してみるとよい。自分に合った田舎暮らしへの入り方が見つかると思う。

 準備期間は2年間ほどが最長で、それ以上になると精神的に気持ち(意志)が持続できなくなると思う。自分の場合も、当面の生活費を稼ぐためと、農業形態をどうするかで、2年ほどの準備期間が必要だった。

 都市在住でも田舎在住でも一流企業という豪華客船に乗れるチャンスは、凡人には卒業の年の1年しかない。その客船に乗れなかったら、後でいくら船を乗り換えてみても似たり寄ったりである。乗り換えすぎると、最後は漂流船になってしまう。

 この国はすでに職業の選択肢のほとんどない社会になっている。とにかく組織(企業)にさばりついて、組織の歯車になるしか生きる方法がない。

 今、あらゆる世代に「農業という逃げ場」が必要なのに、「農業の敷居」が無茶苦茶高くなっている。

 逃げ場のない社会

 まっさかさまに谷底に転げ落ちていくような社会

 生きていくのがむなしくなる社会

 カネが全ての社会

 でも時給800円で使われるしかない社会

 他人と共有しない社会

 他人に共感することのない社会

 社会には絶望しか見えないが

 自分には農業という逃げ場がある

 なぜ農業は多くの人を寄せ付けないエベレストなのか

 資本主義は人間を組織に、ニワトリをケージに

 いずれも大地から引き離して閉じ込めてきた

 土から離された人間の魂は塵のごとく浮遊して

 あてもなく彷徨う

 土こそ人間の最後の拠り所なのに

 土に拒絶されている



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

農業経費の概算

租税公課 16年 5600円
       17年 5600円
       18年 5600円
       19年 5600円
       平均  5600円

種苗費   16年 50091円
        17年 46548円
        18年 49108円
        19年  38407円 
               平均  46038円

肥料費   16年  7567円

        17年 5112円
        18年 3501円
        19年 2600円
       平均  4695円

飼料費   16年 4170円
        17年 9030円
        18年 9680円
        19年 3060円 
               平均  6485円

農具消耗品費 16年 81989円
          17年 70844円
          18年 42784円
          19年 44198円
          平均  59953円

事務消耗品通信雑費 16年 141161円
               17年  75857円
               18年 116786円
               19年 145477円
               平均 119820円

農機具店支払い   16年  2331円
             17年 23052円
             18年 95039円
             19年 11582円
             平均  33001円

ガソリン代  16年 44015円
         17年 60033円
         18年 56926円
         19年 63664円 
                  平均 56159円

作業用衣料費 16年  9246円
          17年 10250円
          18年  8864円
          19年 19749円
           平均 12027円

減価償却費  16年  46394円
         17年  54138円
         18年 107583円
         19年 106808円
         平均   78730円

借地料 16年 12523円
      17年 12523円
      18年 12523円
      19年 12523円
      平均 12523円

研修費(田んぼ見学費)   16年 42042円
                 17年 39381円
                 18年 13275円
                 19年 23191円
                 平均  29472円 

その他
軽四の車検代    年平均    50000円
自動車保険   年平均   18000円
電話代      年平均   60000円 
月刊誌・本代   年平均       8000円

経費総合計   年平均   約60万円

 これ以上の情報公開はみっともないので、しないが、年間の必要経費は少なくとも60万はかかり、不意な出費も考えられるので、農業経費の概算は年間60~70万と考えている。              
             
 

2008_06092008年06月9日0050

 挿し木をして1週間が過ぎたので、黒い寒冷紗をとった。家庭菜園で50~70本ほどの挿し木なら「刈った草」をかぶせておけばよい。寒冷紗の足りない部分はそうしている。


2008_06092008年06月9日0044

 忙しくて、あぜ草をなかなか刈ることができない。田んぼの中も畦も草山なので、人にあまり見られたくない。その畦草を抑えるくらい勢いのよいのが画像のアップルミント。


2008_06092008年06月9日00402008_06092008年06月9日0042

 残りのジャガイモを全て収穫した。栄養失調が病気発生の原因と考えたが、種芋自体に病気があったような気もする。病気発生があまりに早かったから。
 こんな時、2品種植えておけば、はっきり理由がわかるのだが、そうしていなかった。

 ジャガイモの右側にいっぱい咲いているのは、ハーブのカモミール。ここは前年タマネギを植えていた場所で、その通路にカモミールを植えていたのが、こぼれ種でこれだけ咲いた。ジャガイモの植え付けの時に同時に何回か耕運しているが、それでもこれだけ咲いている。
 
 右はブラックミント。ここは前年ブラックミントを植えていた場所であるが、ジャガイモを植えつける時に同時に何回か耕運していたが、その後、耕運していなかったら、これだけはびこった。ミント類は繁殖力が強いので、どこにでも植えると根絶しにくくなる。


2008_06092008年06月9日0034

 ナンキンもなかなか大きくなってくれない。ブログに熱を入れすぎて、野菜に対して注意が散漫になったかも知れない。


2008_06092008年06月9日00142008_06092008年06月9日0028

 左の画像のように、ナスビの3割ほどにアブラムシが発生した。ナスビの被害は19年目にして始めてなので、気分がちょっと落ち込んでいる。
 ナスビのアブラムシがピーマンにもうつって少し被害がでているが、ピーマンはナスビほどではない。



