あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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棚田めぐり (1)

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  昨日、棚田めぐりをした。毎回行くのは「日本棚田百選」に選ばれている岡山県下の3箇所である。

(1)北庄の棚田
(2)大併和西の棚田
(3)上籾の棚田

 これらの棚田は、久米南町と美咲町にある。だからいつもの農家民宿「園田ファーム」に泊まって、そこを拠点にして見てまわる。上籾の棚田は5分、北庄の棚田は8分、大併和西の棚田は25分。

 上の画像は夜に頂いた食事。下は朝食。左の画像は農家民宿の全景。民宿の上に道路が走っていて、そこに軽四を止めている。農家民宿まで車で乗り入れるのは軽四でも道幅がいっぱいなので、ちょっと危険。なお、とてもわかりづらい場所なので、もし行かれるなら道をよく確認された方がよいと思います。

 そんなに棚田が好きなわけではなかったが、何回か出かけているうちにおもしろくなった。
 ワンパターンの日常生活から、ちょっと離れたいと思ったら、出かけるしかない。日帰りでもよいが、1泊2日だと、より日常から離れられる。

 自分に経済力があったら、新大阪周辺の朝食付き5千円のシティホテルに泊まって、昔住んでいた吹田や布施近辺を歩き回るという選択をするだろうが、あいにく、そのための2万円ほどの余裕はない。

 園田ファームなら1泊2食付きで5500円。昨日と今日で250キロほど農業用軽四を乗り回したが、ガソリン代を入れても1万円ほどで行って帰れる。

 大都会の雑踏の中を歩き回ることと、山深い棚田をドライブすることは、自分にとって同レベルの日常からの開放。いや、同レベルでないかも知れない。大都会の雑踏の中を歩き回ったことは、農業を始めてまだ1回しかない。その1回は営業パンフレットを持って、ポスティング方式で歩き回った強行軍だったから、気分転換にはあまりならなかった。もう13年ほど前のことである。

 農業は忙しい。5月~10月末頃までの半年間は、日帰りの1日のドライブ(田んぼ訪問等)の時間がなかなか取れない。だから、1泊2日だと、突然投げ出してでも出て行かないと、あれとこれを終わらせてからなどと考えていたら、農閑期まで出れなくなってしまう。

 今回の農家民宿もまさに急に出かけてきた。日曜日は集落の出仕事があるし、お盆にはキャベツとブロッコリーの種を蒔くので、種をまいたら、毎日水やりがあるので、泊まることはできなくなる。だから1泊2日なら今週行くしかなかった。   
    
    
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 行く道中で「葉タバコ」を写した。ここに葉タバコを植えていることは、毎年のことなので知っていた。
 葉タバコは、子供時代の思い出深い作物なので、見かけたら、たいてい軽四を止めてじっと眺める。しかし最近は、どこをドライブしても葉タバコをみかけることはほとんどない。


北庄の棚田

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 ここは、北庄の棚田のデジカメスポット。いつ見ても、何月に訪れても、この棚田風景は素晴らしい。


大併和西の棚田

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 県下で一番有名な棚田。スケールが大きく、大きな「すり鉢状」の池のような棚田である。池の土手を一周するような形で軽四を走らせれば、元の地点に戻ってくる。ていねいな案内標識が何十個もあるので、とてもわかりやすい。広大なので、軽四を止めながらゆっくり一周すると30分ほどかかる。
 新聞などの写真コンテストでは、この棚田の写真がしばしば入選している。


上籾の棚田

 
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 園田ファームは上籾にあるので、すぐそば。ここもぐるっと一周できるようになっている。ただし、道が狭く、急勾配なので、あまりきょろきょろして、運転を誤らないこと。北庄ほどの絶景や大併和西ほどのスケールはない。
 

 
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水をめぐる争い

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 ちょっと腰をおろすと、すぐにひざの上に飛び乗ってくる。
 
 巣箱の中の2羽は最近いじめられているニワトリである。夕方の4時~6時の時間帯は巣箱には普通入らない。
 ニワトリの習性として「逃げると追いかける」ので、これの繰り返しになって、なかなか元の群に復帰できない。しかしおもしろいことに、朝、エサやりに入ると、全てのニワトリがエサに向かって突進するので、いじめられているニワトリにかまうことがない。だから2羽のニワトリも安心してエサを食べれる。
 エサやりに入っても、止まり木から下りてこなくなったら、いじめがひどくなった証拠。ニワトリのいじめは凄惨で、つつき殺されることもある。しかしこうなることは稀で、たいていは、いつのまにか群に復帰している。
  
   
   
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 左はステビア、右はレモンバーベナ。どちらも
(1)草姿が似ている。
(2)収穫期間が5月末~11月上旬の5ヶ月間ほど。
(3)株分け、もしくは挿し木で増やす。
(4)摘めば摘むほどわき芽が伸びて収穫量が増える。
(5)11月末に株元まで切り戻し、株元を籾殻か藁、枯れ草で覆えば越冬する。

  

 秋の稲わらすき込み+冬季湛水(たんすい)の組み合わせが、環境保全向上対策の支援交付金を受けれることになった・・・・冬季湛水とは、冬に水田に水を張ることであるが、当地ではそんな田んぼを見たことがない。田んぼの傍らの細い水路を水が走るのは、稲に水が必要な6月15日(池のヒが抜かれる)~9月20日頃までの3ヶ月間であり、その他の時期には水路を水が走らないので、冬季湛水は無理。

 
 農業を始めるまで、「野菜にも水が必要」など、考えたこともなかった。いろいろあって、9年めに井戸を掘ったが、その井戸が数年後の「メタン菌液肥」の伏線になった。
 この井戸は4~5メートルほどの深さしかないが、1年中、水が枯れることがない。だから、必要な時にいつでも液肥タンクに井戸水をポンプアップすることができる。そして、4月中下旬~5月中旬の春夏作の苗物の定植の時にも、井戸水が大活躍してくれるし、最近は秋雨前線が雨をもたらさない年も多く、9月中下旬~10月中下旬の、秋冬作に最も水が必要な時期にも、井戸水が大活躍してくれる。

 
 我田引水という言葉の深い意味を、水に困ってから始めて知った。井戸を掘る前は、夏場の3ヶ月間、週に1回、田んぼの傍らの細い水路から、稲のように水を引かせてもらっていた。しかし、そうするためには、通常の水路に「分木(ブンギ)」をしないと、竹薮側の水路に水が走らなかった。

 
 家の門先に引いている集落共有の簡易水道(山の湧き水)は、どんな渇水の年でもまだ枯れたことがない。深い山ではなく、低い山なのに、どこからそんなに出て来るのか不思議である。湧き出る場所は、家から歩いて400メートルほどの、山の中腹にある。昔、
この山の持ち主が炭焼きをしていた時に、水がちょろちょろと出続けているのを見つけたらしい。

 
 
『今、アジア各地できびしい「水争い」が起きているという。食糧需要の高まりや工業用水の急増が背景にある。インドでは、借金をして井戸を掘ったものの、水が出ずに自殺する農民が後を絶たない。くみ上げすぎで、地下水の層が年々深くなっているためらしい。
  タイでも穀倉地帯の水不足が深刻だという。農業と工業で取り合いをしている。
 宇宙から見れば地球は青い。色のとおりの水の惑星である。とはいえ、ほとんどは海水で、淡水は2.5%に過ぎない。水を安定的に得るのが困難な人たちは、いま世界で約25億人にのぼっている。それが今世紀半ばには約40億人に増えるそうだ。
 食糧輸入の多い日本は、農畜産物を育てるための膨大な水を、実は外国に頼っている。わが食卓が世界の水につながっていることを、忘れまいと思う』 (朝日新聞7月29日)


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(今日の夕飯)
豆腐・・・青シソ
オクラの湯通し
コロッケ・・・市販の惣菜
目玉焼き

いつもご訪問ありがとうございます。明日の更新休みます


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我が家の農産加工

 2008_07282008年07月28日0028

 左は先日作ったミョウガの塩酢漬け(塩はミョウガの目方の6%)。正月頃まで保存できそうなのでちょっと楽しみ。今まで作ったことがなかった。
 右はラッキョ漬け。これは毎年作っているが、昨年作ったのがたくさん残ったので、今年は作らず、一部を種用として軒下に吊り下げた残りはニワトリにやった。ニワトリは、ラッキョもタマネギもニンニクもミョウガもワケギもよく食べる。

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 夕飯が終わってから、青シソ・ステビア茶を作った。
(1)青シソとステビアを水洗いする。
(2)鍋に水を沸騰させる。
(3)青シソとステビアを入れ1~2分煮出しした。
(4)火を止めて、3分ほどそのままにしておいた。
(5)取り出して捨てる(好みで長く置いてもよい)。
(6)氷を入れて飲んだ。

 青シソとステビアは相性がいいと思う。ステビアは画像の量を入れただけだが、かなり甘みが出る。青シソはいくらでもあるので量は適当。

 親の世代は、子供の頃は「サトウキビ」を噛んで甘みにしたらしい。もしその頃、ステビア(確かアンデス原産)が日本に入ってきていたら、ステビアをくちゃくちゃやっていただろうと思う。


 
 2008_07282008年07月28日0018

 ニンニク醤油に漬けていた青シソが無くなったので、今日また青シソを補充した。水洗いして手で水をよく搾り、ニンニク醤油の瓶に入れた。
 3日ほど経過すると、味がしゅんでおいしくなる。青シソの醤油漬けは食欲を呼び起こしてくれる味である。
 なおこの瓶はクリープの空き瓶であるが、ニンニク2個分を入れている。
 
 以前「エゴマ」を作った時に、エゴマの葉をこんな風にして食べたことがある。青シソもエゴマもほとんど味は変わらないように思う。

 
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 画像は去年の梅。今年は漬けるのは漬けているが、まだ赤シソを入れていない。

 

 今日の午後3時頃から夕立があった。6時頃まで雨脚の強い雨が降った。天気予報から、当分雨など降らないだろうと半ばあきらめていたので、予想もしなかったうれしい雨だった。この雨でまた1週間ほど夕方の水やりから開放される。夕方開放されるということは、日中、出歩けるようになる。

 この雨でありがたいことは、また田んぼが耕運できるようになったこと。先日は土ぼこりの舞う中で耕運したが、その後は雨でも降らないと、ちょっと耕運できそうになかったので、大助かりである。

 

 4月21日のNHKスペシャル「大返済時代」は見なかったが、そのテレビの内容が書かれた新聞記事は時々読み直して、「対岸の火事」ではなく、近い将来、我が家にも降りかかってくる問題だと直視している。
 『北海道夕張市の財政破綻、地方自治体財政健全化法の制定で、多額の借金を抱える自治体は、地方税や使用料・手数料増、補助金削減と、次々と住民に負担増を求めている。
 島根県の医療費補助削減で寝たきりの夫の介護が立ちゆかなくなり、鳥取県に移った女性。
 景気対策に連動した下水道事業のツケが重くのしかかる熊本県長洲町。
 各地の住民の苦悩、自治体の窮状をカメラは追う。
 1800余りの全市区町村アンケートによると、29%の自治体が財政に不安を感じており、56%が公共料金値上げや補助金カットなどで住民にも負担を求めると答えたという』

 政治の失敗の尻拭いを国民がしなければならないのは、そういう政治家を選んだことに原因があるが、自分の選んできた政治家は、ほとんど負ける方の政治家なので、自分の投票は現在の政治にほとんど反映されていない。しかし民主主義は多数決だから従わざるをえない。ほんとにばかばかしいと思う。この場に及んでもまだ、従来の政治家が選ばれるとしたら、この国の未来には何の希望も持てない。
 
 自分は中国の一つの省か、アメリカの一つの州として組み込まれた方が多くの国民の幸せにつながるのではと考える。

 大体、日々の生活に汲々としている時に、家の内装を変えたり、屋根を葺き替えたり、小庭を造ったりするだろうか。しかしこの国では、財政がピンチなのに、道路や下水道が次々に着工される。道路も下水道も業者利益。しかし政治は多数決の世界だから、どうすることもできない。

 8月には多くの国民が国家によって殺された終戦が来るが、あの戦争に至った経緯や指導者責任が、ドイツのようにきちんと総括されず、うやむやな形で終わらせてしまったために、戦後の民主主義が育たなかったのではなかろうか。

 でもこんな大きなテーマで考えても、どうしようもない。脚下照顧。明日のライフラインの支払いが緊急の課題。
 
 高度資本主義社会とは、生きるための必要最低限のライフラインと社会保険料と、消費税、固定資産税、住民税等の税金の支払金額が少しずつ少しずつアップし続けるために、自分のような農業者や、日雇い派遣などの非正規労働者は、これらの金額の支払いを追いかけるだけで四苦八苦するようになる。そして、35才前後を過ぎると、その状態をほとんど打破できなくなる。状況が固定化して、日々の生活と労働だけの悪循環のサイクルから脱出できなくなる。
 これがすべて「自己責任」で片付けられる国である。
    
     

2008_07282008年07月28日0006

(今日の夕飯)
トマト
豆腐・・・青シソ
ソウメンナンキン・・・(もらい物、うまくソウメン状にならなかった)。三杯酢で食べた。
タマネギとピーマンの炒め物・・・豚肉


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特定個人農を保護するより、企業参入の道を

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  毎日高温が続いている。4時がまわらないと田んぼに出れないような暑さである。今日も水やり。
 ナスビは25日の金曜日に枝の切り戻しをし、葉を全部落とした。8月末にはピッカピカの秋ナスが成り始める。

 2008_07272008年07月27日0012

 担ぐのはちょっと重労働であるが、ほとんど費用のかかっていない液肥が常時準備できていると、安心感がある。

 

 35才で両耳の聴力を失い、身についた絶対音感で作曲を続けている、広島生まれの全聾の作曲家・佐村河内守さん(44才)。時々、朝日新聞の文化欄に登場する。この人の発せられた言葉には勇気をもらえる。
『音楽にうまい、下手はなく、心のこもった音楽が本当の音楽』
『苦しむ人々の支えになる音楽は、苦しみ、闘った者の手からしか生まれないと確信した』
『指の動きを見ていれば、心の耳にきちんと響く。ピアノに手を置けば、振動で音程が分かります』
 著書に「交響曲第一番」(講談社)




 民族研究家 結城登美雄さん・・・東北の農山村を訪ね歩き、住民主体の地域づくり手法「地元学」を提唱。2004年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。著書に「山に暮らす 海に生きる」など。
『1億2700万人の日本人の食は、わずか312万人の農民と21万人の漁民の報われない労苦によって支えられているのである。
 わずか3%弱の生産者が残り97%強の人々の食を懸命にささえている。しかもその大半は老農たちである。「世界がもし100人の村だったら」を借りていうならば、100人の日本村は3人の人々が土を耕し種を蒔き、舟をこぎ出し網を引き上げている。それを97人がわがまま放題にむさぼり、不平をたれている村といえないか。しかも、3人の食の担い手のうち、1人は60才以上で、もう1人はすでに70才をこえている。統計によればこの4年間で56万人が離農した・・・』

 この45年間、農業は崩壊の一途をたどってきた。これは資本主義社会の必然だと思う。個人がだめなら、企業に農業をやってもらえばよい。企業が農業に参入する場合の障害を取り払った方がいいと思う。 
 
 なぜ、企業に農業参入をされたら困るのか。困るのは農協だけ。
 
 農業という産業に関しては、個人農は企業農に比べてそんなに劣らないと思う。

 企業が農業に簡単に参入できる道が開けても、多分企業は農業にはさほど進出してこないと思う。
 農業は第2次、第3次産業のように利潤を生み出す仕事ではない。薄利を求めて、小さな個人農があくせく頑張る職業なのである。企業が参入しても、赤字が続いて早晩引かざるをえないだろう。

 農業で儲かる企業などない。種を売る企業は儲かるが、農産物を生産する工程に企業が参入しても、設備回転率と時間回転率の関係で赤字が続く。システム化できる養鶏なら企業有利と言えるが、こんなに飼料が値上がりしたのでは、企業のビジネスにはならない。
 
 中国四国農政局の管内9県の参入企業数は3月1日現在69法人。1県あたり平均8法人。

 すでに個人農はつぶれているも同然だから、企業にどんどん農業に参入してもらって、農業がいかに儲からないか、企業にも実感してもらった方がいい。

 農業現場への怒涛のような「補助金垂れ流し」は、いったい、誰を、どんな農業を守ろうとしているのかわけがわからない。農業現場に膨大な補助金をばらまくなら、その全てをストップして、企業に農業参入してもらった方がよい。農協という巨大組織の既成権益打破のために。
 
 政府の規制改革会議は「農業は(規制改革が)何も進んでいない」と延べた。
 規制改革会議中間とりまとめ農業分野のポイント
(1)農地利用に関する参入規制の撤廃
(2)農業生産法人要件の大幅緩和
(3)農地情報のデータベース化、オープン化
(4)農協組合長の兼職・兼業制限の強化
(5)農協への公認会計士監査の導入
(6)中小企業信用保険制度の対象業種を農業に拡大
(7)米の生産割当量の取引市場の創設

 特定個人農への税金無駄使いはやめて、企業同士で切磋琢磨して農業生産をアップしてもらったらよいと思う。そして企業にも、資本主義の中では「農業はどういう生産活動であるか」を身にしみてわかってもらったらよい。

 全ての農業補助金を、ロストジョネレーションの世代が農山村に移住してからのライフライン補助(国民年金の人が65才になってから年間に受け取る保険料相当分の60万円ほど)にまわせば、次の世代の農業者が育つ。

 

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(今日の夕飯)
ギョウザ・・・王将のギョウザ
目玉焼き、トリのから揚げ(これも王将)
キュウリの塩もみ

 

