あめんぼ通信2008

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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日本の農業、明確な展望が必要

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 麦の成長を見るのが、毎日の楽しみになっている。麦はやはり冬の風物詩である。風物詩にするためには、畝立てをして2条蒔きにするのがよい。ばら蒔きして作る麦は風物詩にはならない。
 
 稲に比べて麦の記憶が少ない。小学校の低学年の頃までは、当地でもたくさん麦が作られていたように思う。麦といえば「ひばり」だが、今でもひばりがいるのだろうか。鳴き声をほとんど聞かない。


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 レタスとニンニク。レタスはこの状態で冬を越し、3月中下旬に定植する。


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 ソラマメは30本ほどしか植えていない。苗はたくさんあり、植える場所もたくさんあり、ほとんど手間もかからないので、もっと植えてもいいが、ソラマメは病気発生が多いので、あまり作らなくなった。


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 日暮れにニワトリを物置に入れるために、もう一度、田んぼに来るので、夕暮れの画像が多いです。
 
 歴史は繰り返すというが、田舎の家々で、もう一度10~20羽養鶏が復活する道はないだろうか。5万~10万羽養鶏の「ケージ収容所群棟」からニワトリを開放して、土の上に戻してあげるには、多くの村で10~20羽養鶏をもう一度復活させるしかないと思う。


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 左の画像のように、セイジは寒さに強い。キャップをかぶせているのはレモングラス。去年はこれで冬越しできたので、今年も同じようにした。1株冬越ししてくれれば、株分けで10株ほどになる。



日本の農業、明確な展望が必要

 今日の山陽新聞にJAの大きな広告が入っていた。「この子が大人になる頃、日本の食卓はどうなっているのだろう」。日本の農業に「明確な展望が必要」という見出しだった。

 認定農家、農業法人、集落営農等、日本農業は大型化、専門化、機械化して、より資本主義的な農業にシフトしようとしている。これはニワトリがたどった道と同じであるが、ニワトリの方が「システム化」が簡単だったので、早くそうなっただけである。

 農業のこういう路線は「失敗」ということが、20世紀の後半世紀で立証されたと思うが、懲りもせず、大規模、機械化、集約化を目指そうとしている。
 
 地球温暖化の防止、農的癒し、土への回帰などを求めるには、逆にもっと縮小して、少量多種類、旬に忠実に、燃料や資材の使用を控え、農薬や化学肥料の使用を少なくし、水の無駄使いをしない、地域に則した農業をしていく必要がある。1人(1社)に集中するのではなく、100人に分散していくのが、21世紀型の農業である。

 分散していくためには、どうしたらよいか、その方法を考える必要がある。

 農協は、農協の利益につながる農業(者)にしか目を向けない。この19年間、農協とは全く関係なく農業をしてきた。
 もちろん親の代からの農協組合員であるが、稲は作っていないし、野菜は直接販売だし、農薬や化学肥料はほとんど使わないから購入する必要がないし、農業資材はホームセンターで買うことが多かったし、農業は学校や指導員や参考書から学ぶものではなく、自分で土の上で作りながら、作物やニワトリを見て学ぶものだという言葉に共感したので、そのようにやってきた。「もと百姓」の父が、スタート時の3年間は元気だったのも恵まれていた。

 収入的には厳しいが、自分のような農家が「雨後の竹の子」のように出現すればいいのにと思う。

 客観的に考えると、もし自分に才能があったら、ワンパック野菜に留まることなく、特定のスペシャリスト農家に農業形態を変更していただろうと思う。
 
 農業は向いていると思うし、好きであるが、才能が伴わなかった。

 才能がなかったゆえに現状を変えることができなかったが、結果的にはそれがよかったのではないかと思う。

 専門的に追求しすぎないように
 
 あまり面積を広げすぎないように
 
 あまり機械に投資しすぎないように
 
 自然に抱かれた農業をするようにした方がよい
 
 
 農業はこの時点で留めて、あまり深く突っ込み過ぎない方がよい
 
 どっぷりつかるのではなく、通りすがりにちょっと楽しむのがよい

 
 農業ははっきりと二極化の様相を呈してきた。

 少数の農業者(法人)に集中するのではなく、小規模農業者多数に「分散」していくという考え方が、21世紀の「食糧リスク管理」に必要である。

 その方が、温暖化防止になるし、癒しの空間を数多く確保することにつながるし、景観の保持になる。

 21世紀は土へ回帰する世紀になる。生きていくための食べ物は、それぞれの人が、最低限は自給していく必要がある。「分業」と言う考え方は、食に関しては棄てた方がよい。

 少数の農業者(法人)に補助金を集中させることなく、多くの小規模農業者を育てることに補助金を使っていく必要がある。 

 とにかく、補助金がどこにどう使われるのか、不明瞭ではいけない。補助金は徹底して情報開示される必要がある。

 日本農業の明確な展望を見据えて、補助金をどのように使っていくかが今、問われている。

 
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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