あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ブログ容量の関係で、1年ごとにブログを新しくする予定です。
ブログアドレスは以下の通りです。
どうぞよろしくお願い致します。

http://terayama2009.blog79.fc2.com/



セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園
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ブログの書き方

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 紅白歌合戦よりブログ。酒よりあんぱん。

 今年の締めの画像はアブラナ科四天王。ただ、カブは害虫にやられて跡形もない。ハクサイもひどい状態で、もう出荷はできない。
 ハクサイにまぶれているダイコンサルハムシという害虫をどうしようかと考えたが、この虫を地面に落とさないように、根元から切り、トリ小屋に持ち込むことにした。ニワトリの栄養源(カルシウム補給)にした。


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 今日も、止まり木にいることが多かった隔離していたニワトリ。元気がなさそうに見えるが、エサやりに入ったときは元気に食べたので大丈夫。

 
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 年の瀬なので、お墓に上がった。ここから見ると、集落のいにしえの人たちが、みんなして、田んぼを見てくれている。

 
 
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(今日の夕飯)
年越しそば
ブリの照り焼き
サトイモとニンジンとキクイモの煮物



ブログの書き方

  毎日、新聞を読んで勉強しないと、ブログに書くことがない。その日に勉強したことをまとめる意味でブログを活用すれば、時間が無駄にならないと思う。でも、勉強したことを自分なりに「消化」できなければ、うまくまとめれないので、結構、必死で新聞を読んでいる。

 必要と思える数値はできるだけ暗記して、大事な記事は切抜きして、繰り返し読む。

 3紙で8564円だから、そんなに高くはない。この3紙をきっちり消化できればブログが書けるのだから、考えようによっては安い。

 今は3紙を読むのが精一杯で、他に本を読む時間はない。必死に読んで、自分なりに消化して、それをうまくまとめて、ブログに書き表すには、合計で6~7時間かかっている。

 でもこれは、夢の「半農半X」の実現である。

 そんなのん気にやっていて、よく生活ができるなと思われるでしょう。

 しかし、テレビは見ないし、新聞代とパソコン教室代と散髪代以外はほとんどカネを使わないし、酒代もタバコ代もゼロ。

 出歩くのは「田んぼ訪問」だけであり、それもせいぜい月に1~2回。手土産1000円、コンビニの昼飯代500円、ガソリン代少々。

 しかし、肝心の農業売上が少なかったら収入にならない。自分の場合、今はライフラインを追っかけているだけで、大きな出費はマルミさんが出す。

 ただ、稼ぎをドンブリ勘定にはしていない。それぞれが稼いだものはそれぞれの人のものである。

 「言いごとは米びつから」と昔の人はよく言ったが、そうだと思う。しかし、ない袖はふれない。知らぬ存ぜぬでここ10年ほどやってきた。

 今は家族4人とも働いているので、自分は、目の前のハエを追い払うだけでよくなった。それでも自分の生活費と月々のライフラインだけは稼がなければならない。だから、半農半Xといっても、ぎりぎりの攻防になっている。

 何をやっても続かなかったから、ブログだけは続かそうと思う。作家の桜庭一樹さんが、「毎晩少なくとも1冊は読む。一読者として本を楽しむと同時に、書くためには読まないといけない。だから書いて読む、書いて読むです」と書かれていたが、ブログもいっしょだと思う。

 その日に勉強したこと(新聞で学んだこと)を、その日のブログにまとめれば、時間の無駄にならないし、自分のしてきたことを残すこともできる。

 なんか尻切れトンボになったが、今日はこれで終わり。


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都市の資本主義難民→緑の雇用

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 何かと忙しく、結局今日も部屋の掃除ができなかった。 
 昼から田んぼに出た。隔離していたニワトリは、今日も止まり木の上が多かった。ただ、昼にエサやりに入った時は他のニワトリと同じように食べた。
 その後、墓に供える榊(さかき)を池の上の山に取りに行った。仏教(仏様)だとシキビだが、我が家は金光教(神様)なので榊を供える。

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 上がったついでに見たら、またシイタケが大きくなっていたので、入れ物を取ってきた

 

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 先日、出荷の帰りに、玄関先に飾る「お飾り」を買った。農家なのに「お飾り」を作っていない。
  昨日はお餅も1キロ買った。

 お飾りやお餅は稲作農家でないと作れない。稲作農家でも最近はお餅をついていない家が多いようである。

 
 稲作農家は米が安いから大変だと思う。生産者米価は今、1俵(60キロ)が12500円ほど。10アールあたり、たくさん収穫できても10俵。だから10アールで125000円。仮に3ヘクタール(300アール)作るとすると、125000×30=3750000円。これは総収入なので、これから、肥料代や機械の減価償却費を引くと、差し引き収入は100万を切ってしまう。
 実際、10アールあたりの差し引き収入は3万円ほどと言われているので、3ヘクタール作っても90万ほどの収入にしかならない。10ヘクタール作っても300万円ほど。10ヘクタールはどれくらいの広さか、イメージできますか。
 こんなに安くては、稲作の継続が難しくなる。


 都市の資本主義難民を、第一次産業で雇用創出する必要がある。「公共事業」ではなく「緑の雇用」で景気対策を考えた方がよい。それが二酸化炭素排出量の削減にもつながる。

(1)限界集落の元気なお年寄りを講師にして「山里暮らし塾」を開く。
(2)高齢化でできなくなった草刈やみぞ掃除をする、半土木作業員として半日分の手当てを支給する。
(3)遊休地の定期的な耕運を請け負う。
(4)シルバー人材ではなくヤング人材として、高齢者の庭の手入れ、草刈補助、家庭菜園ヘルパー、運転補助、買い物補助等に、集落に1人~2人を配置するのもよい。
(5)イノシシ、シカ、サルの獣害対策のエキスパートになり、定期的に見回ったり、柵の設置を手伝う。
(6)限界集落の「便利屋」のような人を「青年集落協力隊(原和男さんの造語)」として配置する。
(7)山里暮らし塾で、簡易な鳥小屋作りを学び、45年前までのような20~30羽養鶏を復活させる。
 

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 夜食の定番はユズ茶とふかしイモ。12月中旬頃から、麻袋に籾殻を入れ、その中にサツマイモを保存している。いつまで保存できるかどうかわからない。

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(今日の夕飯)
八宝菜・・・ニンジン、ハクサイ、ブロッコリー、カマボコ、豚肉


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戸別所得補償について

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  明らかに遠慮している、というか怖がっている。左の画像でよくわかると思う。今日は止まり木の上で過ごすことが多かったようだが、朝、エサやりに入った時は元気に食べていた。1日、1日と慣れてくれればいい。


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 ニワトリはエサにすぐ反応する。ここ2~3日、いつもよりエサを多めに与えていたら、今日は全部で9個産んだ。


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 害獣避け、霜避け、ヒヨドリ避けに、薄い毛布のようなべた掛け資材をかぶせた。
 これをかぶせると保温にもなるので、エンドウが少し徒長するかもしれない。今年は11月13日に蒔いたが、まだ少し早かったようだ。来年はもう2~3日遅らせて、11月15日~16日に蒔こうと思う。


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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・ゴボウ天、シイタケ
コロッケ・・・市販の惣菜
ブロッコリー


戸別所得補償

 民主党農業再生法案・・・戸別所得補償。まだ漠然としてはっきりしない。
 20年後のビジョンが必要だと思う。単なる戸別所得補償なら国の財政がより悪化するだけ。

 両方の支援が必要になると思う。
(1)農業法人を支援すること。ただし、集落営農法人は「高齢化集団」であり、どんな展望があるだろうか。

(2)非ビジネス型の自給自足農業を支援すること。ただし、高齢者ではなく、20代、30代、40代の若い世代だけでいいと思う。

 戸別所得補償は、既存の農家ではなく、20代、30代、40代の田舎移住希望者を大規模に募集して、その人たちが、どんな農業形態(非ビジネス型である自給自足型を含む)を選択しても、一律に年間60万円×5年間=300万円を戸別所得補償する方法がいいと思う。

 これは5年間の猶予期間という考え方である。5年間あれば、現状を何とか変えていけれるし、限界を感じて新たな道へ転身するのもよい。

 年間に60万というのは、ライフラインがぎりぎり払えると考えた数字である。田舎の空き家の借家料金は1ヶ月1万円ほど。他に、電気代、電話代、ガス代、水道代等。足らずは自分で賄う。

 何故、非ビジネス型である自給自足型農業を支援すべきかというと、
(1)その存在だけで、集落が維持できる。
(2)草刈をしてもらえる。家周辺や通り道の草刈をしてもらえる。
(3)野菜を作ることによって、田んぼ風景を維持できる。
(4)水路の泥上げ等の掃除もするようになる。
(5)竹薮の侵入を防いだり、木を切ったり、落ち葉をかいたり(集めたり)する作業が、今以上の荒廃を防ぐことにつながる。
(6)未来のグリーンツーリズムや食糧安保の基地になる。 

 牛や豚や鶏においては、飼育頭(羽)数が多すぎると思う。国内の飼料で賄える飼い方をしないと、国際的な飼料価格に常にふりまわされることになる。自分の場合もニワトリのエサの国産自給率は5~6割。今年は麦を与えれる予定なので、国産自給率はもう少しアップできて7~8割になる予定。

 円高で、飼料、肥料、燃料、資材、輸入農作物が、これまで以上に安く輸入できるようになり、せっかく盛り上がった自給率向上運動が、またもとの木阿弥となってしまい、輸入品の洪水になるだろう。


反資本主義の論述がない

 こんなに世の中が殺伐として、雇用不安や首切りが続いているのに、資本主義経済体制そのものに批判的な論述がない。
 
 日本の資本主義はすでに行き詰まっている。資本主義の次の政治経済システムは、「反資本主義的自給自足主義」を目指したい。つまり、カネをそんなに稼がなくても生きていける社会の構築である。多くの人は、地位も権力も出世も大金もそんなに希望しているわけではない。日々がつつましくまわっていけば、それで十分と考える人も多い。
 農業をしていたのでは、そのつつましい日々もおくれなくなった。
(1)野菜は作れても、米は機械が高いので作れない。
(2)ライフラインが高過ぎて支払えない。
(3)田舎では非効率なのに下水道がきた。ライフライン代がますますアップする。
(4)全国一律の社会保険料が高過ぎる。

 こんなに支払うものが多かったら、自給自足などは夢のまた夢。これらの支払い項目をなんとかしないと、田舎での自給自足は難しい。
 
 資本主義から「反資本主義的自給自足主義」を手に入れるためには、ライフラインの攻防から始まる。
(1)電話代、電気代、新聞代、NHK受信料
(2)ガス代、 灯油代、上水道代、下水道代
(3)国民健康保険料、国民年金保険料、生命保険料、火災保険料
(4)固定資産税、車両関係費、冠婚葬祭費、(家庭電化製品代)
 
 ああ、どれも必須で、カネがかかり過ぎる。ライフラインを追っかけるだけで、農業収入など吹っ飛んでしまう。
 
 資本主義とは、生きて行くための最低限の「固定的経費」が高止まりする(知らず知らずのうちにアップし続ける)経済システムである。だから、稼げなくなった人は田舎においても、その日を境に、いずれホームレス状態になるというシステムである。
 こんなおかしな経済システムが続いてよいはずがない。
 
 資本主義という工業文明が、山里の自給自足を片っ端から壊していった。人は必要最低限の文化的生活を営むために、それらの工業製品を手に入れるしか仕方がなかったのだ。それらを手に入れるためには、何らかの形でカネを手にするしかない。つまり賃労働に出るしかない。


篤姫

 NHKの47作目の大河ドラマ「篤姫」は一度も見なかったが、第1作目の「花の生涯」は最後まで見た記憶がある。
 我が家にテレビが入ったのは、確か小学校の4年か5年の時。東京オリンピックは小学校6年の時で、学校から帰ったらテレビで入場行進をしていた。土曜日?
 大河ドラマで記憶に残っているのは、赤穂浪士、伊達政宗、春日の局。


愛国心

 日本は中国の一省か、米国の一州に組み込まれた方が、多くの国民にとっても幸せになるだろうという自分の考えは、あながち少数派ではないようである。この国は民主主義が育ちづらい国のように思える。
 前航空幕僚長の「田母神論文」に対して、マサチューセッツ工科大学教授のジョン・ダワーさんが、朝日新聞の「私の視点(12月22日)」で、次のように結んでいた。
『勝ち目のない戦争で、自国の兵士、さらには本土の市民に理不尽な犠牲を強いた日本の指導者は、近視眼的で無情だった。
 国を愛するということが、人々の犠牲に思いをいたすのではなく、なぜ、いつでも国家の行為を支持する側につくことを求められるのか』 


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緊急就農相談会

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  隔離していたニワトリを元の鳥小屋にもどした。隔離していると、一手間余計な時間がかかる。1日1回で済むのに、朝、物置から出して、夜、物置に入れるので2回拘束される。
 だから、あと2日ほど隔離をと思ったが、今日夕方、急に思い立って戻すことにした。

 このニワトリに注意が集まるとよくないので、コゴメと青菜で注意をそらせることにした。
    

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 元の仲間の中に戻って落ち着かないのか、それとも怖がっているのか、すぐに、上の画像の椅子に飛び上がった。
 気になってちょくちょく覘いてみたが、その後、床に下りたようだった。
 

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 しかし、夜の寝床のポジションが気になった。真ん中の画像のポジションにはいなかったので、ひとまず安心した。どこにいるかなあと探したら、右の画像の場所にいた。トサカが3分の2ほどなくなっているので、すぐにわかる。
 
 第一段階のハードルは越えた。朝より夕方に戻したのは、よかったかも知れない。傷口もかなり癒えている。明日からの1~2日がポイントになる。2日間いじめられなかったらもう大丈夫と思う。

 野菜の収穫容器に1日17時間(午後5時~翌朝10時頃まで)閉じ込められていることに比べたら、仲間の恐怖感はあっても、こっちの方がストレスは少ないような気がした。しかしこの収穫容器は、いわゆる「ケージ」の2倍の大きさはあったはず。

 メンドリはなかなか見分けがつかないが、今後、このメンドリだけは何かと目に付くことになるだろう。ただ、暇ではないので、何回もこんなことがあったら面倒すぎる。


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 毎日のように麦の画像をアップしているが、麦を見るのが毎日楽しみになっている。
(1)ニワトリのエサに。
(2)敷き藁にも。
(3)麦と麦の間に、ナンキン、トウガン、キュウリのいずれかを不耕起で定植するつもり。
(4)病気の多いナンキンは、来年は2品種にして、5~7本ずつ3箇所に分散して植えようと思う。1品種を1箇所にまとめて定植するのは、病気の多い作物は危険だと思った。

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(今日の夕飯)
ヒラ天とキクイモの煮物
ハム、ホウレンソウ


ゲリラ豪雨

 今年は台風の上陸はゼロだったが、各地で局地的な豪雨が発生。雨が降る時と降らない時の差が目立った。これは地球温暖化が関係しているらしい。
 日照りも困るが、豪雨も困る。大雨の時は田んぼの周囲の細い水路を見回り、落ち葉が水路を遮断していないか確認する。進路を妨害された水は出口を求めて、またたく間に田んぼの方へ流れ込む。半日~1日、畑に水が滞留すると、野菜は根腐れを起こす。
 ヘビが冬眠から覚める「啓蟄」の頃までに、田んぼの周囲の水路の「泥上げ」をする必要がある。


生物防除、世界の潮流

 天敵昆虫や微生物資材を使う生物防除方法が、IPM(総合的病害虫・雑草管理)の推進や食の安全志向、環境負荷の軽減の流れから、世界的に注目されている。
 新しい天敵「スワルスキーカブリダニ」が出現し、天敵に対する見方が世界的に変わってきた。捕食生のダニで、これまでの天敵昆虫より使い勝ってが格段に良いと見られるためだ。(12月23日、農業新聞)

 天敵昆虫は温室(ハウス)で使われている。露地では、
(1)天敵をおびきよせる作物を作る。
(2)1種類を大量に作らない。
(3)多種類作って特定の害虫に目立たないようにする。多種類の中には、特定の天敵をおびきよせる作物もあるはず。

増やせ、土着天敵

 人工的に増殖した土着天敵を利用すると、「無登録農薬の使用」と見なされ、農薬取締法に違反する恐れがあった。しかし高知県の動きを受け、農水省は7月、「特区にしなくても増殖利用できる方向で検討する」と回答した。同県の特例とせず、全国的に認める方向性を打ち出した。(農業新聞8月11日)

 ダイコンサルハムシを食べる天敵がもし出現したら、毎日、飽かずに見ると思う。


緊急就農相談会

 岡山県や県農協中央会などでつくる県担い手対策推進本部は緊急就農相談会を来年1月10日、24日に岡山市駅前町のサンピーチOKAYAMAで開く。景気後退と雇用情勢の悪化に伴い相談件数が増えているため、相談会を急きょ追加した。(12月26日、山陽新聞) 
  
(1)農業にはいろんな入り方があるので、よく調べて、1形態だけ見て飛びつかないように。
(2)半年~1年は実際にやってみないと、やってのけれるかどうかわからない。
(3)大きな元手がかかる農業形態は選択しない。
(4)後継者がいない高齢農家のハウスや果樹をレンタルして始める方法もある。
(5)ビジネス型農業は収入にはつながるかも知れないが、意に反して農薬や化学肥料を使わなければならないことも多いと思う。ワンパック型農業は収入は少ないが、楽しみやおもしろみや癒しになることも多い。どちらに自分の適性があるか、よく考えることが大切。
(6)将来的には作る上ではより困難となる。
イ、気象条件がより過激になる
ロ、害獣は増え続けている
ハ、値上がりすると盗まれてしまう。田んぼはセキュリティのきかない無防備な空間である。
ニ、燃料、肥料、飼料、資材の価格変動は生産者に不利。野菜価格には反映できない。


作文のストック

(1)たくさんあった作文のストックも、毎日更新すると、とっくに空っぽ。
(2)書き続けるためには、書くことと同じくらいの時間を本や新聞読みに費やさないと書けない。
(3)農作業時間、ブログ時間、残りの人生年数のバランスをうまく取らないと崩れてしまう。