 
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農業の多面的機能の経済効果

 今年の1月31日に27800円で買った富士フィルムの「ファインピックスZ100」のデジカメのバッテリーが挿入できなくなり、買った山田電気に持っていったら、どこかのネジが1本とれていたらしい。そのネジを取り出すとバッテリーがうまく納まり、また使えるようになったが、どうもこの機種は使い勝手が悪かった(電源スイッチがスライド方式なのを知らずに買ったため)。
 まだ半年しか使っていないので、もったいなかったが買うつもりで行った。店員さんに進められた機種はキャノンIXYという機種で23000円。これにはSDカード2GBがサービス品として付いていた。
 さっそくニワトリや田んぼを写したが、うまくパソコンに取り込めない。画像がないのはちょっと殺風景だが仕方がない。 


 
 農業の多面的機能の経済効果(年間)
洪水を防ぐ          3兆4988億円
水資源を守る        1兆5170億円
土砂崩れを防ぐ         4782億円
土の流出を防ぐ         3318億円
有機ごみを土に戻す       123億円
気候を緩和する           87億円
安らぎを与える       2兆3758億円 
                           計 8兆2226億円
      (三菱総合研究所の試算から)

 特に水田は、生物多様性を守る「環境に優しい農業」とされ、周辺の気温上昇を抑える効果も確認されている。
 
 日本の農政はこうした多面的な機能を弱める方向に作用してきた。減反で、相反する政策をとっている。
 
 減反政策が本格実施されたのは1971年だから、37年も前から減反政策が始まったことになる。
 以上、7月24日の朝日新聞に出ていた記事を要約した。

 
 いかに多面的価値があろうと、ボランティアで農業をやっているのではないから、一定の収入にならないと農業の継続は難しい。
 
 多面的機能を保持するには、中核農家を育てるのでなく、農業のすそ野を広げることが必要と思う。定年帰農を中心にした家庭菜園型農家をもっと増やす必要があると思う。
 
 ただ、稲作となると、機械の関係で定年帰農で始めるのは難しいので、これは中核農家に集約されていくだろう。
 
 稲作はいったん退くと復帰は難しいし、新たに参入するとなると大規模な投資が必要になるので、これも難しい。今現役の人が第一線から退くと、稲作はどうなるのだろうと思う。田植えや稲穂を見ることのできない風景はまさに殺伐とした田んぼになるだろう。

 

 農林漁業の再建が叫ばれているが、農業という自営業はなかなか難しい。
(1)結構、元手がかかる
(2)1人前になるまでに2~3年かかる
(3)その年の気候によってはできたりできなかったりする
(4)とにかく農産物という形にしなければならない
(5)上記のような多面的機能ではなく逆に環境に負荷を与えることも多いと思う。ハウスのビニール、黒マルチ、各種被覆資材等の産業廃棄物、農薬、化学肥料、除草剤の多投
(6)肉体的にもハード
(7)害獣の防御
(8)大規模大量生産かハウスでの集約栽培をしないと、あまりカネにならない。
(9)技術力のアップには「能力」と「センス」が必要



野菜の産地廃棄、理解求め機動的に発動

 生産者や消費者の団体などで組織する野菜需給協議会は、「野菜の産地廃棄」について、生産者はもちろん、消費者も「やむを得ない」との姿勢に転換し、意見が一致した。

 ハクサイとキャベツの産地である瀬戸内市牛窓町でも、何年かに1度は、収穫せずにそのままトラクターで畑にすき込むことがある。こういうのを見ると、野菜は足りているのか、足らないのかわからなくなる。
  
 

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下水道計画の抜本的見直しを

 倉敷市で稲作10ヘクタールとニワトリを250~300羽ほど飼っているMさんが、1999年11月6日に朝日新聞の「論壇」に書かれていた記事のコピーが、昨日更新した中国のメタンガスの記事の切り抜きを探していた時に目に入った。
 もう10年も前にこんなことを考えられていたのかと思うと、その造詣の深さに頭が下がる。ボクはいつも泥縄式である。自分には関係ないと思っていたイノシシが突然出現した時には、あわてふためき、自分には関係ないと思っていた下水道が来ることになった時は、今後支出しなければならないであろう金額の大きさにおののいた。どちらの場合も「他山の石」として考えることが大切だったのに、その場限りの共感だけで、関心が長続きせず、自分に降りかかって始めて、先に経験した人の苦労や負担を思い知らされた。

 以下の記事は「下水道計画の抜本的見直しを」という論題でMさんが書かれていた記事の全文です。
 

 『いま、地方自治体の財政を下水道という公共事業が食いつぶそうとしている。私のいる岡山県倉敷市も例外ではない。下水道と聞けば文明国のあかしのように思いがちだが、実際はコストの面だけでも深刻な問題をはらんでいる。少なくとも大都市以外では、下水道計画を抜本的に見直すべきだと考える。

 倉敷市の場合、市の地方債発行残高、つまり借金にあたる半分の1650億円が下水道事業で占められている。これは市民1人当たり40万円近い額にあたる。下水道事業特別会計の決算をみても、昨年度で歳出額327億円に対し一般会計からの繰入金が103億円にも上がり、、際だった赤字体質となっている。現在、下水道普及率は44%で、普及率が高くなればなるほど建設費が跳ね上がり、借金が増えていく仕組みだ。どうしてそうなったのか。

 下水道施設は汚水処理施設と汚水運搬施設(管渠とポンプ)に大きく分けられるが、運搬施設の建設費が処理施設建設費の倍以上かかる。処理区域が広がるほど建設費がかかり、区域内人口が少ないほど使用料収入が伸びないのだ。昨年度、倉敷市の場合、使用料と負担金を合わせて約33億円にすぎない。

 下水道の不経済さはすでに研究者が指摘し、総務庁行政監察局も1988年度の行政監察報告で処理人口一人当たりの建設コストを比較し、下水道約93万円に対し、浄化能力では同レベルの合併処理浄化槽(各戸でし尿と雑排水の処理を合わせて行う。下水道と異なり雨水処理はしない)が約15万円との数字をはじき出している。また、処理区域1ヘクタールの下水道建設費が約4千万円、合併処理浄化槽は建設単価平均約100万円というデータがある(加藤英一著「だれも知らない下水道」93年刊)。

 すなわち、1ヘクタール内に40戸以上の世帯が生活していないと、つまり東京、大阪など、ごく一部の大都市以外では、下水道は合併処理浄化槽にコスト的に及ばないということになる。

 広い処理区域に住居が少ない地域では、起債の元利償還金に維持管理費を加えた汚水処理原価が使用料収入を大幅に上回り、下水道収支は恒常的に赤字にならざるをえない。不足分は一般財源である税金からの充当ということになる。不足分を補うには使用料を上げれば済み、なにも下水道を直接利用しない人まで税負担の犠牲になる理由はない。問題は値上げできないほどに過大な計画・設備投資からくる安易な税金投入になってしまっていることだ。

 90年、日米構造協議を経て発表された「公共投資基本計画」では、91年度からの10年間で下水道投資額約70兆円で70%の普及率を目指すという構想が打ち出された。しかし、現在進行中の第八次下水道整備五カ年計画(96~2000年度)の目標はとうてい達成されそうにない(99年現在全国平均58%)。無謀としかいえない計画がなぜできたのか。

 第一に、地方自治体の事情を無視した、全国一律の目標値設定からきている。すでに大都市部での普及をほぼ達成し、景気対策の面からも下水道事業を地方に広げる要請が業界団体などからあったらしい。

 第二に、縦割り行政の弊害がある。同じ汚水処理の補助金行政でも、下水道は建設省、合併処理浄化槽は厚生省、農業集落排水事業は農水省と、各省庁が不統一に進めれば、膨大な無駄が生まれる。実際、私が住む集落でも同時進行中だ。

 第三に、財政力、執行体制の弱い市町村に替わって、実質都道府県が代行し、建設省の外郭団体である日本下水道事業団が計画推進役を担っていることがあげられる。

 下水道事業は計画策定から供用までに30年かかると言われ、さらに更新時に莫大な費用がかかる。いざ使用可能という段階になって、過疎と集中が今以上に進み、住民はいない、維持管理費・返済財源がないでは無用の長物になりかねない。環境面での問題も未解決と聞く。

 要は、地方に不必要な下水道を何が何でも建設するシステムになっていることが問題だ。合併浄化槽方式など地域の特性にあった処理方式の普及こそが、財政健全化に寄与すると考える。』

 

 

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中国のエコ農家(4点セット農家)

その肝心な「メタンガス発生装置」の作り方がどこを検索してもでてこない・・・。
自分で考えろってことかなぁ・・・。
大変興味あるし、作り方がわかれば必ず作るでしょうが。。。
ご存知ありませんか?
これって秘密めいたものなのでしょうか?

 こんなコメントを頂いたので、繰り返しになりますが、わかる範囲でご説明します。
 
 日本ではあまり普及していないので、あなたが本当に興味があるなら、中国の遼寧省にぜひ見学に行かれることをお勧めします。
 
 中国全土では、メタンガスを利用している農家は06年度までで2200万世帯に上り、2010年までには4000万世帯に増やす計画のようです。
 つまり、
(1)トイレ
(2)豚小屋
(3)ガスタンク
(4)温室

 これは中国のエコ農家(4点セット農家)のことであり、これらの農家では、人や家畜のし尿をタンクに集めて発酵し、メタンガスを発生させる。メタンガスは燃料として照明や暖房に、液肥は温室栽培に利用される。

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 遼寧省はエコ農家の普及率において全国首位の座を占めている。中国政府は家庭用メタンガス設備補助金制度を始動し普及を後押ししている。
 総人口の8割が農村に集中する中国にとって、農村でのエネルギー転換は大きな意味を持つ。従来の薪やワラからメタンガスへとエネルギーの転換が進めば、森林保護と自然災害への回避が期待できる。(山陽新聞1月25日)

 つまり中国の田舎は下水道ではなくメタンガス発生装置というわけです。中国の4点セット農家は、環境的にも経済的にも個人負担においても下水道よりはるかに優れたシステムと思います。

 
 日本で私が知っているのは、
(1)埼玉県 比企郡 小川町の金子美登さん(霜里農場)
(2)兵庫県 朝来市 和田山町 朝日字下戸
   大森昌也さん(あ~す農場)079-675-2959
(3)Kさん(7月6日の記事、6月22日の記事)

 (1)の小川町では金子さんだけでなく、何軒もの農家が稼動されているようです。ネットでも検索できるはずです。(2)の大森さんも快く教えてくれると思います。

 簡単なシステムですが、実際に作ってみないとポイントがわからないように思います。Kさんの場合は複数の大学教授から共同研究を持ちかけられたようですが、お断りされたようです。
 作るには、
(1)人家があまり密集していない田舎
(2)農家でないと、作ってもその後の液肥の処理に困る

 企業秘密のようなすごいシステムとは思いませんが、特許もとれるようなので、ポイントの所は自分で試行錯誤しながら作るしかないかも知れません。 
 
 まず実際に足を運んで、数多くの現地体験をして、そして中国へも足を伸ばして、それがどのように機能しているか、日本ではなぜもっと普及しないのか、自分で体感することが必要と思います。
 
 現実には日本では、農家自体が激減しているので、このシステムは必要とされないのだろうと思います。

 インドでは、杯を伏せたような直径4メートルほどの鉄製タンク(外観的にはKさんのとほとんど同じ)の奥からゴボゴボとガスのわく音がする。農村に多い牛糞によるメタンガス製造設備で、発電や家庭用燃料に使う。インドは牛や水牛、ヤギ、羊が4億頭以上いる「家畜大国」。大量の排泄物は貴重な資源でもある。植物を使う方式も含め「バイオマス」のガスや発電設備は400万近くあり、6億人以上の生活を支える。インド全体のエネルギー供給に占める比率(05年度)は石炭(38%)、バイオマス(29%)、石油(24%)の順らしい。

 中国でもインドでも、メタンガス発生装置は決して大規模ではなく、個人の農家単位で稼動させている点です。それに反して日本では「大規模システム」を考えているようですが、投入する素材を吟味できる点においても、小さな自家用システムであるべきと思います。


   
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 一昨日に漬けたミョウガがきれいな色に漬かった。本によると「薄い塩水を作り、ミョウガを一晩浸してアクを抜く」と書いている本もあったが、それはせずにいきなり漬けた。
 右は青シソとステビアのジュース。 今の時期は冷やして飲むとおいしい。
 ステビアの量はほんの少しで甘みがつく。自家用なら1株あれば十分ですが、10月下旬か3月中下旬に株分けすれば4倍ほどに増やせる。挿し木も簡単でまず失敗しない。霜にあたると地上部は枯れるので、地際から切り、株元に藁(わら)か籾殻を置けば簡単に越冬する。

 
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(今日の夕飯)
豆腐・・・青シソ
ナンキンの煮物・・・アゲ、ニンジン
焼きナス・・・昨日の残り
キュウリの塩もみ、串カツ(市販の惣菜)

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死を意識した心・・・

  がんの発見から1年数ヶ月。生と死が常に意識の真ん中に座ると、凡庸な私でも自然や人生に注ぐまなざしが以前とは変わったような気がする。
 悠々と流れる紀ノ川、山並みを渡る白い雲。自然は相変わらず輝くような生気に満ち、逆にそこはかとなく哀愁を漂わせているのだが、病む前とはどこか見え方が違う。生きとし生けるものへの限りない自然の包容力を感じ、我が身を委ねたくなるのだ・・・龍田健一さん(和歌山県紀ノ川市 78歳)

 朝日新聞の「声(投書欄)」に出ていた投書記事。いつもはほとんど読まないで素通りしてしまうのに、たまたまこの記事に目が留まった。

 死ぬ前にはこんな感覚になるんだろうなあと思った。自分はまだ先のことと思いたい。しかしそれは、母が亡くなった6年後の61歳かもしれないし、10年後のことかも知れないし、15年後の70歳かも知れないし、父が亡くなった20年後の75歳かも知れない。そして龍田さんの年までは後23年。瞬く間に「その時」は来ると思う。
 
 死を前にして従容とした気持ちになっておられることが、言葉のひとつひとつから感じられる。死は早いか遅いかの違いだけで、誰にも共通してやってくる。自分自身の消滅も、せいぜい後20年前後のことだろう。その時になって、あわてふためかないような生き方を常日頃からしたい。それは唯一あめんぼ通信を書き続けること。

 

 グルメブログが好きでよく見るが、見るだけで満腹感があり、そう食べたいとは思わない。逆に、よくあんなに外食ばかり食べて、身体が不調にならないのかなあと思う。

 自分で作った旬のものを食べる喜びは、何物にも代え難いものがある。たとえば昼食では、前日の夕飯の残り物を中心に、キュウリの塩もみとか梅干、ラッキョ、海苔、卵があればそれで足りる。味噌汁があればそれも食べる。
 夕飯のおかずも自分が作るのはいつも原材料そのままのワンパターン。夕飯の画像によく出てくる惣菜は、仕事で帰りが遅くなった時にマルミさんが買ってくる。
 今はブログで見たり、インターネットで検索すれば、ちょっと一工夫した野菜料理がいろいろ出てくるが、あまりそれにエネルギーが向かないのは、現在の夕飯にさほど不足がないからだろうと思う。

 我が家は長く6人家族だったので、母は夕食に大変だったろうと思う。4人分作るのと6人分作るのは大違い。夕飯作りは忍耐と知恵と努力が必要だったと思う。



 ヨルダンに要請(農業新聞7月20日)

 世界的な肥料原料の需給逼迫を受け、政府はリンとカリの主要算出国である中東・ヨルダンに対し、安定供給を緊急要請する。
 国際相場が高騰し、大半の肥料原料を輸入に頼る日本にとって影響は大きく、農家経営を圧迫している。
 
(1)肥料原料も大半が輸入
(2)飼料も大半が輸入
(3)農業資材の原料である原油も大半が輸入
(4)農具の燃料も大半が輸入
 これでは国産といっても、輸入品と同じである。これらに依存した農業をする限り、国際価格に一喜一憂せざるをえない。


海砂代替へ懸命


 徳島県のサツマイモ「なると金時」や香川県の「金時ニンジン」の栽培に欠かせない海砂。海砂は「手入れ砂」などと呼ばれ、収量や品質維持のため、3~5年周期で10アール30トンを畑に投入してきた。
 海砂採取の規制で入手が年々困難になる中で・・・。
 「土」まで他所依存するような農業では、これも外部事情に一喜一憂せざるをえない。



消費税

 所得税で取れないから、消費税で取ろうとする。貧乏人は所得税を支払うほど稼げない。その貧乏人から税を取る一番いい方法が消費税なのである。生きていくための必要最低限の「食料品と日用品」は買わざるをえないから。
 
 貧乏人は野菜は作れない。
(1)収穫まで2ヶ月間も待てない。
(2)種代、苗代、肥料代、農具代、水代等を払っていたら、買うことより作ることのほうが3倍高くつく。
(3)作るために費やす時間を考えたら、作ることは、金持ちのお遊びであり、癒しであり、生きがいである。貧乏人は、お遊びからも、癒しからも、生きがいからも拒否されている。
(4)45年前、貧乏人は買えないから作った。今、貧乏人は買う方が3倍安くつくから買う方を選択せざるをえない。

 明日の生活が精一杯の状態である時、
(1)家の改築をしたり
(2)旅行や外食をしたり
(3)服や本を買ったり
 するだろうか。先送り先送りすると思う。しかしこんな時でも「自分への投資」と「自分のための時間」だけは削ることはできない。これを怠るとますます未来はない。



飼養戸数が減少
(7月22日、農業新聞)

乳用牛24400戸(前年に比べ1000戸減)
飼養頭数1533000÷24400戸=63頭(平均頭数 )

肉用牛80400戸(前年に比べ1900戸減)
飼養頭数2890000÷80400戸=36頭(平均頭数)

豚7230戸(前年に比べ320戸減)
飼養頭数9745000÷7230戸=1348頭(平均頭数)

採卵鶏3300戸(前年に比べ160戸減)
飼養羽数181664000÷3300戸=55000羽(平均羽数)

