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あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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初霜

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 11月19日、今朝は初霜だった。寒さがいきなり来た。17日の月曜日までは、11月と思えないような暖かい日が続いたが、昨日から急に寒くなった。タマネギを定植していたが、あまりに寒くて、耳と口がかくれる毛糸の帽子を取りに帰った。明日は霜が降りるなあと思ったら、案の定だった。
 
 左からヤーコン、サトイモ、スイートバジル。初霜にあたると、熱湯を浴びせられたように茎葉が萎える。春夏野菜は初霜の朝、フィナーレとなる。

 当地の初霜は例年、勤労感謝の日前後だから、早過ぎることはない。ただ、初霜の前に「うっすら初霜」という「ごく弱い霜」が1~2回あってから今朝のような「初霜」を迎えるパターンが多いので、今年は予行演習なしのいきなり本番だった。

 明日はサトイモとヤーコンの地際の茎を刈り、株元に籾殻をかぶせて霜除け(保温)をするつもりである。



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 レタスも春夏野菜であるが、レタスは寒さには比較的強い。毎日のように霜が降り始めるまでは、何とか出荷できる。
 右はサラダホウレンソウと、普通のホウレンソウ。この2種類は同じ日に種を蒔いて同じ日に定植したが、生育にこれだけの差がある。サラダホウレンソウは、普通のホウレンソウの半分ほどしか目方が取れない。
 ホウレンソウ等の秋冬野菜は霜にあたってからがおいしくなる。自分の場合は、エンサイとツルムラサキが初霜で終わるとホウレンソウにバトンリレーできるように、種蒔きの日を決めている。



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 昨日、タマネギを1300本ほど定植した。同時に春キャベツを90本ほど定植した。

 
  
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 今日、ソラマメを30本定植した。エンサイの株間やオクラの株間に定植した。肥料は3月に、エンサイやオクラが植わっていた株元に液肥を施す予定だが、去年は無肥料でもよくできた。マメ科なので肥料は少しでよい。


  
  
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 ハーブの内、タイム類、ミント類、セイジは常緑草であるが、レモンバーム、レモングラス、レモンバーべナは霜に弱い。それでも11月いっぱいくらいまでは出荷できる。
 スイートバジルは今朝の霜で終わったが、イタリアンパセリとローズマリーは常緑草。
 ミント類だけは、薄い毛布のようなべた掛け資材をかぶせて霜除けをしようと思う。



生分解性マルチ(土に戻るマルチ)


農家が生分解性マルチに求める改良点のアンケート

コストが高い48%
強度が弱い25%
分解時期が分かりにくい20%
その他7%

 通常のポリマルチに比べて、価格が約3倍する点が、普及上のネックとなっている。(農業新聞11月19日)・・・5年ほど前に1度だけ使ったことがあるが、その時は約4倍していたと思う。2倍ほどなら、ぜひ切り替えたい。
(1)ポリマルチをはがす手間
(2)ポリマルチを産業廃棄物処理場へ持参する手間
(3)廃棄処分料もかかる
 だから、2倍くらいなら、生分解性マルチの方がトータルで安い。

 年間4万トンあるマルチ市場のうち、生分解性マルチの占める割合は、今年度3.6%の見込み。10年以上前に商品化されたが、普及率は低迷している。



食の安全で意見交換(3府省と消費者団体)


※内閣府の食品安全委員会
※農水省
※厚生労働省
※全国消費者団体連絡会

「農家は自家食用の野菜には、農薬を使わないといううわさは本当か」という消費者の率直な質問について・・・

 家庭菜園をしている人は意外と農薬をよく使っている。除草剤を使っている人の割合も高い。そして、身体的に楽なので化学肥料が主体になっている。これは当人の安全性に対する感覚の問題であり、個人差が大きい。

 大規模なスペシャリスト農家なら、ありえる話かも知れないが、ボクのような少量多品目のワンパック宅配では、それはありえない。そんなことをするのは面倒すぎる。

 今年もアブラナ科野菜には農薬を使ったが、一番その野菜を多く食べるのは我が家であり、我が家以上に多く食べるのは「ニワトリ」である。野菜の外葉や出荷できないようなひどい野菜は全てニワトリ行きなので、卵を通しても、最も我が家に影響が大きい。

 当地では毎年ダイコンサルハムシの甚大な被害が出て、無農薬が難しくなった。壊滅すれば「食べ量の野菜」もない。今の自分の技術レベルでは農薬を使わざるをえない。

 しかしその使用量は、スペシャリスト農家に比べたらもちろんのこと、近所の家庭菜園の人よりも少ないと思う。

 ただ、完全無農薬の人もいるので、どうしてもそういう野菜が欲しければ、そういう野菜を購入したらよいと思う。

  時々思うことだが、消費者の中には、食べ物は「他人が作るもの」と錯覚している人がいる。あまりに「世の中の分業」が進んでしまったので、そう考えるのかも知れないが、薬味のネギとかニラとかは、プランターでも簡単に作れるので、これだけでも自分で作ってみるとよい。そうすれば、
(1)プランターに入れる土の問題(安全性)
(2)肥料はどうするか、肥料の安全性
(3)水をどうするか、水の代金
(4)日当たりや日陰の問題
(5)こんな場所でもどこからか虫がきている
 いろんな現実に遭遇すると思う。

 全てを他人に依存するのでなく、野菜のほんの少しは、自分で作ろうという一歩を踏み出さないと、なぜ生産者は農薬や化学肥料を使うのか、その理由が見えてこないと思う。


     
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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・アゲ、鰯団子
レタス
ひじき・・・アゲ、ニンジン


 

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コメント

「農家は自家食用の野菜には、農薬を使わないといううわさは本当か」という消費者の率直な質問について・・・

そんなことはないです。うちの近所でも、使わない人はよほど有機こだわっている人か、昔から出荷せずに自給用、農業をしているという意識の無い人だけです。

農薬が危険という意識もあまりないみたいです。そういう意味では直売所の野菜が不安です。専業農家は、もし抜き打ちで違反がでたら出荷停止、産地なら産地ごとアウトですから、かなり気をつけていると思いますが、少量、小遣い稼ぎに直売所へ出す人は、そもそもそれほど薬に詳しくないし、これだけ種類と使用法、使用期間(出荷何日前まで可、等)を熟知しているとは思えない。
農薬は裏にあるラベルが大事(ラベル主義)ですが、お年寄りにあの細かい文字が読めるのでしょうか。ちょっと残ったから使ってしまえとか、多く撒いたほうが良く効くとか、そういうレベルで使ってるのでは。
何種類も野菜を作れば、それこそ何十種類の薬が必要ですが、使い分けるのも大変。ポジティブリストも知らないみたいですし。
かなり適当にやっていると思います。逆にいえば、自分も家族も食べるのだから、極端に無茶な、危険な薬は使わないと思いますが、無農薬ということはありえないです。
神経質になりすぎるのも問題では。安くて、美味しくて、安全なものを手に入れるには、それなりの努力が必要です。

  • 2008/11/20(木) 08:18:27 |
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  • ゆったりファーマー #-
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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