2008_06092008年06月9日00202008_06092008年06月9日00182008_06092008年06月9日0003

 状態がよいのは、左からエンサイ、ツルムラサキ、スイートバジル。バジルはすでに出荷を始めている。


2008_06092008年06月9日0054

(今日の夕飯)
チンゲンサイの煮物
サバのフライ・・・市販の惣菜
レタス


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

3種類の支援事業

2008_06082008年06月8日00052008_06082008年06月8日0001

 梅雨に咲く花、アジサイとドクダミ。
 
 ドクダミはちょっと有名な野草である。至るところに自生しているが、利用したことはない。乾燥させて「ドクダミ茶」を飲めば健康にいいらしいが、自分の場合はハーブがあるので、わざわざドクダミ茶を飲まなくてもハーブティでよい。しかし、そのハーブティもほとんど飲んでいない。コーヒーが癖になっている。
 
 以前は夜にハーブティを作り、朝、ペットボトルに移して、水筒代わりにしていたが、いつしか、ペットボトルに入れるのは簡易水道の山水になった。
 
 ハーブティは麦茶パックで麦茶を作るのとほとんど同じやり方であり、手間も全くかからないが、山水を入れるのはもっと簡単なので横着になった。
 
 ハーブティは、
(1)ヤカン一杯の水を沸騰させて火を止める。
(2)2種類のハーブを一つまみずつヤカンに入れ10分ほど蒸らす。
(3)きれいな草色がつけばできあがり。ハーブは取り出して捨てる。長く置いておくと苦くなる。
(4)熱いのがおいしいが、翌朝冷えたら冷蔵庫に入れて麦茶代わりに飲むのもよい。

 種苗店で、タイム(ハーブティにはレモンタイムがよい)、レモンバーム、ミント(ハーブティにはアップルミントがよい)の3種類を購入して、プランターにでも植えておけば、年中ハーブティが飲める。

 レモンタイム(常緑草)→収穫期間は1年中

 レモンバーム→収穫期間は4月上中旬~11月中旬

 アップルミント→収穫期間は4月上中旬~1月中下旬

 ハーブティの組み合わせはたいてい2~3種類であるが、レモンタイムは1種類だけでもおいしい。


2008_06082008年06月8日0036

 画像はコモンタイム。左はレモンタイムで右はセイジ。ハーブはたくさん作る必要がない。定期的に切り戻しておけば、初夏~秋なら1ヶ月ほどでまた出荷できる大きさに伸びる。



(1)中山間地域等直接支払制度
(2)小規模・高齢化集落支援モデル事業
(3)一社一村運動

 (3)は静岡県が農村の活性化を目指して全国に先駆けて始めた。担い手不足や耕作放棄地に悩む農村と、社会貢献やビジネスの場を求める企業との「仲人」を県がして、双方が連携して課題を解決するのが狙い。これまでに8件の「縁談」が成立。他の自治体にも広がりつつある。

 この事業、画期的だと思う。こんな事業を他の県も積極的に導入し、積極的に仲介をして欲しいと思う。
 この内の5件が「棚田の保全」と新聞に出ていた。つまり企業では、
(1)社会貢献がしたい。
(2)社員の福利厚生の場がほしい。
(3)研修の場がほしい。
(4)ビジネスを広げたい。
農村では、
(1)人手がほしい。
(2)交流を増やしたい。
(3)顧客が欲しい。
(4)特産品を開発したい。

 個人のボランティアに依存するのは限界だと思う。企業の支援がないと岡山県下4箇所の棚田(棚田百選に選ばれた棚田)はもう維持できないだろう。県には至急に「仲人活動」をしてもらいたい。
 

 
 (1)の中山間地域等
直接支払制度・・・条件不利地域が制度の対象。集落を主な取り組み単位に、耕作放棄の防止や担い手の育成、農作業の効率化などの目標を定めた「協定」を集落住民らで結び、それに取り組むことで交付金を受け取ることができる。
 →これはリーダーに種々の負担のしわ寄せがくる。リーダーこけたら全てこける。
 何の目的のための支援なのか意味がわからない。農業ビジョンのない支援は、淘汰の単なる先送りである。



 (2)は小規模・高齢化集落支援モデル事業・・・農家が19戸以下で、全農家人口のうち65才以上が50%以上の集落が支援の対象。事業に取り組む際は、協定集落と市町村、支援対象集落の3者で協議会を作ることが必須条件となっている。
 →何かややこしい支援事業。5月半ばの段階では参加はゼロらしい。事業への足かせは、国が半額負担であるが、残りの半額は協議会が負担することにあるらしい。


 「中山間地域等直接支払制度」や「小規模・高齢化集落支援モデル事業」には、未来の農業への展望が全く見えない。これよりか、岡山県がしている新規就農支援制度である、研修期間中の2年間(15万円×24ヶ月=360万円)の支援事業の方がはるかに「未来」を感じる。

 自分が考えるのは、45才くらいまでの若い方を対象にした3ヶ月間の「新規就農田舎暮らし塾(草刈機等の使い方)」の全国展開と、年間50万円×5年間=250万円のライフライン補助である。ロストジェネレーションの世代(一流企業入社が人生のすべてと考えるなら、貧乏くじを引いた世代)に農業の未来を託したい。

 農業の底上げには、特定のエリートを育てる2年間360万円の支援より、5年間250万円の自給自足型農業支援の方がはるかに意義があると思う。

 

 

2008_06082008年06月8日0046

 チマサンチュという下葉から順次かいで収穫するレタス。4月下旬頃から6月下旬頃までの約2ヶ月間も収穫できて、とても重宝。収穫や仕分けも結球レタスより少し手間取る程度である。家庭菜園にも出荷にもお勧め。
 結球レタスの方がおいしいが、結球レタスの収穫適期幅は2週間しかない。 
 11月10日~13日蒔き→3月中下旬定植→4月下旬より収穫