 豚も鶏も一般の人の目に触れることはほとんどない。これだけの多頭飼育だから、特別の場所で大規模飼育されている。
 この数字で見る限り(平均頭数は農業新聞には表示されていなかったので自分で計算してみた)、牛は大規模飼育ばかりではなさそうである。
 鶏に関して「ブロイラー」の記載がなかった。なぜだろう。もっと大規模のせいだろうか。それともほとんど輸入品だろうか。

 動物愛護団体の方は、野生動物の保護を論じる前に、家畜の飼い方の残酷さをもっと取り上げて欲しい。少しはそちらに目を向けて欲しいと思う。
(1)自由に動ける最低限の空間
(2)風や太陽を浴びることができる空間
(3)土のある空間(土を知らずに殺される)
(4)自然の緑を感じる空間
(5)ゆっくり育つ飼料、ゆっくり産める飼料

 

2008_07232008年07月23日0003 

(今日の夕飯)
オクラの湯通し・・・ドレッシングで食べた
焼きナス
豆腐・・・青シソ

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青シソとステビアのジュース

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  ミョウガがたくさん出とるなあ・・・、ミョウガの保存方法はないかと本を見たら「ミョウガの塩酢漬け」が出ていた。
 ミョウガ1キロ
 塩60グラム(ミョウガの目方の6%)
 酢(ミョウガがひたひたになるくらい)
 本によると、お正月を過ぎても味が変わらず、少しずつ即席漬けにまぜて使ったり、料理の付け合せにも重宝しますと書いてあった。

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 ミョウガは画像のように、物置の北側に植えている。竹薮と物置が陰をするので、太陽があたるのは正午前後の1~2時間だけで、後はずっと日陰になっている。
 今日はこれだけの収穫があった。洗ったら上記のザルに二つ。合わせて1キロほど収穫できた。

 

2008_07222008年07月22日00082008_07222008年07月22日00282008_07222008年07月22日0025

 ミョウガを漬けたついでに、青シソジュースを作ろうと思い立ち、それなら、せっかくだから砂糖の代わりにステビアを使おうと思った。
 サツマイモを蒸す時に使う大きな鍋に水を沸騰させ、その中に青シソ100グラムとステビア100グラムを入れて3分ほど煮立て、火を止めてそのまままた3分ほど蒸らしてから、青シソとステビアを取り出した。
 できあがったのをさっそく茶碗についで飲んでみた。甘~い。ちょっと甘すぎた。ステビアは砂糖の200倍の甘さと言われるが、確かにそんな気がした。
 青シソ100グラムに対してステビアはその5分の1も入れれば十分と思った。それほど甘みが強い。
 ステビアはハーブの一種で、葉に砂糖の200倍ほどの甘みがある。ハーブティに甘みはあわず、業務用の注文もほとんどないので、ハーブのコレクションの一つくらいの感覚で作り続けてきたが、今回初めて役に立った。
青シソ・・・・・6月上旬~9月中旬収穫
ステビア・・・6月上旬~10月中旬収穫

 青シソはこぼれ種で発芽したのを、きちんとした場所に定植する。
 ステビアは10月下旬か3月中下旬に株分けすれば4~5株に分割できるが、もっとたくさん増やしたければ6月上旬に挿し木をする。ステビアも雑草のごとく強い。株元に籾殻などをおいてやれば、なんなく越冬する。レモングラスより寒さには強い。


 ついでにニンニク醤油も作った。グーグルで検索したら、ニンニク醤油のなかに青シソを入れてもおいしいと書いてあったので、さっそくクリープの瓶に、青シソを洗って強く絞った(水切り)ものを入れ、その中に醤油を注ぎ、その中に刻んだニンニク2個分を入れた。

 

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 田んぼから帰る前にのぞいたら、一羽は入り口近くの土間に、もう一羽は巣箱に、残りは通常の止まり木に止まっていた。
 巣箱の中にいるのは、最近いじめられているニワトリであろう。土間のは止まり木に飛び上がれないニワトリ。

 

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(今日の夕飯)
サバ・・・市販の惣菜
ギョウザ・・・市販の惣菜
トマト
キュウリの塩もみ


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秋冬作は8月15日からスタート

  こう暑いと、農作業は早朝6時~9時の3時間、夕方4時~7時の3時間ほどしかできない。
 夜型なので、出荷の日以外は朝早く起きれない。だから早朝の仕事は無理。となると夕方の3時間だけであるが、水やり作業があると、農作業は実質1時間足らずしかできない。これでは草ぼうぼうになるので、どこかで追いつく必要がある。

秋冬作は8月15日からスタート

 秋冬作は毎年8月15日からスタートしている。正月はゆっくりできるが、お盆の休みはない。野菜は休んでくれないから。
8月15~16日・・・キャベツ、ブロッコリーの種蒔き
8月17~19日・・・ニンジンの種蒔き
8月17~19日・・・つるなしインゲンの種蒔き
8月17~19日・・・レタスの育苗1回目
8月17~19日・・・ディル(ハーブ)の種蒔き
8月24日・・・ジャガイモの植え付け
8月28日・・・ハクサイの種蒔き
8月28日・・・レタスの育苗2回目

(1)ワンパックの場合、秋冬作は春夏作より随分と楽である。春夏作のように順次進行ではなく、同時進行になるし、寒さに向かう秋は草の勢いが弱まる。
(2)レタスは1回目で成功させたい。1回目で成功すれば、野菜の端境期である10月中旬頃にレタスを出荷できる。インゲンと共に端境期の重要な野菜である。
(3)秋冬作のジャガイモはデジマを使う予定。秋冬作のキタアカリは「えぐい芋」が多いような気がする。
 今までは芽出しして定植していたが、水不足で活着が悪いので、直植えして上に寒冷紗をかぶせるつもり。


 秋冬作のニンジンの種蒔きまで、すでに1ヶ月を切っている。早くニンジン予定地を決めて耕運必要がある。つまり
(1)ニンジン、インゲン、その他育苗予定地
(2)ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ダイコン、カブの予定地
(3)シュンギク、ホウレンソウ、ロケットの定植予定地
(4)敷き藁用エンバクとニワトリのエサ用小麦の予定地
 の4箇所をどこにするか決める。

 
 春夏作は作付を少しずつ減らしているのに、忙しさは以前と全く変わらない。その理由を考えてみると、 
(1)定植を数本ずつ減らしたくらいでは、総農業時間はあまり変わらない。
(2)作付は多くても少なくても、草刈や耕運はほとんど変わらない。
(3)少しずつ体力も衰えている。

 秋冬作は春夏作より大分好きである。
(1)秋冬作は春夏作に比べて楽な農作業が多い。
(2)後に農閑期が控えている。
(3)涼しくなるし、秋の風景が好き。


農業形態について


(1)ワンパックは顧客が長続きしてくれない。個人客も業務用客も常に営業し続ける必要がある。これが難点。
(2)途中で農業形態を変更しようと思えば、設備投資等の資金を伴うし、軌道に乗るまでは並行して進める必要があるし、失敗したからと言って、元の農業形態に復帰することは無理ではなかろうか。
(3)農業形態の変更はスタートして10年内にできなければ、他の農業形態は向いていなかったと考えられる。
(4)農業が失敗したからと言って、元の社会に戻る事は実際には難しいと思う。
(5)農業で手取り200万ほどになるのだったら、農業人口は今の10倍以上に増えると思う。手取り100万にするのも難しいから、田舎でも農業を始める人はほとんど(全く)いない。


2008_07212008年07月21日0008

(今日の夕飯)
ジャガイモの煮物
ピーマン炒め、イカ串(市販の惣菜)
豆腐・・・青シソ
トマト

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人糞は人類最大の環境問題

 2008_07202008年07月20日00422008_07202008年07月20日0024

  今日、ナンキンとスイカを片付けた。ナンキンは8月、9月の個人用出荷分だけは、なんとか確保できた。未熟ナンキンはニワトリに与えるときれいに食べてくれる。
 スイカも人にあげれるほどは成らなかった。何年やってるんだと自己批判したところで、どうにもならない。

 

 人糞は人類の歴史上、作物の有意義な肥料だった。それが廃棄物と考えられるようになったのは、20世紀の後半にはいってからであり、まだ50年にもならない。たった50年ほどの間に人糞に対するコペルニクス的転回があり、有意義だったものが、下水を通して汚泥となり産業廃棄物と考えられるようになった。
 人糞に対して、もう一度考えを元に戻さないと、環境問題も、二酸化炭素削減も解決しない。つまり、
(1)人糞を有用な物と考える見直し
(2)貴重な水(水洗)を無駄使いしない
(3)下水道システムの見直し

 人糞は人類最大の環境問題である。これを昔のように大地を通して「循環」させるシステムに戻す必要がある。何も大規模プラントは必要ない。小さな個人のメタンガス発生装置でよい。
 これによって、
(1)水の問題
(2)肥料の問題
(3)高い下水道(ライフライン)の問題
(4)汚泥の焼却や埋め立ての問題
 等、多くの問題が解決に向かう。無関心であったり、仕方がないでは一歩も前進しない。

 農業新聞によると、英国では食品残渣や糞尿を原料にした発電の実用化に向けて動き出す。
 今回の計画は、これまで埋め立てや焼却されていた大量の有機廃棄物を発酵させることで分解し、熱、電力、燃料に転換する技術。発酵後に残った物も肥料などに活用する。これはまさに「メタンガス発生装置」に他ならない。

 日本人は毎日、お風呂や洗濯、トイレなどで平均約310リットルの水を使う。排水は下水処理場で浄化され川や海に戻されるが、その過程で有機物や無機物が混じった汚泥が大量に出る。
 
 私たちの足元を縦横に走っている下水管路は、05年度末で約39万キロに及ぶ。地球を9.75周する長さだ。その管路が、鉄道、幹線道路、生活道路、そして通園通学路の下にも埋設されていて、老朽化で破損した箇所から土砂を引き込むなどして、道路陥没を引き起こす。
 大半の都市では予算がないという理由で、陥没が発生してからの事後的な対応や、場当たり的な対策に終始しているのが実態だ・・・・(朝日新聞7月3日、私の視点より)

   
   
 
2008_07202008年07月20日0068

(今日の夕飯)
ナスビの中華風煮物
ナンキンの煮物・・・野菜天
豆腐・・・ミョウガ
オクラ・・・昨日の残り

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肥料の吟味

 2008_07192008年07月19日00062008_07192008年07月19日0011

  今日も昨日と同じ時間帯の2時半~3時半にかけて夕立があった。昨日ほど降らなかったが、いい雨だった。
 その雨で勢いづいたのか、昨日の朝収穫したオクラが早くも標準サイズより大きくなっている。土曜、日曜と2日間収穫しないと、月曜日の朝の収穫では大きくなりすぎる。それでも、出荷のない日曜日に一部を収穫するのは面倒なのでしない。
 大きくなりすぎたオクラは少し硬いのでサービス品にしている。


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 ナスビとピーマンは土曜、日曜と2日間あいても、大きくなりすぎることはない。


粗悪な堆肥にご用心(7月17日、朝日新聞)

 化学肥料や農薬の使用を抑えた環境保全型農業では、堆肥が欠かせない。堆肥を使えば、生ゴミや家畜のフンも有効に活用できる。ところが、堆肥はきちんと作らないと、サルモネラなどの食中毒菌が生き残ってしまうことが分かってきた。野菜が原因と疑われる食中毒も国内外で発生している。環境保全型農業ブームの中、農林水産省も調査を始めた。

 スタート時点の3年間ほどは、酪農家から牛糞をもらって、稲ワラや山草、落ち葉、籾殻等をサンドイッチにして堆肥にしていたが、あまりに重労働であり、ばかばかしくなって止めた。果たしていい堆肥になっているかどうかの判断も難しかった。うまくできなければ、単なる粗大有機物。

 酪農家から完熟堆肥を2トン車で持ってきてもらっていたこともあるが、肥料効果は今のメタン菌液肥の方が高いと思う。

 

汚泥発酵肥料に水銀(7月16日、農業新聞)

 農水省は15日、福井県南越前町にある今庄中部地区農業集落排水事業コンポスト施設で作った汚泥発酵肥料に、許容基準値を超える水銀が含まれていたと発表した。

 下水汚泥を肥料として使うことは問題があると思う。

 

 農家の現状も厳しいが、漁師はそれ以上に厳しいようである。
(1)燃料の高騰
(2)漁船のローン返済

 軽油は現在1リットル107円。2002年の45円の倍以上。1日の出漁で100リットル以上を使うらしい。

 船は2千万円ほど。

 同じ自営業でも漁師さんは元手がかなりかかるんだなあと思った。農業の場合は大型機械や施設を持たない農業なら、さほど元手はかからない。

 

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 昨日と今日の夕立で、草も野菜も勢いづいた。左から地這いキュウリ、ツルムラサキ、青シソとスイートバジル。みっともないが、毎年こうなってしまう。
     
     
    
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 モンキードッグ。
 畑や果樹園に近づく猿を追い払ったり、近づかないよう威嚇する訓練を受けた犬。長野県大町市が2004年、初めて制度化して訓練に乗り出した。大町市内では13頭が活躍する。犬の訓練費用は月5万円で、市が全額負担する。現在、全国の獣類による農産物被害のうち、猿は1割の13億8000万を占める。

 イノシシやシカも困るが、猿はもっと困る。当地にも「はぐれ猿」が時々出没するようになった。農業をスタートして17年目に始めて、当地周辺でイノシシの被害を受けたように、17年後には「猿の被害」が現実となるかもしれない。
 害獣の被害を免れるには、
(1)ハウス等の施設栽培か。
(2)果樹のように、全面を防御ネット等で囲んでしまうか。

 農業も負の側面しか見えない。
(1)肥料の大幅アップ
(2)飼料の大幅アップ
(3)燃料の大幅アップ
(4)ポリ、ビニール、包装用ダンボール等、資材の大幅アップ
(5)農具の大幅アップ
 そして農産物価格は低迷。

 

2008_07192008年07月19日0037

(今日の夕飯)
オクラの湯通し・・・丸いのは八丈オクラ
焼きナス
豆腐・・・ミョウガ
ツルムラサキのおひたし

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ありがたい夕立

2008_07182008年07月18日0059  

 2時半頃から1時間、滝のような雨が降った。久しぶりのありがたい雨だった。ところがこの雨、直線で4キロほどしか離れていない所では全く降らなかったらしい。「局地的な雨」とよく言われるが、そんな雨だった。この夕立で火曜日頃まで4日間ほど、夕方の水やりから開放される。ホースで散水すれば、1作物はせいぜい数秒しか散水できないので、1時間の夕立は何十倍もの効果がある。


9月6日、大阪市内で田舎暮らし、交流・定住フェア

 
 田舎暮らしに関心をもつ都市住民を迎え入れようと、岡山県内の官民で作る定住促進協働会議が発足した。本年度は大阪での交流・定住フェア開催や、空き家情報提供のシステム構築などに取り組む。Uターン希望者らを対象に就職、就農、住まいなどの相談会を実施。県内十市町村がブースを設け、定住を呼びかける(会長・大森弘介県企画振興部長)

 笠岡諸島ではNPO法人「かさおか島づくり海社」が2004年から組織的にIターンの受け入れを始めた。これまでに空き家見学ツアーや団塊世代向けの体験ツアーを行い、高島、白石島、北木島、真鍋島に約40人が定住している。
 この内、真鍋島では新たに中学生以下の子供を持つ家族の誘致を進める住民組織「明日の真鍋島を創る会」が発足した。第一弾として8月9、10の両日、親子移住体験ツアー(一泊二日)を行う。(以上、山陽新聞)


 2008_07182008年07月18日0022

 今年は3年ぶりに柿が収穫できそうである。去年、一昨年と害虫被害で大半が落下していたが、今年は今の所その兆候がない。もう梅雨明けしたし、大型台風さえこなければ、豊作になりそうである。


2008_07182008年07月18日0048  

 今日は水やりをしなくてよいと思ったら、出荷が終わった後、田んぼに出る気がしない。こんな時、野菜だけだったら田んぼには行かないが、ニワトリに夕方の青菜をやろうと思うと、行かざるをえない。朝1回だけでなく、夕方ちょっとでも顔をのぞけて、水を入れ替えたり、青菜をやることが大切と思う。
 ニワトリは、これは食べないだろうと思っても、たいてい食べてくれる。今日は倒れかかっていたミョウガの茎葉をトリ小屋に投げこんでおいたが、夕方行ってみると、影も形もなかった。 

  

 2008_07182008年07月18日0070

 ミョウガはミョウガ竹の足元に、画像のように芽ぶいて来る。竹林に芽ぶく竹の子に似ている。

 

 農業はその昔、親から子へ、子から孫へと、引き継がれる仕事だった。親の30年間分の経験が、わずか2~3年で子供に引き継ぐことができる。30年の経験から出る言葉は「重たい」と思う。それが現在では、ほとんど後継者がいないから、仮に30年の経験があっても、それを伝える人がいない。たかが農業でも、いや農業だからこそ、経験から出てくる言葉は貴重だと思う。それが伝えられずに終わるなら、国としても、大きな損失である。


2008_07182008年07月18日0006 

 今年のナスビはニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)の被害がまりひどくない。暑すぎるのが原因かも知れない。個人用なら少々の虫食いでも出荷できるが、業務用の場合はちょっと単価が付けづらい。21日(月曜日)の出荷が終わったら、22~24日の間に、秋ナスに向けて枝の更新をしようと思う。幹を半分に切り戻し、葉を全部落としても、35日経過した8月末には秋ナスが収穫できるようになる。秋ナスに害虫が来たことは1度もない。

 
 