 
黙っていれば抹殺される

 「戦わなければ、野たれ死にするだけ。何も生まれん。黙っていれば抹殺される」・・・カネミ油症認定患者で被害救済を訴え続けた矢野トヨコさんの言葉であるが、人はだれでも、それぞれの立場で小さな声を発信し続けることが大切だと思う。
 
 朝日新聞の「オピニオン」や「私の視点」は、自分の全く知らない分野でそれぞれの問題と戦っている人の存在を知らせてくれる。


東京大空襲、63年を経て消えぬ心の傷跡

 
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は性被害や災害など比較的短期間の破局的体験を中心にまとめられた概念であり、それをはるかに越える負荷についてはとらえきれていない。
 東京大空襲の被災者ら132人が政府に、救済してこなかったことへの謝罪と損害賠償を求めた裁判の原告尋問がやっと始まった。
 原告たちは、若かった頃の大空襲被害を歴史として語っているのではなく、今、再び苦しんでいる。(朝日新聞12月19日)

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農水省 補助事業を簡単検索

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 トサカの傷もだいぶ回復してきた。傷を受けてからこっち、雨が降らなかったからよかった。雨が降ったら外に出すことはできず、収穫容器の中に閉じ込めておくと大きなストレスになる。
 年内には、元のトリ小屋に戻そうと思う。うまくとけこんでくれればよいが、戻してみないとわからない。



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 左のラッキョの茎も少し食べられたので、エンドウと一緒に薄い毛布のような資材をかぶせて、害獣避けをすることにした。



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 小麦の除草をかねて土寄せをしていたら、シカの糞があった。ワケギ、イタリアンパセリ、ホウレンソウ、エンドウ類、ラッキョ、変な物ばかり食べる。ロケットの方がはるかにおいしいと思うがロケットは食べていない。しかし、これをやられると困るので、ロケットも年内に「べた掛け資材」をかぶせようと思う。


  
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(今日の夕飯)
キャベツの炒め物
ハクサイの煮物
アナゴ


 戦争中は米や砂糖は国の「配給」だった。それだけでは足らないから、サツマイモやナンキンを主食の代わりに多く食べた。
 確かに長期保存ができる重宝な野菜である。
サツマイモ・・9月~翌年5月頃(芋穴貯蔵)までの8ヶ月間
ナンキン・・・・7月~12月頃までの6ヶ月間
 ジャガイモの話はあまり聞かないから、サツマイモの方が貴重だったのだろう。
 たくさん野菜はあるが、主食の代わりになりそうな野菜は、上記2種類とジャガイモしか思い浮かばない。その次となるとサトイモだろう。大豆も保存ができて重宝だったと思う。

 主食の米が作られている限りは「食糧危機」は来ないと思うが、米が作られなくなり、輸入に頼るようになると、これは危険な状態である。米作りは一度手放すと、復帰は難しいと思う。

  

農水省、補助事業を簡単検索(生産者向けガイド作成)
 農水省は、生産者向けに補助事業を紹介した「農林水産施策のご利用ガイド」(2008年度版)を作った。目的に合わせ、補助事業を簡単に検索できるよう工夫したのが特徴だ。
 
 こうした生産者目線にたった逆引きガイドは「これまでありそうでなかった」といい、生産者が補助事業を活用しやすくする一助にしたい考えだ。

 ガイドは農業、林業、水産業の3種類で、合わせて160種類の補助事業を紹介している。26日から同省のホームページ上に掲載している。

 今回のガイドはあくまで試作という位置付け。利用者に使い勝手を聞いて改善し、来年4月に作成する09年度版から本格的に広める。

 補助事業について、生産現場からは「利用したいが、どんなものがあるか、どうしたら利用できるか分かりにくい」との声があった。

 ガイドは目的別と、農業者やJAなど対象者別に、どんな補助事業があるのか一目で分かる一覧表を付けたのが特徴だ。

 10月には補助事業の申請に必要な書類を全体で4割強削減した。(以上、農業新聞12月27日)

 

 規制改革会議がまとめた第3次答申の「具体的答申」は最大限尊重というだけで、焦点となっていたJA監査への公認会計士監査の導入は政府・与党の理解が得られず、農水省など各省庁との調整を必要としない「問題意識」からも削除された。同会議が7月の中間とりまとめで提起した米の生産調整の取引市場の創設は撤回、JA組合長の兼職・兼業制限も現行の取り組み方向を追認する内容で落ち着いた。(農業新聞12月27日)

・・・これでは、旧態依然として何も変わらない。

  
 

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中山間地域の「直接支払制度」

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ソラマメ      グリンピース

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(今日の夕飯)
ゲタ
ダイコンの煮物・・・昨日の残り
ブロッコリー炒め・・・ホウレンソウ、ハム


諫早湾干拓事業(水門開放へすぐに動け)
 
 諫早湾干拓事業は、文部科学省の外郭団体が化学技術分野における重大な「失敗百選」に選んでいる。なにしろ干拓に2533億円の巨費をかけながら、将来の農業生産額は2%にも満たない年間45億円である。無駄な公共事業の典型である。
 すでに完成した公共事業も必要なら大胆に見直す。そんな時代がきたことを農水省は肝に銘じてほしい。(6月28日朝日新聞社説)
 

中山間地域の「直接支払制度」

 急傾斜地がある中山間地域など、条件不利地の営農を支援するため2000年度にスタート。集落が行う農地や水路の維持のほか、生産性向上や担い手育成などの取り組みに対し、原則として国が2分の1、県、市町村がそれぞれ4分の1を補助する。交付金の基本的な単価は、農用地の種類に応じて10アールあたり21000~240円。

 農業者が5年間の営農継続を約束した協定を集落内で結び、市町村長の認可を受けることが条件となる。

 協定後に営農を途中でやめると交付金の全額返還が必要なため、高齢化や担い手不足で先行きに不安を抱える地域で申請を見送るケースが目立つという。
 
 07年度交付金総額は、
岡山県・・・16億384万円・・・・協定数1448件
広島県・・・25億9831万円・・・協定数1515件
香川県・・・・・3億9150万円・・協定数 451件

 金額だけ見ると、トータルでかなりの金額のように見えるが、10アールあたり21000円~240円という金額から見ると、1軒で50アールの作付とすると、最大もらえたとしても10万5千円だから、そんなに大きな金額ではない。

 しかし、岡山県で農業を希望する人に、「田舎移住と農業支援費」として年間に60万円を支給するなら、1603840000÷600000=2673人の農業希望者を支援できる金額である。

 近未来に農業からリタイアしようとする人に「中山間地域直接支払制度」を支給するのではなく、そんな地へ移住してでも農業をしたい人に支援した方が展望が開ける。

 もし中山間地域の人が、行政や農協を介して希望者募集の宣伝をすれば、移住したい若い世代の人がかなり出てくると思う。

 
ブログで人生を総決算
 
 
どういう人生をおくろうとも、後20年ほどの間に総決算を迫られる。自分が自分らしくおれるのは75才くらいまでと思う。
 後20年と考えると、長いような、短いような。
 それでも今までの農業歴の19年を考えると、今後の20年はすぐ来ると思う。
 いろんな雑念や由無し事が浮かんでも、ブログが忘れさせてくれる。年をとれば取るほど、自分を忘れさせてくれるものが必要だと思う。
 30代の半ば頃まで、何をやっても続かず、支離滅裂な人生を送ってきたので、その反動から、ブログだけは続けようと思う。
  

消費税は貧しい人に酷な税目  

 消費税は貧しい人に酷な税目であるだけでなく、滞納は、消費者が負担して事業者に預けたはずの金がいわばだまし取られている。
 国税庁は徴収に力を入れ、累積の滞納額は昨年度末までに4592億円にまで減ったものの、今でも国税の滞納額全体の28.4%を占め、税目別では最も多い。(朝日新聞12月24日) 


「さまよえる湖」消滅は62年
 

 25日付けの中国紙、北京日報によると、中国新彊ウイグル自治区で、「さまよえる湖」ロプノールについて、学術調査隊が現地調査した結果、ロプノールが干上がって消滅したのは1962年であることがわかった。ロプノール消滅時期については学術界で30年代から70年代まで諸説あった。
 調査隊は中国科学院などが組織し、過去最大規模。調査によると、タリム盆地の砂漠にあったロプノールの湖の面積は、58年頃にあった大洪水で数千平方キロに達したが、その後急速に湖水が消失、62年に完全に干上がったという。湖の深さは約3メートルにすぎず、蒸発で毎年約1メートル水位が低下したと推定している。(山陽新聞12月26日)

 「さまよえる湖」、知っておられますか。何が生じても中国が好きなのは、井上靖さんが書かれた「楼蘭」、「敦煌」などの「中国文学」の影響が大きいかもしれない。

 

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マイジェネレーション

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 急ぎの農作業はなくても、口のある生き物がいるので、1日1度は田んぼに来る必要がある。


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 左はビール麦。右は小麦。


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 畦岸のアップルミントが出荷できる大きさになった。来春はスペアミントとブラックミントも畦に植えようと思う。植えた1年間だけ雑草に負けないように注意すれば、2年目からはびこると思う。
 

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 ロケットはホウレンソウと同じく、寒さにあたればあたるほど、肉厚になり、おいしくなる。キャベツといっしょに生食、おひたし、炒め物と料理のレパートリーも広いが、おひたしはホウレンソウの方がおいしいので、もっぱらホウレンソウを食べている。


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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・シイタケ、ゴボウ天
ハム、ブロッコリー
ホウレンソウのおひたし



ジャガイモ
 
 トウモロコシ、コメ、ムギに次ぐ「第4の作物」といわれるのは、ダイズではなくジャガイモらしい。芋には、下記のようなものがある。
(1)ジャガイモ・・・疫病が多い。
(2)サツマイモ・・・野ネズミとイノシシに困る。
(3)サトイモ・・・水肥といわれるくらい水の要求量が多い。
(4)ヤマイモ・・・苦手。作りづらいように思う。
(5)ヤーコン・・・作りづらい。過湿や夏の暑さに弱い。
(6)キクイモ・・・とても作りやすい。収量も多い。
(7)アピオス・・・作りづらい。芋の大きいのが入らない。

 ジャガイモはアイルランドでは18世紀に主食としての利用が盛んになり、人口は1845年までの約100年間で3倍近くの840万人に増えた。
 だが、1845年にジャガイモ疫病が発生し、数年にわたり壊滅的な不作となった。この間に100万人が亡くなり、150万人が移民として国を離れたとされる。その中には後のケネディ大統領の祖先もいた。
 当時は「ランパー」という単一品種が植えられ、病気に対して遺伝的な多様性がないことが弱みとなった。(12月5日朝日新聞)



ステビア
 
 ステビアは1970年代に世界で始めて日本で商品化され、砂糖に代わるダイエット用の甘味料として定着した。しかし、発ガン性など健康リスクを指摘する声もあり、流通を禁止する国が多かった。今回、許可が下りたことでペプシコなど飲料各社は近く、ステビアを使ったダイエット飲料を続々と投入する意向だ。(農業新聞12月19日)

 ステビアはハーブの一種であり、株分けで簡単に増やせる。収穫期間は5月末~10月末頃までの約5ヶ月間。摘めば摘むほどわき芽が伸長する。



ザ・フー

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 英国ではビートルズやローリングストーンズと並び称される大物ロックバンド、ザ・フーが初の単独日本ツアー中だ。

 ザ・フーは徹底的に労働者階級のバンドだった。代表曲「マイ・ジェネレーション」は世代間闘争の衣をまとった階級闘争の歌である。
 
 彼らのアルバム「四重人格」を基にした映画「さらば青春の光」は、夢を描くことのできない労働者階級の若者の閉塞感を描いた青春物語だった。

 ザ・フーの暴力的なライブは、世代の欲求不満を代弁した。それは、世代のライフスタイルと文化をめぐる闘争宣言だったのである。

 最近日本では、就職氷河期に就職活動を行った世代がロスジェネ(ロストジェネレーション)と呼ばれ、世代間格差が社会問題になっている。この世代間格差は、今では階級格差として固定化されつつある。(朝日新聞11月19日)

 この記事はちょっと気になっていた。自分は音楽は全く聴かないので何もわからないが、「ロックの心」はあると思う。
 
  現在の、
60代・・・お得な世代。もらう年金が多すぎる。

50代・・・自分の世代。すでに世の中が固まった(管理化された)頃に就職時期を迎えた。あと少しだが逃げ切れそうにない。

40代・・・この世代は大変。定年までまだ先が長い。雇用は不安定。

30代・・・貧乏くじを引いた世代。親の60代に養ってもらおう。

20代・・・生活は中国か米国を選択した方がいいのでは。



WTO農業交渉

 日本は輸出立国であり、先進技術で作った工業製品を、世界の隅々にまで廉価で売りまくっているのだから、その見返りとして、少しは農作物を輸入するのが当然といえば当然である。

 工業製品は売り、輸入農作物には高関税をかけて、国内の農作物を守るというのは、ちょっと調子がよすぎると思う。

 農作物の輸入自由化については、
(1)食料の世界貿易への依存度が高まり、市場原理の欠陥にさらされる。
(2)多国籍企業の市場寡占化につながる。
(3)農産物の流通が長距離化し、生産体制や気候温暖化などに悪影響を与える。
 等の問題点が指摘されているが、農作物だけ工業製品と別扱いはできないだろう。

 それまで小さな自給自足的生活でまわっていた地域に、安い工業製品を持ち込んであふれさせた。
 最小限の文化的生活を営みたいために、それらの製品を手にした、ちょうどその時から、圧倒的な種類の工業製品を次から次に購入せざるを得ない状況に追いやられた。
 結局、地域住民はそのために自給自足の生活から足を洗い、購入するための貨幣を稼ぐために、賃労働者として働くことを余儀なくされた。

 低開発国・・・地球温暖化による気象の悪影響は低開発国ほど大きい。一度放棄した自給自足はもう元に戻せない。

 日本のような国・・・農業の足を洗って勤めに出たほうが、はるかに文化的余裕のある生活ができるので、ここ50年ほど、農家は減り続けてきた。

  

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09年度、農林関係予算決着

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 削り節の出汁かす。こんな少量でも捨てずに、ニワトリに持っていく。普通なら30羽の方にあげるが、今日はこの1羽にあげた。

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 冬の朝は霜がとけ始める9時半頃から収穫開始となる。

  

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(今日の夕飯)
鶏肉のから揚げ、キャベツ
シチュー・・・ジャガイモ、キャベツ、ニンジン、ベーコン
手作りケーキ



カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)

 温室効果ガスの排出量や削減目標を、
自分の農業でチェックした。1項目10点、100点満点で採点してみた。

農薬・・・・・・・・8点(秋のアブラナ科野菜に使用)
化学肥料・・・9点(液肥が使いづらい時、少量使う)
除草剤・・・・・10点(田畑や畦、農道には全く使わない)
農業資材・・・・4点(黒マルチをよく使う)
水・・・・・・・・・・9点(井戸があるが、水路から池の水が多少入る)
旬・・・・・・・・・10点(旬のものしか作らない。ハウスなし)
将来性・・・・・・5点(各作物の単価のアップができない)
燃料・・・・・・・10点(宅配も地元配達も燃料は同じくらい)
生物多様性・・10点(ハーブを含む多種類作付)
経済性・・・・・・・3点(売上の上限が固定してしまう)

 合計78点。



09年度、農林関係予算決着

 2009年度農林関係予算は22日、2兆5605億円で決着した。

(1)水田の有効活用による食料供給力向上対策
水田等有効活用促進交付金等・・・・・・・・・・・・・・・423億
水田・畑作経営所得安定対策のうち、
イ、生産条件不利補正対策・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1549億
ロ、収入減少影響緩和対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・757億 
産地確立交付金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1466億
地域担い手経営基盤強化総合対策実験事業・・・・・81億
農地確保・利用支援事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70億
農地確保・利用推進体制支援事業・・・・・・・・・・・・・・・4億

(2)耕作放棄地等再生利用緊急対策
耕作放棄地等再生利用緊急対策・・・・・・・・・・・・・230億

(3)農商工連携の推進
国産原材料供給力強化対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55億
食農連携促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8億
食品小売機能高度化促進事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3億
地産地消モデルタウン事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4億

(4)農産漁村の活性化の推進
中山間地域等直接支払・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・234億
農地・水・環境保全向上対策・・・・・・・・・・・・・・・・・277億
子供農山漁村交流プロジェクト対策事業・・・・・・・・・・
6億

(5)森林資源の整備・活用と林業・山村の再生
条件不利地域における未整備森林の早期解消・・・85億
木材産業原料転換等構造改革緊急対策事業・・・・・・5億 

 
 憶以下の単位は切り捨てた。しかし、この合計で5257億円であり、残り2兆円ほどの明細が明らかでない。農業新聞を何回も読み直したが、よくわからない。上記は「2009年度農林関係予算の概要」だから、残りは省略したのだろうか。

 農林関係予算は前年度に比べ、2.9%減の2兆5605億円で決着。政府は24日の臨時閣議で、予算案を正式に決定する。

 いったい、この予算は誰がどのようにして決めるのだろう。

 過去30年間ほどの農業予算の推移が知りたい。しかし、そのような明細は農業新聞には全く出ていない。

 インターネットで調べれば出てくるのかも知れないが、探すのに手間がかかり過ぎる。「過去20年間の農業予算」とグーグルで検索したが、目的のものが見つからない。

 
 農林関係予算の非公共事業は前年度比2.3%増の1兆5653億円になり、1995年以来、14年ぶりの増額になった。(別な個所を見たら書いてあった)

 ということは、2009年度の農林予算2兆5605億円のうち、9952億円(2兆5605億円-1兆5653億円=9952億円)が、公共事業の農林予算なのか。これは農林予算ではなく、土木建設業予算ではないか。