2008_06082008年06月8日00352008_06082008年06月8日00292008_06082008年06月8日0013 

 今日、ジャガイモを半分収穫した。液肥の肥料不足(ナタネカス不足)で栄養失調となり 、早々と病気がきたので収穫することにした。
 
 病気が原因で表皮に「あばた」ができ、小粒ジャガイモが多い。少々の外観の悪さは出荷するが、あまりひどいとニワトリ行きとなる。今年はニワトリ行きが多い。
 
 たくさん投げこんでおいても、翌朝には跡形もなくなっている。ジャガイモは小粒でも拾って(収穫して)おかないと、秋に芽立ちがして困る。こんな時ニワトリがいると「小粒芋(あばた芋)の捨て場」に助かる。



2008_06082008年06月8日0055

(今日の夕飯)
新ジャガイモの煮物
カレイ
レタスの味噌和え
豆ご飯


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

除草剤散布の手伝い

2008_06072008年06月7日00042008_06072008年06月7日00082008_06072008年06月7日0013

 予防と言うから、稲の予防を今頃するのかなと思ったら、除草剤の散布だった。誰か近くの人を一人頼んでいたので、自分のする仕事は、ホースを持ち上げて幼稲を傷めないようにするだけだった。この田んぼは直播栽培。

 田植え靴のことで何回か電話をもらっていたが、ここで必要なのはマスクだった。稲に使う除草剤がこんなに臭く、刺激的な匂いがするとは思わなかった。義父は全然気にならないのか、マスクもせずに噴霧機の片方を持っていた。頼んでいたもう一人の方はマスクに合羽といういでたちだった。

 軽四に載せているのは、除草剤の散布機。これもかなりの値段がするのではないかと思い義父に尋ねてびっくり。そんなにするものなのか。
(1)乗用トラクター
(2)乗用田植え機
(3)コンバイン
(4)乾燥機
(5)籾摺り機
 自分はこれを稲の5大設備と考えていたが、先日手伝った籾蒔きの「籾蒔き機」といい、今日の「除草剤散布機」といい、機械の導入が新たな機械の導入を必要とする「機械が機械を呼び込む」状態なのだとわかった。
 そして、これらを収納するための倉庫も必要。



2008_06072008年06月7日00162008_06072008年06月7日0027

 先日紹介したジャンボタニシの卵。色がピンク色で周囲と不釣り合いなので目立つ。在来種なら「防護色」で目立たない色が普通と思うが、、外来種で短期間にこれだけはびこるということは、卵を食べる天敵がいないのだろう。
 始めて見た時は、コンクリートの壁面に産み付けられた卵の多さと色に驚かされたが、今日は量が少なかった。


2008_06072008年06月7日0035

 買って行った田植え靴。生まれて始めて履いた。来週土曜、日曜の田植えの手伝いにも履くと思うので1年に3~4回の利用。
 
 前述の籾蒔き機は1年に1回だけの利用。除草剤散布機は多分年に3回ほどの利用。コンバインも年に2日間の利用。田植え機も年に2日間の利用。乾燥機も籾摺り機も同様と思う。
 
 機械回転率があまりに悪いと思う。企業だったらこんな機械を購入するだろうか。
 乾燥機と籾摺り機はそれほど多くなくても、乗用トラクタ、田植え機、コンバインは大半の稲作農家が自己所有している。
 
 新聞によると稲作の収入は、これら機械の減価償却費や倉庫の減価償却費、育苗土代、肥料代,農薬代等を差し引くと、10アールあたり3万円の純収入。100アール(1ヘクタール)作っても30万円。10ヘクタールで300万円という数字。

 

 朝日新聞には週に1回「惜別」というコーナーがあり、自分が全く知らなかった、その道の偉人(有名人)のような人が取り上げられている。
 その生き方に励まされると、ハサミで切り抜きしておく。今日は毛利彰さんと吉野裕子さん。知っておられますか。

 毛利彰(イラストレーター)・・・「芸術という言葉が嫌いだ。銭湯の富士山を立派に描く人を尊敬する。自分の仕事はそういう仕事」と語った。注文を受けて売れる絵を描く。いずれは消える商業イラストをきちんと仕上げる。それを誇る職人だった。→昔住んでいた東大阪市の銭湯にも富士山の絵があった。銭湯の絵はなごむ。

 吉野裕子(民族学者)・・・なぜ、扇が舞や神事に盛んに用いられるのかー。この疑問が、日本舞踊を習う50歳の主婦の生き方を変えた。→50歳を超えてからスタートしながら、何かの実績を残された人には本当に勇気づけられる。

 
2008_06072008年06月7日0046

(今日の夕飯)
タマネギ等の煮物
蒸しピーマン


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

当地でも田植えが始まった

2008_06062008年06月6日00072008_06062008年06月6日00052008_06062008年06月6日0009 

 当地でも田植えが始まった。随分広々としていると思われるでしょうが、「圃場整備」された田んぼだからです。 
 
 いつも山ぎわの田んぼばかりアップしているが、集落から出ると、こんな田んぼが広がっている。
 
 水を張った田んぼは美しい。山ぎわの田んぼは6~7割が休耕田(生産調整の減反のため)になっているが、圃場整備された田んぼは一枚の面積が30アールほどあり、大型機械も入るので、休耕田はあまりない。

 こんな景色を見るのは好きだが、自分は稲作は好きではない。大型機械を見ると、よくこんな機械を買えるカネがあると思う。農外収入をつぎ込んできたのだろう。
 
 米は毎年購入したとしても、4人家族だと1年で4俵、約5万円、10年で50万円、20年で100万円の支出をするだけである。新品なら、乗用トラクタでもコンバインでも300万円以上する。つまり1台のコンバイン=4人家族で60年間分以上の米代に該当する。