 中山間地にある「広域農道」をたまに走っても、すれ違う車は少なく、いったいこの広域農道は「誰のために」作ったのだろうと思う。

 人口の密集した都会ならいざ知らず、田舎にまで同じような下水道が必要なのか疑問である。田舎には田舎に適したシステムがあるはずである。
 
 今世紀は、地球温暖化の影響で「水不足」が表面化すると言われる。
 
 下水道は水を捨てる構造である。
 
 メタンガス発生装置は水を捨てない(田畑に戻す)構造である。


 2008_07182008年07月18日0078

(今日の夕飯)
ギョウザ、トリのから揚げ・・・市販の惣菜
ナスビの中華風煮物
エンサイのおひたし

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循環の思想

  自分が選択したのだから自業自得というものの、自営業はサラリーマンに比べて年間収入で劣り、退職金で差が開き、その後の年金でまた倍以上の開きが出る。漁業、農業、林業の第一次産業は今後ますます選択できなくなるだろう。

 今年の春から当地では下水道が稼動したが、集落の4分の3ほどがすでに水洗便所への改修が終わったようである。我が家はまだしていない。3年以内に下水道に接続するように言われているので、後2年半ほどあるが、近所まわりが終わってしまうと、我が家も急がなければならないという気になる。
 
 近所の人の話では2箇所を水洗便所にして約100万ほどかかると言われる。そんな大金、自分にあるわけないから、定期収入のあるマルミさんが出すことになるだろう。
 
 下水道はなんでこんなに高いのだろう。
(1)下水道工事の各戸負担金・・・195000円
(2)水洗便所改修費用・・・2箇所で1000000円 ほど
(3)毎月の下水道料金・・・上水道料金が毎月4000円ほどだから、下水道料金はこれに山水の簡易水道分がプラスされて、約6000円ほどになると思う。年間で72000円ほどの出費増。

 固定的なライフラインの支出がまた高くなる。 

 我が家には現在、トイレが3つある。そのうちの1つはもう長く使っていない。ボクが子供の頃には、今は使っていないその1つのトイレだけだった。それは納屋と牛小屋の間にあり、牛のし尿も流れ込むようになっていた。父が生きていた16年前までは、父が汲み取りをして、近くの田んぼの肥料にしていた。
 門先に薄暗い裸電球が1個あっただけで、夜のトイレは暗く、母屋からも離れていたので、トイレに行くのが怖かった。なんか、お化けにでも襲われそうな気がした。

 来年の春までには我が家も水洗便所にしようと思う。その時にこの使わなくなったトイレは「埋めて」もらおうと思う。というのが、このトイレはどこからか雨水が流れ込むようになり、1年に1度かい出しても、いつの間にかまた水が一杯になるようになった。

 

 家畜の糞は肥料として循環するが、人間の糞は循環を拒否されて、し尿処理場や下水道を通して化学処理が施され、処理後の汚泥は廃棄物となる。
 
 下水道は処理施設の総事業費だけで、6集落で1200人(333戸)ほどの地域で15億円近くかかっている。そして、このシステムの利用料金は毎月1軒あたり4~7千円はかかるようになる。永遠に。そして、この施設には耐用年数があり、何十年かに一度は大規模改修が迫られ、それはシステムの利用料金に転嫁される可能性がある。

 農業集落排水事業は、国が50%を負担し、県と市町村が残りの50%を負担する。この内の5%が受益者分担金として各戸が負担するようになり、当地域では195000円だった。全部自己負担だったら1戸あたり400万近い事業である。
 
 農業集落排水事業は果たして水質改善につながっているだろうか。田んぼに使われるおびただしい量の除草剤や化学肥料や農薬はいずれ地下水となって川に流れ込む。
 
 お隣の中国の田舎で進むメタンガス発生装置は、家庭排水や人糞、畜糞を全てメタンガス発生装置に投入して、ガスを自給し、残りの廃液を米や野菜の肥料にするという循環の思想である。日本でも先進的な有機農家が作っている。人口の密集した都会では不向きなシステムであるが、人家が密集していない田舎では21世紀の先端を行く環境システムと思う。その理由は、
(1)システムの構築にあまりカネがかからない。10万円ほど
(2)その後の利用料金は無料
(3)耐用年数はなく半永久的に使える
(4)メタンガスという自然エネルギーが自給できる
(5)廃液がとてもよい肥料になる
(6)メタン菌のために、家庭排水に合成洗剤等の化学物質が混入しないように、よく吟味するようになると思う
 これに比べて下水道は、
(1)システムの構築に1戸あたり平均400万円ほど
(2)その後の利用料金が毎月5~7千円かかってくる
(3)耐用年数があり、設備の改修費用は利用料に転嫁される
(4)メタンガスなどの副産物は発生しない
(5)肥料という副産物も発生しない
(6)処理後の汚泥は廃棄物として焼却処理か埋め込み処理をされる。毎日のことだから半端な量ではないと思う。膨大な量の廃棄物

 現実問題として、農業をしていない限りメタン菌液肥は無用であり、その排水をどうするかという新たな問題が生じる。日本で進めようと思えば、メタンガス発生装置特化村のような、集落全体で、各戸にメタンガス発生装置を作るような発想がいるのではと思う。今、山間地で進められようとしている「集落営農組織」のように、集落全体で取り組まないと、メタンガス発生装置はうまくいかないかも知れない。

  2008_07172008年07月17日0002 2008_07172008年07月17日0020

 今日も夕方1時間半ほど散水した。今日はサツマイモにも散水した。サツマイモは水の要求量が少ないが、サトイモは大量に水がいるので、150個しか植えていない。それ以上作付すると水がまわせない。

  
  2008_07172008年07月17日0030

(今日の夕飯)
ピーマンの炒め物
豆腐・・・青シソ
辛子明太子・・・もらい物
自家製ラッキョ
 

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出荷と自給野菜のシミュレーション

 少なくとも後1年~1年半ほどはブログは続けれる。問題はその後、今と同じ環境や同じパターンで書き続けることができるかどうか。
 夢中でやっていても、3年ほどの周期で大きな壁に突き当たると思う。自分にとって1年~1年半後のその壁をどう越えるかが課題。

 月、水、金と出荷しているが、出荷の前日には、前もって野菜と単価を計算しておく。例えば次の金曜日の出荷では
(1)タマネギ・・・・・・・・・・・・・・・・250円
(2)ジャガイモ・・・・・・・・・・・・・・200円

(3)キュウリ・・・250円×2倍=500円
(4)ナスビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
(5)ピーマン・・・・・・・・・・・・・・・・200円
(6)オクラ・・・・・150円×2倍=300円

(7)ナンキン・・・・・・・・・・・・・・・・・250円
(8)ニンジン・・・・・・・・・・・・・・・・・200円
(9)ミョウガ・・・・・・・・・・・・・・・・・・150円

(10)エンサイ・・・・・・・・・・・・・・・・150円
(11)ツルムラサキ・・・・・・・・・・・・200円

 サービス品
青シソ、ニンニク1個、ナスビ(虫害が多いため)
スイートバジル(余っているから)
アップルミント、レモンタイム⇒ハーブティ用

 送料(800円)込みで、3200円を越えないようにしている。逆に言えば、ワンパック3200円内で出荷野菜を調整している。

 キュウリは10本くらいは問題ないと思う。オクラも30個くらいなら問題ない。

 少々の虫食いでもナスビは単価をつけるが、今回は色々と野菜が多く、ナスビに単価をつけなくても3200円を越えるので、サービス品にするつもり。
 
 業務用の注文があれば、キュウリ、ナスビ、オクラの間で出荷を調整する。


自給野菜のシミュレーション
 

 60代半ば頃で出荷は止めるだろうが、自給野菜は作り続ける。すでに農作業は身体にしみついているので、1日1時間ほど農作業をすれば自給野菜は作れる。 春夏作では、
タマネギ
ジャガイモ

エンドウ→キュウリ
スナップエンドウ→ナスビ
グリンピース→ピーマン
ソラマメ→オクラ

レタス→ナンキン→サツマイモ
キャベツ→ニガウリトウガン→サトイモ・ヤーコン

コマツナ→エンサイ
チャイブ(細ネギ) →ツルムラサキ
ニラ
→青シソ

 斜線の部分は、自給野菜なら作らないかも知れない野菜である。
 
 ソラマメとグリンピースは利用法が同じなので、どちらか1種類でよい。
 
 ニガウリとトウガンも止めると思う。ナンキンがあればよい。
 
 ヤーコンは「種用の芽」をなくしたくないので作る予定。
 
 春先のコマツナはレタスとキャベツがあるのでいらない。
 
 チャイブ(細ネギ)とニラはあまり利用しない。
 
 エンサイとツルムラサキは利用法が同じなので、どちらか1種類でよいが、思い入れの強い野菜なので、どちらも作ると思う。
 
 青シソはこぼれ種から発芽したのを定植するだけ。

 1日1時間ほどと書いたが、週に1回だけ6~7時間するより、毎日1時間ほどした方がはるかに効率はよい。「足音が肥やし」と言われるし、夏野菜は少なくとも1日おきに収穫する必要がある。

 第一線を退いたら、初心に返って有機農家で「体験研修」を受けたいので、2泊以上の留守が多くなると、ニワトリは飼えないかも知れない。

 

 早、7月も半ば。月日が経つのが早い。20年後の75才にはもう、この世にいないかもしれない。そう思うと余計にブログだけは残そうと思う。不得意なことがやたら多く、メカは超不器用なのに、ブログはあまり負担になっていない。他に取り得も趣味も能力もないので、ブログにすがりついて、かろうじて精神の瓦解を食い止めている。


今日の出荷

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 少しずつしか作っていなくても、多種類なので、収穫する時間はかなりかかる。早朝2時間半以内で収穫できる作付量を早く体感することが大切。

 クール宅急便は使っていない。早朝収穫すれば使わなくても大丈夫。ただし、自分の発送範囲は近畿圏まで。

 収穫後、ジョロでさっと打ち水をするとよい。包むのは新聞紙(新品)だけ。

 野菜は根菜類でも洗ったりしない。



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 昨日、オクラにメタン菌液肥を施したことを書いたが、オクラもニガウリも「肥料あたり」をした。朝方はどうもなかったのに、夕方、水やりのために田んぼに着くと 画像のような状態になっていた。ちょっとショック。
 
 液肥を施した後すぐに、ポンプアップして散水し、液肥を十分に薄めた「つもり」だったのに、まだ濃すぎたようだ。改めてメタン菌液肥の効力を見せ付けられた。
 
 しかし、くじけない。野菜は結果が確定するまで投げ出してはいけない。遅霜にやられて全滅に見えても、その後回復する場合もある。
 
 今日、もう一度水やりして薄めた。
 
 このオクラは捨てるのはもったいなくて、予備的に植えたものだし、ニガウリは個人客用に5本定植しているだけなので、そんなに大きな影響はない。しかしニガウリは回復して欲しい。
    

国際分業論 

 「投機マネーで穀物高」と新聞紙上では言われているが、投機マネーが原因ではなく、自然環境の異変による穀物や野菜の不作、インドや中国等、途上国の発展による食糧の需要増が原因と思う。だから今後は恒久的にこんな状態が続くと思う。
 
 今日の農業新聞に「国際分業論は限界」という記事があったが、自国の食べ物くらいは自国で作る(賄う)必要がある。
 
 ボクはもう一歩すすめて、国内分業論でも、野菜くらいは自分で作る必要があると言いたい。
 
 国際分業論では、野菜は安い国から買えばよいという考え方であり、いつでもカネさえだせば買えるという考え方。
 
 国内分業論では、野菜はスーパーで買えばよいという考え方であり、いつでもカネさえだせば買えるという考え方。

 いつまでもあると思うな親とカネ。いつまでも買えると思うな米と野菜。
 現実には、米を作るのは99%困難であるが、野菜はその気にさえなれば作れる。いつまでも「ドン百姓」が作るだろうと思ってはいけない。ある日突然「赤紙(召集令状)」
が来て生と死の狭間に追い込まれた戦前の人たちのように、ある日突然「スーパーから野菜が消える日」がないとは言えない。



2008_07162008年07月16日0035

(今日の夕飯)
豆腐・・・青シソ
ウナギの蒲焼・・・もらい物
キュウリの酢の物
エンサイのおひたし

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ワンパック型、スペシャリスト型

2008_07152008年07月15日0004

 左は西脇海水浴場。同じ瀬戸内市にあるが、我が家から25分ほどかかる。この近くにはペンションが10軒ほどあり、このうち5軒に野菜とハーブを配達していたことがある。現在は配達していないが、その内の1軒から、バジルを2キロ欲しいと電話があったので、デジカメ撮影方々配達した。

 現在はほとんど県外の宅配になっているが、それ以前は家から15キロほどの範囲内を軽四で「引き売り」していた。引き売りして買ってくれたお客さんにワンパックの会員募集のパンフレットを渡し、その地域で6~7軒ほどの顧客が集まれば、引き売りを止めて顧客への配達だけにした。そうやって、月、水、金と3地域に分けて配達していたが、いずれも長く続けてもらえず、県外への宅配も探すようになった。就農後8年目に入ってからハーブを導入したが、その後は県外への宅配が主体になった。
 
 ワンパック宅配は、「顧客が長く続けてくれない」というのが難点である。

 作ることに関しては、家庭菜園の延長のような作り方だから、スペシャリスト農家のような技術力はいらない。

 スペシャリスト農家になるのは、かなり難しいと思う。
(1)ある程度大面積の作付か、ハウスでの集約栽培である。
(2)機械や設備に元手がかかる。
(3)果樹のように全てを直販で売りぬいているスペシャリスト農家もあるが、野菜の場合はそれは難しい。
(4)作物数を絞ると技術力は上がるかもしれないが、逆に言うと、技術力がないと作物は絞れない。

 中高年向けの就農講座でも、スペシャリスト型がほとんどのようである。農業=スペシャリスト型(特定作物を作る)と思われているようであるが、その人の適性によって、
(1)ワンパック型
(2)スペシャリスト型
 半々だと思う。スペシャリスト型は難しくても、ワンパック型ならできる人はたくさんいると思う。ワンパック型は元手が少なくてすむし、外観やサイズはあまり重要視されないので、初心者でも作りやすい。そして、有機農業ではワンパック型が多いと思う。
 農業を癒しとか生きがいと捉えるのもワンパック型の方に多い。
 つまり、スペシャリスト型とワンパック型では、農業人の性格も適性も能力も異なると思う。


 2008_07152008年07月15日0010

 ここは同じく牛窓町の師楽地区。ここにもペンションがある。牛窓町は日本のエーゲ海と呼ばれていて、特に夏は観光客が多い。ペンション、ホテル、民宿がたくさんある。海を渡った前島にも民宿やペンションが多い。
 
 野菜の産地でもあり、夏はソウメンナンキン、ナンキン、スイカ、トウガン、秋冬はキャベツ、ハクサイの大産地である。
 

2008_07152008年07月15日0016

 サツマイモに電柵が必要になるなど、農業を始めた18年前には想像もしなかった。その後、国道2号線のすぐ北側までイノシシが迫ってきているのを知ったが、国道2号線があるから渡ってくることはないだろうと、軽く考えていた。
 田んぼ訪問をさせてもらうと、電柵を張り巡らせている田んぼもよく見かけたが、自分の所は縁がないものと「錯覚」していた。
 当地にもイノシシが出るようになって初めて、イノシシが出没する地域で農業をしている人たちの苦労がわかった。しかし身にしみてわかっているわけではない。イノシシの密度はまだ低い。サツマイモ以外は被害を受けていない。

 

2008_07152008年07月15日00182008_07152008年07月15日0023

 毎夕2時間ほど、エンジンポンプを稼動させている。AM11時~PM4時頃までは暑くて農作業をする気になれず、日が影ってからは水やり作業があるので、農作業はほとんど前に進まない。


 
2008_07152008年07月15日00342008_07152008年07月15日00422008_07152008年07月15日0046

 サトイモ畑が草山になった。なかなか草刈ができない。畦草も伸び放題。ちょっと恥ずかしいような画像。
 スタートして5年目頃までは毎年技術力は向上したが、その後はほとんど進歩していない。

2008_07152008年07月15日00302008_07152008年07月15日0052

 3番蒔きのキュウリに液肥を施したら、左の画像のように、肥料あたりを起こした。作物からかなり離して液肥を施したつもりであるが、すぐに散水しなかったことが原因である。 
 右の画像は、2条植えにしたオクラ。肥料切れの症状だったので、黒マルチの上から液肥を流し込み、すぐに散水して10倍ほどに薄めた。

 オクラは立性だから液肥を施しやすいが、イタリアンパセリのような株張りの作物は追肥の液肥が施しづらい。こんな作物の追肥にはやはり化成肥料を使わざるをえない。去年までは追肥をせず、肥料切れ症状でも放任していた。


2008_07152008年07月15日0071

 午後7時半のニワトリ。



2008_07152008年07月15日0090

(今日の夕飯)
ピーマンの炒め物
ハゼ・・・市販の惣菜
キュウリの酢の物
ミリンボシ


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電話営業に、早い遅いはない

2008_07142008年07月14日0003 

  今日はちょっと寝過ごした。起きたのは6時。それでも田んぼに着いた時、まだ半分は太陽があたっていなかった。山ぎわの田んぼは、こんな時助かる。

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  左からキュウリ、ナスビ、ピーマン。キュウリは地這いキュウリなので、太陽のあたらない側が黄色になる。生育途中で水切れすると「苦いキュウリ」になることがある。

 ナスビに虫食い跡が目立ち始めた。1週間前まではピッカピカだったのに、色も少し悪くなっている。

 青いピーマンは作れるが、パプリカ(カラーピーマン)はプロでないと作れない。


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 左からオクラ、ニンジン、ミョウガ。
 オクラの収穫が始まった。春夏作のニンジンは秋冬作ほど大きくならない。ミョウガも初物。


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  左からエンサイ、ツルムラサキ、青シソ。


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 左からレモンバーム、レモンバーベナ。




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 左からコモンタイム、レモンタイム、セイジ。
 料理にはコモンタイム、ハーブティにはレモンタイムがよい。