  これでもまだ、残り1兆円(2兆5605億円-9952億円-上記明細の5257億円=約1兆円)の明細がわからない。

 農業新聞なのだから、もっと具体的に書いてほしい。 

 圃場整備事業、農道整備事業、広域農道事業・・・これらのハード事業(ハコモノ事業)は、これまで、農業の振興にほとんど役にたっていない。

 国土交通省と農林水産省のどちらの事業かまぎらわしい。

 農林関係予算に無関心ではいけないと思った。

 過去何十年間にわたる農業関係予算が、農業の振興にどれだけ役立っただろうか。役立ったのなら、何故これほど農業が衰退しているのか。

 農業をこれだけ衰退させている国家は世界的に見ても少ないのではなかろうか。

 今までに莫大な予算(補助金)が農業分野に投入されてきているのに、今でも、少ない少ないと言っている。

 本当に必要な箇所に投入されてきていない。だから、「費用対効果」の効果がほとんど見られない。

 予算獲得に対して、農協がしてきた役割はなんだろうか。
  従来と同じような農業予算が決まり、従来と代わり映えのしない個所に予算(補助金)が投入されるように見える。
 これでは、日本の農業に展望は見えない。

 淘汰されるべき農業形態が補助金で生き続けるような政策は反対である。

 たとえば「中山間地域等直接支払い」は、多分、高齢の農業者に支払われることが多いと思うが、その田んぼを都会の若い世代の新規参入者に作ってもらい、その若い世代に直接支払いをしてあげる方がはるかに展望がある。

 既存の農業者ではなく、ロストジェネレーションの世代に「農業予算」を集中的に投入することが、この国の農業を安楽死から救う道である。

 変えなければならない。それには次の選挙で1票を行使するしかない。 


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公益資本主義 低炭素資本主義

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 ダイコンサルハムシがハクサイにたかっている。処置した方がいいのか、放任しておいてもいいのか、判断できない。

 この状態で冬を越し、また来年の秋口に大発生してくるのだろう。処置しても効果があるのどうかわからない。処置するとすれば、
(1)ディプテレックスを散布する。
(2)この上に枯れ草を置いて焼く。
(3)湯をかける。
 等が考えられる。(1)はそんな使い方をしてはいけないと思う。(2)は隣にキャベツがあるのでよくない。(3)がこの中ではいいが、炊き出し用の「クド」を田んぼに設置して、ハガマに水を入れて沸騰させるには、2時間ほどの手間がかかる。
  どうしたらいいか、誰かに聞いてみよう。


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 秋冬野菜は総じて大型だが、ブロッコリーは小さい。ワンパックの箱に収めるには、この点は都合がよい。中心部を収穫すると、次にわき芽が伸長して、3月のお彼岸頃まで収穫できるので、収穫期間も長い。ただ、1月中旬~2月中旬の1ヶ月は低温なので、わき芽もあまり伸長しない。


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 キャベツはきっちり巻いてきた。たくさんの「外葉」はニワトリに与えるので、棄てる部分はない。畑をクリーニングしてくれる。
 
 鳥インフルエンザは恐れる必要はない。太陽と青菜と土が鳥インフルエンザを撃破してくれる。
 
 ニワトリは土を結構食べていると思う。クズ芋(キクイモ、ヤーコン、サトイモ)を与える時はあまり土を振るわずにトリ小屋に持ち込んでいる。土には微生物もいるし、菌もいるので、腸内細菌を活発にしてくれるはず。
 
 日本での鳥インフルエンザの発生源の多くは、太陽とも青菜とも土とも接することのない「大規模ケージ飼い養鶏」である。
 
 今世紀は20~30羽養鶏にまた戻ると思う。そうしなければならない。


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 ダイコンは収穫期になると、上半分は土の上に飛び出してくる。ニンジンは収穫期になってもほとんど土の中であるが、画像のように上部が少し土の上に出ることもある。
 ニンジンは、
(1)モグラが畝の下(地中)を走ることがある。
(2)イノシシが畝の上を踏み付けることがある。
 この2点を見越して、必要量の1.5倍を蒔いている。

 
 
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 昨日は足跡はなかったのに、今日は大きな足跡が残っていた。ただ、野菜の被害は出ていない。

 

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 鳥小屋の南側の田んぼは、山が陰をするので、春夏作は作れても、秋冬作は作れない。右隅に、山菜の「フキ」と「シシウド」を植えている。シシウドは野生のウドで、風味が強い。天ぷらにしたり、おひたしにしたり、味噌汁に浮かべたりする。数株植えておくと、もしその場所が気に入れば、こぼれ種から周辺に繁殖する。



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 この柿の木はいつ頃植えたのかよく知らない。子供の時からすでにこの大きさだった。
 今年は11月15日に、残っていた柿を全部、カラスに食われたので、来年は心して、11月10日頃には残りの柿を収穫してしまおうと思う。


  
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 イタリアンパセリは4月頭に苗箱に蒔いて、4月末に5センチポットに鉢上げして、5月中下旬に定植すると、6月中下旬頃から収穫が始まり、連続して3月上旬頃まで収穫できる。
 
 来年は育苗ではなく、直播して、混み合った所を抜いて定植する方法にしようと思う。植え替えしない方が生育が早いし、その方がイタリアンパセリにはいいような気がした。
 
 8月のお盆明けにニンジンを蒔く時に、その隣にニンジンと同じように直播して適当な間隔に間引くと、2ヶ月後の10月中下旬頃から収穫できる。
   
   

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(今日の夕飯)
オムレツ・・・ニンジン、ホウレンソウ、豚肉
スパゲティ
ニンジンスープ



「市場」専横の時代
 

 旧ソ連の崩壊で、資本主義と市場経済が完全に勝利したかのような風潮が世界を覆った。

 その象徴だった米国が今、世界に助けを求めている。

 あらゆる体制は過渡的なものであり、人の形づくるものは常に欠陥をはらんでいる。市場経済の混乱でも、それが露呈した。

 実体の伴わない経済商品を操って巨万の富を手にし、破綻の始末は人任せという手口は、本来許されまい。

 市場なるものの専横をなぜ罪として問えなかったのかと、未来の世代は論評するかも知れない。

 マルクスの碑には、あの有名な「万国の労働者、団結せよ」が刻まれている。彼の時代には国家の壁が厚く、万国にわたる団結は困難だった。

 しかし「宣言」から160年を経た今、人の往来も人を結ぶ回路も軽々と国境を越えてゆく。

 市場という、国を越えた姿なき妖怪の専横に対し、万国の人々こそが、国や体制や立場を超えて「団結」を目指す時が来ている。(以上、朝日新聞11月17日 論説顧問、高橋郁男)



公益資本主義
・・・株主ばかりが儲かる「株主資本主義」を真っ向から否定、多くの人が幸せになれる「公益資本主義」を唱える。最貧国で興す事業で、そんな持論の真価を自ら問う。(原丈人さん56才、デフタ・パートナーズグループ会長。朝日新聞12月20日)



低炭素資本主義
・・・売上高や利益、株価が企業の評価基準だった「マネー文明」に、環境負荷を極小にするというかせがはめられる「低炭素資本主義」がすぐそこに待ち構えている。

 今回の金融危機は、短期の利益を求めるあまり、安易な投融資に走った結果だ。今こそ、環境や社会的責任に配慮したビジネスに資金を回すSRI(社会的責任投資)の出番である。

 資本市場の転換点に来ている。金融危機後は、低炭素社会に向かう企業や技術、製品に高い価値を置くシステムになる。(以上朝日新聞12月3日)

 
 

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「リスク学」という学問

 金融危機以後、穀物相場が急落。しかも円高になり、外国産を以前に比べて、もっと安く輸入できる状況になりつつある。

 こうなるともう、元のもくあみ。安い外国の農作物がまた怒涛のように押し寄せてくるだろう。
 

 逆に、円高で日本の輸出産業は厳しい。ホンダの福井社長は、「円高が進めば国内工場のリストラに追い込まれる可能性がある。正規雇用まで危うくなる。日本の輸出産業は全滅するだろう」と、為替の先行きに強い危機感を示した。

 円高が止まらなければ、国内工場の生産量は最後はゼロになり、日本はすべて輸入でまかなうようになってしまう。自動車などの輸出産業がしっかりしないで、国が存続できるかは疑問だ。(福井社長のインタビュー)

 

ナス産地の現状

 岡山県南部の児島湾干拓地は、県内随一のハウス栽培のナス産地。生産コストの上昇が経営を圧迫し、今年は部会員6戸が離農。うち5戸は30~40代の働き盛りだった。(山陽新聞12月20日)

 まだ30代、40代だと、農業の先を見通すと、続けることができなかったのだろう。これが自分くらいの50代後半になると、65歳まで残り10年を切っているから、収入は少なくても、今の仕事を続けざるをえないと考える。

 ハウス栽培だと、かなり大きな投資をしてきているはずだから、その投資が「無駄」になってしまう。借金して投資していたなら、負債だけが残る。

 ハウスやハウスの加温設備に、仮に500万円投資していたとすると、20年間農業をするとしても、年間に25万円(500万÷20年=25万)の経費がかかっていることになる。10年しかしなかったら、年間に50万円の経費がかかっていることになる。

 農業はどういう環境になるかわからないから、大きな投資は禁物と思う。しかし、ある程度の投資はしないとスタートもできないのが農業である。特に施設園芸や果樹では初期投資が大きくなる可能性がある。

 30代、40代で農業を止めて、新たに職を探すとなると、この不景気で大変である。アルバイト口も少ないのではなかろうか。



リスク学

 「リスク学」という学問があるそうだが、10年後の日本の農業を考えた場合、まさに危機的である。

(1)イノシシやシカがもっと南下して、瀬戸内海沿岸部まで押し寄せているだろう。

(2)現在65才の農業者は75才を迎えて、多くの人は出荷農業をリタイアして自給用の野菜くらいしか作っていないだろう。
 今後10年のうちに「後継者」が現れない限り、彼らの「技術」は誰に引き継がれることもなく消えていく。
 75才だと、後継者になるかもしれない子供はまだ50才前後で働き盛りであり、農業技術を引き継ぐ態勢にはなっていない。定年してからではすでに親は亡くなっている可能性が高い。

(3)10年後の気象は、農業生産にはより不適になっているだろう。

(4)治安の悪化で、農作物が盗まれるリスクは現在の何倍も高くなっているだろう。

(5)飼料の高騰、肥料の高騰、資材の高騰、燃料の高騰は、国産回帰や旬に則した有機農業が見直されるよいチャンスであったが、ここに来てまた、外国から安く輸入できる環境が整ってきた。

 
 「リスク学」から見ると、農業者にとって今後よくなる状況はほとんど見えない。結局、日本農業は「安楽死」するしか他に選択肢はないように見える。

 金融危機と同じく、農作物パニックは、ある日突然に襲ってくる。リスク学から考えると、都市生活者でも「自給力」を今から身につけておく必要があると思う。ただ、
(1)作れる状況にない
(2)土も畑もない
(3)誰かが作るだろうから、カネを出して買えばよい
(4)食べ物(野菜等)がなくなるわけがない
(5)飢饉になったら作っても盗まれるから意味がない
(6)護送船団であり、一人じゃないから怖くない

 現実には、日本の都市に住んでいると、自給野菜を作ったりすることは無理だろう。欧米では、週末には郊外のクライムガルテン(滞在型農業)で土に親しむらしいが、日本はそんなゆとり社会ではない。


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 昨日の雨で小麦もビール麦も見違えるほど大きくなった。


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(今日の夕飯)
カレー
ホウレンソウのおひたし


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麦は畑のガードマン

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 この麦は少し遅れて蒔いたビール麦。
 こちら側から写すとあまり発芽していないが、向こう岸から写すと、よく発芽している。これは、太陽のあたり具合が原因である。

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 冬はこの山(城山)の方角から太陽が昇ってくるので、この山が陰をして、液肥タンクの手前は朝陽の当たるのが少し遅く、この差が発芽の差となっている。


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 昨日の夕方、エンドウを少し「追い蒔き」した。害獣にかなり食われたが、エンドウは再生力が強いので、また新芽が出てくると思う。それでも種がたくさん残っていたので、時期的に遅いが補充に蒔いた。
 いつも大寒の頃に、渡り鳥のヒヨドリ避けに「べた掛け資材」をかぶせるが、これ以上食われるとよくないので、年内にべた掛け資材をかぶせる予定。


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 墓の上から写した田んぼ。

 
  

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 現在の田んぼ。


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(今日の夕飯)
ロケットの炒め物・・・ニンジン、ハム
ダイコンなます・・・ニンジン、ユズ、アゲ
コロッケ・・・市販の惣菜



農業技術の匠

 農水省は、生産現場で優れた技術を自ら開発・改良し、地域の活性化に貢献した農業者28人を、新たに「農業技術の匠」として選定した。

 今は、農業技術の匠どころか、農業のイロハの継承もほとんど途切れようとしている。現実にはこのイロハの継承こそ大事なのであるが、農業では生活できないために、親から子へ、子から孫への継承が中断しつつある。

 全くゼロからスタートするのと、親や地域の人が教えてくれるのとでは、進歩がかなり違ってくると思う。農業は気候や温度の関係で、何回も反復して習うことはできず、大半は1年に1回しか経験できない。だから、もう一度経験するには「1年」という年月を待たなければならない。

 農業技術の匠は、適性や能力があれば真似ることができるかも知れないが、誰でもはなかなか難しいと思う。

 ごく初歩的な、旬に則した作り方を一通り教えてもらえるような農業塾があれば、それ以降は自分で進めて行けるものである。

 集落では、「家庭菜園力」もかなり落ちてきているので、次の世代が親から教えてもらえなくなっている。 

 他人事ではなく、自分も子供への引き継ぎはできないかも知れないと感じている。

 全く興味がなさそうだし

 家と田んぼが離れているので、農の風景も農の姿も見せることができなかった。

 中年になり、人生に挫折したり、病気になったりして、食べ物のことに気づき、少しは野菜を作ろうと思い始めるまで、自分が元気でいられるかどうか定かでない。



麦は畑のガードマン

 昨日の農業新聞に、逆境に強いライ麦やエン麦は、畑のガードマンと書いてあった。
(1)緑肥として利用
(2)ウリ類の敷き藁として利用
(3)防風林の役目もする
(4)天敵が繁殖しやすくなる・・・クモ類、クサカゲロウ類、テントウムシ類、カマキリなどの天敵が繁殖し、野菜類を害虫から守ってくれる。
(5)ウイルス病の防除に役立つ・・・飛来するアブラムシが一度、ライ麦ヤエン麦に着葉するので、ウイルス病の防除に役立つ

 (4)の天敵が繁殖しやすくなる、(5)のウイルス病の防除に役立つという効果があるのは知らなかった。そして、ニワトリのエサにもなる。

 今年は手に入らなかったが、来年はライ麦も蒔こうと思う。

 麦類はイノシシやシカの好物らしいので、その点だけがちょっと心配であるが、冬の麦は実際、目の保養になるし、景観がよくなるし、成長に未来を感じる。

 この冬は麦の成長を楽しみながら過ごせる。

 
 

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僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ

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  池の上の山へシイタケを取りに行った。シイタケがあると、ダイコンやサトイモを炊く時に重宝する。


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 田んぼの空気と山の中の空気は少し違う。DNAが騒ぐ感じ。
 たった50年ほど前まで、今頃の時期になると、集落の人は競争で山に入り、クドや風呂の焚き付け用の落ち葉をかいたり、下刈りをしたりした。まだプロパンガスがない時代だったので、下刈りの細い枝や薪(割り木)で炊いていた。
 クドの火は1000年の昔から、人の心を癒してきた。


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 山から下りる時に、池の土手から写した。


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 大きくなりすぎていたシイタケを一つ鳥小屋に投げ込んだ。瞬間、驚いたニワトリは向こうの隅に逃げたが、少し時間が経過すると、興味をもって近づいてきた。
 多分、明日にはなくなっていると思う。他に食べるエサがある時は、好きな物しか食べないが、腹が減って食べるものがないと、サトイモでも何でも食べる。


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  イタリアンパセリが肥切れしているような気がして液肥を施した。寒いので毛細根が肥料に反応してくれないかもしれないが、小春日和もあるから。
 6月に液肥を施した時に、株間を画像のように破っていたので、そこに施した。
(1)明日は雨らしいので薄めず、原液を少し施した。
(2)不耕起栽培だと青枯病(立枯病)が少ないように思う。イタリアンパセリの前作はスイートバジル。バジルを抜いた後に、黒マルチはそのままで、イタリアンパセリを定植した。
 

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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物
キャベツの炒め物・・・タマゴ

 

 朝食の前に新聞にさっと目を通すのが楽しみである。新聞が「ネット」にシェアーを奪われることはないと思う。自分のブログの6~7割は新聞記事を読んでの感想文であり、記事を読んでイメージが浮かんだり、今日はこれを書こうと思ったりする。

 今日のそれは、カネミ油症患者の「矢野トヨコさん」。矢野さんは11月25日の朝日新聞でも「追想」に載っており、10月30日には同じカネミ油症患者の「宿輪敏子さん(カネミ油症五島市の会事務局長)」のオピニオン「被害者の沈黙に甘えるな」が載っていた。
 
 この2人のことを書こうと思いながら、いまいち、言葉が出てこなかったが、今日の朝日新聞の「惜別」に矢野トヨコさんがまた登場していて、今日は指先が動いてくれそうな予感が朝からしていた。
 
 追想と惜別の両方に出る人は少ないのに、この人はすごい。享年86才の女性であるが、夫の忠義さんに「僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ」と言わしめたほどの熱情の持ち主。

 
 平穏な生活は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入したカネミ油を食べたことで一変した。矢野トヨコさん、46歳の時。

 油症の主因は油中のダイオキシン類と政府も認めているが、かつては少数派だった。独学で化学論文を読み、早くからダイオキシン説を主張。

 文章教室に通って、原稿用紙2千枚(約10冊分に相当)に闘病や運動の体験をつづり、87年、なけなしの200万円で自費出版した。

 10年以上たって坂口厚生労働相や環境団体の目にとまり、政治が動き出す。だが、そのころ、ガンが体をむしばんでいた。

 闘う人生の原点は、若いころ前夫とともに働いた福岡県の炭鉱にある。経営者側による暴力支配に抵抗し、100日続いたストライキを労働組合の婦人部長として支えた。

 ところが落盤事故で前夫を失い、子供4人と路頭に迷った。それを救った前夫の元同僚の忠義さんと再婚。

 妻を支え続けた忠義さんは「僕はドン・キホーテを乗せて走るだけのロバ」と謙遜するが、見事な二人三脚だった。(以上、朝日新聞12月20日)