 考えれば考えるほど、稲作に投資するのはばかばかしいと、自分には思えるが、やっている人から見ると、そうではないのかも知れない。

 その稲作であるが、義父が、稲の予防をするので明日手伝いに来てもらえんかと言う。去年まで一度も手伝ったことはないので、年に数回の手伝いは別にかまわないが、来る時には「田植え靴」を買ってこないと田んぼへ入れんからと電話してきた。
 自分は別に裸足でいいと思ったが、何度も「田植え靴」のことで電話してきた。

 最近の農業新聞には子どもの田植え体験や都市住民との田植え交流会の写真がよく載っているが、裸足で田んぼに入っているのだろうか、それとも田植え用の靴を別途購入して入っているのだろうか。ちょっと気になった。こんなことは新聞には書いていない。

 ボクが子供の頃には、子どもは裸足で大人は田植え靴を履いていたように思う。田んぼの中は裸足でいいが、あぜ道や道を歩く時は、小石があったりして裸足ではちょっと歩きづらい。

 でも田植え体験なら、裸足で水を張った田んぼに入ることこそ意義があると思う。裸足で田んぼに入るのと、田植え靴を履いて入るのとでは、頭に響いてくる「土や水に触れる感覚」がまるで異なる。

 裸足で田植えをした時に足裏で感じる、土や水の感触は今でも覚えている。

 
 手伝いの依頼の電話に関してマルミさんが、

今までは私にしか頼んでこなかったのに 
ぐちゃぐちゃ言い出したら出来んようになった証拠
もう止めりゃあええのに
 
 と言うのでボクは、

あれだけの大型機械や倉庫があるのに惜しい
稲作を止めたら急に年をとるかも知れん
兄さん夫婦も近くにおるんじゃから、みんなで応援してでも、続けにゃあ、あれだけの設備が大損する
 
 と話した。

 稲作は止める時のタイミングが本当に難しいと思う。あの時代の人(70代後半)は競争のようにして、稲の機械を買い揃えたのだろう。


2008_06062008年06月6日00152008_06062008年06月6日00132008_06062008年06月6日0003

 ふりかえってみると、このあたりの風景もまるで変わってしまった。ここ45年ほどの間の、田んぼや道、川の改修はすさまじいものがあった。まさに「土建国家、日本」である。

 圃場整備が終わると、待っていたかのように「減反政策(生産調整)」が始まった。それなら、何のための圃場整備だったのかと言いたいが、山の手の小さな田んぼから順次放棄されているので、圃場整備は少しは意義があったのかもしれない。しかし圃場整備費用は農家の大きな負担を伴った。
 
 このあたりは「沖」と言って「湿田」だった。田んぼのそばには田んぼと同じほどの広さの「生け簀」があった。多分ずっと以前に、湿田の一方の泥を一方に集めて、半分は田んぼ、半分は生け簀にしたんだろうと思う。左の画像の道沿いに「水換えポンプ」があった。梅雨の大雨が降った後には、ポンプが稼動して、湿田の生け簀の水を左の画像の川に放出していた。

 この川は、この湿田の中央を流れる川である。ボクが小学校の4年の頃から、この川の改修工事が始まり、両岸はコンクリートになった。多分川底もコンクリートで三面コンクリートになっているのだと思う。1回でなく、その後、数回に渡って改修された。
 
 不思議に思うことは、ずっと以前(小学校低学年の頃)には、川に草など生えていなかったと思うが、最近の川の多くは、左の画像のように、川にたくさんの草が生えている。川の生態系が変わったのか、川が富栄養化したのか、川の水流が違ってきたのか、三面コンクリートにしたからなのか、そのあたりの理由はよく知らない。
 
 川の土手は東土手、西土手と呼ばれていて、山すその集落からこの土手を3キロほど下流に向かって歩いた所に小学校があった。


 
2008_06062008年06月6日0019

(今日の夕飯)
刺し身
コロッケ(市販の惣菜)と卵焼き
スナップエンドウの炒め物(昨晩の残り)
キャベツとレタス

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

軒下の野菜

 雨が降っていたが、10時半頃から田んぼに出た。農作業はできなくても、ニワトリのエサだけは1日に1回はやる必要がある。
 
 ヒヨコを注文する時、30羽+2羽(オンドリ)というのは、始めてニワトリを飼う人にもお勧めである。40羽では多すぎるし、20羽では少なすぎると思う。自分の鶏舎は4坪半(9畳)の広さである。1坪に8羽と言われているので、最大で36羽飼える。1坪に10羽と言われる人もあるので、その場合は45羽まで飼える。
 
 しかし、実際に飼ってみて、4坪半では32羽ほどがベストの広さと思う。

(1)メンドリ30羽ほどでは、売るほどは産んでくれない。産み始めて4ヶ月間ほどは、6~7割の産卵率であるが、産卵率はすぐに落ちるし、与えるエサによっても、かなり産卵率は上下する。 

(2)エサ代も30羽くらいだと知れている。1ヶ月に1袋(20キロ、1400円ほど)購入すれば足りる。

(3)コゴメや麦類がたくさんあれば、購入エサは買わなくてよい。他に米ぬかを常時与えれば、他のエサが節約できる。

(4)30羽ほどだったら、雨の日でも、鶏舎まわりの雑草をさっさと刈って与えることができる。30羽ほどだったら、青菜を与えることに、よだたない(手間がかからない)。

(5)水も30羽で1日4リットルほど飲む(季節変動有り)が、これくらいだと、水の入れ替えも簡単。


 合羽を着てニワトリのエサやりをした後、田んぼの見回りをした。このところ雨がよく降るので、ジャガイモの一括堀り上げのタイミングが難しそうである。栄養失調で病気がきているし、早生品種のキタアカリなので、6月10日~6月12日頃には掘り上げたい。
 サトイモの欠株に補充の「植え継ぎ」をした。こんな雨の日にすると活着がよい。

 