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  左からスペアミント、ブラックミント、アップルミント。スペアミントの注文が最も多い。他のミントより日持ちがするのだと思う。
 ミントの収穫は手間がかかるように見えるが、ごそっと収穫できるので、見た目ほど収穫時間はかからない。


2008_07142008年07月14日0016
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 左からスイートバジル、イタリアンパセリ、ローズマリー。

  スイートバジルには病気はほとんどない。害虫はけっこういるが、毎年1~2割の被害でおさまる。害虫にやられたら摘みとっておけば、1週間ほどでまた再生(収穫)できる。
 イタリアンパセリは今の所、「青枯れ病」が少ない。

 収穫や仕分の最中に来客があると、ちょっと困る。収穫は大急ぎで終える必要があるし、仕分の時は緊張している。
 収穫物はあまり手で触りすぎるとよくないし、収穫後は外気に長時間さらさないように、速やかに新聞紙で包む。

 こう暑くて雨が降らないと、毎夕、2時間ほどの水やりが欠かせない。夕立が1時間でも降ってくれれば、3日ほど水やりが休めるのに。

 
 夜9時半~10時半頃の時間帯に、イタリア料理店に注文の電話を入れる。電話の間隔は各店とも2週間に1度くらい。
 慣れると時間はほとんどかからないし、シェフ(顧客)と会話をするのは「農作業のはげみ」になる。
 
 直接の顧客をつかむには、とにかく1本の電話を入れる必要がある。

 「岡山でハーブと野菜を作っている農家ですが、ハーブを使って頂くわけにはいきませんか」・・・スイートバジルが出盛りのちょうど今頃、電話をかけまくった。ここ5年ほど新規の電話営業をしていないが、顧客が減れば電話営業をまたするつもりである。
 電話営業に早い、遅いはないと思っている。
(1)値段が安く
(2)箱を開封した時の鮮度がよく
(3)見栄えもよく
(4)その後の日持ちもよく
(5)安全志向であれば
 顧客はすぐに、あなたの方に「鞍替え」してくれる。




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 午後7時45分のニワトリ。巣箱の前の止まり木には、どういうわけか1羽も止まらない。寝る場所が一定しているわけではない。現にオンドリの位置は日によって異なる。
 やっぱり今日も、ニワトリの上に重なり合うように止まっている。
 1羽だけ止まり木に止まっていない。最近、地べたに産み落としている卵を時々見かけるが、このニワトリかもしれない。多分、何らかのアクシデントで止まり木に飛び上がれないのだろう。

 

2008_07142008年07月14日0090


(今日の夕飯)
焼きナス
トウガンの煮物
目玉焼き
キュウリの酢の物

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資本主義精神から自然主義精神へ

 自分に投資するのが精一杯で、家族にまわす経済的余裕はなかった。農業は自分に投資した最大の投資である。
 多分今後も、家族より自分に投資し続けるだろう。
 農業に転身するまではまことに支離滅裂な人生だった。とにかく自分の人生の環境をがらりと変える必要があった。卒業後14年が経過してやっと悪循環から好循環に抜け出すことができた。環境を変えるのは本当に難しい。まっさかさまに飛び降りる感じ。

 農業は「技術」とか「手に職」というような高度な専門知識ではないが、まだ親が元気なうちにちょっと教えてもらうことができれば、大いに役立つ。
 家庭菜園レベルでもそうだから、スペシャリスト農家なら尚更である。
 ただ、日本農業全体の底上げや自給率の向上、環境保全には、一人のスペシャリスト農家を育てるより、一人の家庭菜園農業者を育てる方が大切と思う。

 スペシャリスト農家になるには、その方面の才能がある程度必要になるが、家庭菜園農業者になるには、特別の才能など何もいらない。

 1種類を大量に作るスペシャリスト農家は、ちょっとした病気や害虫の発生があっという間に全体にうつる可能性があるので、ほんの少しの兆候でも農薬散布が必然になると思う。

 家庭菜園なら、少々はほっておけるし、外観も問題にならないし、たとえ失敗しても少量だから影響は小さい。

 どんな農業形態を選択するかによって、農薬散布の回数や肥料の頻度や中身まで影響を及ぼすと思う。スペシャリスト農家の場合は、その作物の失敗は許されない。

 20世紀は資本主義精神にのっとって、農業の規模拡大、専門化、機械化が推し進められてきたが、それによって得たものは、環境破壊であり、農業者人口の激減だった。

 21世紀は、農業の規模縮小、専門作物ではなく複合作物、機械化でなく手作業にカンバックする世紀だと思う。そうしなければ、環境問題も自給率の問題も食の安全の問題も解決に向かわない。つまりスペシャリスト系の認定農業者ではなく、複合型の家庭菜園農業者こそ求められているのである。

 とにかく、家庭菜園農業者を増やすことが緊急の課題である。ニワトリでいうなら、3000羽飼う人が1人必要なのではなく、30羽飼う人が100人出現することが必要である。資本主義の見地から見ると非効率、非採算に見えるが、「危険分散」や「安全性」や「底辺の拡大」や「自給率の向上」や「環境保護」の見地からは、小規模にして乱立(林立)する自然主義に向かう必要がある。つまり、資本主義の次の発展段階としての自然主義である。自然主義は人間性回復主義とも言える。

 大規模、機械化、単作という資本主義的人間疎外から、小規模、手作り、複合という本来の人間らしさを取り戻す運動である。

 小規模乱立(林立)は特定の1社支配や特定のマインドコントロールや特定の被害から逃れる道である。

 ニワトリを例に取れば、3000羽を一箇所に集めて飼った方が、生産管理はしやすいし、安全管理もしやすいように見える。しかし狭いスペースに閉じ込めた生産管理は、動物虐待であり、鳥インフルエンザが発生すれば3000羽が全て淘汰される。そのために各種抗生物質や抗菌剤が多用されることにつながる。30羽を飼う100軒があちこちに点在しておれば、リスクはそれだけ減るし、1箇所だけの被害で免れることもあるし、ニワトリを土の上に開放することにつながる。

 

 政府の規制改革会議は、農業分野において下記の(1)、(2)に加え新たに(3)、(4)を提示した。
(1)農地利用の、企業の参入規制の撤廃
(2)JAの公認会計士監査の導入
(3)米の生産調整の取引市場の創設
(4)JA組合長の兼職・兼業制限拡大

 勉強不足で内容がまだ理解できていないが、(2)は当然なされるべきだと思う。
 
 膨大な補助金や助成金が農業現場に流れている。
 「ロストジェネレーション」の20代後半~30代の人が、ゲルマン民族大移動みたいに中山間地域に移住し、そこで自給自足の家庭菜園型農業で生活が維持できるような、革命的なニューファーマーズ政策を起こす必要がある。乱立(林立)する小さな家庭菜園型農業者こそが、環境や農業を支えてくれるのである。一握りの優秀な認定農業者を育てても、いったい何に貢献してくれるだろうか。

 岡山県内では3336戸(今年3月末時点)の認定農業者がいるが、経営者は33・6%が65才以上と高齢化が進んでいる。そのため岡山県農業会議は、後継者がいない認定農業者と新規就農希望者の橋渡しをし、2週間程度の体験研修(10万円ほど支給 )や、互いの意志が固まれば半年~1年の実地研修(月、9万円ほど支給)も受けれる。
 最終的には農地の賃貸借や農機具の売買などを盛り込んだ経営継承合意書を取り交わす。
 
 認定農業者になるくらいの人はかなりの売上があると思うが、やはり後継者は少ないのだろう。こういう事例は今後増えると思う。
 新規就農者にとって、過大な初期投資は避けることができるし、言うなれば「引き継ぐ」わけだから、「地域との関係」や「水の問題」、「販路の問題」などはすでにレールが敷かれている。問題なのは、営農を「やってのけれるかどうか」ということ。できれば体験研修に入る前に「やってのけれるかどうか」の判断をする必要がある。
 判断を誤りなくするためには、それまでに、有機農業を含めたいろんな農業形態の現場を訪問して、自分にはどんな形の農業形態が向いているかよく調べる必要がある。

  北海道農業や干拓地農業のような大規模農業は、自分の農業イメージとはちょっとかけ離れている。日本では大規模農業はあまり適さないように思う。
 その干拓地農業で、諫早湾の奥部を締め切った堤防の排水門を5年間開放するよう命じる判決があった。
 つい最近、諫早湾干拓地農業の営農が始まったばかりであり、農業新聞では「明」の部分しか報道していなかったので、漁業者と農業者が対立する「暗」の部分があることを、あまり認識していなかった。

 その昔、学校で「半農半漁」と言う言葉を学んだ時、「一つの理想形」を感じた。実際、このような生活を営んだ1~2世代前の漁村で生きた人たちは、魚を売り、残った魚と野菜で自給自足し、それは一つの桃源郷の世界だったと思う。
 
 昨日の山陽新聞に載っていた「イカ釣り船」の記事・・・燃料の軽油は現在1ℓが約107円。2002年の45円の倍以上。この日は120リットル使った。4万円弱の売上のうち約1万3千円が燃料で消える計算だ。水揚げが少ない時もあり、他の経費を差し引くと漁1回あたりの利益は平均1万5千円程度。漁船の買い替え時期も迫るが、2千万円はかかり「今はとても無理」と言う。
 船を買うにはこんな大金が必要であり、1回の出漁で120リットルも使うなら、燃料の高騰は大変である。
 

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 今日のニワトリ


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(今日の夕飯)
焼きナス
焼き豚
ナンキンの煮物
ピーマンの炒め物

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変えれない現実

2008_07122008年07月12日0002

  先日定植した3番蒔きのキュウリに液肥を施した。今日は亜熱帯のような1日だった。こんな日は早朝と夕方しか農作業ができないが、出荷の日以外は朝早く起きれない。たいていの農業者が朝の一仕事を終えて帰る時間帯である9時頃に田んぼに出た。ニワトリにエサをやり、生ごみを果樹の根元に捨て、液肥を1荷担ぐと、もうばててきた。だから、日陰になっている所の草刈をして帰ることにした。

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 午前11時。竹薮の下のこの場所は天然の休息所であり、野菜の仕分場である。ただ、腰を下ろして一服したりすることはあまりない。ペットボトルに入れた簡易水道(山の湧き水)の水を飲むくらいである。11時過ぎに家に帰った。

 昼ご飯を食べ新聞を読んでから昼寝をした。野菜が干上がってしまうような暑さだった。夕方田んぼに出たのは4時半がまわっていた。すぐに水やりを始めた。


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 水やり途中の6時頃、飲み水を入れ替え、草をやり、エサも少し与えた。


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 午後7時半。暑くてもニワトリは重なり合っている。止まり木はまだ空いているのに、ニワトリの上にニワトリが座っている。こういう光景はよく目にする。最終的には隙間ができて落ちつくのだろう。

 
 農業三昧の日々と言えば聞こえはいいが、現実はもうアルバイトでも年齢的に働き口は少ない。
 少しずつでもワンパックを送り続けるしかない。ただ我が家はすでに家族4人とも働いているし、自分は自分の生活費とライフラインを追っかけるだけでよい。
 年金をもらえるようになるまで後10年ほどあるが、年金特別便が来たので社会保険事務所へいったら、年間84万ほどの試算だった。厚生年金の期間もあるので、国民年金だけの人より少し多い金額である。
 農業者の中には、収入が少なくて国民年金保険料を払っていない人も多いが、自分の場合は一応払い続けてきた。厚生年金の人に比べたらかなり少ない金額であるが、現在の自分の年収とあまり差はないので、10年後、そんなに収入が落ち込むわけではない。
  
 派遣の人の方が自分よりもっと稼いでいると思う。ただ、派遣の人は20代30代40代の人が多く、人生はこれから先まだ長い。自分の場合はせいぜい後20年ほどの人生であり、、65才くらいまでワンパックを続けざるをえなくても、その後は年金がもらえる。
 派遣の人たちはまだ若いのに、どうなるのだろう。この国の企業組織は人間を使い捨てにする。同じ使い捨てでも、正社員は年収600万円の使い捨て、派遣の人は年収150万の使い捨て。30代でも、年収に4倍の開きがある。そして30代の派遣の人はもう、正社員への道が限りなく閉ざされているのではなかろうか。でもこれは今に始まったことではない。自分も30代の前半、普通の会社の正社員の道はなかった。あるのはいつどうなるかわからないごく小さい会社だけだった。
 現状を変えることのできないもどかしさ。自分も今の現状を変えることがなかなかできない。収入も最低限、現状をキープしながら稼ぎ続ける必要がある。
 自分も通った道なのに、派遣の人に何の助言もできない。30代の前半、絶望しか見えなかった。
 あれから20年が過ぎた。でも何の助言も思い浮かばない。深い絶望に共感するだけ。


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(今日の夕飯)
ゲタ
トウガンの煮物・・・先日もらった親戚のトウガン
トマト・・・・・・・・・・・・叔母にもらったトマト
ピーマンの炒め物

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有機農業に否定的になっている

 完全無農薬、完全無化学肥料に固執すると
(1)技術力が上がっていかない
(2)比較対照することもない
(3)野菜の味が劣ると思う
(4)見栄えも貧弱
(5)収穫後の日持ちも悪い
(6)栄養も低い
(7)作る上でのリスクが高過ぎる
(8)重労働過ぎる
(9)手間ひまがかかり過ぎる
(10)病気や害虫に対してただ傍観するしかない
(11)技術力を上げるのに長い年数がかかる
(12)評価が低い(高く売れない)
(13)農薬、化学肥料以外の安全性に目をむけなくなる
(14)地球温暖化で作ることがより難しくなる
(15)5年後、10年後にいい結果にならない
(16)ごくわずか使うことで、随分と楽になる
(17)有機肥料の中身にこそ注意を払うべき
(18)後継者には進めたくない 

 プロの農家は、1作、10アール当たり、どれくらいの化成肥料を使っているかというと、200キロ(10袋)、約2万円(10袋×2000円で換算)と農業新聞に出ていた。そして紹介例の方は、中国野菜のターサイを年に6回転させているので2万円×6回転=12万円も10アールで使っている。
 肥料の高騰による施肥の見直しをして、施肥は従来の半分で足りるという計算が出ていた。それでも6万円。

 プロの農家は、ものすごく肥料を投入している
 投入量が多ければ、成長スピードも速く、サイズも目方も大きくなる

 自分の場合、先日購入した化成肥料(6月23日の更新)は2袋で合計3千円ほど。これは1年間の全ての野菜に賄える量だから、化成肥料の投入量だけに関して言えば、雲泥の開きがある。

 化成肥料の使用はごくわずかでも、使えば「有機野菜」とは言えない。

 そして、農薬に関しても、アブラナ科野菜だけ生育初期に1~2回使うだけだから、プロ農家より圧倒的に少ない。

 農薬の使用はごくわずかでも、使えば「有機野菜」とは言えない。

 有機農業をするような人は、環境問題にも関心が高く、純粋な人が多いから、「完全無農薬」「完全無化学肥料」でないといけないような考え方をする人も多い。

 しかし、これは早く一歩を踏み外した方がいいのではないかと思う。

 18年あまり農業をしてきて、完全無農薬、完全無化学肥料のような農法は広がらないだろうと思うし、固執しない方がいいと思う。

 最も大切なことは、売ることを他人に依存したり、中間業者を通したりせずに、直接に自分の顧客を持つこと。
 
 

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 ちょっと草山になっているが、右の画像の板をかぶせている場所に井戸がある。
 9日(水)夕・・・ポンプから煙が出た。
10日(木)朝・・・農機具店に修理に持っていく。
10日(木)夕・・・直ったので使ったが、やっぱりおかしい。
11日(金)朝・・・農機具店に来てもらう。

 9日の故障の原因は、ホースを引っ張った時にポンプが転倒したことにあった。
 10日の夕方の原因は、井戸水をポンプに引き上げるホースがポンプにきちんとつながれていなくて、少し空気が入っていた事に原因があるらしい。
 こんなちょっとしたことが自分にはわからない。

 「君子危うきに近寄らず」と言うが、自分の場合、不得意なことは徹底して避けるようにしている。避け切れないのが農具。最低限の農具は使いこなす必要がある。
草刈機・・・ほとんど故障しない。
管理機・・・ほとんど故障しない。
ポンプ・・・オイル交換を忘れないこと。
乗用トラクタ・・・ほとんど故障しない。

 鍬(クワ)と鎌(カマ)以外の農具はこの4種類しか持っていない。草刈機の刃は残り野菜との物々交換で、たまったら、研いでもらっている。乗用トラクタは乗りっぱなし。自分が買ったものではなく父が買っていた。乗用トラクタは壊れると困るので4年に1度ほど定期点検に出す。

 その他、
農業用軽四
物置
トリ小屋
井戸
 この4種類はアフターケアはいらない。



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 画像のように、田んぼは今、遊休地が多い。理由は
1類 タマネギ、ジャガイモ(すでに収穫済み、長期保存中)
2類 キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラ
3類 ナンキン、ニガウリ、トウガン
    サツマイモ、サトイモ、ヤーコン
4類 エンサイ、ツルムラサキ、青シソ

 2類も4類もあまり場所をとらない。3類だけ、比較的広い場所がいるが、作付量がしれている。

 ハーブはスイートバジルとイタリアンパセリに多少場所がいるくらいで、他のハーブは小面積で足りる。

 そういう理由で田んぼの半分以上が空いている。


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 水が必要な作物も限られている。

1類・・・在庫中なので水は不必要
2類・・・この4種類は、2日に1度のペースで水やり
3類・・・ウリ類(ニガウリ、トウガンは水が必要)
     根菜類(サトイモだけは水が必要)
4類・・・この3種類は、2日に1度のペースで水やり