 矢野トヨコさん語録・・・「戦わなければ、野たれ死にするだけ。何も生まれん。黙っていれば抹殺される」

 夫の忠義さん語録・・・「気合と行動力に付いていくのに必死だった。偉大な先輩でもあり恩師でもあった」

 被害者の一人の語録・・・「多くの人を機関車のように導いてくれた。彼女がいなかったらカネミ油症は風化して消えていた」

 
 カネミ油症事件は自分の記憶にもはっきり残っている。1968年だから15歳(高1)の時。

 米ぬか油が原因らしいが、今でも米ぬか油は出回っているのだろうか。見たことがない。確かに、米ぬかには油が多い。長く袋に入れておくと、袋が油で湿ってくる。

 どこの公害でも、こんなに頑張る人がいるから事件が風化せずに残る。

 朝日新聞の「追想」とか「惜別」には、自分の全く知らなかった人が多く登場し、その生き方のすさまじさが、とても参考になるし、励みにもなる。しかし、大企業の社長など成功者の記事はまず読まない。「惜別」は週に1回、土曜日の新聞に載っている。

 炭鉱は今の「ワーキングプア(働く貧困層)」に連綿とつながっていると思う。まさにそっくりである。労働者はポイ捨て、一つの部品、一つのモノ。

 炭鉱の興隆期だった50年前の労働状況も、現在の派遣労働も全く同じ。矢野さん曰く「戦わなければ、野たれ死にするだけ。何も生まれん。黙っていれば抹殺される」。

 当地から最も近い鉱山は「柵原鉱山」。今年の1月に資料館の見学に行き、鉱山の地下にも入った。
 足がすくみそうだった。まるでモグラ。こんな劣悪な状況下でも働かざるえなかった人が多かったのだろう。北から、夕張炭鉱、石狩炭鉱、南は筑豊炭鉱、三池炭鉱。テレビにしばしば爆発事故が映し出され、泣き叫ぶ家族が大写しされていたが、矢野トヨコさんもその一人だったのだ。

 炭鉱が興隆期だった時代に比べて、今は社会全体の経済が底上げされている。だから余計に、ワーキングプアの現実は悲惨である。一介の労働者(サラリーマン)になるしか、生きる道はほとんどない世の中なのだから、雇用に関する法整備がされないと、生きていけない。


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日本の農業、明確な展望が必要

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 麦の成長を見るのが、毎日の楽しみになっている。麦はやはり冬の風物詩である。風物詩にするためには、畝立てをして2条蒔きにするのがよい。ばら蒔きして作る麦は風物詩にはならない。
 
 稲に比べて麦の記憶が少ない。小学校の低学年の頃までは、当地でもたくさん麦が作られていたように思う。麦といえば「ひばり」だが、今でもひばりがいるのだろうか。鳴き声をほとんど聞かない。


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 レタスとニンニク。レタスはこの状態で冬を越し、3月中下旬に定植する。


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 ソラマメは30本ほどしか植えていない。苗はたくさんあり、植える場所もたくさんあり、ほとんど手間もかからないので、もっと植えてもいいが、ソラマメは病気発生が多いので、あまり作らなくなった。


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 日暮れにニワトリを物置に入れるために、もう一度、田んぼに来るので、夕暮れの画像が多いです。
 
 歴史は繰り返すというが、田舎の家々で、もう一度10~20羽養鶏が復活する道はないだろうか。5万~10万羽養鶏の「ケージ収容所群棟」からニワトリを開放して、土の上に戻してあげるには、多くの村で10~20羽養鶏をもう一度復活させるしかないと思う。


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 左の画像のように、セイジは寒さに強い。キャップをかぶせているのはレモングラス。去年はこれで冬越しできたので、今年も同じようにした。1株冬越ししてくれれば、株分けで10株ほどになる。



日本の農業、明確な展望が必要

 今日の山陽新聞にJAの大きな広告が入っていた。「この子が大人になる頃、日本の食卓はどうなっているのだろう」。日本の農業に「明確な展望が必要」という見出しだった。

 認定農家、農業法人、集落営農等、日本農業は大型化、専門化、機械化して、より資本主義的な農業にシフトしようとしている。これはニワトリがたどった道と同じであるが、ニワトリの方が「システム化」が簡単だったので、早くそうなっただけである。

 農業のこういう路線は「失敗」ということが、20世紀の後半世紀で立証されたと思うが、懲りもせず、大規模、機械化、集約化を目指そうとしている。
 
 地球温暖化の防止、農的癒し、土への回帰などを求めるには、逆にもっと縮小して、少量多種類、旬に忠実に、燃料や資材の使用を控え、農薬や化学肥料の使用を少なくし、水の無駄使いをしない、地域に則した農業をしていく必要がある。1人(1社)に集中するのではなく、100人に分散していくのが、21世紀型の農業である。

 分散していくためには、どうしたらよいか、その方法を考える必要がある。

 農協は、農協の利益につながる農業(者)にしか目を向けない。この19年間、農協とは全く関係なく農業をしてきた。
 もちろん親の代からの農協組合員であるが、稲は作っていないし、野菜は直接販売だし、農薬や化学肥料はほとんど使わないから購入する必要がないし、農業資材はホームセンターで買うことが多かったし、農業は学校や指導員や参考書から学ぶものではなく、自分で土の上で作りながら、作物やニワトリを見て学ぶものだという言葉に共感したので、そのようにやってきた。「もと百姓」の父が、スタート時の3年間は元気だったのも恵まれていた。

 収入的には厳しいが、自分のような農家が「雨後の竹の子」のように出現すればいいのにと思う。

 客観的に考えると、もし自分に才能があったら、ワンパック野菜に留まることなく、特定のスペシャリスト農家に農業形態を変更していただろうと思う。
 
 農業は向いていると思うし、好きであるが、才能が伴わなかった。

 才能がなかったゆえに現状を変えることができなかったが、結果的にはそれがよかったのではないかと思う。

 専門的に追求しすぎないように
 
 あまり面積を広げすぎないように
 
 あまり機械に投資しすぎないように
 
 自然に抱かれた農業をするようにした方がよい
 
 
 農業はこの時点で留めて、あまり深く突っ込み過ぎない方がよい
 
 どっぷりつかるのではなく、通りすがりにちょっと楽しむのがよい

 
 農業ははっきりと二極化の様相を呈してきた。

 少数の農業者(法人)に集中するのではなく、小規模農業者多数に「分散」していくという考え方が、21世紀の「食糧リスク管理」に必要である。

 その方が、温暖化防止になるし、癒しの空間を数多く確保することにつながるし、景観の保持になる。

 21世紀は土へ回帰する世紀になる。生きていくための食べ物は、それぞれの人が、最低限は自給していく必要がある。「分業」と言う考え方は、食に関しては棄てた方がよい。

 少数の農業者(法人)に補助金を集中させることなく、多くの小規模農業者を育てることに補助金を使っていく必要がある。 

 とにかく、補助金がどこにどう使われるのか、不明瞭ではいけない。補助金は徹底して情報開示される必要がある。

 日本農業の明確な展望を見据えて、補助金をどのように使っていくかが今、問われている。

 
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創作の流儀(桜庭一樹さん)

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  冬空の渋柿。もうじき熟して、カラスのご馳走になってしまう。ああもったいない。
 

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 今年のダイコンは去年の半分ほどの大きさ。それでも、虫害に負けず「形」になってくれたので大助かり。カブとハクサイはなくても、ダイコンのない冬のワンパックは考えられない。


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 朝、ニワトリをこの場所に出し、夕方には収穫容器に入れて物置に入れる。


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 夕方、ハッサクを収穫した。1ヶ月ほどこの状態で納屋に保存しておく(追熟する)と1月末頃には食べれるようになる。
 普通のミカンも、温暖化が原因で当地でも作れるようになったので、去年5本ほど植えた。
 柑橘類とキーウイはカラスが狙わないので作りがいがある。


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 5時20分のニワトリ。5時15分頃から止まり木に上がり始め、5時20分頃には全部のニワトリが上がった。
 1羽は巣箱の中に、3羽は巣箱の上が今日の寝床のようである。巣箱の中のは、少しいじめを受けているニワトリと思う。そうでないと、巣箱の中で寝ることはないから。


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(今日の夕飯)
うどん・・・ホウレンソウ、豚肉
キャベツのうま煮・・・豚肉
ニシンの昆布巻き・・・もらいもの



創作の流儀

 今日の山陽新聞に、去年の直木賞作家である桜庭一樹さんの「創作の流儀」が載っていた。それによると、

 「一日一冊」。色紙に何か一言と頼まれた時、桜庭さんはこう書くことにしている。
 
 日課のように近所の書店を回り、気になる本をまとめ買いし、毎晩少なくとも一冊は読む。一読者として本を楽しむと同時に「書くためには読まないといけないので」と言う。
 
 面白いものを読むと蓄積される。引き出しにたまっていく感じ。だから書いて読む、書いて読む、です。
 
 
 著名な作家の創作の流儀はとても参考になる。今の農業関連ブログを、読書感想文ブログに切り替えるなら、4時間かけて読み、感想文を1時間半で書けば、費やしている時間が同じくらい。
 農業関連ブログに行き詰ったら、読書感想文ブログもいいかなと思う。50代後半になって、いまさら読書などしても遅すぎるとは、全然思わない。1冊読んで10個の使いこなせる単語が増えれば、それだけでも次のブログの更新に役立つ。
 しかし、無理して読んだり、義務感で読んだりはしない。楽しむために読むのでなければ、身につかないと思う。
 
 大学生の「読書マラソンコメント大賞」の選考委員が、「コメントを書くことで、より深みのある読書になる。読書は感じたことを誰かに伝えることで完結するものではないでしょうか」と書いていた。



政府の規制改革会議の第3次答申案 
 
 政府の規制改革会議の第3次答申案が17日わかった。焦点になっていたJA監査のあり方では、「全中監査の一層の質向上」で決着した。
 
 7月の中間取りまとめで「公認会計士監査の導入」を提起し、農業関係者らの反発を招いていた。
 
 答申案の問題意識の中には「現在のJAの監査システムは業界志向そのものであり、組合員や貯金者を軽視している」などの不適切な表現が残っており、政府・与党内の調整が続いている。(以上、農業新聞12月18日)

 JAに対する公認会計士監査の導入は時代の趨勢だと思うが、抵抗勢力が強く、政権が変わってもかなり難しいだろう。しかし、その一歩を進めなければ、日本の農業改革は進まない。とにかくチェンジ。

 

生産性向上へ農家結集(集落営農の設立着々)


 岡山JA阿新管内で今年、3つの集落営農組織が立ち上がった。ともに水稲経営が主体で、来春には大型農業機械の共同利用に乗り出す。
 
 県の農業機械整備補助を活用するには、国の水田経営所得安定対策の規模要件のおおむね半分を満たすのが条件。
 
 新組織は要件を満たす農地を利用集積し、今後、本格的な活動に向けて県と市からの補助事業を引き出したい考えだ。
 
 代表者は「経営を軌道に乗せるため、農家の参加を増やし、農地の利用集積を進めたい」と声をそろえる。
 
 中山間地の農業を維持するためには、集落営農の組織化が急務だ。(以上農業新聞12月18日)

 
 問題点と思えるものを箇条書きにしてみた。

(1)稲作を10ヘクタールほどしている友人が、手取り収入は300万円ほどと話していた。山間地の小さな田んぼを集積しただけで、果たして利益が出るだろうか。

(2)単なる補助金の受け皿として作るなら、補助金がなくなれば分解する。

(3)集積するにしても、より小さな田んぼは放棄されるのではなかろうか。

(4)集積しても、田んぼ自体が大きくなければ、大型機械は入らない。大型機械を入れるために、新たな圃場整備等にまで補助金が導入されるなら、これは問題。 

(5)稲作以外の集落営農でないと、利益は出ないように思う。 

(6)こういう集落営農の組織化に補助金が使われても、自給率の向上も新たな農業の発展も、自分は全くイメージできない。

(7)規模を大きくすることが日本農業の発展につながらないということは、先の40年ほどの経験(歴史)で身にしみて分かっていると思うが。

(8)こういうやり方では、代表者がこけたら、皆こける。新たな代表者はなかなか見つからないだろう。集落以外から呼んでくるつもりだろうか。

(9)集落営農組織になると、一人一人の老農は、田んぼを預けるだけで、労働はしなくてもよいのだろうか。それとも畦草刈等にかり出されるのだろうか。

(10)加入や脱退が自由でないと、集落の人間関係がギクシャクすると思う。

(11)集落営農の10年後の姿は全く想像ができない。年老いた人がだんだんとリタイアすると、集落においては、新たな加入は見込めないと思う。

(12)こういうことに補助金を使ってはいけないと思う。集落営農ではなく、小規模な個人の若い農業者を育てることに補助金が使われなければならない。
 癒される農業、面白い農業、楽しい農業でないと、若い農業者は参入しない。集落営農には、癒しも面白みも楽しさもイメージできない。採算だけ。


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WTO、農業新聞と朝日、逆の論説

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 物置の東側を一部「金網」にしているのは、ここでもニワトリを飼うつもりだったから。つまり、卵が切れないように、ヒヨコが大きくなるまでは、10羽ほど残して、ここで飼うつもりだった。

 面積的には100羽ほど飼える。物置の南側のキーウイの下と、東側を金網で囲えば、12坪ほどある。
 飼わなかったのは、
(1)エサの問題・・・30羽でも自給率は5割ほどだから(5月~10月はコゴメが切れる)
(2)青菜の問題・・・毎日与えるなら30羽ほどが限度
(3)卵の販路の問題・・・10個、500円で売れそうにない
(4)淘汰の問題・・・30羽以上になると自分で絞めれない
 

 日本の大規模養鶏では、最初から「エサの自給」という概念はなく、輸入飼料を購入するという発想である。そこには、永遠に輸入飼料が安価で手に入るという考えしかない。これほど不安定な状況はないのに。
 
 エサの自給がもっともらしく騒がれ始めたのは、輸入飼料の高騰を受けてからである。「エサの安全性」という思考もきわめて乏しい。
 
 青菜を与える発想など最初からない。産卵率に関係ないらしいから。


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 エンドウが掘り返されたり、食われたりしていた。被害率3割ほど。

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 ワケギまで掘り返されたり、食われたりしている。この冬は、ワケギの他にホウレンソウ、イタリアンパセリ等、こんな物は食わないはずと思うものまでやられている。イノシシ?それともシカ?どちらかわからない。

 もう少し様子を見て、エンドウにもホウレンソウのようにべた掛け資材をかぶせる必要があるかもしれない。

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 場所が少し離れているグリンピースとスナップエンドウには、今のところ被害はでていない。

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 こっちの小麦は畝を荒らされていないが、ビール麦はまだ発芽していないのに、畝をかなり荒らされている。

 2年4ヶ月前まではイノシシの被害は全くなかったのに、あれから不規則にイノシシが出没し始めた。数年後はどうなるのだろう。考えると落ち込んでしまう。近辺ではブドウのような果樹も防御が大変らしい。
 
 資材の高騰、飼料の高騰、肥料の高騰、燃料の高騰、温暖化による気象の過激等、今年はいろいろあったが、害獣の被害に比べたら、これらの被害の方がまだ救われると思う。

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 ハーブの「ディル」もかなり霜にやられた。ディルは少し背が高いので、トンネル支柱をして、その上からべた掛け資材を二重にしてかぶせれば防げたのに、そのちょっとの一手間に身体が動いてくれなかった。


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 ネギが肥切れ。10日ほど前、メタン菌液肥を施したが、ちょっと遅すぎたかも。

 

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 キャベツの隣にはびこっているのは、ハーブのジャーマンカモミール。タマネギの病虫害を防ぐという効果は見られない上に、雑草化して困る。ただ、花がきれいなので、今年もタマネギの通路にこれから植える予定であるが、花が咲いた後、種が落ちるまでに早めに抜いて枯らす必要がある。

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 ロケットもダイコンサルハムシの食害が例年になく多い。
   

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 左からハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン。

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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・アゲ
ダイコンおろし、ホウレンソウのおひたし
ウインナー・・・お歳暮でもらった


 
 気分が高ぶったり、逆に落ち込んだり、そんなことを繰り返しながら1日が過ぎる。

 現代人は土や森から離され過ぎている。資本主義(経済至上主義)は、人間やニワトリを大地からますます引き離していく。
 
 まずニワトリを「ケージ飼い」という身動きできない虐待から開放して、大地の上(つまり、自由に動ける飼い方)に戻してあげないと、大半の人間も大地には戻れない。なぜなら、人間もニワトリも同じ資本主義精神(儲けオンリー)の中で生かされている同じ動物なのだから。



WTO貿易交渉
 
 
 WTOの貿易交渉では、農業新聞と朝日新聞では、全く逆の論説である。

農業新聞・・・主張を貫き、合意急ぐな。

朝日新聞・・・保護主義を封じ込めよ。日本はコメや小麦、バターなど農産品に対する高関税の大幅引き下げを求められている。当然、農家の反発はある。しかし、世界経済の現状を考えれば、きめ細かい支援策をとりつつ受け入れるべきだ。

 結局、朝日新聞が書いているような方法で交渉は決着するだろう。この場合、関税引き下げ分は、「補助金」でカバーされるようになるだろう。
 
 貿易の自由化は、各国がそれぞれ国内産業の「痛み」を受け入れて初めて実現する。だから交渉を先延ばしすればするほど、世界同時不況が深まって国内産業が苦しくなり、各国内の調整がますます難しくなる。
 自由貿易を維持しようという世界の合意が消えうせれば、世界貿易は縮小へと逆回転する。それは経済危機への回転速度を速める結果となろう。保護主義がやがて世界大戦に発展した戦前の歴史を忘れてはならない。
(朝日新聞12月17日)

 日本は貿易立国だから、なおのこと、農業交渉で足をひっぱってはいけないような気がする。工業製品では相手国に関税引き下げを求め、農作物では逆に、関税をかけるというわけにはいかないと思う。

 すでに農水省は、政策の方向性については、高い関税で守る「消費者負担型」から、税金で所得補償する「納税者負担型」に転換する必要性を指摘した。(農業新聞12月17日)


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小作料を頂く

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 トサカの傷が治れば、元の「クラス」へ戻そうと思う。凶暴な30羽のクラスに戻ってうまくやっていけるかどうかわからないが、いつまでも、朝、この場所に出し、夕方、物置に入れるという一手間はかけれない。


