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あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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WTO、農業新聞と朝日、逆の論説

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 物置の東側を一部「金網」にしているのは、ここでもニワトリを飼うつもりだったから。つまり、卵が切れないように、ヒヨコが大きくなるまでは、10羽ほど残して、ここで飼うつもりだった。

 面積的には100羽ほど飼える。物置の南側のキーウイの下と、東側を金網で囲えば、12坪ほどある。
 飼わなかったのは、
(1)エサの問題・・・30羽でも自給率は5割ほどだから(5月~10月はコゴメが切れる)
(2)青菜の問題・・・毎日与えるなら30羽ほどが限度
(3)卵の販路の問題・・・10個、500円で売れそうにない
(4)淘汰の問題・・・30羽以上になると自分で絞めれない
 

 日本の大規模養鶏では、最初から「エサの自給」という概念はなく、輸入飼料を購入するという発想である。そこには、永遠に輸入飼料が安価で手に入るという考えしかない。これほど不安定な状況はないのに。
 
 エサの自給がもっともらしく騒がれ始めたのは、輸入飼料の高騰を受けてからである。「エサの安全性」という思考もきわめて乏しい。
 
 青菜を与える発想など最初からない。産卵率に関係ないらしいから。


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 エンドウが掘り返されたり、食われたりしていた。被害率3割ほど。

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 ワケギまで掘り返されたり、食われたりしている。この冬は、ワケギの他にホウレンソウ、イタリアンパセリ等、こんな物は食わないはずと思うものまでやられている。イノシシ?それともシカ?どちらかわからない。

 もう少し様子を見て、エンドウにもホウレンソウのようにべた掛け資材をかぶせる必要があるかもしれない。

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 場所が少し離れているグリンピースとスナップエンドウには、今のところ被害はでていない。

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 こっちの小麦は畝を荒らされていないが、ビール麦はまだ発芽していないのに、畝をかなり荒らされている。

 2年4ヶ月前まではイノシシの被害は全くなかったのに、あれから不規則にイノシシが出没し始めた。数年後はどうなるのだろう。考えると落ち込んでしまう。近辺ではブドウのような果樹も防御が大変らしい。
 
 資材の高騰、飼料の高騰、肥料の高騰、燃料の高騰、温暖化による気象の過激等、今年はいろいろあったが、害獣の被害に比べたら、これらの被害の方がまだ救われると思う。

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 ハーブの「ディル」もかなり霜にやられた。ディルは少し背が高いので、トンネル支柱をして、その上からべた掛け資材を二重にしてかぶせれば防げたのに、そのちょっとの一手間に身体が動いてくれなかった。


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 ネギが肥切れ。10日ほど前、メタン菌液肥を施したが、ちょっと遅すぎたかも。

 

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 キャベツの隣にはびこっているのは、ハーブのジャーマンカモミール。タマネギの病虫害を防ぐという効果は見られない上に、雑草化して困る。ただ、花がきれいなので、今年もタマネギの通路にこれから植える予定であるが、花が咲いた後、種が落ちるまでに早めに抜いて枯らす必要がある。

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 ロケットもダイコンサルハムシの食害が例年になく多い。
   

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 左からハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン。

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(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・アゲ
ダイコンおろし、ホウレンソウのおひたし
ウインナー・・・お歳暮でもらった


 
 気分が高ぶったり、逆に落ち込んだり、そんなことを繰り返しながら1日が過ぎる。

 現代人は土や森から離され過ぎている。資本主義(経済至上主義)は、人間やニワトリを大地からますます引き離していく。
 
 まずニワトリを「ケージ飼い」という身動きできない虐待から開放して、大地の上(つまり、自由に動ける飼い方)に戻してあげないと、大半の人間も大地には戻れない。なぜなら、人間もニワトリも同じ資本主義精神(儲けオンリー)の中で生かされている同じ動物なのだから。



WTO貿易交渉
 
 
 WTOの貿易交渉では、農業新聞と朝日新聞では、全く逆の論説である。

農業新聞・・・主張を貫き、合意急ぐな。

朝日新聞・・・保護主義を封じ込めよ。日本はコメや小麦、バターなど農産品に対する高関税の大幅引き下げを求められている。当然、農家の反発はある。しかし、世界経済の現状を考えれば、きめ細かい支援策をとりつつ受け入れるべきだ。

 結局、朝日新聞が書いているような方法で交渉は決着するだろう。この場合、関税引き下げ分は、「補助金」でカバーされるようになるだろう。
 
 貿易の自由化は、各国がそれぞれ国内産業の「痛み」を受け入れて初めて実現する。だから交渉を先延ばしすればするほど、世界同時不況が深まって国内産業が苦しくなり、各国内の調整がますます難しくなる。
 自由貿易を維持しようという世界の合意が消えうせれば、世界貿易は縮小へと逆回転する。それは経済危機への回転速度を速める結果となろう。保護主義がやがて世界大戦に発展した戦前の歴史を忘れてはならない。
(朝日新聞12月17日)

 日本は貿易立国だから、なおのこと、農業交渉で足をひっぱってはいけないような気がする。工業製品では相手国に関税引き下げを求め、農作物では逆に、関税をかけるというわけにはいかないと思う。

 すでに農水省は、政策の方向性については、高い関税で守る「消費者負担型」から、税金で所得補償する「納税者負担型」に転換する必要性を指摘した。(農業新聞12月17日)


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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