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あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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90%の安全性を追求

農業を始めた時、農薬や化学肥料はあまり使わないようにしようと思ったが、「パーフェクトに」とは思わなかった。

パーフェクトという方法はあまり好きではない。

それをやると、いつか、どこかに無理が生じると思う。

野菜だけパーフェクトにしても意味がない。

たとえば、ちょっと農薬を使う・・・ちょっと化学肥料を使う・・・

それだけで、随分生産性が上がり、リスクが下がり、身体的にも楽になるなら、少しは使った方がいいと思う。

つまり、減農薬、減化学肥料ということになるが、

こうすると基準設定が難しい。

いったい、どれだけ使うと減農薬で、どれだけ使うと減化学肥料かと言う問題が生じる。

だから、完全無農薬、完全無化学肥料の方がわかりやすいと言うことになる。


それでは、化学肥料を使わず、鶏糞や牛糞等の有機質肥料を使った野菜が安全だろうか。

鶏糞や牛糞の飼料のほとんどは輸入品であり、鶏舎や牛舎には、しばしば各種抗菌剤や消毒剤が使われるので、それらの残留が多いに考えられる。

飼い方がよくわかっている鶏糞や牛糞ならともかく、素性のわからない鶏糞や牛糞は使わない方がいいと思う。

ナタネカスは安全か。それは遺伝子組換え作物の可能性が高い。

いろいろ考えると、完全に安全な肥料の原料となるものはない。 

その他、水の問題、慣行農法の田んぼとの距離の問題もある。



家庭菜園だったら、減農薬、減化学肥料で作っている人の方が多いと思われますか。

現実はそれと逆である。

当地の家庭菜園の人は、自分から見ると「怖い」くらい、農薬を使っている。農薬の他に除草剤も大半の家庭菜園で使っている。

農薬も除草剤も使っていない人は、たった1人しか知らない。

それくらい少数派である。

肥料に関しても主体は化学肥料である。家庭菜園をされている人はすでに70才を越えている人が多く、有機質肥料に比べて、化学肥料の取り扱いは軽くて楽なことも一因だろう。

この世代の人が農薬や化学肥料、除草剤を多く使うのは、一昔前、化学肥料を使った野菜は、それまでの人糞を使った野菜に比べて「清浄野菜」として大いに奨励されたのではないかと思う。

そして、それまで草や虫、病気に困っていた人は、除草剤や農薬という便利な化学薬品に飛びついたのだろう。

自分の場合、除草剤を使うのは、家の屋敷まわりの草だけであり、田んぼでは一切使ったことはない。

化学肥料は6月に2袋買ったが、少し使っただけで、ほとんど残っている。来年は買う必要はないだろう。

農薬は秋のアブラナ科野菜に、定植、種蒔き時に1回使っただけである。

「90%の安全性を追求」、これが結局、最も継続的な農法であり、多くの農業者に受け入れられると思う。

 

今、旬の人、作家の帚木蓬生(ははきぎほうせい)さん。

しばしば広告に出ている「インターセックス」の著者である。
今日の朝日新聞の文化欄にその経歴が載っていた。

1947年、福岡県生まれ 
東大文学部卒 卒業後テレビ局に就職、
テレビ局を2年で退職し、九州大医学部へ

著書に、
「エンブリオ」・・・この続編がインターセックス

「アフリカの蹄」・・・アパルトヘイトと向き合う医師を描く
「閉鎖病棟」・・・精神科病院を舞台にした人間ドラマ
「三たびの海峡」・・・挑戦人の強制連行がテーマ
「逃亡」・・・日本人憲兵の罪を考えさせる

帚木作品の主人公たちは、何かと闘っている。それ自体が告発の書。既存の価値観や偏見と闘う人に光をあてる。(書評)

小林多喜二が読まれているのは現代作家の怠慢。読んだ人の人生が変わるくらいの小説を書かないと、作家の存在意義はない。(帚木さんの言葉)

最もいけないことは「無関心」、次に「無知」と話す。

この作家の名前は難しすぎて読めなかったのに、今日覚えた。まだ一冊も読んでいない。



「ハコモノ」群 ツケ

岡山県の財政危機による財政構造改革プラン(素案)で、廃止とされた主な県施設に、当地の「美しい森」があった。

この美しい森は1996年~2001年にかけて、県下10ヶ所に、合計29億円(1ヶ所あたり約3億円)をかけて整備された。

当地の「美しい森」には、キャンプ場、ログハウス、ビジターセンター等がある。

できてから10年も経たずに廃止案が出るとは・・・

確か、竹下登が首相の時に1億円ふるさと創生事業で、全国にばらまかれたと聞いている。

なぜ県下10ヶ所の内の一つに、当地の池の東側一帯の山が選ばれたか知らないが、牧場跡地で、長らく荒れ放題になっていた場所である。

こんな所に「美しい森」を整備しても、リピーター客はほとんどいないだろうと思った。

何のためにそんなものが整備されるのか理由がわからなかった。土建業者の儲けとしか考えれなかった。

春、夏、秋の土曜、日曜には多少の利用客もあるが、平日や冬季の訪問者はほとんどいない。

こんなどうでもいいようなものが今から10年ほど前に次々にできている。これらの「ハコモノ」が現在の県の財政を圧迫している。

改革プランで廃止とされた主な県施設
(①開設年 ②所在 ③建設費 ④概要)

 ノースビレッジ・サウスビレッジ 97年 160億円 農業体験型観光施設

水島サロン 96年 倉敷市 36億円 プール、サウナ等

美しい森 96~01年 県下10ヶ所 29億円 キャンプ場等

南部健康づくりセンター 97年 岡山市 63億円 ジム、プール等

岡山テルサ 98年 早島町 64億円 ジム、音楽ホール、宿泊室等

グリーンヒルズ津山 98年 津山市 84億円 野外ステージ等

(以上、朝日新聞 10月6日 


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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