 農家でありながら、米は作っていない。農業を始める前にイメージしたのは、野菜とニワトリだけで、稲作はする気にならなかった。機械は不得意だったから。

 だから、父がするなら勝手にすればいいが、父ができなくなったら、すぐに手放そうと思っていた。3年間手伝い、4年目に父が入院した年に70アールの田んぼを委託した。

 委託したのは集落内の親戚の稲作農家であり、その年から、今年まで、すでに16年間、小作料として、毎年4俵(60キロ×4=240キロ)の玄米をもらっている。

 我が家は4人家族で、1年間にちょうど4俵食べるので、不足もせず、残りもしない。もし玄米を購入したとすると、ここ数年の玄米価格は1俵が12500円なので、12500円×4俵=50000円かかる。

 買えば結構高いものにつく。1日にいくら米代がかかっているかというと、50000÷365日=137円。4人で1日に137円の米代がかかっていることになる。

 作ってもらっている親戚の農家はすでに70代の半ばなので、いつまで元気に作ってもらえるかどうかわからない。

 作ってもらえなくなったら、他に委託できる人はいない。今の時代に稲作を新たに増やそうという人はいないし、現在、集落で稲作をされている人の最低年令は60才であり、10年後は、集落の田んぼの半分以上が草ぼうぼうになると思う。

 そんな時、集落営農の話が持ち上がるかも知れない。今、野菜を作っている田畑は集落営農には渡せないが、稲作を委託している70アールに関しては、集落営農ができるならお願いしたい。

 集落営農はまだ自分の中では漠然としている。
(1)はたして稲作で利益が出るだろうか。
(2)稲作以外の作物での集落営農もイメージできない。
(3)補助金が出れば成り立つかもしれないが、補助金がなくなると成り立たないと思う。 
(4)機械を動かすオペレーターと、事務をする人に負担がかかりそうに思うが、その人たちに「給料」が出せれるか。

 

 サラリーマンをしていたら、後4年ほどで定年である。ちょっと前に社会人になったような気がするが、サラリーマンと農業を通算すると、すでに33年がくる。

 この間に稼いできた金額の少なさに愕然とする。

 最大の欠点は、働くということの心構えが何一つなかったこと。

 卒業後、最初に勤めた会社に定年まで勤めるなどは、全く想像もしなかった。

 働き始めてから、
 もっと学生時代に勉強をしておけばよかった・・・
 
 何か手に職を求めるような方向を考えればよかった・・・
 あまり組織にむいていない・・・
 と思った。

 最初に勤めた会社を退職すると、後は、坂道を転げ落ちるような入退社を繰り返してしまった。

 すべて自己責任かも知れない。

 自分の時代は30代の半ば頃までは高度成長が続いたので、きちんとした所へ勤めている人が多い。

 簡単そうで、一箇所に長く勤め続けることは難しい。

 本当に支離滅裂な人生を送ってきたと思う。職業に対する確固としたものを何ももっていなくて、その時々の状況に流されてきた。

 働くということに関していつも「お客さん」だった。主体性を持って挑戦したのは農業だけであるが、農業収入ではほとんど食えなかった。

 自分と入れ替わりに、マルミさんが定職についたので、我が家の生活はまわっていったが、パートではまわらなかったと思う。

 誰もが組織の一員として居場所を確保できるわけではない。

 その居場所を確保できない人にとって、現実の社会は厳しい。

 企業で働かなくても、凡人が生きていけるような選択肢が何かないだろうか。

 
 お客さんのような就職をして

 お客さんのような仕事をして

 お客さんのような退職をして

 よく、お客さんから脱皮できたと思う。

 絶望的になった30代の半ば頃

 農業がイメージできる境遇でなかったら、

 今頃、どんな人生を歩んでいただろう。

 
 野菜の収入もごくわずかである。

 しかし、今更自分に何ができるだろう。

 現在の状況にすがりついて、それを続けなければ

 他にできることがない。



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年間化石賞、日本は4度目(温暖化会議)

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 上からカラスに狙われるような気がして、ネットをかぶせた。夕方には、いつもの容器に入れ物置に入れた。


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 小麦が発芽した。ビール麦はまだ。
 今年は「麦踏み」をするつもり。茎が折れても大丈夫なのかな・・・こんなことも知らない。


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 ニワトリ用に作ったのに人間用に出荷している。出荷できなくなったハクサイの代用にはならないが、価格的にはキクイモで代用できている。


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(今日の夕飯)
煮物・・・サトイモ、ニンジン、ネギ、豚肉
ホウレンソウのソテー・・・ハム

  


欧州農業団体連合会会長に聞く

 欧州連合(EU)は、農業補助金の透明性を高める方向です。なぜですか。

・・・納税者が農業補助金の使い道を知りたいのは当然だ。(組織の中に)いろいろと意見はあるが、情報を隠すべきではないと私は考えている。私たちもできるだけ安全な食料の提供や環境に配慮するなど、納税者の理解を得る努力が欠かせない。(情報公開した上で)必要なものは要求する。

 会長はどれだけEUの補助金をもらっているのですか。

・・・105ヘクタールの農地で小麦と酪農、肉牛を経営している。補助金は4万ユーロ(約450万円)を受け取っている。

 その補助金がなかったら、経営は成り立ちますか。

・・・農産物価格が上昇し、今年の経営は比較的良かった。それでも補助金がなければ全く経営はできない。
(以上、農業新聞12月11日)


 日本でも農業補助金の情報公開をもっと高めるべきだと思う。情報公開していると言われても、もっと具体的でないと、農業者の自分にも全くわからない。

 日本では農業補助金は一部の農業者しか恩恵を受けていないと思う。

 そして農業補助金が日本農業に寄与しているとは思えない。

 誰がどのようにして補助金の額を決めるのかも定かでない。



温暖化対策会議閉幕


 会議全体を通じ、先進国の温室効果ガス排出の大幅削減を求める発展途上国側と、途上国にも一定の削減努力を求める先進国側との議論が平行線をたどった。特別作業部会で期待された、先進国の「25~40%減」との削減幅をめぐる記述の強化も、日本などの反対で従来と同じ表現にとどまった。(山陽新聞12月14日) 

年間化石賞、日本は4度目

 日本は上記会議で、地球温暖化対策に後ろ向きな国、地域に非政府組織(NGO)から贈られる「化石賞」の一位を受賞した。日本の一位受賞は4度目。さらに、会議全体を通じた「年間化石賞」では、カナダに次ぐ二位の”不名誉”を獲得した。
 日本はサミット議長国として意気込んで会議に臨んだが、会議中の発言などから賞を選定する各国のNGOに、温暖化への取り組みで「劣等国」の烙印を押された形だ。(山陽新聞12月14日)

 
 自分の農業で温暖化に悪影響を及ぼしているのは、
(1)黒マルチの使用
(2)宅急便を利用して都会に発送している(燃料の浪費)

 (1)に関しては、野菜のできばえ、草取りに費やす時間、収穫にかかる時間等を考慮して、黒マルチを使うかどうかを決めている。自分の場合、これ以上の収入の低下はできないので、経済的視点を優先せざるをえない。

 客観的には使用量はごく少ないと思う。理由は、規模が圧倒的に小さいので、半分の作物に使ったとしても量は知れている。

 下には敷くが上(ハウス)はない。

 
 (2)に関しては、これは仕方がない。地元にこだわっては、顧客を探すエリアが狭まってしまう。地元は「配達」になるから、結局、どちらが燃料の「浪費」になっているかわからない。


 マイバッグ(買い物)とかマイ箸(食事)の運動には、ばかばかしさを感じてしまう。農業現場がどれくらいの各種「被覆資材」を利用しているか、一度エコ活動家に調べて欲しいと思う。

 農業現場は、これまで以上に「保護されようとしている産業」だから、ポリや塩化ビニールの使用制限、ハウスの加温制限などのエコ運動が導入されることは少ないだろう。

 トウモロコシを原料にするバイオ燃料は、食料との競合になるという理由で反対もあるが、トウモロコシを原料にした「生分解性マルチ」の価格が、現在の「ポリマルチ」のせめて2倍まで低下したら、少々使い勝手が悪くても、自分は生分解性マルチを使う。今はまだ3~4倍の価格。



農業補助金をどう使うか、世論の喚起が必要
 
 一つの国の政権が戦後60年以上にわたって同一政権というのは、この国の民主主義に何か欠陥があるのではないかと思う。これでは変化は期待できない。

 風前のともし火となった農業であるが、満60年を迎えた「農業協同組合」はこの間、いったい何をしてきたのだろうか。農業分野には今まで、巨額の補助金が下り続けて来たはずである。

 自民党、農水省、農協は三位一体と言われるが、巨額の補助金が農業の振興に生かされてきていない。

 巨額の農業補助金を、農業のどの分野に使うか、国民世論を巻き起こす必要がある。
 
 特定大規模農家や農業法人、集落営農に補助金を集中させて、日本農業の新興につながるだろうか。生物多様性の保持や里山保全につながるだろうか。
 農業にも資本主義的(経済至上主義的)発想を推し進めているだけだと思う。

 今世紀は逆転の発想が必要である。資本主義的(経済至上主義的)農業に従来のような補助金をつぎ込むのではなく、自給自足主義的農業に、広く、浅く、補助金を導入することが必要だと思う。これが「緑の雇用(移住)」であり、ロストジェネレーションの世代に対する大規模なてこ入れ(1家族年間60万円を5年間継続)が望ましい。250万人の緑の雇用(移住)はこれを提案したい。

 農業者人口の激減と反比例するかのように、その農家を顧客にして、農協は、金融、保険、小売、墓石、旅行、薬、燃料、車両、農具等、田舎の集落の生活の隅々まで入り込んだ日本有数の巨大企業?と言える。



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大沸次郎論壇賞 湯浅誠さん

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 家にあるだけの金網を持ってきて、物置の東側にニワトリ用のスペースを作った。昼間、田んぼにいる間だけ、ここに放すことにした。

 昨日見えていなかった片目が今日はまた見えるようになっていた。ちょっと不思議。今日は見違えるように元気になっていた。

 物置の南側はキーウイ(雌木2本、雄木1本)を植えているが、東側はこれまで、キュウリ、インゲン、トマト、ニガウリ、ハヤトウリ、ホド芋(
アピオス)等を植えたことがあるが、この秋、キーウイを増やそうと、もう1本植えたところである。



大沸次郎論壇賞

 湯浅誠さんのような方がもらわれるとインパクトがあると思う。反貧困ネットワークの事務局長であり、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい の事務局長でもある。

 農業の立場から、貧困やホームレス問題を考えてみたい。

 都市で行き場がなくなっても、田舎(農業)という
逃げ場があればいいのにと思う。しかし、田舎(農業)に逃げ込む場所は全くない。これは日本に限ったことではなく、全世界的にみてもそうである。東南アジアやアフリカの大都市郊外の貧民街は、みんな「農村」を追われた人たちである。農村で自給自足的な生活ができなくなって、大都市へ職を求めて流れ込んできている。そして、その子供たちは「ストリートチュルドレン」になっている。

 都市に向ってみたところで、学歴も技能もない農村出身者は良い仕事にはありつけない。現場労働者として日銭を稼ぐしかないが、景気がよければそんな仕事もあるが、不景気になると、そういう仕事から先になくなる。

 都市で食えないからと言って、捨ててきた田舎へは戻れない。田舎では都市のように「おこぼれ」もない。

 しかし現実には、大資本(プランテーション)や文明が進出してくる以前は、ぎりぎりの生活ではあったかもしれないが、豊かな自給自足的生活がまわっていたはずなのである。

 その自給自足的生活を破壊したのは、文明の流入である。文明の利器を手に入れようとすれば、どうしても貨幣を手にする必要がある。自給自足だけしていたのでは手に入れることができなかった。

 このようにして固有の土着民は、貨幣を求めて働かざるをえないようになった。自給自足は文明の進出で壊された。

 資本は世界の隅々まで進出し、それぞれの自給自足的生活を片っ端から破壊していった。

 今の日本の農村の現状もその一環としての出来事に過ぎない。自給自足など全くできなくなった。つまり、ライフラインの支払いはほとんど全国一律であり、社会保険料や税金の支払いも全国共通である。田舎だからといってまけてくれたりしない。

 田舎といっても、大都会とあまり変わらない。コンビニもあるし、方言など誰も使っていないし、考え方も遊び方も都会人と何ら変わらない。

 田舎でもきちんとした所へ勤めていないと、生活ができない。そう思って集落を見回してみると、それぞれどこの家でも安定した勤務先があるようだ。
 
 今の世代は集落内で生活の格差はあまり見られないが、次の世代は格差が顕著に現れてくると思う。

 田舎だから土地も家屋もあるだろうから、住む場所と寝る場所は確保できると言っても、20年も経過すれば、修理や補修の必要な箇所が次々に出てきて、平均すれば「家賃」を支払うくらいいるものである。

 冠婚葬祭の付き合い費用も田舎ではばかにならない。

 野菜や米を作ろうとすれば、あべこべに高くついてしまう。
 
 現に自分の場合、野菜作りの経費は年間70万円ほどである。
 去年を例にとると、
租税公課・・・・・・・5600円
種苗費・・・・・・・・・38407円
肥料費・・・・・・・・・2600円
飼料費・・・・・・・・・3060円
農具消耗品費・・・44198円
農機具修繕費・・・11582円
ガソリン代・・・・・・63664円
作業用衣料費・・・19749円
減価償却費・・・・・106808円(支出は伴わない)
自動車保険・・・・・18360円
借地料・・・・・・・・・12523円(田んぼの半分は借地)
消耗品、雑費・・・・85612円
パソコン関連費・・59865円
電話代・・・・・・・・・45035円
研修費・・・・・・・・・23191円(田んぼ見学費)
月刊誌、本代・・・・6000円(有機農研、土と健康)
振込手数料・・・・・・9450円(今は先方負担)

 合計で555704円。運賃と箱代は先方負担なので入れなかった。去年は経費が比較的少なくてすんだが、たとえば、電柵を買ったり、パソコンを買い換えたり、乗用トラクタのツメの交換や点検を依頼したり、軽四の車検があったりするので、年平均では70万円ほどになる。

 家庭菜園でも、
種苗費・・・・・・・・・2万円
肥料費・・・・・・・・・3~5千円
農具消耗品費・・・2万円
作業用衣料費・・・1万円
減価償却費・・・・・・3万円
消耗品、雑費・・・・1万円
 合計で年平均10万円ほどはかかるように思う。ということは、野菜を作らずに買えば月に8千円相当ほどの野菜が買える計算になる。月に8千円も野菜を買いますか。

 単に経済的側面だけで考えるなら、野菜を購入することに比べて、家庭菜園はかなり高くつく。

 大都会も限界集落も、ライフラインや社会保険料、税金の負担はほとんど変わらないのに、限界集落では、
(1)車は必需品
(2)働く場所がない
(3)都会に比べて諸物価がかなり高い
 というハンディがある。

(1)空気がきれい
(2)風光明媚
(3)自然が豊か
 でも、かすみを食って生きていくわけにはいかない。

 農業も資本主義という枠組みの中で考える必要があると思う。政治や経済が密接に関係してくる。

 WT0の農業交渉にしても、工業製品を輸出しまくっておいて、農産物だけは関税をかけて保護というのは難しいと思う。

 農業の現場も危機的であるが、それでも都市の資本主義難民の受け皿になるのは農村しかないと思う。農村に受け入れる場所を何としても形成する必要がある。そうでないと、資本主義難民の生きていく場所がない。

 資本主義の次の政治システムは第一次産業が主体にならざるを得ないと思う。普通に農業をして、なんとか生きていける社会。自給自足的な生活が成り立つ社会を形成する必要がある。

 プロフェッショナルな農業ではなく
 法人化された大規模農業ではなく
 集落営農でもなく
 専門作物的農家でもなく

 ライフスタイルとしての農業
 半農半X的な農業
 半農半遊び的な農業
 自給自足特区のような経済圏

 自分が今やっているような農業でも、普通に生活がまわっていくような社会が望ましいと思う。

 あまり専門的にならず
 あまり農法にこだわらず
 農薬や化学肥料の恩恵も少しは受け
 規模を大きくせず
 機械の使用を最小限にとどめ
 できるだけ旬に忠実に
 農閑期のある農業で
 資材や燃料にあまり依存しない農業で
 できるだけ直接の販路を持ち
 森を見て木を見るような農業をする

 こんな農業のマニュアル化を進めていきたい。


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サツマイモの種芋の保存

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  来春の種芋にするサツマイモを麻袋に入れ、保温に籾殻を入れて、発泡スチロールの箱に入れ、台所の冷蔵庫の上に置いた。家の中で一番暖かい所はどこかと考えたら、ここしかなかった。
 種芋は近所の芋床に入れさせてもらっているが、いつまでも甘えさせてもらうわけにはいかないので、今年は冷蔵庫の上に置いて、冬越しできるかどうか実験することにした。
 種芋は紫芋、オレンジ芋、普通種の3種類。一部は新聞紙で包んで籾殻の中に入れてみた。



農協法改正案を民主が主旨説明


 同改正案は農協法のほか、水産業協同組合法、土地改良法、森林組合法、農林中金法を一括して改正し、政治的中立性の規定を設けるもの。
 団体側からは、現時点でこうした規定を設けることは「正等な政治活動まで制約されることになり、農家組合員の意思反映への取り組みが極めて困難になる」などとの懸念の声が上がっている。(農業新聞12月12日)

 客観的に考えて、民主党の言っていることの方が、すじが通っていると思う。特定の政権が長く続くと、どうしても関係が癒着すると考える。

 

公共投資、ピークの半分

 全国の公共投資はピークだった95年度の約35兆円から、08年度は約16兆円と半減した。
 10年前の小渕政権時代、内需拡大のために公共事業は膨張した。当時のツケは今に残り、国も地方も借金で首が回らない。国交省幹部も「地方に余力はない。建設業者が農業や福祉、他産業にシフトするのが一番だと分かっているのだが、有効な手を打てない」と語る。
 五十嵐法政大教授(公共事業論)は、「今のままの公共事業をやるのは悪事の上塗り。ただ、単にやめるというのでは地方は立ち行かない。自然回復事業など新しい価値を生む事業を探り、根底から見直しが必要だ」と指摘する。(12月5日朝日新聞)