 ハーブはスイートバジルとイタリアンパセリアは、2日に1度のペースで水やり。

 このまま雨が降らなければ、作物を半分に分けて、毎日1時間~1時間半エンジンポンプを稼動。
 


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(今日の夕飯)
ハヤシライス
トマト
エンサイのおひたし


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下水汚泥肥料

  遅くなったが今日、秋冬作の種の注文をした。
タキイ種苗・・・・・・14483円
サカタのタネ・・・・・・1260円

 春夏作は、
タキイ種苗・・・・・6138円
ナント種苗・・・・・1101円

 秋冬作の種代は、春夏作の種代に比べて、2倍ほど高くつく。春夏作では苗をもらったり、買ったりすることが多く、ナスビやピーマンのように次々に成ったり、エンサイやツルムラサキのように次々にわき芽が伸びる野菜なので、定植本数も面積も種代も少なくてすむ。
 これに対して秋冬作は苗をもらったり、買ったりすることはなく、1個収穫すればそれで終わりなので、定植本数も面積も種代も多くなる。

 それにしても種代は高い。毎年2万円以上の種代がかかる。種苗会社は別にタキイにこだわっているわけではないが、半ば習慣的というか、最初に買ったところからずっと買い続けるようになる。「友の会」というのがあり、会員になると1割引きなので、現実問題として、特定の1社から買った方が得である。
 タキイ種苗とサカタのタネの大手2社でほとんど独占しているのではなかろうか。種会社の言いなりの値段に支配されている。



  中高年向けの就農講座が全国各地で行われている。Uターンや定年退職者などで、農業を本格的にやりたい人、農業に興味のある人が対象。
 この中でいったい何割の人が「出荷農業」にこぎつけれるだろうか。
(1)作ること
(2)出荷すること
  (1)と(2)の間には大きな溝が横たわっている。(1)のままで終わるなら、独善と偏見の我流でよいが、(2)では、外観も重要な要素である。そして農協や市場出荷なら、LL寸、L寸、M寸等、規格が6~8段階に分かれているのが普通である。そのためには単一作物を大量に作る必要がある。少量では、規格に合ったサイズをたった1ケース作るのも至難である。
 市場には出せなくても、直売所なら出せる可能性がある。しかしこの場合には、販売手数料として15~20%ほどが取られるだろうし、同業者との価格調整や量の調整が案外と難しいのではなかろうか。

 要するに、自給野菜を作ることと、販売野菜を作ることとの間には、大きな溝がある。自分は市場出荷できるような野菜を作る自信はない。そして、直売所も自分には不適切に思えて出荷したことはない。

 とにかく、売ることを他人に依存せず、直接に売ることだけを考えた。直接に売れば、外観もサイズも関係ない。直接に売ることは「固定客」をつかむことだから、長く購入し続けてもらうには、価格設定や工夫も必要になる。



下水汚泥⇒リン
生ごみ⇒窒素

 世界的に肥料原料が急騰し、争奪が始まっている。JA全農も今月から肥料価格の値上げに踏み切り、現場は肥料高に対応した経営改善が緊急の課題だ。
 国内で流通する肥料の原料の多くは輸入品だが、国内を見渡せば下水汚泥や生ごみ、家畜糞尿など、肥料として利用できる資源は多い。肥料化が期待できるさまざまな国内資源を紹介するとともに、現場で始まった減肥の取り組みを緊急リポートする。(農業新聞7月8日)

田んぼはごみ捨て場ではない!

 下水汚泥で野菜など作りたくない。田んぼは神聖な場所である。捨て場に困るから田んぼか。もしそういうことが現実になるなら、きちんと下水汚泥肥料と明示すべき。

 下水汚泥を焼却してできた灰は10~33%のリンを含み、含有率はリン鉱石並み。2004年には肥料取締法に基づく普通肥料(熔成汚泥灰複合肥料)として規格化されている。重金属の混入も、マグネシウムやカルシウムを添加して再度、800度以上の高温で灰を焼くことで、有害物質は除去でき、基準値以下に抑えられるという。栽培試験も重ね、ヨウリンと同等の肥料効果があり、水稲に向いていることを確認した。
 あとは、人口が集中する都市部の下水処理場に、肥料化プラントを作るだけだ。だが「プラント建設には20億~30億円の初期コストが必要」。「リンが高騰する中で、足元の資源を無駄にするのはもったいない。国や自治体が資源循環を真剣に考えるべきだ」と肥料化への支援を強く求める。(農業新聞7月8日)

 現実に田んぼが、近い将来、下水汚泥の「ごみ捨て場」になるかもしれない。

 


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 今日はいつもと違う道を通った。画像はカンピョウ。カンピョウを家の前に干した風景は夏の風物詩だったのに、今は田舎でもカンピョウを干した家をほとんど見かけない。その昔、カンピョウはお寿司や巻き寿司の具に使った。今、お寿司や巻き寿司は家で作るものではなく店で買うもの。


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 こんなかわいい看板が目に付いた。しかし次の世代の子供たちは、前の世代が残したおびただしい負の遺産を引き継ぐことになるだろう。


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 イチジク。農業者にもピンからキリまである。確かこの農業者は60才を越えてからイチジクを始めたはず。自分はやっぱり果樹には不向き。食べ量の1~2本植えはできても、出荷できるような果樹は無理。


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(今日の夕飯)
トマト・・・85才の叔母が作ったトマト。自分のはぼちぼち
焼きナス
豆腐・・・青シソ


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とりあえず移住、気に入れば住み続ける

 老後の過ごし方をぼんやり考えていて、山村移住 空き家 で検索したところ1年位前のyuusukeさんの「田舎へのパスポート」に行きあたりました。
なんだか糸口を見つけたようでワクワクしました。

 コメントをありがとうございます。
 
 元々の農家で田舎出身の地元でありながら、「山村移住、空き家」というのはブログの大きなテーマの一つにしています。
 元々の田舎の人は農業をしなくなり、岡山県でも、都会の非農家出身の農業者が多くなりました。そういう人と出会うことが多いです。
 「集落がまだ集落として機能している集落」に入ると、「よそ者」扱いされることが多いと思います。
 友人や知人の紹介、親戚の縁故で田舎へ移住するならまだしも、何のつながりもない田舎へ移住されるなら、集落の機能が崩壊しかかった「限界集落」へ入る方が住みやすいと思います。そういう地域ではイノシシやシカ等の害獣が出没して農作物は作りづらいですが、道普請等の地域の出仕事で人手が足らなくなっているので、歓迎される可能性があります。
 今、山村は空き家だらけですから、人を介して探せばいくらでも空き家が見つかると思います。
 田舎は実際に住んで見ないことには、水や空気や風景が自分に合うかどうかわからないので「購入して入る」のはリスクが高いように思います。
 
 ただ、考えても際限がないので、1~2年かけて5~6ケ所ほど見て周り、その時の勘で、とりあえず住んでみようという選択になるのだろうと思います。
 田舎の移住先が終の棲家になるのか、あるいは最後の晩年は施設で終えるのか、人それぞれなのでしょうが、定年後に移住すると長くても残りの人生は20~25年ほどと考えられます。
 6月27日の山陽新聞に次のような記事が載っていました。
『岡山県外から美作市に移住した人たちのグループが7月20日から1泊2日の日程で、田舎暮らしにあこがれている人を対象に「田舎の自由人見学ツアー」を実施する。
 グループの中心は下浦慶朗さん(60)=美作市豊国原。奈良県から療養のため約5年前に移住し、大工の腕を生かして造った山小屋で犬、鶏、ヤギなどと暮らす。5月から毎週日曜に関西から訪れる15~20人を対象に、無料で家造りのノウハウを教えている。
 ツアーは「移住しても地域になじめず都会に帰る人がいる。良い面だけでなく苦労する点も知って」と企画。下浦さん宅や広島、大阪などからの移住者宅をバスで回って暮らしぶりを見学し「先人」と意見交換する。
 20日午前10時に美作市北山の民宿本田(0868-72-4955)に集合。参加費は宿泊、バス代など含め8千円。定員20人。申し込みはサポーター役の自然と暮らす株式会社(0868-72-2960)』

 くれぐれも、田舎暮らしのために「過大な投資」をしたり、「だまされたり」することのないように、ご注意下さい。田舎暮らしを楽しく送られているのは、「購入して移住」した人ではなく「借地借家で移住」した人たちです。
 1軒家でも1ヶ月の借家料金は1万円以内というのが田舎の相場と思います。田んぼの借地料はたいてい無料です。不動産屋を介するのではなく、人の縁で探すことだと思います。
 購入すると、動けなく(保守的に)なります。田舎の土地は「資産」ではなく「負債」と言う考え方が主流になりつつあります。年がいって田んぼの管理ができなくなると、道沿いの田んぼは誰かに草刈を依頼することも必要になってきます。
 田舎は実際に住んで見なければどんな所であるかわからない。「とりあえず」住居を移して、気に入れば住み続けるという方法がいいのではないでしょうか。
 

 

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 古くなって虫が湧いた玄米を近所でもらった。ニワトリは大喜び。入り口のドアを開け放っていても、エサに夢中の時は逃げ出したりしない。


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 後回し、後回しになっていたサツマイモの電柵も張り終えた。

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 キュウリの3回目を昨日の夕方定植した。春夏作で「ずらし蒔き」をするのはキュウリだけ。

 一昨日紹介したKさんはキュウリを朝と晩の2回収穫している。朝1回だけでは、翌朝、大きく成りすぎると言われる。自分は月、水、金の週3回しか収穫していない。それでも、そんなに大きくならない。Kさんのキュウリと比較して明らかに、水と肥料が足らないのだと思う。
 しかし、自分は出荷の日しか収穫しないので、早く大きくなっても困る。

 
 夕方、エンジンポンプを稼動してナスビの畝間に水を通していたら、エンジンポンプから何やら煙が上がった。見に行くと、どこからかオイルが漏れていた。メカには弱いので購入先の農機具店で見てもらうしかない。

 水代はかなり費用がかかる。産地では畑潅水設備が整備されていて、10アールあたり年間で7~8千円と聞いている。仮に30アールとすると、使っても使わなくても21000~24000円の水代がかかる。100アール(1ヘクタール)なら7~8万円かかる。義兄は年間に30万円近い水代を支払っている。
 高いと思われますか。逆に安いと思う。自分は30アールほどの作付で、
井戸代・・・・・・・・・・・・・・・276000円
井戸の小屋代・・・・・・・・100000円(台風で消滅)
エンジンポンプ代・・・・・約4万円×3台目
ポンプのホース代・・・・・約3万円(100メートル)
ポンプのガソリン代・・・・年平均20リットル
ポンプのオイル代・・・・・・?
水やりにかかる手間代・・?

 井戸は農業歴9年目の秋の平成10年9月に掘ったので、現在10年目。75才まで後20年使う(出荷はいずれ止めても、自給用野菜は作り続ける)とすると、トータルで30年使うことになる。
 1年平均でいくらの水代になるか計算すると、
井戸代・・・・・・・・・・・・・・・9200円
井戸の小屋代・・・・・・・・・・3333円
エンジンポンプ代・・・・・・4000円
ポンプのホース代・・・・・・1000円
ポンプのガソリン代・・・・・3000円
ポンプのオイル代・・・・・・?
水やりにかかる手間代・・?

 これだけで合計20533円。畑潅水設備があるとすると、30アール×7千円=21000円
 つまり、自家製井戸も畑潅水設備も費用はあまり変わらない。ただ、畑潅水設備の方が、手間代等を考えると、安くつくと思う。

 このように、水代は安くない。水代一つ考えてみても、野菜は作るより購入した方が金銭的にはかなり安くつく。


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(今日の夕飯)
ツルムラサキのおひたし
キュウリの塩もみ
ハンバーグ
ナス焼き・・・青シソ

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野菜産地の農業

 ブログは自分にとって、さほど負担にならない作文形態と思う。だから続いている。農業でも30形態以上の農業形態があり、その中で一つくらいは自分に適した農業形態がある。作文でも、詩、随筆、小説、論文、作業日報、報告文等、いろんな作文形態があり、その中に一つくらいは自分に適した形態があると思う。自分の場合、
(1)長くても原稿用紙6~7枚が限度。
(2)翌日に繰り越さない。明日は明日の風が吹く。
(3)期間を置いて読み直し、推敲し、書き直しをやっていたら「固まって」、次に進めない。

 

 比叡山の荒行「千日回峰行」を2度達成した「酒井雄哉大あじゃり」が講演で、「環境や流れがよくなると、よい方へずっと流れていく・・・」と話されたらしいが、確かに、悪循環はサラリーマンだった14年間ずっと続いたし、農業に転身してからは18年余りずっと好循環が続いている。
 
 会社を代わるくらいでは、流れを変えることはできないと思う。全く方向違いの分野へ進むくらいにしないと、流れは変えられない。そして変えるにしても、急には変えれないので1~2年間はかかる。そしてカネもかかるし、情報収集も必要になる。
 
 現在80才を超えている酒井さんの時代はまだ、生きる選択肢や職業の選択肢がたくさんあったように思うが、現在は、サラリーマン以外の職業の選択肢は限りなく少ない。30代の半ばで流れを変えようにも、変えれないような社会に世の中が固まってしまっている。こんな世の中でどうやって自分の悪循環を好循環に変えることができるだろうか。
 
 環境で人は変わるが、その環境(現在の位置や経済的状況)を現在の世の中では、どんなに努力しても、ほとんど変えることができない。

 

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 冬瓜生産日本一を目指す牛窓町の産地。冬瓜音頭や冬瓜踊りができても不思議でないくらいの迫力がある。画像は義兄の納屋にあった冬瓜(トウガン)。すでにこんな光景は何回も目にしているのであまり驚かないが、始めてこの光景を見た時はちょっと度肝を抜かれた。トウガンの収穫はまだ始まったばかり。

2008_07082008年07月8日00252008_07082008年07月8日00232008_07082008年07月8日0029

 左はトウガンの箱詰め。真ん中はツバメの巣。納屋は日中は常時開けているので、ツバメには好都合である。右はソウメンナンキン。湯がくとソウメン状になるので三杯酢等で食べる。奥に見えるのは小型機械。どんな作業に使うのか知らないが、義兄はクワなど使うことはないと言う。各種機械をまるでおもちゃのように使いこなしている。

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 産地の冬瓜風景。冬瓜だけでなく右の画像のようにスイカを作っている農家もある。今の時期は、冬瓜、ナンキン、ソウメンナンキン、スイカ。

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 産地の土作り。ソルゴーという緑肥と思うが、よく目に付いた。輪作に組み入れて粗大有機物を土に戻すという土作り。


 
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 今日はちょっと足を伸ばして前島へ。義兄宅からフェリー乗り場まで車で5~6分。前島まではフェリーで5分もかからない。往復1080円。


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 前島の野菜。左はナンキン、右はソルゴーの畑。前島でもこの緑肥がよく目に付いた。ソルゴーの後作にキャベツかハクサイを定植する輪作体系である。

 
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 前島へ渡ったら、ぐるっと島を一周して展望台まで上がる。展望台の近くに、大阪城築城に使われた石切り場がある。


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 2回めであるが、ここに来ると確かに400年前にタイムスリップできる。どんな人たちが400年前にこの地で活躍したのだろう。
(1)海抜100メートルはあると思う。
(2)石が巨大
(3)海までどうやって下ろしたのだろう
(4)この石をどんな道具で加工したのだろう
(5)この石に目をつけたのは誰だろう
(6)高い技術力がないと、この石を大阪まで運べない

 400年前の人の方が生き生きと生活していた。文化的生活とはいったい何だろうか。
 石切り場で働いた人たちは、山の幸、里の幸、海の幸を食べながら、この地の風景を楽しみ、はるかなる400年後を思ったかも知れない。労働が試練や苦難ではなく楽しみであった時代の人たち。石を切り、石を下の海まで下ろすことに知恵をしぼりながら、みんなでわいわい楽しく作業を進めたのかも知れない。
 果たして現代人は、400年前に生きた人たちより幸せになっているだろうか。生存環境も労働環境も当時よりかなり劣化している。文明を否定的に捉える人が確実に増えている。

2008_07082008年07月8日0078

 滞在時間2時間。


2008_07082008年07月8日0084

(今日の夕飯)
ナンキンとインゲンの煮物
ピーマンと豚肉の炒め物
キュウリの酢の物

 

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メタンガス発生装置(2)

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  Kさんはサツマイモの貯蔵庫を掘っている。深さ6メートル。温度は今の時期は15度で一定しているらしい。現在は出荷の日までキュウリを貯蔵している。
 始めてこのサツマイモの貯蔵庫を見せてもらった時、どのようにして掘り進めたのだろうかと思った。今でもその疑問は続いている。
 滑車にも詳しい。自分は滑車とかテコの原理のようなことは極めて苦手。
 土の色は赤土。始めてこの「赤土」を見た時、土にもいろんな土があるんだなあと思った。
 赤土はサツマイモとかニンジンのような根菜類を作ると、とてもおいしいらしい。肥料だけでなく、土質も作物の味に影響する。ただ、赤土は扱いが難しい土だと言われる。



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 ビオトープ(生物が棲む水辺)を作っている。20代後半にこの山を開墾して酪農で入植された。その後、野菜作りのために水を貯める池を作った。2月下旬頃、この池で繁殖する「ミヤマアカガエル?」の大群は、ちょっと他では見ることのできない荘厳な光景である。
 無農薬野菜を作る上で、カエルの大切さをよく話される。
 右下の画像は、池のほとりに設置しているミツバチの巣箱。池に植わっているのはカキツバタ。



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 遊び心、旺盛な人である。画像はハンモック。竹で作っている。大きなケヤキの木の下で、昼寝はここでしている。
 来客があると、竹の上にコンパネを置きコーヒーを出してくれる。
 ケヤキの木の上の方にロープを結んでいる。どうやって登ったんだろう。自分より一回り以上年上なのに。
 