 農業は1年に1回しか経験できないので、身体で覚えこむまでに、時間がかかってしまう。自分の場合は19年めであるが、それは19回しか経験ができていないということである。企業の場合は月次サイクルであるから、19回の経験を積むには1年と7ヶ月あれば足りる。ここのところが、農業と他の産業との決定的相違点である。

(1)農業で19年の蓄積というのは大きな財産と思う。

(2)定年帰農で60才から始めても、19回の経験が積めるのは79才の時。

(3)農業は田んぼで身体を動かしてみて始めて理解できることが多い。机上の空論で農業を論じても、なかなか人に伝わらない。

(4)資本主義は「分業」という考え方であるが、自分の口に入れる農作物は、分業でなく、自分で作らなければならない時代が来ていると思う。

(5)1年1年の道中は、渦中にいる時は長いが、過ぎてみれば18年など、あっという間だった。
野菜歴・・・18年
ニワトリ歴・・・17年
ハーブ歴・・・11年
炭焼き歴・・・ハーブと同時スタートであるが、炭焼きは不得意分野があり、3~4年ほどで放棄した。
あめんぼ通信歴・・・17年7ヶ月(この内16年間は月1回発行。原稿用紙換算で月間12枚ほど)

 自分より数年早く農業を始められた「くもの会」の仲間は、みんな県外から岡山に入植された方であるが、7人の内、現在も農業を続けているのは自分を入れて3人だけ。他の4人は農業以外のことに主たる生計を移されている。
 ただ、自分の場合は生活費の半分以上は家人が出しているので、もし配偶者に定期収入がなければ、とっくに農業界から淘汰されていたであろう。
 だから実質的に農業だけで生活できているのは、7人のうち2人。

 

 軒下に置いている野菜が、今日使わないと傷みそうだったので、いつものように簡単料理を作った。
(1)レタスは水洗いして手でちぎってザルに入れ
(2)ソラマメはむいて塩ゆでにし
(3)グリンピースはむいてポリ袋に入れ冷蔵庫へ
(4)スナップエンドウはすじを取り、炒めて塩、胡椒で味付けし
(5)チンゲンサイは洗ってざく切りして炒め煮にした

 使いきれないで、そのまま捨てざるをえないようなことは、極力避ける。「農家だからいくらでもある」ではなくて、丹精を込めて作ったものだから、たった一つでも粗末にしたくない。腐らすよりニワトリにやった方がいいが、人間が食べれるものは可能な限りニワトリにはやらず、無駄なく食べるようにしている。
 長年の習性か、軒下に置いている出荷の残り野菜を腐らせるようなことはあまりなく、今日のように使いきっている。


 
 「梅漬け」に続いて今日、「梅酒」を作った。ある人に「梅酒は作るより、買った方がかなり安い」と言われたが、作る楽しみがある。と言っても自分はほとんど酒類を飲まない。飲んだらブログは書けない。梅酒は家人が飲む。 材料は、梅2キロ(大梅と小梅の混合)
ホワイトリカー1800ミリリットル(2本で約2千円)
氷砂糖1キロ(約300円) 

 

2008_06052008年06月5日0003

(今日の夕飯)
煮魚・・・カワハギ
チンゲンサイの炒め煮
スナップエンドウの炒め物
レタス


あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking


このページのトップへ

環境省が白書で提言

2008_06032008年06月3日01312008_06032008年06月3日01202008_06032008年06月3日0100

2008_06032008年06月3日00902008_06032008年06月3日00892008_06032008年06月3日0087

2008_06032008年06月3日00802008_06032008年06月3日00542008_06032008年06月3日0046

 Nさんの田んぼ空間。野菜は自給用であり、現金収入は冬場を中心にしたアルバイトで稼いでいる。アルバイト収入といっても、ボクの2倍は稼いでいると思う。

 耕さず、肥料も入れずという農法であるが、野菜は立派に育っている。ただ、土が肥えてきて、モグラの被害に悩まされているらしい。モグラは不耕起栽培をする人の共通の悩みのようである。

 左下はコンフリーという野菜。ニワトリ農家がニワトリにやる青菜としてよく作っているが、Nさんはこのコンフリーをおひたしにしたり、青汁にしたり、天ぷらにしたり、若葉を生でかじったりと、よく利用されるらしい。ボクも出荷していたことがあるが、何年か前に「発ガン性」が新聞に取り上げられてから、出荷は止めた。真偽のほどは不明であるが、栄養価の高い野菜と思う。
 
 米も25アールほど作られて
いる。粗植、1本植え、手押しの除草機を押すというこだわりの稲作りである。

 田舎暮らしも、ただ農業をするだけでなく、いろんな生活方法があるので、早く自分に合った田舎暮らしの方法を見つけることだと思う。

 

 「つるべ」で井戸水を汲み上げようと思い、井戸のフタを開けたら、カエルが落ちていた。井戸に落ちたカエルは逃げ場がない。助けようと思い、つるべで井戸水と一緒に汲み上げようとしたがうまくいかない。3回目にうまくつるべにカエルを入れることができ、引き上げて逃がしてやった。
 井戸のふたを開けなかったら、ずっと「井の中の蛙」であったかもしれない。でも考えてみれば人間も井の中の蛙といっしょ。農家であっても、サラリーマンであっても、現状からの脱出は本当に難しい。

 

 田植えシーズンとなり、新聞紙上では「児童、園児が田植え体験」とか「地元農家と消費者が田植えで交流会」等の記事がしばしば出ている。あまりにも現実離れしているように見えるが、水の中に入って植える田植えは気持ちがいいものだし、イベントとして組み立てやすい。ただ、農家としてはありがた迷惑のように思う。十人十色の植え方だろうから、後で補植や植え直しでかなり時間を取られるだろう。



