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あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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八塔寺ふるさと村 (2)

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 昨日訪問した八塔寺では、展示室に古い農具等が置いてあった。画像は「くど」。「かまど」ともいう。
 銀色のは「ハガマ」と言い、ご飯を炊いていた。47年ほど前までは、我が家にも「くど」があった。
 ここの「くど」は土でできているが、我が家のは外にタイルが張ってあった。
 「くど」にのせてあるのは「どびん」といって、お茶を沸かしていた。

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 左のは餅をつく「木うす」。「木うす」の右上にある箱型のものは、餅米を蒸す木箱。
 右にある「機織」は自分の記憶には残っていない。

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 なつかしいコタツ。祖父が使っていた。布団の中に入れるので「火事」になりそうな気がするが、炭火の上を灰で覆っているので、炭火があまり「おごらず」、火事になったりはしない。

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 「嫁入りたんす」と「こうり?」。大事な服を入れていたのだと思う。

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 左のは「ミノ」つまり雨合羽。背中にかけていた。
右の画像の左隅にあるのは、山の下刈りを背負う農具。これに下刈りを4段ほど乗せて背中におうていた。

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 右の大きな二つの農具は何に使ったのか知らないが、左隅の小さな農具は稲苗が活着したら稲苗と稲苗の間を動かせて、草を生えなくする農具。

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 土壁の明かり取り。トイレや台所の一部の土壁を塗らずに残す。

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 いろり。我が家はボクが生まれる2年前(昭和26年)に新築しているが、囲炉裏はすでになかった。くど(かまど)はあった。

   

 土曜日の夕方には柿がまだ50個ほどなっていたのに、今朝はもう1個も残っていなかった。昨日、残りの柿を全部カラスに食べられたようだ。
 こんな経験は初めてである。今まで「熟した柿」は食べられていたが、一度に残り全部を食べられてしまったのは初めてである。毎日2~3個ずつ、いっぷく時に、のどを潤していたのに、もう明日からは食べれない。
 
 今日夕方、家のそばにある近所の柿の木に30羽以上のカラスが群がって柿を食べている現場を見つけた。この調子では集落の柿の木は順番でやられてしまうだろう。渋柿はまだやられていないが、渋柿も霜にあたって熟すとやられる。
 来年からは、適当な時期に全部ちぎっておく必要がある。

 

 朝方、猟師さんが池のカモを撃ちに来た。そして田んぼを見て、ここにもイノシシが出とると言われたが、今、この周辺の集落ではかなりイノシシの被害が出ているらしい。
 猟師も農民と同じく、若い世代の「なり手」が少ないらしい。銃もいるし、免許の更新料も高いし、更新のための講習があるし、猟犬も飼う必要があるなら、カネと時間に余裕がないとできない。
 猟師が減る一方なら、農民は自分で猟の免許を取って自衛する必要がある。銃は無理でも「ワナ免許」なら何とか取れるらしい。
 あまり費用と時間がかからず、被害がもっと拡大するようなら、「ワナ免許」も視野に入れる必要がある。




 「経済を成長軌道に乗せる」とか、農業の「規模拡大」とか、世の中は相変わらず、成長路線に固執しているが、「足るを知る」ことなど、経済の世界ではありえないのだろうか。平行路線とか縮小路線があってもいいと思う。かえってそうした方が環境にもよいと思う。
 人間なら、高齢になれば自分の人生の縮小路線に入ると思う。地球もすでに高齢化しているので、縮小路線が本気で論じられる必要がある。
 

 そこでちょっと考えてみたのが「耐用年数」。産業革命後の近代の工場製品の耐用年数はあまりに短い。そして前と同じ物を買おうとすれば、内容がいつのまにかグレードアップして、より高くなっている。こんなことを繰り返していると、人生に休まる時がない。年老いても稼ぎ続けないと「製品の買い替え」ができない。「もう買い替えはこれで終わり」ということがなく永遠に続く。資本主義はこんな社会である。

 永遠に続く「買い替え社会」からドロップアウトしようにも、すでに手離せなくなった「文化的必要最低限の生活」。

 しかし製品の買い替えはまだよい。ひとたび導入されたシステムの利用料金も上がり続ける。国民年金保険料、国民健康保険料、固定資産税、上水道料金、下水道料金、電気代、ガス代、電話代、消費税。
 車両も田舎では無くてはならないものであり、車両関連費は極めて高くつく。車検費用、任意保険料、税金、燃料、買い替え代。 
 

  自分の意思に反して「企業組織の中の椅子」を失うと、経済力も失い、買い替え社会からもはじきだされる。
 資本主義社会の人間は、18才もしくは22才という年令で、組織の厳しい選抜を受け、その時点で組織の「下僕」という地位を受け入れざるをえなくなる。そして定年まで辛苦刻苦して企業組織のために尽くす。
 組織はすでに特別の人格を与えられたかのように、組織のトップをも追い出す権威を有する。結局、高度資本主義社会では組織のトップも一労働者に過ぎなくなるが、その一労働者は、組織を守るべき権威を与えられた労働者でもあるので、組織の存続のためには、個人の命よりも組織の論理を優先する。

 山陽新聞では「シューカツ」によって、より待遇のよい組織に入るためのテクニックを教えているが、18才か22才で、その人の人生が決まってしまったかのようなレールが敷かれる。レールの上をうまく走り続けることができなければ、資本主義社会の落伍者の烙印を押されてしまう。
 農民は資本主義社会の落伍者である。うまく組織に「はまる」ことができなかった。
 資本主義社会から一旦ドロップアウトすると、元の社会にはなかなか復帰できない。


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コメント

ぷっつん!

農民は資本主義社会の落伍者である。

削除してください。

  • 2008/11/18(火) 23:08:46 |
  • URL |
  • 怒りのどんちゃん #-
  • [編集]

すみませんでした

ルポライターとは綿密な取材を通して
記事をまとめると聞きました。

農業ルポライターへの道を開いてくれること
お望みのようなのでそれなりの取材の結果なのでしょう
「農民は資本主義社会の落伍者である」
という文面は。。。

ぼくは、取材も何もしていません
すべての農民の代弁者でもありません
ブログというメディア上で著者に対して
削除を希望するコメントを投稿したこと
深くお詫び申し上げます

どうもすみませんでした。

  • 2008/11/27(木) 20:53:41 |
  • URL |
  • どんちゃん #-
  • [編集]

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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