 国も地方も大借金があるのに、この上まだ「ハコモノ」の公共事業に投資するなら、次の世代はもう借金まみれになる。しかし、高度成長の時代に増え続けてきた建設業者は今後どうすればいいのだろうか。



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 ホウレンソウにべた掛け資材をかぶせて、葉を食べられるのを防御した。今日も一部食べられていたので、あわててかぶせた。
 しかし、完全に後手にまわった。1週間ほど前に気づいていたのだから、その時にすぐすべきだった。こんなことが自分は多い。

 
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 シュンギクも、もっと早くべた掛け資材をかぶせればよかったのに、もう少し寒さにあててからと、様子をみていたら、いつの間にか、この有様になった。
 シュンギクは寒さにあたらないと、おいしくならないのに、その寒さに、かなり弱い。
 傷んだ個所を手で取って出荷していたが、それも難しくなり、多くがニワトリ行きになっている。


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 畦岸のアップルミントも切り戻し(刈り取り)が遅れて、これからクリスマスまでの最も需要の多い時期に間に合わない。画像のミントではまだ小さすぎる。
 11月に入ってからの切り戻しでは遅すぎるとわかっていたのに、11月に入ってしまったことが原因。 


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  昨日は見えていたのに、今日は片目が見えなくなっていた。突付かれた箇所が悪かったのかも知れない。これではもう、元の群に復帰はできない。
物置の隣のキーウイの棚の下に1メートルほど金網で囲んで放す方法もある。
 クリスマスの頃までにどうするか決めよう。

  
   
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 3~4日おきにふかし芋を作り、主に夜食に食べている。自家用にまわすのは、野ネズミのかじった跡があったり、奇形の芋だったり、虫食い跡の多い芋である。
 田んぼで作る芋なので甘味が少ない。ただ、「土質」と同じくらい「品種」の影響も大きい。
    
    
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(今日の夕飯)
すき焼き・・・アゲ、コンニャク、牛肉
        ネギ、ダイコン、ハクサイ
味噌汁・・・、もらった山芋をすり、スプーンですくって味噌汁に入れた。ご飯にのせて醤油をかけるより、この方がおいしかった。山芋は4~5回作ったが、どうもいいのができなくて、現在は作っていない。


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本とブログの違い

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34才の時はまだ想像もしなかった「農への道」だった。突然ひらめいて2年後に転身したが、40年間もサラリーマンを続けるより、変化があってよかったかなと今頃は思う。人の行く裏に道あり、裏街道に花が咲く、という言葉もある。誰もしなくなった農業だからこそ、転身して始めて見えてきたものもある。
 
 農業に転身したから、今のブログがある。サラリーマンをしていたらネタが続かないと思う。
 
 本では伝えれない、ブログだから伝えれることもある。画像もその一つである。

 ブログは生活に緊張感をもたらしてくれる。もちろん、家族のことなど顧みずブログのことばかり考えている。

 井戸水のように、使えば使うほど、言葉も出てくると気づいた。

 2~3日、溜め込んで、練って、やっと言葉を発するよりも、毎日少しずつでも発した方が「かたまらなくて」よい。

 まるで試験のように、深夜12時頃までという制限時間があるのがよい。

 2~3日に1度更新していたのでは、朝、昼、晩の食事のように、習慣化できず、かえってリズムが狂う。

 ゆっくり、ていねいより、逆にスピードを上げた方が、力が抜けてスムーズに書けることがある。

 ブログはいつも、自分の気持ちを自分以外のことに仕向けてくれる。それがよい。自分を見ていたら落ち込んでしまう。関心を外へ外へと向けさせてくれるのでノイローゼ(ウツ)にならなくてよい。そういう傾向が強いから。

 ブログに出会えていなかったら、4冊目に賭けた「商業出版」
 が挫折してからは、書けなくなっていたと思う。ブログのおかげで、現在も書くことができている。

 本にしようとすると、書いたものをまとめる時に激しく「かたまって」しまうが、ブログはそれがない。

 新聞で見て、たまたま手にした、清水良典さんの「自分づくりの文章術(ちくま新書、700円)」。この本は自分に100倍の勇気を与えてくれた。その中でも特に勇気を与えてくれた言葉は、
 『文章の体裁を整えて、とにかく「完成」することが、必ずしも本望を十全に果たしたものとは限らない。むしろその逆である場合が多いといっても間違いではない。つまり、「完成」とは、形式的な統一性や論旨の整合性を獲得するのと引き換えに、もともとたくさん含まれていたアイデアの可能性を削ってしまった結果でもあるのだ。結果としての「完成」作品とは別に、未来の開花を予感させる種子や蕾がノートには眠っている。それもまた単独でかけがえのない生命を持った文章なのである。
 最初から断片やメモの状態に踏みとどまることを目指して書かれる文章だってある。いわゆる「アフォリズム」や「断章」と呼ばれる形式である。』

 ブログは完成した本(自分の場合、小冊子)以上の、アイデアや種子や蕾を書きしるすことができる。

 本は体系的な表現方法であり、ブログは断面を切り取った表現方法である。つまり比較はできない媒体である。農業を伝えるには、本よりブログの方が優れた形式ではないかと、最近感じている。

     
     

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  出血は止まり、患部は乾いてきた。ニワトリは「尻つつき」が多く、はらわた(内臓)が引っ張り出されるくらい、突付かれることもあるらしいが、我が家の場合、青菜が足りているせいか、尻つつきは全くなく、頭つつきである。
 
 傷をしているので、逃げたりしない。昨日入れた「ご飯」や「ふかし芋」はまだ食べていなかったが、水はよく飲んでいた。今日は少し青菜を補充した。
 
 この入れ物では「狭い」と思えるかも知れないが、ケージだと、この半分の大きさだから、もっと狭い所へ閉じ込められている。

 今日の農業新聞に、沖縄で「ニューカッスル病」が発生と書いてあった。鳥インフルエンザが発生するまでは、ニューカッスル病がニワトリの病気としては最も恐れられていた。

 今の自分は、ニューカッスル病も鳥インフルエンザもあまり恐れていない。自分のような飼い方だと抵抗性がかなりあると思っている。太陽と青菜で追い払ってくれると思う。

 もちろん、万が一そういう事態になっても、より赤裸々に状況を公開し続けるだろう。こんなにニワトリをアップしているのに隠しようがない。

 
 

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 植物なのに、たった半年ほどで「木」のようになる植物がある。
(1)ナスビ
(2)ピーマン
(3)オクラ
(4)青シソ
(5)スイートバジル
 この5種類は焼いて片付けている。青シソ以外は2月末頃に焼いている。よく乾燥しないと燃えにくい。だから、画像のスイートバジルを片付けるのも2月末頃になる。

 

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 エンドウ類の生育姿をみると、冬をしのいで春を待つ希望を感じる。同じような冬越し野菜としてタマネギや春キャベツもあるが、なぜかエンドウ類だけにそんな感情が湧く。
 秋冬野菜も冬を越して来年の2月末まで田んぼにあるが、2月末で終わるので、冬越し野菜とは呼ばない。
 
 4月末頃に食べれる初物のエンドウを味噌汁に浮かべる喜びは格別である。
 エンドウ・・・・・・・・・・10メートル
 スナップエンドウ・・・10メートル
 グリンピース・・・・・・・10メートル
 ソラマメ・・・・・・・・・・・15メートル
 これだけしか作っていない。
 5月の野菜は、
①早生タマネギ ②エンドウ ③スナップエンドウ ④グリンピース ⑤ソラマメ ⑥春レタス ⑦春キャベツ ⑧フキ(山菜) ⑨ルバーブ(ジャム) ⑩ネギ・ニラ ⑪コマツナ(もしくはチンゲンサイ) ⑫ハーブティ用ハーブ



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 ダイコンの右側のカブが消え、キャベツの右側のハクサイも残りは出荷できそうにない。
 
 カブを食べつくすと、ダイコンサルハムシは今度はダイコンに集まってくる。しかし寒くなってダイコンはもうそれほど成長しないので、少々、葉を食べられても問題はない。カブが結果的に「おとり作物」の役割をしてくれた。
 
 この状態では、来年も必ずダイコンサルハムシが大挙してやってくる。
(1)アブラナ科野菜という「エサ」の作付をこれ以上増やさない。
(2)田んぼを2~3枚離して輪作しても効果はない。
(3)ディプテレックスという粉剤を9月末までに薄く2回使う。密度が高い時は、発芽と同時にやられてしまうので、発芽日にはダイコンサルハムシの状態を朝、昼、晩とチェックする。
(4)ハクサイの今年の失敗は、すでに結球を始めていたので粉剤を使わなかったことによる。
(5)来年もカブに「おとり」になってもらおう。
(6)農薬以外の防除法も続けて考えている。

 

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 何箇所か、ホウレンソウの葉を食われている。イノシシの仕業かもしれない。12月9日の山陽新聞に「猫も草を食べる」と書いてあった。
 『猫は人間と違って、ビタミンCを食事から取らなくても、腸内で微生物が生産してくれるため、不足することはありません。何しろ植物を食べても、猫にはそれを消化してくれる微生物が腸の中にいないため、栄養的にまるで意味がないのです。猫が草を食べる理由は嗜好ではないかと考えています』
 イノシシもホウレンソウを嗜好品として食べるのかも知れない。シュウ酸の多い作物なのに。イノシシは草食動物のように見えるが、死んだイノシシを共食いしたりするので、肉食動物でもある。
  
     
 
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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・シイタケと揚げ豆腐
ホウレンソウのおひたし
朝の味噌汁の残り


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凄惨なニワトリ界のいじめ

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 何らかのアクシデントで、ここ数日、元気がなかったニワトリが、凄惨な「いじめ」にあった。

 小屋の隅にうずくまっていたので、死んでいると思ったが、近づいてみたら生きていた。しかし、トサカがとれかかるくらい、激しい「突付き」を頭に受けている。
 
 とにかく、トリ小屋の外に出した。水を飲まそうと思い、ひしゃくに末期の水を汲んだ。そして、コゴメを少し置いた。そうしたら、コゴメを食べ出したので、まだ食欲はあるなと思った。

 
ちょっと様子を見てから、収穫容器を持ってきてそれに入れた。青菜と水を入れ、家から持ってきていた昨夜のおかずの残りの煮豆とご飯を、このニワトリだけに与えた。よほど腹が減っていたのか、煮豆やご飯をよく食べた。
 
 ニワトリの下に籾殻を敷き、物置に入れて帰った。トサカが取れかかり、かなり出血しているが、薬はもっていない。しばらくはこの状態で飼うしかない。

 回復するかどうかわからない。回復しても、元の群の中にすんなり入れるかどうかわからない。

 ニワトリの「いじめ」は凄惨で残虐で執拗である。死ぬまで突付く。何かのアクシデントで他のニワトリと様子が違ってくると、徹底してその一羽が狙われる。いじめられているのがわかっていても、どうしていいかわからないクラスの先生のような気持ちになっていた。

 昨日、いじめられている時に発する特有の鳴き声を出していたので、ああ、やられているなあと思ったが、どうすることもできなかった。

 致命的な状態になるまでは、なかなか「隔離」できない。しかし今日のは生きていたので隔離できたが、死んでいることも今までにはあった。

 とにかく何らかのアクシデントが起きて、他のニワトリと様子が違ってくると、そのニワトリをめがけて、よってたかって突付き出す。

 こんな時、ニワトリが嫌いになる。



トキ、広がる保護活動
 

 「若い頃に見たトキが舞う姿を何としても見たい」と願う。佐渡市は餌場確保へ2006年度からビオトープや冬季湛水整備に助成、08年度はビオトープ25ヘクタール、冬季湛水は40ヘクタールと合わせて65ヘクタールを見込んでいる。

 11月29日の農業新聞に載った上記の記事の中で、
「冬季湛水」はどのようにしてするのだろうかと思った。当地周辺では「冬季湛水」など見たことがない。
 当地で田んぼに水を張るのは、6月15日~9月20日頃までの3ヶ月間であり、田植えやその後の稲の成長に必要な期間だけ池の水が放水されて、田んぼのそばの細い水路から田んぼに水が引けるようになっている。冬にこれをするなら、冬中、池の水を放水することになるが、そんなことをしたら、肝心の田植え時分に池の水がなくなってしまう。
 雪解け水で冬季湛水が可能なのだろうか?



狙われる冬の牧草地(イノシシが食害)


 イノシシは餌のない冬場に「イネ科」の雑草を多く食べる。

 中山間地域の耕作放棄地の荒廃防止対策として牧草の種を蒔き、牛を放牧するケースが増えていることが背景にある。

 牛を怖がることなく、わずか2、3メートルの近距離まで近づいて一緒に牧草を食べている様子も確認されている。

 イネ科やマメ科の牧草地を放置したままでは、イノシシの格好の餌場を作ったことになる。

 1月から3月にかけて調査した所、イノシシの糞には牧草地に蒔いたイタリアンライグラスなどの牧草が4割含まれていた。(以上、農業新聞12月4日)

 今年は麦を4アールほど蒔いているが、イノシシに餌場を提供することになってしまうのだろうか。この冬、もしそういう結果になったら、麦蒔きを止めざるをえない。

 近くの家庭菜園で作っていた大豆が11月中旬に全部食べられたと聞いたが、あれはシカが原因ではなくイノシシが原因だったのかも知れない。

 イノシシは田んぼの中より、田んぼの「畦」を掘り返すことが多いが、田んぼより畦の方が、餌のミミズが多いことが原因らしい。



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 夏に雨が少なく、サトイモに優先的に水をまわし、サトイモの隣に植えていたヤーコンには、サトイモの半分ほどしか水をまわせなかったが、結果は、それでもかなりの水不足でサトイモの収量はごくわずか。しかしヤーコンは3株でこれだけの収量があった。
 長く「原種」のヤーコンを作っていたが「サラダオトメ」という品種に切り替えてから「割れ」がほとんどなくなった。


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(今日の夕飯)
煮込みハンバーグ
ホウレンソウのおひたし
味噌汁・・・キャベツ

  
 

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農業者としての限界

 野菜の単価はワンパックを始めた19年前からほとんど変更していない。19年前に単価を決める時には、スーパーの店頭価格を参考にした。野菜の価格は19年前も現在もほとんど変わっていないように思う。米は大きく下落した。

 ワンパックの場合、野菜個々の単価をアップするのは難しい。自分の場合、送料込みで3200円になるように収穫や仕分をする。例えば今日の出荷の場合、
ニンジン・・・・・・・・・・250円
ネギ・シュンギク・・・・250円
サツマイモ・・・・・・・・・300円
サトイモ・・・・・・・・・・400円
キクイモ・・・・・・・・・・250円
ヤーコン・・・・・・・・・・300円
ロケット・・・・・・・・・・・250円
ダイコン・・・・・・・・・・・250円
キャベツ・ハクサイ・・150円
 
 この合計が2400円で、送料は800円、総計3200円になるので、これ以外は単価を付けなかった。付けなかったのは、レモンタイム、セイジ→ハーブティ用ハーブと、ユズ1個、イタリアンパセリ、ホウレンソウ。
 
 つまり、一応単価はつけるが、ワンパックの価格は3200円で固定化している(個人の場合)。
 
 それぞれの重さ(グラム数)はあえて書かなかった。いかに「自分の設定価格」で売ることができるかが、ワンパックで生き残れるカギになる。
 
 多種類といっても、春夏作で15種類ほど、秋冬作で15種類ほどだから、家庭菜園で作る品数とほとんど一緒である。
 
 ハーブは作る手間はほとんどかからず、収穫期間も半年ほど続く。
 
 無農薬が難しい作物は、春夏作ではタマネギ、ジャガイモ、ナンキンの3種類、秋冬作ではアブラナ科野菜だけで、他は普通にできると思う。

 タマネギ、ジャガイモ、ナンキンに関しても、病気で収穫が半減するだけであり、アブラナ科野菜のように「全滅」ということはない。

 肥料に関しては、早く自分に適した肥料に出会うことだと思う。
 
 他人の最もいい方法(メタン菌液肥)が、当人にも最もいい方法であることは少ない。

 スーパーの野菜の価格は今後ともあまり大きな値動きはないと思う。
 
 ワンパックの生産者は、 
(1)気候が激しくなり、より作りづらくなる。
(2)害獣の被害は年々拡大する。

 とにかく、
(1)ワンパックの顧客は安定しないので、常に営業体制をとる。
(2)10年ほどを1単位として家族構成が変わるので、長く続けてもらうのは難しい。
(3)家族構成が少なくなっているので、ワンパックの量的な問題も生じやすい。
(4)月に80パック(40軒×2回)ほどを目標にする。80パックなら1人で十分にやれる。つまり週に20パック、月、水、金の出荷だと1回につき6~7軒。
(5)月に80パックとすると年間では800パック(3月、4月は野菜がほとんどない)。送料を除外して計算すると、ワンパックは2400円。800パック×2400円=192万円。この内、経費総額は年間で70万円ほど。つまり、最大限稼げたとしても192万-70万=122万。結局100万円の攻防になる。
 
 涙ぐましい努力をしても100万前後にしかならない。これで生活できないなら、他の農業形態を選択するしかない。
 
 他の農業形態はどれも、ワンパック以上に高い能力が必要になる。

 ワンパックなら、
(1)野菜の外観はあまり問題にならない。
(2)40軒ほどの顧客(個人客)なら、何とか獲得できる軒数(常時キープできる軒数)である。
(3)固定客なので信用が大切。特定野菜の農薬使用はきちんと話せば理解してもらえる。
(4)旬に忠実な野菜作りなので、冬場の3ヶ月間は農閑期ができる。

 1回の出荷につき6~7軒の出荷なら、作る量も知れている。

 自分の場合のピークは12~13年目の頃であり、その後はずっと下り坂になっている。理由は、14年め以降は顧客獲得の営業活動をほとんどしてこなかったから。
 13年目の末にそれまでのあめんぼ通信を1冊の小冊子にしてからは、書くことにエネルギーが向くようになった。

 今は個人客も業務用客もピーク時よりかなり減っている。ただ、年齢的に若くはないし、頑張っても稼ぎが知れているし、たまに出歩くくらいで質素な生活をして、最小限の顧客数が維持できれば、半農半ブログで生きたいと思う。