エコのヒントは江戸にあり

 江戸時代には武士や商人の「ウ○コ」を農家が買い取り、金銭や農作物と交換していた。武士は植物性タンパク(豆類)や動物性タンパク(魚)の多い食事をしていたので「ウ○コ」の値段が商人のそれより高かったらしい。これは当然である。武士の「ウ○コ」の方が肥料効果が高かったのだから。

 ボクが子どもの頃には、人糞尿はどこの家でも、田んぼの野菜に施していた。人糞尿はとても有用な野菜の肥料だったのである。

 自分が農業を始めた頃でも、まだ人糞尿を田んぼに施している家が地域に数軒残っていた。我が家もその1軒だった。ただ自分は人糞尿を担いだことはない。父がしていた。しかし父の病気入院と共に、我が家も汲み取り業者に依頼するようになった。
 
 人糞尿を使わなくなった理由は、
(1)地域でもほとんど利用しなくなったので世間体が悪い。
(2)汲み取りして、担いで、田んぼに施すという一連の作業を考えたら、汲み取り業者に依頼した方がはるかに安くつく 。
(3)ワンパック宅配の顧客に対して不適切と思った。
 (1)と(3)はたいした理由ではなく、(2)が理由だった。

 我が家では、家の門先に作っていた葉タバコの温床作りの時に人糞尿を利用していた。温床をほめかす(熱を出す)には動物糞が必要だった。

 しかしよく考えてみれば、人糞尿は、鶏糞や牛糞よりもはるかに安全性が高い。人間は食べ物を良く吟味して食べるが、ニワトリや牛のエサは、人間が食べるものほど吟味されないし、病気や臭気の予防のために、各種の化学薬品が使われるからである。
 
 ニワトリでも人間でも牛でも、今日食べたものが明日「ウ○コ」として表現されるのである。

 ニワトリの糞や牛の糞はあまり汚いと思わないのに、人間の糞はなぜこんなに汚いと思うのだろう。実際は人間の糞の方がはるかに安全なのに。



環境省が白書で提言
 

 現在の日本は、下水道の整備が進み、し尿と風呂や台所の排水が混ざり、汚泥の成分バランスが安定せず、江戸時代のような堆肥化は難しくなっている。
 しかし、農村部の衛生環境の改善が課題となっている途上国支援では、肥だめのような簡易で低コストの「堆肥化装置」は「非常に有意義」と強調している。
 同省は、「下水道や浄化槽の整備は都市部でなければ効果が上がらない(循環型社会推進室)として、農村部の支援で肥だめに注目している。』

  ボクはこの白書に書かれている2つに大きな注目をした。はっきり謳われているのに、現実は違ったことがなされているということを。

 一つは、汚泥の成分バランスが安定せず、江戸時代のような堆肥化は難しくなっているという点・・・→現在、世界的に肥料が高騰し、日本の一部の地域では、この下水道の汚泥の肥料化が進行している地域がある。
 下水道の汚泥には、浄化する時に使用される各種化学薬品が混入している危険性が考えられる。田んぼは下水道汚泥(産業廃棄物)の「ゴミ捨て場」ではない。

 一つは、下水道や浄化槽の整備は都市部でなければ効果が上がらないとして、農村部の支援で肥だめに注目という点・・・→現実には、山村でも下水道工事が進んでいる。一体、「道路」と「下水道」は誰のためだ!

(1)いったん導入されたシステムの利用料は、少しずつ少しずつ上昇してとどまることがない。下水道料金のライフラインへの追加は田舎の人にとってかなり大きな負担になるであろう。
(2)システムには「耐用年数」があり、その時の新たな工事費は使用料(利用料)に知らず知らずのうちに「転嫁」される。
(3)下水道は自然と敵対的なシステムである。循環という概念がなく、化学処理された後の残渣は産業廃棄物である。そこが「肥だめ」と根底的に異なる。「肥だめ」は土に戻され、野菜の肥料となる。つまり、大地を通して循環するという思想である。「肥だめ」は、何度も繰り返すが、鶏糞や牛糞よりはるかに安全なのである。
 

2008_06032008年06月3日0145
(昨日の夕飯)
焼き魚・・・キス
鶏肉
レタスの酢味噌和え
 

2008_06042008年06月4日0004 
(今日の夕飯)
カレー・・・ラッキョ
キャベツ、生ハム・・・タマネギドレッシング



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

 

このページのトップへ

Nさんの、やさしい田んぼ

2008_06032008年06月3日00212008_06032008年06月3日00172008_06032008年06月3日0030

 好物の竹の子を食べるニワトリ。

 
2008_06032008年06月3日0009

 オクラは気温が上昇する5月20日以降に蒔けば、まず失敗しない。


2008_06032008年06月3日00052008_06032008年06月3日0036

 昨日挿し木をしたサツマイモに寒冷紗をかぶせて日陰にしておく。挿し木だから、強光線に当たると数時間でひからびる。
 

 
 「なぜ生きる」という題名の本が新聞広告に出ているが、「死ねないから生きる」のではなかろうか。簡単に死ねるのだったら、自殺者は今の年間3万人から30万人に増えるだろう。
 自身の葛藤を忘れるために、何か夢中になれることを見つけて、自分以外の他のことに没頭する。これがより良く生きる方法ではないだろうか。

 この国で生まれ、この国で生きていくことの、「生きる苦しさ」を本能的に感じているから、男女ともに、子どもが授かることを望まないのではないだろうか。生まれながらにして600万円の借金を背負うことになるし、たいていどちらかが、ワーキングプアの現状の中で生きているのだから。
 
 現在25才~35才のロストジェネレーションの世代は、就職氷河期に就職活動を行った、いわゆる「貧乏くじを引いた世代」らしいから、子どもにまで「生きる苦しさ」を味わわせたくないと思いはしないだろうか。