2008_07062008年07月6日00822008_07062008年07月6日00712008_07062008年07月6日0090

 現在、収穫しているのはキュウリだけ。朝は右の容器に3ケース、夕方は1ケース収穫。朝晩収穫して、1日4ケースは収穫できると言われる。
 竹の節をそろえて切り、その節にパイプを乗せた簡易支柱である。ここではカラスがキュウリを食べるらしく、上部に防御ネットがしてあった。

 2008_07062008年07月6日0052

  同じメタン菌液肥を使っているのに、Kさんのタマネギには全く病気が来ない。理由を尋ねると、ここは山の上だから空気がよどんでいない。平野部は湿気るのではないかと言われた。


2008_07062008年07月6日0078

 ニンジンの草枯らし。前もって畝立てをしておき、夕立があった後(土が湿っている時)、全面に透明のポリをかぶせて地表を高温にして、草を生えなくする。
 秋冬作のニンジンを蒔く前の必須作業であるが、思っていても、なかなかこの作業ができない。

 いろいろ作っていても、年令が高くなると、本人の得意な作物に集約されるようである。Kさんの場合は、
(1)キュウリ
(2)つるありインゲン(キュウリの足元に蒔く)
(3)ニンジン
(4)ホウレンソウ
(5)タマネギ少々。他の作物は自給用。
 つまり、現時点では4種類が主な換金作物になっている。 農閑期に農業指導に行くネパールへの渡航費用を稼ぐために、現役を続けられている。



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 左の家も右のログハウスも自分で建てられている。とにかく、何でもやってのける人である。
 農作業のスピードはついていけないほど早いのに、暑い日中は9時~4時半頃まで、昼寝をしたり、ごろごろしているそうである。農作業時間は早朝5時~9時頃と夕方4時半~7時頃らしい。

 
 Kさんは山深い山の頂上にある集落で生まれ育ち、子供の頃から、ニワトリ小屋やウサギ小屋を自分で作ったり、ニワトリやウサギを解体するのも得意だったと言われる。また小鳥を捕まえては家族の夕食に供し、両親によくほめられたらしい。
 
 父親の炭焼きを手伝うのも好きだった。家から離れて農業高校へ進学したが、学費を稼ぐために、冬休みや春休みには炭を焼いて学費の足しにした。高校の寄宿舎は高かったので、叔母の家の庭先に自分で小屋を作り、そこで自炊したと言われる。高校の先生の薦めで、助手のような形で、高校卒業後数年間学校に残り、その後、地元に帰って役場や農協に勤められたらしいが性に合わず、農協を辞めて酪農家として独立した時から、Kさんの、とてつもない農業遍歴が始まる。高校は畜産科だったので、牛や豚の種付けや解体も学んだ。
 
 酪農家としての始まりは、山を切り開き、掘っ立て小屋を建てて住み、夏の間は近くの小川が風呂代わりだった。順調だった酪農も、第一次オイルショックに見舞われて、結局、牛を手放し、過大な借金が残った。
 
 一時、都会へ出て稼ぐ道も選択されたらしいが、やはり自分の生きる道は農業しかないと考え、田舎へ戻った。それからは野菜を作り、日銭を稼ぐためにアルバイトにも行き、クリスマスが近くなると毎年500羽ほどのニワトリの燻製もした。
 
 酪農の負債が払えたのはシイタケらしい。友人からシイタケの菌に関する一冊の本を借り、高校の時に学んだいろんな知識を総動員して、独力でシイタケ菌を作り出した。当時、大量のシイタケ菌を買うカネがなかったから自分で作り出すことができたと言う。カネがあったらシイタケ菌を購入して済ませただろうと言われる。
 当時、若いシイタケ指導員が来て、各戸のシイタケ圃場を見てまわり、自分の所にも来て、その生え具合に驚いて、何の菌を使っているのかと尋ねられ「名無しの権兵衛じゃ」と言うと、そんなことはないだろうと言って口論になったらしい。
 シイタケの成功で、酪農の負債を10年ほどかかって払い終えた時、心にぽっかり穴があいたようだったと言われる。その時に、ネパールへのボランティア組織「ヤギの会」に出会い、初めてネパールの地を踏んだ。それからは毎年、冬の農閑期にはネパールへ農業指導に赴くことになった。すでに20年の歳月になる。
 
 Kさんは無人島に一人取り残されても生きていく人である。家は自分で建てれるし、山の湧き水を引いた水道設備も独力で設置し、小鳥や魚を捕まえるのは得意だし、炭は子供の頃から焼いているし、木で道具をこしらえたり、風流な囲炉裏を作ったり、かずらでカゴを編んだり、藁草履も作れる。アブラナ科野菜の害虫である「ダイコンサルハムシ」の防除法も教えてもらったが、自分にはどうしても真似ができなかった。

 こんな農業者にはなかなか出会えない。
 



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メタンガス発生装置(1)

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  バイオガス(メタンガス)発生装置の全容。今日は、ブログに載せる許可をもらった。
 10年ほど前、Kさんが独力で考案したシステムである。
(1)そんなに大きなシステムではない。
(2)費用は約10万円。1人で9日間かかったらしい。
(3)右下がメタンガスで紅茶を沸かしている画像。この画像だけで10枚ほど取ったが、半透明のせいか、ガスの火がどれにも写っていない。
(4)この場所は少し傾斜がある。傾斜をうまく利用して作られたようである。
(5)右上のブルーシートの中にあるのは、冬にこのドームを保温のために囲っていた堆肥。
(6)ドームの上にナンキンを這わしているので、ちょっと見えづらいが、どの方向から見ても、このドーム型である。
(7)メタン菌液肥を利用するのは、ブロックで作った3つの貯水槽
(8)現在、風呂沸かしと台所のガスを、メタンガスで自給している。
(9)真ん中の左の画像は材料投入口
(10)ドームの中の作りが、このメタンガス発生装置の要のようである。竹で編んで枠組みを作ったらしい。
(11)10万円ほどかかったが、1年で元は取れたと言われる。理由は、それまで鶏糞購入で年間15万円ほどかかっていたが、このシステムができてから、
米ヌカ・・・100円×約100袋=1万円
ナタネカス・・・年間5千円ほど
と肥料代が激減したことと、ガス代がいらなくなって、すぐに元は取れたといわれる。
(12)このシステムのポイントはドームの中がどんな構造になっているかだが、これはKさんが最も大切にされているものであり、ここで説明することはできません。

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農業は農業である

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  備前市、日生町の海。牡蠣イカダ。
 日生は牡蠣の産地である。今日は日生までパソコンを教えてもらいに行った。大学生なので、地元に帰った時に教えてもらっている。1~2ヶ月に1度くらいの間隔であるが、パソコン処理でわからなかったことは逐次メモ書きしておいて、それがある程度たまったら教えてもらっている。自分のわからない点をよく理解してくれる先生でないと意味がない。中高年の人は、そんな若いパソコン先生にぜひ出会う必要がある。絶えず探し続けていると、いつか出会えると思う。

 
2008_07052008年07月5日0024

 その道中で見つけたハスの花。昔は当地の湿田の至る所で目にしたが、圃場整備されてから、全く見かけなくなった。
 ハスの花を見ると夏が来た感じがする。もう7月5日。昨日、四国地方は梅雨明けしたらしい。


 ちまたでは、ウナギの偽装が問題になっているが、我が家がウナギを食べるのは、年に1回の土用の鰻の日だけ。牛肉はまず買わないし、牛乳も飲まないので買わないし、不足しているらしいバターも我が家では全く使わずマーガリンを使う。
 今でこそ産地の偽装は大きな問題になるが、今から25年ほど前までは、野菜の産地偽装など日常茶飯だったのではあるまいか。 

 

 7月は農作業が一段落つく月である。秋冬作は、自分の場合は8月15日からスタートする。
 6月、7月は育苗はない。キュウリだけ1ヶ月おきに4回蒔いている。 
 春夏作を何回も何回もシミュレーションしてみるが、最も生産性が悪いのはサツマイモである。
(1)芋床(苗床)のポリの日々の開閉。
(2)挿し木をする前に黒マルチをしておく必要がある。
(3)挿し木の後で射光ネットが必要。
(4)電柵が必要。
(5)サツマイモの畝間の草とり。
(6)電柵の下の草刈の問題。
 

2008_07052008年07月5日0027

 備前市はイチジクの産地でもある。多分このネットは、
(1)カラス避け
(2)蜂避け
(3)泥棒避け
(4)暴風ネット
(5)蛾やその他の害虫避け

 これらの総合的なネットなのであろう。その他、イチジクには、剪定や誘引作業もある。
 イチジクの圃場の前で、じいっと見続けて、あなたなら、これくらいはできるだろうと思われますか。ボクは自信がない。
 一時、ワンパックと並行して、何か自分にもできる専門作物はないかと模索していた時、このイチジクを考えたことがある。しかし、できそうに思えなかった。
 
 田んぼの前で、じいっと考え続ければ、自分にできそうかどうか、おぼろげながら判断がつくと思う。都会の非農家出身で、農業に転身を目指す場合、この点の判断力がポイントと思う。

 

 今日のコメントにも書かれていたが、実際ボクは農業にはかなり否定的。父母も農業に挫折して日雇いに出始めたし、自分もサラリーマン社会で普通にやっていけたら農業などしなかった。定年になってから、楽しみとして始めていただろう。
 我が家ではボクが中学校の1年の頃までは
(1)90アールほどの稲作
(2)25~30アールほどの葉タバコ
(3)黒い肉牛1頭
(4)豚2頭(子豚を産ませて、それをある程度大きくしてから売っていた)
(5)ニワトリ20羽ほど
の農業だった。葉タバコがメインであり、これがあまり収入にならなくなった時、農業を止める決心をしたのだと思う。今から40年ほど前のことである。当地域には5集落あるが、この時期に相前後して葉タバコ生産は止めていったようである。
 (1)葉タバコの乾燥庫
 (2)豚小屋
 この2つだけは農家の大きな判断ミスだったと思う。当時、乾燥庫にどれだけの金額を投資したのだろうか。今でも田舎には、この葉タバコの乾燥庫がたくさん残っている。独特の作りなので、ドライブしていてもすぐに目に付く。
 豚小屋は、建ててたった5~6年の間に誰も豚を飼わなくなった。

 こんな負の歴史を間近にずっと見続けてきて、親も子も当然のごとくサラリーマンになることを考えた。農業など想像もしなかった。挫折しなかったら農業はありえなかった。

 夫婦で農業など考えもしなかった。絶対に食べれないと思った。自分と入れ替わりに働きに出てくれることを期待した。実際、配偶者が定職についたことが、農業への転身を後押しした。自分の農業より1年早く定職についた。

 当時すでに、田舎でも誰も農業はしない時代だった。集落でも、自分が農業を始めたことは、とても奇異に見えたはずである。「頭がおかしくなった」くらいにしか思わなかっただろう。自分も集落の人も「状況に慣れる」までに数ヶ月かかった。
 

 イチジクの所でも書いたが、農業をカネにするには、
(1)ある程度、初期投資がいる。100~150万。
(2)少量多種類ではなく、特定作物のスペシャリスト型農業の方が技術も早く身につく(作物を絞っているのだから)し、カネにしやすい。
(3)農業はやはり文科系より理科系(技術系)の人が向いている。文科系でもよいのは、定年後に楽しみで始める農業や家庭菜園。
(4)ワンパック型よりスペシャリスト型の方が農業にメリハリがつく。
(5)ワンパック型は確かに楽しいが、不得意な作物も必要最低限作る必要があるし、個々の野菜の生産性が上がらない。
(6)生産ロスや出荷ロスは、ワンパック型の方がかなり多い。
(7)ワンパック型は顧客が不安定。

 それでも、スペシャリスト型農業をする自信がなければ、ワンパックに留まるしかない。

 かといって、スペシャリスト型農業が儲かっているかと言えばそうではない。
(1)過大投資に陥りやすい。
(2)農作業が比較的単純で同一作業が連続して続く。
(3)値崩れすることがある。
(4)失敗は許されないので、農薬の散布量がどうしても多くなる。
(5)生産する上でリスクが大きい。
(6)特定の自然災害に弱い。


 ワンパック型、スペシャリスト型、両方に共通する問題として
(1)害獣多発の問題
(2)高騰すれば儲かるのでなく、盗難の危険性が倍増する。
(3)台風、大雨、干ばつの過激化

 
 農業は資本主義と同じ土俵にあがってはいけないと思う。
 農業は農業である。

(1)地球という限られたスペースで資本主義的に農作物を奪い合うことは、結果的に勝者と敗者、飽食と飢えが必然的に生じる
(2)工業製品に比べて、60日×24時間×60分=86400倍の時間がかかる。
(3)収容所群棟のニワトリのように野菜も工場生産が可能だろうか。
(4)地球規模で公平な分配が必要な世紀に入った。
(5)私営農場、公営農場という考え方。
(6)旧ソ連のソフホーズ、コルホーズを改めて考察。
(7)私的生産、公的分配
(8)今のままでは、展望のない補助金が特定の農業者だけに垂れ流しになる。
(9)いったい、農業関連の補助金の総額はいくらになっているのか。国民の前にきちんと提示されることが必要。

 頭が混線してきたので今日はここまで・・・。


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(今日の夕飯)
中華和え・・・卵、もやし、インゲン、キュウリ、焼き豚
サバ
キュウリの塩もみ

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世界最大級のスラム街

2008_07042008年07月4日00072008_07042008年07月4日0012

  夕方、つるなしインゲンを少し片付け、伸びすぎたツルムラサキも収穫してトリ小屋に持ち込んだ。
 好物のインゲンの葉にまぶれつくが、インゲンの葉を食べつくすとツルムラサキも食べ始める。好きな物から先に食べる。
 夕方のぞいた時には、水は空っぽだった。暑いと水をよく飲む。毎朝新しい水に入れ替えるが、ここ数日、夕方には空っぽになっている。

 
2008_07042008年07月4日00432008_07042008年07月4日0028

 今日また液肥を仕込んだ。液肥はいつも満タンの状態にしておくと、必要な時にいつでも間に合う。
 ほとんど費用のかかっていない即効性の液肥がいつでも身近にあるのは、気持ちのゆとりにつながっている。
 高温になるこれからは、半分使って仕込むと1週間ほどで使えるようになる。35度の時、メタン菌は最も活動的になる。
 画像はナタネカスを入れたところ。米ヌカとナタネカスの割合は4対1になるように投入すると指導を受けているが、量って入れたことはない。

 米ヌカをそのままばらまくと、コオロギのような害虫を呼び込むようになって逆効果だと思う。液肥にするなど「一手間かける」ことによって、肥料効果が格段にアップすると思う。

2008_07042008年07月4日0050

 液肥タンクの道を隔てた隣にあるスイートバジルの畝間に水を通した。昨日は雨が降る予定の天気予報だったのに、逆にキンカン晴れ。今日も真夏日でよく乾いている。
 野菜にとって梅雨はストレスと書いたが、降らなすぎても困る。今年の6月は岡山県下では平年の4割ほどの降水量だったらしい。
梅雨の雨
秋雨前線の雨
が地球温暖化の影響で極めて不安定になっていると思う。
 各種資材の高騰も有機農業者にはほとんど影響がないと書いたが、雨が降らないとエンジンポンプの稼動→ガソリンの消費、ということになり、燃料代がたくさんかかる。
 宅配用のダンボールも1枚120円が結局130円にアップした。


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 スイカが草を一歩リードしていたのに、いつのまにか、草が一歩リードしてしまい、草ばかり目立つようになった。それでも15個くらいは収穫できるだろう。


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 ミョウガがこんなに大きくなった。雨が降れば雨後の竹の子みたいに、ミョウガが出てくると思うが、雨が少ないせいかまだミョウガが収穫できていない。


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 今日は薄暗くなるまで田んぼで農作業をした。お休み前のニワトリを写した。ほとんどのニワトリは画像のハシゴを使って上がったりせず、床から、あの高さに軽々と垂直ジャンプする。今、オンドリが止まり木に上がろうとしている。
 全部のニワトリが止まり木に上ったのは午後7時半頃だった。

 

 産業能率大学が今年の新入社員を対象にした調査によると、35才時点の理想の年収は、これまで6年連続でトップだった「1千万以上」が21.3%で3位に転落。「600万円」が25%で1位になった。2位は「700万円の」21.8%。

 今夏のボーナスの平均手取り額は昨年より2万6千円少ない75万3千円。妻のへそくりは過去最高の平均356万・・・サラリーマン世帯の主婦500人に聞いたインターネット調査。

 こんなに年収やボーナスが多いのだから、農業は選択できない。よほどの物好きかバカ?
 何か、こんなサラリーマンとは住む世界が違うような気がする。定年帰農者と現役帰農者もまるで世界が異なる。農業に対する考えもまるで異なると思う。

 総務省が3日まとめた2007年のl就業構造基本調査によると、パートやアルバイトなど非正規就業者の割合が35.5%と過去最高を記録し、20年前と比べ2倍近くに上昇した。企業がバブル崩壊後にコスト削減で非正社員化を積極的に進めたことが背景。

 大多数の人は好むと好まざるに関わらず、サラリーマンという職業を選択せざるをえない時代である。ほとんど似通った仕事をして、かたや正社員、かたや非正社員では、おかしすぎる。地方公務員からして臨時雇いが多い。臨時職員が50%近くになっている行政も多いらしい。
 非正社員や臨時職員は、この社会をどう生きていったらよいのだろう。

 

 ケニアというと「少年ケニア」を思い出すが、マラソンや陸上で強いことも有名。しかし、ケニアの首都ナイロビには、80万人が住むと言われる世界最大級のスラム街があるらしい。
 このスラム街の住民の多くは農村から仕事を求めて流れ込んできた。農家は植民地時代、宗主国の欲しがる砂糖やコーヒーなど商業作物の栽培で生計を立てた。独立後はこうした作物の生産が縮小。農家は立ち行かなくなり、村を捨てた。(農業新聞7月4日)