 農業者としての限界もある。農業は百種類の農作業をするから百姓というらしいが、その百種類の農作業の中に、苦手な分野がありすぎる。農業が好きだと思うことと、農業の能力は比例しない。「好きこそものの上手なり」という言葉があるが、向いている(好きである)だけでは越えれないハードルがある。やっぱり少しは農業に関する能力も必要。 
(1)キュウリやインゲンの支柱が負担で品種を変えたし
(2)農具がいまだに使いこなせないし
(3)あまり手早でないし
(4)他の農業者を見て能力差を感じることが多いし
(5)専門作物が持てなかったし
(6)高畝にしたり排水がうまくできない
 
 農家出身、非農家出身は、あまり関係がないと思う。非農家出身でも、3~4年でビジネスラインに乗せている人もいる。
 
 教えてくれる人はいっぱいいるのに、真似をしようにも真似ができない。ちょっとやり方を教えてもらうと理解できる人もいるが、最初から最後までつきっきりで教えてもらっても、いざ自分の田んぼでやろうとすると、身体が動いてくれなかったり、やたらと時間がかかって前に進まなかったりする。

 19年も農業をしていると、かなり自分の限界が見えてくる。1~3年目頃は毎日進歩したような気がするが、4~5年目頃から農業の進歩が遅々としている。
 
 配偶者に定期収入がなかったら、農業界からとっくに淘汰されていたと思う。言うなれば補助金付け農業と同じである。

 とにかく夢中になって農業を続けてきた。農業に生きがいや、やりがいや、喜びや、癒しを感じたから続けることができた。

 今までの農業環境はよかった。だから、能力が少なくても続けることができたが、これから当地で農業を始めるなら、「害獣の防御力」は必須になると思う。今はまだサツマイモを電柵で囲うだけでよいが、いずれ全ての田んぼを囲わないと農業ができなくなるだろう。

 今は現状を維持していければよいと思っている。

 「集落支援員制度」にしろ「緑の雇用」構想にしろ、今後の第一次産業は今まで以上に厳しい状況になるだろう。
 

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 仕分が終わると、ニンジンの葉、ダイコンの葉、キャベツの外葉、サトイモのクズ、ニンジンのくず、キクイモのくず等をトリ小屋に投げ込む。ニワトリがいると、丹精込めた野菜の、切れ端や葉も残さず食べてくれるのがうれしい。

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(今日の夕飯)
サンマ
ダイコンおろし
煮豆・・・ダイコン、ニンジン
ホウレンソウのおひたし


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Kさんの田んぼを訪問

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 イノシシの柵を作り替えたと聞いていたので、今日、見学に行かせてもらった。
 長い竹をそのまま利用して、古くなっていたトタン板をやり変えた。100メートルほど補強するのに10日間ほどかかったらしい。その他の部分は鉄柵で囲んでいる。
 竹の子を狙うので、竹薮の中も左の画像のように囲んでいる。竹薮はかなり急勾配であり、竹を切り出すのも、囲うのも不便だったと思うが、難しければ難しいほど闘志や知恵が湧いてくるらしい。
 右の画像は出入口。
 Kさんは、まことに器用な人だと思う。


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 左の画像は、タマネギのマルチの穴開けに作った農具。
 右の画像は、ユズの果汁を絞るのに考えた竹細工。ユズを竹筒に入れ、内側の竹で押すと、ユズがつぶれて、果汁が下の丼に落ちるような仕組み。

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 そのユズで作った、
(1)ユズ酢
(2)ユズのジャム
(3)ユズ味噌
(4)ユズの皮を醤油と砂糖で煮たユズの醤油煮
 ユズは種しか捨てる所がないと言われる。


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 タマネギは、今年は8千本ほど植えたと言われる。援農が10人ほどあって、1日で終わったが、植え直しが4分の1ほど出たらしい。
 Kさんのタマネギは完全無農薬、完全無化学肥料だが、病気が来ているのを見たことがない。高原地帯であり、乾燥しやすく、平野部ほど湿気ないのが原因だと言われる。
 5月末に収穫したタマネギがまだほとんど腐っていないらしい。
 なお、排水をよくするために畑はすべてゆるやかな「傾斜」をつけている(この地を開墾した時に考えてそうされたらしい)。

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 そのタマネギであるが、今年は画像のネキリムシ(ヨトウムシ)が多く、しばしば見て回って「植え継ぎ」をされているらしい。


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 現在出荷されているメインの作物は、ホウレンソウとニンジン。落ち葉でホウレンソウが隠れてしまうので、薄い毛布のようなべたがけ資材をかぶせている。
 黒マルチに最初に穴を開けてから、畝に敷き、穴に2~3粒蒔きにしている。つまり、定植ではなく直播。
 Kさんのすごい所は、この穴開きマルチをホウレンソウに3回使い、最後にタマネギに使ってから廃棄すると言われる。ボクのように1回使っただけで廃棄はしていない。何回も使う方法は収穫時にマルチをていねいに扱う必要があるし、新たに敷く時にも、穴が畝上にうまく納まるように敷く必要がある。
 普通、有機栽培というと、それほど見事な野菜にならず、栄養が不足してどちらかというと小型になりやすいと思うが、Kさんの作る野菜は市販品をしのぐ見事な外観と味のよさ。

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 肥料はもちろんメタン菌液肥だけであるが、味は「土質」にも関係すると思う。鮮やかな色をした赤土と収穫したダイコン。

 

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 そのダイコンの葉を使った「菜飯」をごちそうになった。最初にチリメンジャコを油で炒め、それに刻んだダイコンの葉を入れ、ダイコンの葉が炒まったらご飯を入れ、塩コショウで味付けすると完了。菜飯にはホウレンソウやコマツナの葉を使ってもおいしくなく、ダイコンの葉だけが合うと話される。なお、このガスはメタンガス発生装置から出たガス。

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 Kさんといえばやはり「メタンガス発生装置」。今まではタンクの周囲を堆肥で囲んで保温していたが、今年は、タンクに黒マルチを張り、その上からポリをかぶせて保温している。外気温が10度くらいでも、タンクの中は17度ほどあり、12月でもまだメタンガスが少し使えるらしい。煮炊き用と風呂の焚き付け。
  大きく見えるが、小さなコンパクトな設備である。

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 漬物にするダイコンをたくさん干していた。

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 Kさんほどの器用な人でも、草刈機の刃は画像のチップソウを使っている。1500円ほどの刃が年に2枚ほどで足りるから、いちいち刃を研ぐことを考えたらこっちを使った方がよいと言われる。

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 6箇所ほどの木にこんな渋柿をつるしていた。シジュウカラという野鳥のためにエサを用意してやるんだと言われる。

 

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 Kさんは「水」にもとても詳しい。手作りのビオトープ。簡易水道も、遠くの山から自分で引いて敷設された。
 このビオトープ(小さな池)は生物の棲みかに作ったもので、ミヤマアカガエル、アマガエル、トノサマガエル、ヒキガエル、イボガエル、小型サンショウウオ、水スマシ、ゲンゴロウ、アメンボ、タガメ、トンボのヤゴ、ドジョウ、エビ、ハエの棲みかになっているらしい。


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21才の年齢差

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 今朝は強い霜が降りたので、野菜が凍っていて、9時半が過ぎるまで収穫をスタートすることができなかった。
 
 収穫が終わり、その後の仕分が終わったのは午後2時だった。昼ご飯を食べ、納品書と送り状(あて名)を書き、在庫野菜のサツマイモ、ムラサキイモ、ヤーコンの仕分をし、箱詰め作業が終わったのは午後5時だった。それから宅急便の営業所まで持参し、近くのスーパーで買い物をして帰った。
トイレットペーパー・・・・・・・398円
ティッシュ・・・・・・・・・・・・・・348円
モーニングロール(パン)・・105円
プチロールケーキ、3個・・・300円
クリームデニッシュ(パン)・100円
薄皮粒アンパン・・・・・・・・・140円
美味納豆・・・・・・・・・・・・・・・・88円
海鮮揚げ豆腐・・・・・・・・・・238円
ウスターソース・・・・・・・・・・187円
ゴマ味ラーメン・・・・・・・・・・378円
中華ソバラーメン・・・・・・・・298円
朝げ(徳用)・・・・・・・・・・・・238円
きぬ豆腐(2個)・・・・・・・・・116円
サランラップ(2個)・・・・・・・356円
ちりめんじゃこ・・・・・・・・・・・254円
コンニャク(2個)・・・・・・・・・136円
フィリピンバナナ・・・・・・・・・188円
油アゲ・・・・・・・・・・・・・・・・・・88円
サンマ(4匹)・・・・・・・・・・・・232円

合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4188円

 全然、自給自足ができていない。健康的な買い物とは言えないかも。
 言い訳になりますが、ラーメン×2個や朝げ(徳用)は、たまにしか買わない。農家なのに・・・これが我が家の現実。でも野菜もしっかり食べて、中和、解毒、相殺しているつもり。

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 今朝の強い霜でレタスの出荷が終わった。


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 こんなに寒いのに、ダイコンサルハムシがまだ動いている。

  


 遠藤実さん死去

 作曲家の遠藤実さん死去。76才。随分と年齢が違っているような意識があったが、たった21才の違いだったのかと気づいた。
 東京生まれ。戦時中は新潟県に疎開。紡績工場勤務のあと、民家を巡って歌う「門付け」を始めた。1949年、17才の時に上京し、流しの演歌師をしながら作曲を独学した。57年に藤島恒夫が歌った「お月さん今晩わ」のヒットで世に出た。
 津軽三味線の高橋竹山も家々を巡って聞かせる人だったので、東北地方には、こんな風習があったのだろう。17才で上京して世に出るまでの8年間は貴重な下積み期間だったのだろう。
 
 自分は1953年生まれであるが、この間の21年間で、時代は激変があった。自分が生きてきた時代はすでに、世の中は安定しており、幼稚園に入学した頃からずっと、管理された教育と管理された時間の中で生活してきた。変化はほとんどなかった。自分は「学校生活」という空間が大きなストレスになっていた。学校は窮屈で、他人に歩調を合わすばかりの世界だった。
 
 それでも当時は「登校拒否」するような知恵もなかったし、学校は行かなければならないものだと思った。そんな学校嫌いなのに、一浪までして大学へ行った。勉強も何もしなかった4年間だった。就職が第一次オイルショックの翌年で、5社ほど受けたが全部落ちた。コネで就職できたが、何となく就職したような感じだった。まるでお客さんのような就職だった。
 
 だから、今時の大学生の「就活」などを新聞で読んだりすると、22才くらいでそんなに職業意識が高いのかと驚かされる。自分は就活など全くしなかった。自分の就職なのに他人の就職のような気がした。
 
 お客さんのような学校生活、お客さんのような就職、超低空飛行だった社会人生活。やっと開放されたような気持ちになったのは、農業を始めてしばらくたってからだった。
 
 遠藤実さんとはたった21才しか違わないが、この時代を生きてきた人とは、世代のずれを感じる。しかし、21才年下で現在34才の人には「同世代」と感じる。それは同じように管理された教育と管理された社会を生きてきたという共有意識があるからだと思う。
 
 「遠藤実さんの時代はよかった」、しかし「自分の時代はよくなかった」とは思わない。乱世の時代がよいか、安定した時代がよいか、2つの時代を同時に生きることはできないからわからない。ただ、平和な時代を生きていることは、とてもありがたいことだと思う。

 時代は、遠藤実さんと自分との間で、天地がひっくり返るほどの変転があった。しかし、当時の人と共有している風景もある。
 黒い役牛が1頭・・・牛耕
 ニワトリ20~30羽・・・つぶして(絞めて)食べる
 
 田植え・・・手植え
 田植え時のおたまじゃくしやカエル
 稲刈り・・・手刈り
 はざかけ
 脱穀・・・脱穀機
 ムシロの上で天日乾燥

 葉タバコの温床作り
 人糞はよい肥料として使われていた

 クド(カマド)でご飯炊きや煮炊き
 小学校低学年の時、プロパンガスが我が家に入った

 マツタケやシメジ引き
 川魚釣りや川魚取り
 田植え時に上ってくるウナギを仕掛ける竹筒

 池での水泳・・・小学校時代

 冬の焚き火
 焚き火の後の芋焼き

 冬山での下刈り ・・・クドや風呂焚きに使う
 冬山での飯ごう炊飯

 12才の頃までのこんな記憶が頭の片隅に残っている。
 今の農業に役立っているかどうかはわからない。

 学校や職場で「管理された社会」を生きてきたという共有意識は21才年下の人たちと共にあるが、農の原風景があるという共有意識は21才年上の人たちと共にある。

 一つだけはっきりしていることは、あと21年で76才になるという現実。


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緑のニューディール政策

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 午後4時15分の田んぼ


 今日の朝日新聞に、民主党の案で「緑の雇用」構想が出ていた。それによると、エネルギー転換や農林漁業再生により、250万人の新たな雇用創出をめざすとあった。

 オバマ次期大統領も訴えて話題になった「グリーン・ニューディール(緑の内需)」構想の日本版である。

 これ、いいと思う。

 1929年に始まった世界恐慌では、ニューディール政策が経済を復活させ、

 2008年に始まった世界恐慌では、緑のニューディール政策が経済のあり方を変える。

 公共事業を中心にした財政支出で経済を復興させるというやり方は、過去の方法であり、国の借金だけが増える。

 二酸化炭素の削減、自然エネルギーへの変更により、経済の有り方を変える必要があると思う。

 ただ、「緑の雇用」構想は、総務省が進めている「集落支援員制度」と同じようなものだろう。

 雇用事業という考え方ではなく、田舎移住支援事業という考え方がいいと思う。

 その後「田舎暮らし術」のような講習を数ヶ月受けて、自給自足型の農業を始めてもらう。

 森林の枝打ちとか植林、田舎の道作りとかの「雇用事業」ではなく、とにかく田舎にとどまって、小規模な農業をしながら、自給自足的な生活がまわっていくような「緑に携わる支援金(補助金)」でいいと思う。

 「緑の雇用事業」で、ロストジェネレーションの世代(30代)に最大限のバっクアップをする必要がある。

 戦時中の疎開よりも、もっと大がかりな、日本版、2010年民族大移動こそが、経済のあり方を変える原動力になる。

 
 もう一つ民主党が提案している「戸別所得補償制度」は、誰に対して、どれくらいという極めて難しい問題がある。

 現在の政権では、認定農業者、集落営農法人、企業営農法人に、支援(補助金)を集中させようとしている。

 ニワトリでいえば、1万羽以上飼っている人だけ支援しようというのと同じである。

 ニワトリに関しては、そんな飼い方はリスクが大きすぎる。
(1)鳥インフルエンザが発生すれば、全羽処分される。
(2)だから余計に、各種抗生物質や防虫剤の多用になる。
(3)飼料が高騰した時、羽数が多いほど影響を受ける。
(4)飼い方に対する家畜虐待が問題になってきている。
(5)こういう飼い方では癒しも喜びもない。採算のみ。

 要するに、10%に満たない認定農業者(法人)や大規模養鶏家だけに支援するか、その他大勢にも支援を広げるかという問題は、国民世論がどうかによる。

 確かに、「自給率」に影響を及ぼすのは、大規模農業者である。
 
 しかし、
(1)大規模系の人たちに生物多様性が守れるか
(2)里山の景観を保持できるか
(3)農地やため池等の国土保全ができるか

 第一次産業をビジネスの視点だけで捉えていいか

 第一産業を癒しや喜びと考える、残り9割の人たちの存在意義をどう考えるか。

 日本の農業を支えていくのは、残り9割の人たちだと思う。

 生物多様性や里山の景観を保持しているのは、自給自足型(家庭菜園型)の農業者たちである。
 
 日本での大規模農業は反環境的(反自然的)と思う。

 1929年から始まった世界恐慌がニューディール政策で復興できたのなら、2008年から始まった世界恐慌は、緑のニューディール政策こそが、経済のあり方や生活を変え、地球温暖化を考えるターニングポイントになる。

 生き方を変え

 環境を考え

 公共事業というハコモノに財政支出をして、将来世代に今以上の借金を背負わすことのないようにするには

 次の選挙で「チェンジ」する必要がある。


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世代間格差

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  こんな時期になって普通は肥料を使わないが、ネギが肥切れしているような気がして、少し液肥を施した。


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 すでに籾殻をふっているが、その上に稲ワラを置いた。左の画像はサトイモとヤーコン、真ん中はレモングラス、右はルバーブ。

  

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 キャベツはしっかり蒔いてきた。ハクサイもいい部分だけ出荷している。

 

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 スナップエンドウ、密に蒔いているので、1回はまびく。ヒヨドリがくるので、1月中下旬には、ごく薄い毛布のような資材をかぶせて防御する。

 
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 ソラマメは10月20日に蒔いて11月中旬に定植したが、蒔くのがちょっと早く、定植苗が大きすぎた。来年は3~4日ほど遅らそうと思う。



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 チマサンチュというレタス。霜で少し傷み始めたが、収穫を始めてもうじき2ヶ月がくる。

 

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 一羽のニワトリが元気がない。



農閑期の農作業
 

 この時期になるともう、とりたてて急ぎの農作業はない。午前中は新聞を読んだりして過ごした。ただ、1日、机についていると、頭は痛くなるし、目も痛くなるので、昼からは田んぼに出る。3月上旬頃までの農閑期は、出荷のない日は理想的な半農半Xの日々が送れる。
 それでも、冬の間にしておきたい農作業はたくさんある。
(1)葉タバコ跡地の山の草刈、果樹地の草刈
(2)田んぼの周囲の細い水路の泥上げ
(3)稲ワラをもう少しもらって保存しておく
(4)鶏小屋の鶏糞を果樹の根元に「寒肥え」として施す
(5)キーウイや柿、梅の剪定
(6)春夏野菜で使った黒マルチを片付ける
(7)来春の作付をイメージしながら、田んぼを片付ける
(8)ローズマリー等、多年草の周囲の草取り
(9)シイタケの原木を10本ほど更新
(10)年が明けたら籾殻を軽四に5杯ほどもらう
(11)2月末頃までの温暖な日にクン炭を作る
(12)2月末頃までにエンドウ類の支柱を立てる