 

 
 企業を経由して生産されるパンや味噌は大幅に値上がりしているのに、農家の生産物である野菜や卵や牛乳は値上がりしていない。
 
 パンや味噌の
原料になる輸入小麦や輸入大豆は確かに高騰しているが、同じく、「肥料」や「飼料」も高騰しているのである。
 
 企業を経由すると価格転嫁ができるのに、農家の生産物はなぜ価格転嫁ができないのだろう。

 飼料も大半が輸入、そして肥料も大半が輸入、これではいくら「国産」といってみたところで形骸化している。
 
 飼料も国産、肥料も国産で始めて「国産」と呼べるのではないだろうか。自給率を上げるには、こんな根っこの部分から考える必要がある。

 


 
 夕方、Nさんの田んぼへおじゃました。Nさんの田んぼは全て「不耕起栽培」の田んぼ。


2008_06032008年06月3日0141
 炭焼き小屋、兼、物置


2008_06032008年06月3日0058
 ニワトリ2羽


2008_06032008年06月3日0065 
 ウコッケイ2羽


2008_06032008年06月3日0126
 右に見えるのが、ニワトリ2羽とウコッケイ2羽がいる鳥小屋。鳥小屋にはあまり手をかけていない。パレットと網で作っている。
 奥に見えるのは白鷺小麦。


2008_06032008年06月3日0113
 ドラム缶炭焼き窯


2008_06032008年06月3日0107
 土瓶で湯をわかし、コーヒーを入れてくれた。火を起こすことがまるで日常茶飯であるかのように、座るまもなく火がついていた。昔の懐かしい土瓶。


2008_06032008年06月3日0092
 そばの花。ご飯に入れるらしかった。


2008_06032008年06月3日0077
 これは4年もののキャベツ。太い幹が見える。
 ケールではなく、れっきとしたキャベツ。結球はしないが、おいしいキャベツと言われる。


2008_06032008年06月3日0062
 鳥小屋の前には雑草の「アカザ」。アカザはNさん家族の好物で、おひたしで食べるらしい。雑草を定植している。


2008_06032008年06月3日0050
 種取り用のニンジン。Nさんの田んぼを見ると何かほっとする。


2008_06032008年06月3日0038
 鴻巣25号という小麦。パンを焼く時に使うらしい。全国でもこの品種は100人ほどしか作っていないだろうと話された。



あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

サクランボ農園

 出荷が終わった夕方、サツマイモの挿し木苗の第1回目を定植した。雨がしとしと降っていて、こんな日がサツマイモの挿し木に適する。植えた後の水やりもしなくてすむ。
 200本ほど挿し木ができた。ムラサキ芋170本、オレンジ芋10本、高系14号20本。
 

2008_06022008年06月2日0005

 昨日収穫して、今朝、水に漬けて8時間ほどアク抜きしていた梅を塩漬けにした。25%塩。少し重しをして、水が上がるのを待つ。2日ほどで水が上がってくると思う。これで完了。この状態で赤シソが収穫できるのを待つ。
 4キロほど漬ける予定にしていたが、量ったら7キロあったので全部漬けた。



 お隣の備前市で「サクランボ農園」を経営しているSさんは、25年前に山形県から移り住んで現在70才。
 たびたび新聞に載るので知名度も高い。まだお伺いしたことはないが、我が家から5分とかからない。
 この人、なかなかの才能の持ち主だと思う。理由は、
(1)45才の時に移って来られた。
(2)すでに10年ほど前から新聞に時々載っている。
(3)サクランボの他にブドウも作っている。
(4)農園に買いに来てもらう「直接販売」が主体のようである。
(5)高齢なのに営業がうまい。山陽新聞をうまく活用している。
(6)道端の7箇所ほどに農園に行く道の看板を出しているが、それが良く目立つ。地元密着型の販売形態。
(7)いくらサクランボ全国一の生産量を誇る山形県から移り住んだといっても、本人に才能がないと作れないと思う。
(8)45才という、どちらかと言えば遅いスタートなのに立派過ぎる。技術力と営業力(直販)の両方を兼ね備えているように見える。
(9)このあたりで「サクランボ」というのは確かに珍しいが、珍しいから直販可能というわけにはいかない。
(10)作ることはうまくても、売ることは下手という人が多いのに、この人は両方に秀でているようである。

 45才の時に移り住んで、25年経過して、現在70才。サクランボ農園の園主として十分にビジネスラインに到達しているように見える。

 片や、36才の末から始めて家付き、田んぼ付き、農具付き、先生(父)付きという恵まれた環境でスタートして19年目の自分の場合は「ジリ貧」。

 この差はいったいどこから生じたのだろう。 努力が足りなかったとも思わない。頑固に自分の農業をするしかない。

 

 

 海外の輸入物がいくら高騰しても、国産で勝負できるようにならない限り、国産の生産物は育たない。

町村官房長官・・・世界では食料不足の国があるのに減反するのはもったいない。減反を含めて農業政策を根本から見直すことが必要だ

加藤紘一元幹事長・・・米は余っている。自給率が低い大豆や小麦を作らないと駄目だ。減反を見直すと米が1俵6000円に下がり大変なことになる。

 町村官房長官の意見に賛成である。減反奨励金にまわすカネがあるなら、作りたい人に全て作ってもらい、一定価格で買い上げ、途上国援助や食料不足国に援助するという方法はできないのか。

 加藤紘一元幹事長が言うように、大豆や小麦を作らなければならないことはわかっても、補助金を出してもらわないと、輸入品と全く太刀打ちできない状態では、補助金が出なくなったら作ることを止めてしまう。



