FC2ブログ

あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

埋設農薬なお2083トン

0809050044.jpg 

 今年は3年ぶりに柿が豊作だと思ったが、ここにきて害虫被害により、ぼてぼてと落下している。あまりに鈴なりだったから、少しは落ちた方が台風が来た時に柿の木のためによいと思ったが、ちょっと落ちすぎ。カラスが毎日のように食べに来るので、カラスに食われるくらいなら、ニワトリにあげようと思い、虫食いの柿をちぎった。
 収穫まで後2ヶ月。


0809050040.jpg

 レタスの発芽が悪く蒔き直したが、2回目も発芽がよくない。しかし、1回目と2回目を合わせたら40本くらいは定植できそうである。1回収穫したら終わりではなく、摘み取り系のレタスだから40本あればよい。


0809050037.jpg

 4回目の地這いキュウリ。今年は4回とも地這い作りにした。花が咲いたので、後1週間ほどで収穫が始まる。


0809050038.jpg

 ニンジンの畝の下をモグラが走って困る。今日の農業新聞にモグラ捕り名人の話が載っていた。就農してまだ3年のRさんだが、今夏は50匹をすでに捕獲。
 ・・・すごい才能。自分の場合はモグラになすがままにされているのに。
 
  

 0809050027.jpg

今日のニワトリ。最近は夕方に少し「ヌカ」をばらまいている。



 農業は国の土台である。農業という土台があって始めて工業や商業が成り立つが、工業製品や商業活動の方がより難しそうに見えるために、農業が蔑視される。そして、工業や商業の職業に従事した方が、収入的にははるかに多いので、そこで稼いだカネで、農作物を買うという選択をした方が、生活の上では得をする。
 
 そして農業は、手に職をつけるとか、技術を磨くとか、高度な専門知識を身につけるという職業でもない。

 だから、近代産業の発達とともに農業は志ある人からは省みられなくなり、やがて先進諸国では、お年寄りや女性が主体となってする仕事になった。その行き着いた状態が現代である。
 
 生活がより便利で豊かになる工業や商業が大切で、農業は片隅に追いやられ、高度成長の名の下に、工業や商業が優先されてきた。
 
 工業や商業で儲けたカネでいくらでも、海外の安い農産物を輸入できたのが20世紀である。しかし、21世紀に入り、後進国も産業が発展して、農業に従事する人口が徐々に減り、環境も悪化し、化石資源も各国の輸入競争が激化してきた。こんな中で、飼料の高騰、燃料の高騰、肥料の高騰という事態が発生し、やっと農業に目が向けられ始めたのである。
 
 工業や商業で成功したこの国は、農業も工業や商業の手法で立ち直らせれば簡単だと考えた。
 
 でも農業は、工業や商業とはちょっと違う構造である。手っ取り早く軌道修正することも、工業や商業のようなラインに乗せることもできない。
 
 農業の特徴を列挙すれば、工業や商業のように貨幣だけに置き換えて計算できないという特筆すべき特徴がある。
(1)仕事が内包する癒しの価値
(2)仕事から疎外感を生じない価値
(3)風景を豊かにする価値
(4)自然災害を抑える価値
(5)他の動物や昆虫の生存環境を整える価値
(6)時間の概念は500年前も1000年前もいっしょ
(7)効率や採算というのが商工業の概念
(8)労働からの疎外でなく、労働による癒しが農業の概念
(9)自然を遮断するのが工業や商業
(10)自然の懐に抱かれているのが農業
 
 このように、農業と工業や商業は対立する価値観が多い。



埋設農薬なお2083トン

 今日の朝日新聞に見過ごせない記事が載っていた。

『70年代に国の指導で地下に埋められた有害農薬の最終処理が頓挫している。
 国は国際条約を批准して来春までに処理を終える計画だったが、財政難から10道県で2083トンが地下に眠ったまま。
 地震で地中に漏れ出る危険もある。国は「税源は移譲した」との立場で,解決のめどが立っていない。』

 有害農薬が地下に埋設されることになったのは1971年、旧農林省が農作物に残留して体内に蓄積して健康被害を引き起こすとして、アルドリン、エンドリン、ディルドリン、BHC、DDTの5種類の有機塩素系農薬の使用を禁止。最終的には無害化処理が必要だが、当時は高温焼却などの技術はなかったため、地下に埋めるよう都道府県に指導した。30道県が計4660トンを、プラスチックのコンテナに入れた上で、県有地や農薬メーカーの敷地などの地下にコンクリートの箱に密閉するなどして埋めた。

 岡山県は埋設箇所は1箇所だが、埋設数量は北海道に次いで多い455トンで全国2番目。処理計画は無し。

 
 朝日新聞は時々、はっとするような記事を載せてくる。しかし自分でよく覚えておかないと、何回も載ることはない。今日はもう一つ、社説で「沖縄密約、政府は文書を公開せよ」の記事があった。
 
 朝日新聞は多少は「反権力」の姿勢を貫いてくれているようである。山陽新聞は逆に政権よりの姿勢が顕著。
 毎日、比較して読み続けていれば自然に見えてくる。

 
 農薬は後々になって、使用禁止になる場合が多い。

 小学校の行き帰り、梅雨の頃には、おびただしい量の魚がぷかぷか浮いて死に、川面を埋め尽くしていた。それは川中の魚が死んだかと思えるような光景だった。田植えの後に「きつい農薬」が使われ、梅雨の雨と共に川に流れ込み、魚が死んだのだった。子供でも、魚が死んだ理由くらいはわかる。目をそむけたくなるような光景だった。それはわが集落の中を通る川。

 父母は葉タバコと稲作で、当時のきつい農薬を浴びるほど身体に受けたかも知れない。因果関係は知る由もないが、母は血液のガン、父は肝臓ガンだった。

 あなたの一票が、農業ルポライターへの
道を開いてくれます→
ranking
 


スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。