飼料高で生活崩壊

 1枚の衝撃的な写真が長く記憶の片隅に残ることがある。半年ほどまえの農業新聞に載った写真とその記事についてである。
『・・・25年前、同じ採卵鶏農家だった父と兄の力を借りて、今の鶏舎を建てた。柱の1本1本に、希望に満ちていた当時の思い出がよみがえる。東京に出ていた息子が家に帰ってきた時は、どんなにうれしかったことかー。
 養鶏仲間は「もう少し我慢しよう」と引き止めた。廃業を決断したのは昨年暮れ。連れ添った妻の目に涙がにじむ。「お父さん、もう疲れ切っちゃったんだよね」
 今、家から車で1時間ほどかかる牧場に住み込みで働く。「土地も屋敷もなくなる。来年の今ごろは、どこで暮らしているだろうか」。飼料高騰が生活を奪った。』
 



世代間格差
 

 厚生労働省のモデルでは、05年の時点で70才は生涯を通じて自身で払った保険料の8.3倍の年金を受け取れるが、20才、30才、40才なら2倍台という。

 私は、年金だけでなく、医療や社会資本整備、教育など政府の行政サービスによる受益額と、納税などの負担額を05年時点で試算した。65才の残りの人生での負担は約1500万円で受益は約3100万円。差し引き約1600万円の受益超だ。これに対し、20才は負担が4500万円で受益は約2600万円。約1900万円の負担超となる。さらに06年以降に誕生の世代は約9800万円もの負担超だ。内閣府の試算でも、祖父母と孫の世代の負担格差は1億円近い。

 将来世代に配慮して国債発行を制限する「ゴールデンルール」で知られる英国は、財政状況を予測したうえで世代間の受益と負担の関係を公表し、政府債務の膨張を防いでいる。

 日本では巨額の政府債務残高からも分かるように、公債で財政を賄おうという政治的意思決定をしがちだ。将来につけを残す政治手法によって、将来世代の税金の使い道を勝手に決めてしまっている。
(朝日新聞11月29日、秋田大准教授 島澤 諭)



自治体の裏金

 外部監査による徹底調査を行うことだ。今回、指摘を受けた自治体が行ったような内輪での調査ではなく、透明化することが大切だ。自治体となれあうような人ではない会計士や弁護士を選び、権限とスタッフをつける。
 さらに現行の監査事務局の制度の見直しが必要だ。いまのように監査委員事務局の職員が数年たてば元の部局に戻るのでは、しがらみの中できちんとした監査はできない。そこで事務局を分離し、専門の職員を育てる。委員も名誉職化している議員の委員をなくし有能な人材を外に求める。(朝日新聞12月4日、弁護士 新海 聡)
 
 JAの監査も同じことが言えると思う。外部の公認会計士の監査がなされるべきだと思う。


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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・シイタケ、アゲ
ブロッコリーの湯通し



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青年海外協力隊ならぬ「青年集落協力隊」

私たちには、ゆずれない一線があります。
WTO農業交渉に、緊急提言。

 半ページの大きな広告が12月5日の農業新聞に載っていた。しかし11月28日の農業新聞には、「途上国は、非農産品交渉と農業交渉を結び付けてとらえている。先進国が非農産品分野で強硬に市場開放を求めれば、途上国は先進国に農業保護の削減を求めるという構図。工業大国で、農業という守りの分野も抱える日本は、難しいかじ取りが求められている。」という記事が載っていた。

 結局、厳しい妥結になっても、政府からより多くの農業補助金を引き出すという形で収束するだろう。

 重要品目の数で、全品目の8%を主張するのは日本だけ。主要国は「全品目の原則4%、最大6%で固まりつつある。6%なら輸入枠を国内消費量の5~6%拡大するとの厳しい案が浮上。日本のミニマムアクセス(最低輸入機会=MA)米が現行の77万トンから120万トン以上に増える水準だ。(11月28日農業新聞)



地域発 農のデザイン(京都)

 京都府が仲介役となり、過疎、高齢化する集落と大学や企業、民間非営利団体(NPO)などが手を結ぶ「ふるさと共援活動」が各地で始まっている。自力再生が困難な集落が、不足する人材や労力、アイデアを提供してもらい、グリーンツーリズムや農産物のブランド化、定住促進などを実現する試みだ。地域振興の新たな手法となるのか、現場の取り組みを探った・・・。(農業新聞12月5日)

過疎になる原因は、
(1)働く場がない。
(2)50年前と異なり、自給自足ができなくなっている。
(3)家庭菜園でさえ、害獣防御のために多大なエネルギーがいる。
(4)田舎で住むにも大都会と同じくらいカネがかかる。車は必需品だし、ライフラインは全国ほとんど同一であるし、田舎へいけばいくほど物価が高い。

 結局、田舎をエンジョイできるのは、カネ持ちだけ。



市町村合併
 

 
市町村合併してできた新しい「市」が、どこと、どこと、どこが合併して「どういう市」になったか、なかなか覚えれない。頭の中にあった岡山県地図が市町村合併でずたずたに切り裂かれた。
 合併するまでは身近に感じていた町役場が、合併して「市」になると、急に遠く感じられるようになった。
 この上「道州制」になったら、どうなるだろう。合併すればするほど政治が分かりづらくなってしまう。そしてますます中央集権化する。



青年集落協力隊

 農地貸借の要件を大幅緩和して、一般企業やJAやNPO法人が農業参入しやすくなるが、JAが農業に参入するとどういう形になるのだろうか。
 今までならJAを通しておりていた補助金が、直接JAにおりる場合も出てくるだろう。
 
 農業分野におりる莫大な補助金が、一部の認定農業者や農業法人だけにまわるなら、この国の農業はなんら進展しない。底辺の自給自足農家(家庭菜園)を奨励する施策が必要である。12月3日の朝日新聞に載っていた和歌山県那智勝浦町色川(リンク参照)の原和夫さんが「青年集落協力隊」という言葉を発せられていた。

 私の視点(原和夫) 「青年集落協力隊」で支援を
 

『・・・「待った」のきかない集落がいま切実に求めているのは、真正面から集落の「これまで」を見つめ、定住して大切なものをしっかり受け継いでいく体力、吸収力、時間を持っている若者たちなのだ・・・。
  総務省の「集落支援員制度」が始まるという。行政経験者らが集落の巡回などをして地域活性化に寄与していく画期的な事業だが、外部からサポートするという色合いが気になる。いまは内部から動かすエネルギーが求められている。思い切って、住民と同じ目線で暮らす若者を支援員にしてはどうか。青年海外協力隊ならぬ「青年集落協力隊」として若者が地域をつないでいけば、何と素晴らしいことだろう。きっかけさえつくれば若者はうねりのように集落に向かう。そんな予感がする』

 
 青年集落協力隊員1人に年間60万円の支援金が5年間でれば、集落が維持される可能性がある。その5年間に集落で生きていくための「田舎暮らし術」を身につけるかもしれない。こんな支援制度を利用して、ロストジェネレーション世代が過疎の山村に大移住を開始するなら、本人にとっても集落にとっても画期的な集落再生(人生再生)事業になるだろう。
 2兆円の定額給付金を「青年集落協力隊員募集」にまわしてほしい。



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(今日の夕飯)
肉ジャガ・・・ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、豚肉
ホウレンソウのおひたし
ダイコンおろし

 

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農地借用 原則自由化へ

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  明日が雨の予報なので、今日、麦を蒔いた。管理機で耕し、管理機のツメを畝立て用と交換し、120センチ幅の畝立てをして、2条に蒔いた。今日蒔いたのはビール麦3キロほど。先日と合わせ、合計で4アール半ほど蒔いた。ちょっと多かったかも知れない。

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 麦は冬の風物詩になる。目的が敷き藁用だけでなく、ニワトリのエサ用と二兎を追うので、作りがいがある。冬の間に1回、畝間にメタン菌液肥を施す予定である。
 

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 今日のニワトリ。ニンジンの葉とダイコンの葉を持って入ったが、1羽のニワトリが無反応。元気になって復帰したと思ったが、やっぱり元気がない。

 
  
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 近所の人が声かけしてくれたので、稲ワラをもらいに行った。防霜用に籾殻をかけているが、その籾殻の上に稲ワラを置いて二重に防霜する。
 稲ワラを置いた作物は、サトイモ、ヤーコン、ハーブのレモングラス、レモンバーベナ、ステビア、ルバーブ。



農地借用、原則自由化へ


 農林水産省は3日、農地の借用を原則自由化し、企業の直接参入を促すことなどを柱にした農地制度改革の方針を発表した。耕作者が農地を保有するべきだとする「自作農主義」をうたった52年制定の農地法を改正し、農地の所有と利用の分離を明確にすることを目指す。農地法などの関連法改正案を来年の通常国会に提出する方針だ。
 農業法人の設立の基準も、企業の出資比率については上限が1社10%以下にするなどの制限があるが、これを緩和する方針を打ち出した。(朝日新聞12月4日)
 
 今回の改正案では、一般企業、JA、特定非営利活動法人(NPO法人)などの農業参入を促すことになる。
 
 これは時代の流れなのかなと思う。多くの個人農業が成り立たなくなり、耕作放棄地が激増している状態では、こうするより仕方がなかったのだろう。

 個人農業ではなかなか自分の「人件費」を稼ぎ出せない。しかし、法人となると、人件費をきちんと計上する必要がある。きちんと人件費を計上しても黒字が出るような経営ができるなら、すばらしいことだと思う。ただ、ヤマ場を迎えるWT0交渉では、日本にとっては一段と厳しいものになりそうである。
 
 日本の場合、非農産品のこともあるので、農産物では譲歩を迫られて、結局受け入れざるをえないだろう。



JAの公認会計士監査見送りについて
 
 去年の12月の農業新聞では、政府の規制改革会議がまとめたJAの公認会計士監査の導入をめぐる記事が多かった。結局、農水省の合意が得られず、公認会計士監査の導入は見送りになった。

 JA全国監査機構が監査するのであれば、JAの身内が監査するようで、客観性が欠けると思う。監査の独立性や透明性を確保するには「外部」の公認会計士監査が必要と思う。こういう点から改革していく必要があると思う。

 たくさんの補助金がおりる窓口になるわけだから、これらの使途の明瞭性も求められる。

 現在、農業補助金は、認定農業者や特定の農業法人に支援が集中されようとしている。一般の小規模農家は、ほとんど恩恵を受けることはない。確かに出回っている野菜や果樹や米の大半は、そういう人たちが生産した農作物であり、資材の高騰、肥料の高騰、飼料の高騰に対する影響はほとんどその人たちだから、あらゆる農業支援がその人たちに集中するのは当然かも知れない。しかし、そういう人(法人)たちは、全農業者のうちの1割にも満たないのではなかろうか。家庭菜園やその他の小規模農業者が残りの9割ほどになると思う。そして、JAの目が向いているのは、たった1割の特定の農業者の方だけと思う。
 
 ニワトリにおける10万~50万羽養鶏のように、少数の認定農業者(法人)だけで日本農業が維持できるのであれば、その方向で進んだらよいと思うが、そうはならなかったから、今、いろんな問題が噴出しているわけである。つまり、日本の大規模農家は、肥料、飼料、燃料の大半を海外に依存した農業である。そして大規模農家は、農業景観や環境保全にはそれほど貢献していないと思う。化学肥料や農薬、除草剤の多投になっているのではなかろうか。
 
 日本農業を根底から変える道は、小規模な家庭菜園型農家をもっともっと増やす努力である。これができて初めて、
地域保全
環境保全
水系保全
景観保全
国土保全
が可能になる。その家庭菜園型でも、親から子、子から孫への「菜園技術の継承」が寸断されようとしている。企業の「2007年問題」と同じ問題が家庭菜園でも生じている。企業は解決できたようであるが、家庭菜園は伝承が途絶えようとしている。
 
 地球温暖化等の環境異変には、少数の大規模農家では対応できず、数多くの小規模農家の百花繚乱が必要である。
 
 「家庭菜園型小規模農家の大規模な育成 」こそJAの使命ではなかろうか。それは「儲け」にはつながらないかもしれない。しかしこれこそ「農業協同組合」たるゆえんではなかろうか。

    
       
 
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(今日の夕飯)
うどん・・・・・・・・・・・・・わかめ、シュンギク
ハクサイの煮物・・・・・豚肉
キャベツの炒め物・・・豚肉


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国の公共事業費

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 まだ晩秋 
 

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 夏場の渇水にもめげず、今年もハッサクがたくさん生った。柑橘類はカラスが狙わないのが大きな利点。低収入で、次の代へ何も残せそうにないが、ハッサクの木は残せる。農家が残せる物はこういう物。
 現在のままの風景を次の代へ残したい。

  
  
 

 ブログはアマチュアにも発表の場を与えてくれる。ブログができる前はプロにしか発表の場がなかった。
 プロは元アマチュア。誰でも、対象を絞れば、プロに近づける分野があると思う。
 
 ブログの更新のために必要なものを%で分類すると、
(1)パソコンの初歩的な使い方・・・・・・・・・・・・・・・・・1%
(2)FC2ブログ(その他各社)の使い方・・・・・・・・・・3%
(3)キーボードがある程度早打ちできる・・・・・・・・・ 5%
(4)デジカメの使い方とパソコンへの取り込み方・・ 1%
(5)自身のネタ、発表したい意欲・・・・・・・・・・・・・ 90%

 年令が高くなればなるほど、どうしても思考が「内向き」になりやすい。しかしブログは、自分の気持ちを「外へ外へ」と向けてくれる。



 朝日新聞の「声」に出ていた投稿記事に、
『私は現在、大学4年。普通ならば内定を得て、卒業論文に明け暮れているはずだ。しかし、私は母の手術と介助で、就職活動の時期を逃してしまった。そして秋から就職活動を始めて感じたことが二つある。
 一つは、就活学生の目が虚ろだ、ということ。景気後退、内定取り消しが起こる中での就活は、焦りと不安で大変な心労につながっている。
 二つ目は、新卒で採用されなければ人生が終わる、という風潮。再チャレンジできる労働環境は整っておらず、就職氷河期再来がうわさされている。複数の内定を得る者もいれば全く得られない者もいる。何ゆえの格差? 社会に新たな無力感を生んでいる。
 これから社会に出る人間が醜活・醜職・醜社と、仕事に就くことを醜いと感じ始めたら、この国はどうなるのだろう。私は、将来が恐ろしい。


 ・・・ほんとにおかしな世の中だと思う。自分もずっと社会の底辺を歩いてきて、結局、30代になっても企業組織というレールに乗れず、レールに乗るのをあきらめて、自営業(農業)を始めてから、やっと自分自身を取り戻すことができた。しかし今のご時世では、自営業への道もほとんど閉ざされて見える。
 自分の場合は元々農家であり、自分と入れ替わりに配偶者が定職についたという恵まれた状況で農業をスタートした。しかし農業の継続は甘くなかった。20数年前、農業をするために県外から岡山に来られた同世代の有機農業仲間6人のうち、すでに4人がリタイアし、2人しか残っていない。

 

島根県邑南町がハーブの研修生(独身女性)を募集

 現在研修中の15期生を含め、これまで106人が研修。このうち16人が町内で結婚し、就農者を含め22人が町内に定住した。
 全国に先駆けて取り組んだ定住促進事業の成果があった。ハーブを使った商品開発や癒しのエリアとして、香木の森公園をさらに充実させたい。
 現在、来期の研修生を募集中。香木の森園芸福祉コース4人、農業コース2人で、応募の動機を書いた作文と普通自動車運転免許が必要。年令はおおむね22~35才。期間は09年4月から1年間。滞在費として月13万円が支給される。
 応募・申し込みは12月24日までに同町定住企画課。
☎0855-95-1117
(農業新聞12月3日)

 この数字で見ると、研修生の2割が当地に留まっていることになる。この数値は高いと思う。
 今は多くの県で新規就農研修生事業があるが、その後の定着率等の情報公開は最低限必要なことだと思う。



佐渡島

 佐渡島では今、トキのための環境保護運動が盛り上がっている。トキが縦横無尽に大空を舞っていた江戸時代には、佐渡島の人はどんな暮らしをしていたのだろう。海の幸、里の幸、山の幸の恵みを頂きながら、欲張らず、取り過ぎず、生きるための最小限の物を手にいれながら、自給自足的な生活をしていたのだろう。それが現在では、生活のために故郷の佐渡を追われ、就職先を求めて都会へ出て行かざるをえない人も多い。
 
 定年まで企業に奴隷奉公して文化的な生活を維持するのが幸せか、食うや食わずであろうとも、何とか自給自足的な生活が維持できた江戸時代とどちらが幸せだろうか。
 企業組織のレールを踏み外して一歩外へ歩き始めたために、ホームレス状態になることもある。過酷な現代社会を生き抜く知恵はまだ提示されていない。



国の公共事業と、個人の家の改修事業 

 国の公共事業費は、個人の家でみれば、部屋や台所やトイレの改修工事のようなもの。収入が減っている時に、そんな改修工事をするだろうか。自分だったらしない。しないというよりもできない。借金してすればいいと考える人がいるかも知れないが、借金を返す自信がない。だからこんな場合、部屋に少々「がた」がきていても、先送り、先送りする。そして、ひたすら「生活圏の小さい生活」を心がける。そんな小さな生活になっても、他人と比較せず、自然の中で暮らしておれば、自分の宇宙が広がっていく。

 国家も同じことが言える。景気が悪いときは、支出が大きくなりがちな公共事業等は極力、控えるべきである。収入が増える(景気が回復する)見通しが立たないときに、部屋の改修(国の公共事業)をすれば、借金が増えるだけである。自分が払えなかったら、子供に払ってもらうというのが「国債の発行」である。見通しが甘すぎる。個人なら借金などして、直近の生活に関係ないもの(部屋の改修)に投資することなどできない。
 よりシンプルに、つつましい生活をしながら、来るべき時期を待つという生活態度が必要と思う。
 国家なら、最低限のソフト事業(介護や福祉)だけに支出し、公共事業などのハード事業(ハコモノ)には決して支出しないことが必要である。

 子孫に美田を残す必要はないが、子孫に借金を残してはいけない。肝心のことがこの国は守れない。


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(今日の夕飯)
ハクサイの煮物・・・アツアゲ
サワラの煮物・・・ダイコン
ダイコンおろし

 

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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