 植民地化される以前は、たとえ着の身着のままであっても、農村で、自給自足的な生活がまわっていたはずである。
 植民地にした宗主国がまずしたことは、農村の自給自足を壊すことである。自給自足のようなリッチな生活を続けられたら植民地政策は成り立たない。壊すには、「アブラアゲ」をいっぱいちらつかせて、それらを集落の一握りの人間に与えて、差をつけ、それを欲しがるようにもっていくことである。
 宗主国が作り上げたプランテーションで「労働」することによって、その「アブラアゲ」が手に入ったのである。このようにして、集落の自給自足は片っ端から壊されていった。

 日本でも同じ事が昭和20年代30年代に行われたのである。戦後に勃興した資本家(企業)は、
ガス
炊飯器
掃除機
洗濯機
テレビ
冷蔵庫
によって、日本全国津々浦々の「自給自足」を片っ端から壊していった。文化的最低限の生活という名のもとに、田舎の人はまるで競争のように、これらを購入していったのである。
 購入するには、それまでの自給自足的生活では買うことはできず、金銭がいる。その金銭のために日稼ぎに出るようになり、やがてそれは恒久化していった。そのようにして、都市に近い田舎から自給自足は壊され、またたくまに山村の田舎でも自給自足的生活は成り立たなくなった。これこそ資本(企業)の戦略だったのである。欲しい→カネを稼ぐ(労働に出る)→買う→別のものも欲しい→カネを稼ぐ→買うという循環のサイクルに人々は取り込まれていった。

 ケニアでも日本でも、いったん文明の利器を手にすると、もうそれ無しでは生きることができなくなる。
このようにして「永遠に買い続ける」システムに取り込まれた人々は、もう元の自給自足の社会(村)には戻れなくなったのである。

 そして文明の利器とともに、電気、ガス、水道等のライフラインが整備され、それらの対価を支払うだけでも、すでに自給自足は成り立たなくなっていくのである。
 都市に働きに出た人間にきちんとした勤労の場が用意されていれば問題ないが、勤労の場がない人間は、おこぼれ(日雇い仕事)を頂くために、都市周辺にたむろする。その場所がスラム街として形成されるようになる。
 つまり、資本主義の当然の成り行きであり、結末である。
 使う人と使われる人
 資本家と労働者
 一部の支配者階級と多数の被支配者階級
 正社員と非正社員


2008_07042008年07月4日0091

(今日の夕飯)
ギョウザ
ちくわ天・・・市販の惣菜
ピーマンと焼き豚の炒め物
豆腐・・・青シソ
キュウリの塩もみ

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とにかくワンパックの形にする

2008_07032008年07月3日00032008_07032008年07月3日0001

 ナスビとピーマン。どちらもすでに「樹木」のようになっている。植物というより木にぶらさがっている。同じ「ナス科」に属するが、ピーマンにはほとんど害虫がつかない。
 「葉タバコ」もナス科。だから連作ができなかった。葉タバコは手触りがナスビの葉に似ている。

 2008_07032008年07月3日0009

キュウリの赤ちゃん。



  農業はそんなに難しい職業ではないのに、誰も農業をしない。20年ほどやってきて、やっぱり農業では生活ができないとつくづく思う。
 作るのは比較的簡単である。
(1)1人だったら30~40アールほどの面積があればよい
(2)田んぼを耕す
(3)畝立てをする
(4)肥料を入れる
(5)野菜の種を蒔く、あるいは定植する
(6)植え付け水をする。その後は天気に任す。
(7)後は収穫を待つのみ

 収穫しても、売らなければ1円にもならない。

(1)軽四にできた野菜を乗せて、引き売りする。
(2)野菜の直売所のような場所で売ってもらう。
(3)都会の個人や業務用の顧客を探して売る。

 市場や農協へ出すのなら、規格や重量の定まったものを量的にもたくさん作る必要がある。

 きちんとしたサイズの外観のよい野菜をたくさん作る自信がなければ、直接売るしかない。

 野菜を作ることと、野菜を売ることは、かなり違った能力を要求される。農業者は作ることの上手な人は多いが、売ることが得意でない人が多い。

 しかし、そんなことをいってはおれない。とにかく作ったものを売らなければ農業に留まれない。

 都会の個人客は、都会の友人や都会の親戚のつてを頼って探すのが第一歩になるだろう。

 業務用なら、今は料理飲食店ブログがいっぱい出ているので、とにかく1本の電話を入れてみる。業務用の客も案外取れるものである。

 営業に早い遅いは関係なく、鮮度が良くて、安ければ、長年の取引先があってもすぐに代わってくれる。

 相手に気に入ってもらえれば、個人でも業務用でも「口コミの紹介」が結構あるものである。

 それでも野菜の価格は、20年前とほとんど変化がないので、収入は上がらない。
 
 そして、個人用でも業務用でも、顧客がなかなか長続きしてくれない。だから営業を続けていく必要がある。

 ならばと言って市場や農協へ出そうと思っても、外観や寸法、ある程度の量が出せないなら二束三文である。

 作ることに関しては、あまり能力がなかったのか、大きく脱皮することはなかった。18年間、微々たる進歩を続けながら現在に至った。

 
 商工業の社会から早々と脱落してしまったので、普通なら60才の定年後から始める農業を、人より23年早くスタートすることができた。

 地位も名誉も尊敬を受ける仕事でもないが、農業は生きることの原点の職業だと思う。

 たいした能力もカネもなかったから、家庭菜園の延長のように多種類の野菜を少量ずつ作り、とにかくワンパックの形にして送ることだけを考えた。

肥料代を少なくして(年間7千円以内)
飼料代を少なくして(年間9千円以内)
燃料代を少なくして(草刈機、ポンプ、トラクタ、管理機)
資材代を少なくして(黒マルチが主)
機械代を少なくして(上記4種類のみ)

ハウスも持てず(ビジョンがなかった)
トリ小屋も増やせず(自分で立てれなかった)
専門作物も持てず(自信が持てなかった)
農協や市場の規格には合わず(難しかった)
だから少量多品種の露地野菜だけを
とにかく一応の格好になるように
最低10種類を目標に
ワンパックの形にしてきた


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(今日の夕飯)
蒸した鶏肉、玉子焼き、ミニトマト
ツルムラサキのおひたし
ナスビの炒め煮
タマネギのスライス

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低農薬、低化学肥料という考え方

 ブログは昼に1時間ほどその日の更新内容の構想を考える時間が取れれば、夜、比較的楽に進めることができる。
 
 出荷があった日の農作業も、出荷後の夕方1~2時間、農作業をする時間が取れるかどうかで翌日の農作業が変わってくる。たった1時間でも、ニワトリに青菜を与えたり、水を入れ替えたりすれば、ニワトリの健康によいし、デジカメで15~20分ほど写してまわることもできるし、ちょっとした農作業もできる。

 今年の梅雨は、当地では今の所は雨が少ない。降らなさ過ぎても困るが、適度には降ってくれている。梅雨の雨は稲作には慈雨であるが、畑作の多くはストレスになる。通常なら、梅雨明けまで後3週間。



低農薬、低化学肥料という考え方

 
完全無農薬、完全無化学肥料というのは、あまりいい農法とは思えないし、広がることはないと思う。現にこの20年、ほとんど広がっていない。

 こういう農法を主体にするなら、世界中で、飢える人がもっと出てくると思う。

 主流になるのは低農薬、低化学肥料の路線と思う。ただ、どこまでを低農薬、低化学肥料というのか、線引きが難しい。

 自分の集落のほとんどの人は、農薬、化学肥料、除草剤の3点セットの農業をしている。稲作でも野菜でも同様である。

 高齢になると、自分がしているような液肥を担ぐのは論外であり、市販の鶏糞も結構重いし、きれいな物ではない。その点、化学肥料は圧倒的に楽である。家庭菜園くらいの規模なら、化学肥料を購入しても年間にせいぜい2袋もあれば足りるのではなかろうか。
 
 除草剤は草枯らしとして、ごく普通に使っている人が多い。
 
 農薬も秋冬作のアブラナ科野菜は自分も使っている。1度購入すれば4~5年は使えるだろうし、値段もごく安い。

 家庭菜園だから「安全志向」というのではなく、何を安全と考えるかは、個人差がものすごく大きい。
   
 除草剤に関しても、3年ほど全く使わなかったが、家の門周りだけは今年からまた使い始めた(5月~10月の半年間に4回 )。我が家の門(かど)は、とてもだだっ広く、草抜きをしようとすると、どうしても1時間では終わらない。手を抜くために、かなり草が伸びてからすることは、近所の人の手前もありできない。ブログも忙しくなり、現実に手取り除草は困難になった。
 
 ただし、田んぼには決して使わない。農薬より除草剤の方がより不気味に感じるし、秋のアブラナ科野菜のように、農薬を使わなかったら全滅するかもしれないという問題は除草剤にはないからである。
 
 
 これからは、地球温暖化による異常気象や、害虫の北上により、野菜はますます作りづらくなると思う。

 完全無農薬、完全無化学肥料は、あまりにも農業者にリスクや身体的負担をかけすぎる。少しは、近代科学の恩恵を受けてもいいのではなかろうか。もう少し先鋭的に言うなら、完全無農薬、完全無化学肥料は時代錯誤。それは人類の「飢え」につながる。

 安全に 「絶対的なもの」は存在せず、完全無農薬、完全無化学肥料に固執したりせず、水の問題や、田んぼを取り巻く周辺の環境、有機質肥料の質の問題等、もっと大局的に捉える必要があると思う。

 公的な認証などの問題では、低農薬、低化学肥料では、確かに設定基準があやふやになってしまう。しかし自分は、完全無農薬、完全無化学肥料という「認証」や「考え」には、とてもついていけない。


 
 

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   夕方、少しヌカをやった。左の画像のように、梅雨の今時分はヌカに虫が湧く。
 購入した飼料には虫が湧かない。それは各種添加剤が入っているからだと思う。何も入ってなかったら、ヌカのように虫が湧く。だから、少々虫が湧いていても問題はなく、ニワトリにやっている。
 鶏舎の床にばらまくから、土や糞とごっちゃであるが、これも問題はない。
 食べたものが翌日には、糞と卵に表現される。表現される原材料は、
(1)購入飼料
(2)米ヌカ
(3)コゴメ(現在なし)
(4)野菜くず
(5)雑草
(6)台所の食べ残り
(7)飲み水
(8)その時の気象(暑い時期は卵質が落ちる)
(9)草木の香りや風通し等、周囲の環境(環境卵質、栄養素の高低はあると考える)
(10)ケージ飼い→ニワトリの虐待(環境卵質、栄養素の高低はあると考える)



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 左は、前年に青シソを定植していた場所。こぼれ種で、これだけ密集して生える。
 右はその一部をきちんと定植した青シソ。元肥に液肥とクン炭を入れてマルチをした場所に定植すると、これだけの生育の差が出る。
 こぼれ種で密集している方は、肥料切れで色も黄緑色であり、密植の状態なので、光合成も悪く、育ちも悪い。
 無肥料栽培では、作物もしわくなるし、味も劣る。収穫後の日持ちもしない。もちろん栄養価も劣ると思う。

 青シソは家に持ち帰った後、水で洗い、ポリ袋に入れておくと、1週間ほどは良い状態で保存できる。
 秋冬のネギ、春夏の青シソだけは、庭先やプランターに植えておくと重宝する。サブ野菜どころか、日々必須のメイン野菜である。

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 ナンキンの現在。あと一息。何とか個人客用のナンキンだけは確保できそう。


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 瀬戸内市 牛窓地区特産「冬瓜」の生産日本一をめざす決起大会が牛窓町長浜のJA選果場で開かれ、農家ら関係者約100人が気勢を上げた(山陽新聞7月2日)
 「冬瓜音頭」もできているらしい。産地のパワーはすごい。
 生産者の平均年齢は軽く60才を超え、10~15年後の産地の維持が問題になっているが、定年になってから始める次の世代が産地を維持していくのだろう。
 義兄の納屋は、今頃、冬瓜(トウガン)が山のようになっているだろう。ただ、あの「重さ」は身体にかなりこたえると思う。二人の息子はまだ30代の半ばであり、定年までは25年もある。

 画像は自分の冬瓜。たった6本しか定植していないのに手が回らず、こんな状態。成り始めるのは8月に入ってから。
 ナスビのない8月に冬瓜がその穴埋めをしてくれる。牛窓町のは巨大であるが、品種が異なる自分のはその半分くらいの大きさだから箱に十分入る。


 

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 ノウゼンカズラの花が咲き始めた。
 
 



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 左はブラックベリー。今頃までは、毎年鈴なりの状態である。3週間後の25日頃には熟して黒色になるが、口に入るかどうかは?である。
 つまり、ブラックベリーの収穫期が後3週間と迫った時から、
(1)雨の問題
(2)鳥の問題
 が発生してくる。
 例年、農作業の合い間に口を潤す程度で、家に持ち帰るほど収穫できたことがない。出荷するにはハウスが必要?


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(今日の夕飯)
インゲンの煮物(酢入り)
みりん干し
ピーマンと焼き豚の炒め物
豆腐・・・青シソ

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尾崎さん、玉村さん、著書紹介

 学校給食法が半世紀ぶりに改正され、学校給食の目的が「栄養改善」から「食育」に大きくかじを切ることになった。栄養教諭の役割を明確にし、食育の指導にあたる。さらには、地場農産物を給食に活用し、地域の食文化などの教育を行うよう求めている。来年4月に施行する(農業新聞7月1日)。
 学校給食だから、ある程度のまとまった量が求められる。ナスビやピーマン、キュウリといった野菜は自信はないが、下記5品目なら多量でも安定供給の自信有り。
(1)エンサイ
(2)ツルムラサキ
(3)青シソ
(4)シュンギク
(5)不結球レタス
 この5品目ならスペシャリスト農家にもなれる。でも、食材提供は地元のJA経由だろうから、自分のような農家は入り込めない。


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  食べ残しはあまり出ないが、あればトリ小屋行き。いつもと違うエサだと、蜂の巣を突付いたような騒ぎになる。こんな時、オンドリの口にはまず入らない。オンドリが遠慮しているのではなく、体が大きい分、反射神経も劣り、先にメンドリに食べられてしまう。まあ30対1だから、こんなエサは口に入る確立は少ない。通常のエサは一箇所にならないように、ばらまくので、口に入っている。


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キュウリの3番蒔きが発芽した。右は2番蒔きで地這いにしている。

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 サツマイモの畝間の草を取った。まだ電柵ができていない。しようしようと思いながら、後回し後回しになる。

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 スイートバジルの畝間の草を取った。今年は300本の定植。これだけでも1回の出荷で平均24単位(24単位×150グラム=3.6キロ)は収穫できる。月、水、金で3.6キロ×3回=10.8キロ
 ハーブはすべて、1単位が150円にしている。1単位の量は、バジルはきちんと量るが、他は軽くて量りづらく、目分量の場合が多い。


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 左はアップルミントの花。ハーブティにはアップルミントがおいしいが、業務用の注文はほとんどスペアミント。スペアミントの方が葉がしゃんとしているせいだろう。料理の飾りに使うのだと思う。
 右はノカンゾウの一種。ノカンゾウの後にあるのは雑草化したキクイモ。



著書紹介
自立農力(尾崎零著、家の光協会)
 日本有機農業研究会の幹事だからよく知っている。農業歴30年。年間80品目を育て、面積は35アール。この農場を生産者と消費者との産消循環自給農場として位置付け、会員制(年額)で提携しているので、夫婦2人暮らしの我が家ではやっていける・・・。
 実際に本を読んでいないので詳しいことはわからないが、「会員制(年額)」らしい。これはすごい。なかなか年額というやり方は取りづらい。
 ワンパック野菜を18年やってきたからわかるが、顧客のほとんどは3年以内に止めていく。10年以上顧客になってくれる人は数えるほどしかいない。
 尾崎さんの場合、
(1)宅配ではなく、地元の大阪(能勢町で就農)で配達のようである。
(2)会員制(年額)だから、中途からの新規会員は少ないのでは。
(3)スタート時~4年ほどの当初からの20年以上になる顧客が相当数いると思える。

 かなり高い価格で「売り抜いている」と思えるが、その価格をきちんと理解して支えている会員が存在する。
 しかし、給与のベースアップと違い、数年に1度の値上げは、まず不可能だったであろう。現実的にも、この20年ほどスーパーの野菜の価格はほとんど変動がない。低価格で安定している。

 作ることに関しては続けていれば自然に上達するような面があるが、売ることは、そんなわけにいかない。会員が中途脱退することが多ければ、価格設定に弱気になる場合もあるだろう。この点が、なかなか他人が真似のできない尾崎さんの「売る力」だと思う。



里山ビジネス(玉村豊男著、集英社新書)

 玉村さんはエッセイストであり、テレビにもよく出ていたので、ご存知の方も多いと思う。
 バスも通っていない中山間地で始めたワイナリーとレストラン事業。みんなから無謀と言われたが、多くの客を呼び寄せ大盛況。5年目を迎えた里山ビジネスを報告。
(1)巨額の投資金額
(2)現地の農業者からの直接仕入れ(農業者にもメリット)
(3)オーナーであり、経営方針は決めても、実際の現場は人に任しているのだろう
(4)ネームバリューから田舎の人に信用してもらえる
(5)玉村さんとの出会いを求めてはるばるやって来る人もいるだろう
(6)風景も「売り」にしているのだろう

 尾崎さんの場合も玉村さんの場合も、人がなかなか真似のできない方法である。逆に言えば、だから成功している。



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(今日の夕飯)
サバ
トーフ・・・青シソ
エンサイのおひたし

 我が家ではエンサイのおひたしもツルムラサキのおひたしもよく食べるが、ツルムラサキはちょっと「くせ」があるという人もいる。全然そんなことはないと思うが、感じる味覚は人によってかなり異なるのかも知れない。

 
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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