 日本でもたった80~90年ほど前までは、国土の半数以上の地域で自給自足的な生活が営まれていた。
 資本主義は自給自足主義をことごとく駆逐していった。まさに弱肉強食ででもあるかのように。
 そして自給自足主義の人々は、
(1)次第に土から離され
(2)農業から離され
(3)資本主義のシステムである企業組織で働かざるをえなくなり
(4)組織の歯車の一つとして組織に隷属し
(5)文化的最低限の生活を送るために、企業組織が作った製品を次々と購入するシステムに取り込まれ
(6)耐用年数があるために、永遠に買い替え買い替えのシステムに取り込まれる
(7)こうして人々は、購入するために働き続けなければならない状況に陥る


 
 枯れ葉剤被害者のドキュメンタリー映画「花はどこへいった」を制作・監督した坂田雅子さん・・・夫のグレッグ・デイビスさんはベトナム戦争で戦った米国人。枯れ葉剤が大量に散布された地域に駐留した。出合ったのは除隊後。「枯れ葉剤の影響で子どもをつくるのは難しい」と言った。夫は反戦を訴える写真家となって活躍。33年間連れ添ったが、5年前、肝臓ガンで急逝した(山陽新聞、ひと)。

 枯れ葉剤と言う言葉に出くわすと、どうして除草剤と言わないのだろうかと思う。同じ意味の言葉なのに、なぜ統一されないのだろう。
 ふと思い出したので、「新潟、肝臓ガン、除草剤」と検索してみた。稲作の盛んな地域ほど死亡率が高いと出ていた。以前、新聞に大きく取り上げられたことがある。
 

2008_06022008年06月2日0015 

(今日の夕飯)
ナンキンのいとこ煮
赤魚
キャベツの中華和え

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
このページのトップへ

棚田保全支援隊

 今日の農業新聞に出ていた「カエルツボカビ症」というカエルの病気は、ツボカビの一種がカエルに寄生、繁殖して発生する病気で、多種類のカエルを絶滅させる恐れがあるらしい。
 ペットや実験用に輸入されるアフリカツメガエルがツボカビ菌を持ち、「こうしたカエルを自然界に入れないことが第一」と書いてあった。

 カエルが死んだら、無農薬は極めて難しくなると思う。カエルは野菜につくたくさんの害虫を食べてくれる。一匹のカエルが一晩に千匹以上の害虫を食べてくれるらしい。
田んぼの益虫は
(1)カエル
(2)クモ
(3)テントウムシ
(4)カマキリ
の4種類がよく知られているが、なかでもカエルはよく見かける。


 
 5月15日に農家民宿に泊まって棚田撮影に行ったが、その中でも最大の棚田「美咲町大併和西地区」では、「棚田保全支援隊」が活躍しているらしい。田植えや草刈、空き缶拾い、イノシシ防御柵の取り付けなど年間を通じて作業を手伝うボランティア隊員である。

 棚田を維持しようと思ったら、
(1)通常の生産者米価の2倍以上の価格を保証する
(2)10アールにつき○○円という補助金を出す
(3)60才以下の棚田米生産の新規就農者には、年間に一定額の補助金を支給する。
 これくらいしても、棚田の維持は難しいように思う。市場原理にゆだねていたら、すぐに淘汰されてしまう。
 日本棚田百選に選ばれてから、何らかの支援策がとられてきたと思う。多分この地域も「限界集落」なのではなかろうか。



 新聞3紙以外の情報はほとんど「遮断」して、ブログをしている。特に同業者のブログはあえて見ないようにしている。自分の能力に落ち込んだり、自分の農業に迷ったり、意志薄弱になったりする危険性もある。
 
自分自身の農業に集中するには、ある程度、情報の遮断も必要と思う。



2008_06012008年06月1日00322008_06012008年06月1日0029 

 竹の子(ハチク)をおいしそうに食べるニワトリ。

 竹の食物繊維や竹由来の乳酸菌により発酵した竹粉サイレージが家畜の腸内環境を整え、糞尿などの匂いを減らし食欲を増進させるらしい。

 竹粉をわざわざ購入しなくても、大きくなりすぎた孟宗竹やハチクを適当にやればよい。



 ネパールでは240年にわたった王朝に幕が閉じられ、連邦共和制に移行したが、このネパールにすでに20年間も、冬の農閑期に農業指導に行っているのがKさんである。40代末から行き始め、現在60代末。
 自分のやってきたことが全てネパールで生かせると言われる。
(1)簡易なメタンガス発生装置を自力で開発。
(2)ワラ草履が編める。
(3)自分の住む家を自分で建てれる。
(4)たくさんの牛を飼っていた。
(5)シイタケ菌を自分で開発。酪農の借金をシイタケの成功で支払った。
(6)ニワトリの燻製を多く手掛けていた。
(7)ニワトリ、ヤギ、ブタを解体する技術 。
(8)竹と鎖というごくシンプルな方法でイノシシを捕まえる。
(9)アブラナ科野菜の無農薬栽培を技術的に確立。
(10)本など読まなくても、農業高校でたいていのことは学んだので応用が利くと言われる(昔の農業高校はそれほどすごいのか?) 。
 日本では自分の技術を生かす場が無いと言われる。ネパールでは全て生かせるらしい。中国方式とベトナム方式のよい部分を取り入れて改良した独自のメタンガス発生装置をネパールで指導中。
 4年ほど前、帰国のバスの中で銃撃を受けたが逃れ、ここ3年は治安の悪い中、それでも農業指導に行き続けた。
 いつの日か、雄大なヒマラヤをバックにしたネパールの農業を、ネパールからブログ発信するのが夢。それまで元気に活躍しておられるだろうか。


 

2008_06012008年06月1日0046

(今日の夕飯)
カレー
豆ご飯(昨日の残り)

あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking

このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。